2021年12月31日金曜日

【自分編】大晦日の夜に、2021年を総括する!

今年最後の更新となるかも、です。今年1年を振り返ります。

2月12日 の記事です。→ ストイックな日々。データサイエンティストを目指す!

例年の様に、ダラダラと目標を書くのをやめて、単一目標としました。結論から言うと、今年は120点の出来だったと思う。軽く説明します。

1.

PythonやJavaScriptを始め、いくつかのプログラミング言語をマスターして、使いこなせる様にもなりました。この「使いこなせる様になった」と言うのが、自分的には非常に重要であり、今年6月に開発したアプリは、実務でもガシガシ使えるレベルであり、私個人にとっても、所属会社の数名の同僚にとっても、飛んでもなく有用なモノとなりました。

尚、このアプリのサンプルコードは、IT技術者のサイト(QiitaやGithub)にもアップしております。→月初エクセル集計処理を完全自動化し、100人日掛かっていた作業を一秒で処理した話。【完成版】

例年、何となくコードを勉強しておりました。技術書を読んだり、サンプルコードを書いていたが、自分で実際に業務アプリを開発して、業務効率を冗談じゃなくて、1000倍位にアップさせた訳で、とても大きな飛躍でした。大満足です。

ただ、アプリ開発の世界は、進化が光速な上に、とても深いので、果てしない継続勉強が必要な訳で、気は緩められないと思っております。

2.

で、もってこのアプリ開発絡みで、年明けから転職することになりました。詳しくは、今年11月にアップした複数記事に記載しました。→【アラフィフ男の挑戦、最終章】やりたい事とは、より具体的に何なのか?

転職先は、世界中のIT技術者が一度は憧れる企業であり、私にとっても夢の様な転職なのですが、「いい会社に転職できた!」と喜ぶ年齢でもないので、そこは肝に銘じようと思う。まあ、アプリ技術者として、また国際ITビジネスマンとして、真価が問われる転職だと思っているので、今まで以上に気を引き締めて、IT技術にコミットしたいと思っております。

3.

知り合いのIT技術者仲間に、今回の転職先を伝えたところ、ほぼ全員から、「今後、是非、情報交換の上、協業へと向かいたい。」とのお誘いを早速(まだ入社前なのに)、頂いており、誠に光栄です。私が凄いのではなく、転職先がグレートなだけであるのは一時も忘れてはならないが、幸先の良いスタートだとは思う。

そんな訳で、2021年の目標として、「データサイエンティストを目指す!」と、年初に書いたが、自分的には、データサイエンティストの知識を含めて、アプリ開発に於いて大いに飛躍できたと思っております。だから、120点です。

尚、あと数時間で今年も終わりな訳で、書類上はあと数時間は現在の会社に所属していることになります。ただ、私は昔から、「人生は一期一会」だと思っているので、数名の例外を除き、前職の会社の人と個人的に連絡を取り合うことはありません。

ただ、現在の会社では、魅力的な方とも何人かは知り合えたので、その縁(あくまでもビジネス上での付き合いだが)は、大事にしてゆきたいと思っております。

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公私の「公」は、こんな感じですが、「私」の方も少し書いておきます。小2の長女も、3歳の長男も、今年は風邪ひとつ引くことなく健康そのものでした。妻も、元気一杯だったし、まあ幸せな一年でした。

特に、長女に関しては、今年2月に英検3級突破(【教育論】 小1の娘の英検3級の結果を晒します!)、今年11月に英検2級突破(【教育論】小2娘の英検2級最終結果のスコアを晒します。)をしました。

素直に凄いと思う。私も娘に刺激を受けて、英語の勉強を加速しており、今年は数段レベルが上がったと思っております。(米国英語の各地の訛りが理解できる様なった。) 

兎に角、今年は公私ともに最良の年の一つでした。2021年を忘れません!

2021年12月24日金曜日

【ITで快適生活】HP250 G6のメモリー増設(4GB→8GBへ)をした話。遅すぎる古いWindows PCの高速化に成功!

さて、前職の会社は既に最終出社を終えており、会社PCも返却済です。従って、久しぶりに自宅にある個人PCを引っ張りだして、動かしたのですが、あまりにも遅い。

HP 250 G6という2年半位前に購入したモデルで、当時、確か3万5千円だったと記憶してます。スペックは、HDDは500GBで、メモリーは4GB、CPUはIntel Core i3ですが、如何せん遅い。そう言えば、購入直後から遅くて、殆ど使ってませんでしたなあ。。。




そういう訳で、まずメモリー増設を試みました。尚、HPのこのモデルに限らず、ノートブックPCは、基本的にユーザーによるメモリー増設とかは認めておりません。
PCを分解して基盤をいじくる必要があるが、これをやった瞬間に、当然ながら、メーカー保証対象外となります。

そんな訳なので、メモリー増設は自己責任になりますので、お気をつけ下さい。まず、このノートブックPCを分解するところから始めます。このビデオが完璧です。この通りの位置にねじがありますので、10個くらいのねじを外して、基盤をオープンします。



ビデオの7分5秒付近にある様に、メモリーを追加します。因みに、ノートブックPCのメモリーですが、普通の量販店では売っておりません。これを購入するには、秋葉原に行くしかないです。

独身の2000年代中盤頃は、ドスパラとかのPC専門ショップに週末丸一日、入り浸っていたこともあるので、私にとっては懐かしの秋葉原ですが、今日は、娘を連れて、車でサクッと行ってきました。ヨドバシ秋葉原が駐車場があるので、そこに車を止めて、超速攻での購入です。

で問題となることが多い、メモリー増設です。
これがこのマシンのスペック表になるのですが、要は、「DDR4の2400MHzなら、動くんじゃねえの?」と考え、店頭に置いてあった、”SODIMM DDR4 PC4-19200 4GB” を購入。

購入でアキバまで行ったので、時間は掛かりましたが、先ほど、作業完了しました。
今、メモリーは8GBに増速されて、非常に快適です。
(下記の様に、タスクマネージャーでも増速が確認できてます。)



まあ、やはりPCもキチンとメンテしないとダメですね。
ただ、たった2500円程度で、使い物にならなかったPCが復活したので、満足してます。

2021年12月23日木曜日

【長文】「どうやれば、我が国は熾烈な国際ビジネス界で生き残る事ができるのか?」を考察しました。

<序文>

まあ、私も人並み程度の愛国心は、勿論あります。だから、我が国が何かしらの経済分野で、世界でプレゼンスを示して欲しいと思っている。

ただ、「一体、我が国はどう国際経済の中で生き残っていくつもりなのか?」と、知り合いの複数の霞が関の高級官僚にも、呑み会や食事会で何度も聞いたのだが、彼らも全くビジョンがない。恐らく、彼らは手元の仕事を細々と処理する事には長けているが、「国家100年の計」を米国や中国のエリートの様に考える事ができない。(そう言う風に教育されていない。)そんな訳なので、「俺が考えました。」と言うのが、この記事の趣旨です。


<結論>

ズルズルと我が国が後退しているのは痛ましい限りだが、私見としては、「我が国は何かの技術で世界をリードしようとか夢みたいな事を考えるのではなく、欧米の技術をチョコチョコとカスタマイズしたり、サービス化する事で生き残るのが良い。」と最近思うに様になってきました。

悪く言えば、欧米企業の下請けだが、メリットとしては、高度な技術開発に資本を投下する必要もなく、「手堅く」稼ぐ事ができます。また、日本人の気質である「精密さ」を十分に生かす事もできます。逆に言えば、日本人には大胆さやドラスティックな発想も無いので、「世界をリードする高度な技術開発」なんて身の丈に合わない事は、最初から諦めた方が良い。

結論を先に書いてしまいましたが、下記では、少し掘り下げていきます。


1.

下記の記事は、IT関係の記事です。

ガバメントクラウドが新規参入に門戸、AWSやMSがベンチャーを支援する狙いとは

既にIT業界の大元は、全世界的に(中国を除く)、米国のメガIT企業に首根っこを押さえられておりますので、そこにぶら下がる事でしか、本邦IT企業は生き残る事はできない。つまり、日本のIT企業は、そうした米国メガIT企業が提供する基盤で、個別の顧客向けに各種システムを構築する再販業者と言う立ち位置しかできなくなってしまった。この部分は非常に手の掛かる部分であり、勿論、多少は儲かるが、大元はあくまでも米国のメガIT企業に抑えられており、「苦労の割には大した利益ではない。」と言うのが実情です。

エネルギーはオイルメジャー(Exxon, British Petroleum, Shell等)、穀物は穀物メジャー(カーギルやアーチャー等)が、世界の喉元を抑えている様に、IT業界も医薬品業界も、欧米系(特に米国系)が圧倒的な支配力を発揮し始めております。

まあ、米国のエリート(the best and the brightest)は、数十年後の世界情勢を見据えて、どうすれば世界を支配できるか? を考察し、それを実行に移している訳で、その長期的ビジョンに立った視野の広さは圧倒的であり、そこは我が国が永遠に敵わないと最近は痛感しております。

2.

一方で、日本人ビジネスマンは、最近、スケールが小さくなったと思う。残念ながら、我が国のビジネスマンは、国際情勢とか歴史観みたいなものは勿論、一般的な社会風潮や経済システムに関しても、語る事ができない人が多くなってしまった。

呑み会での会話でも、自分の担当する細かい作業の細部の話ばかりで、視野が狭すぎるし、会話の勢いもない。家族の事を話すにしても、そこから、日本の教育問題とか少子化問題とかに話が広がる事もなく、ただただ、自分の狭い世界での自分の話ばかりです。話すことがないなら、まだ芸能人のバカ話でも面白おかしく話すのなら良いのだが、そのノリさえも最近はありません。

3.

我が国は、こんな感じな訳で、「世界中から優秀な人材が常に流入し、多様な価値観の中で切磋琢磨していく米国ビジネスマン」には勝てる訳がない。トヨタの様なグローバル企業は、我が国にもまだ何社かは残っているが、数が圧倒的に少なくなってきている。(それに、トヨタでさえも、数十年前の世界での圧倒的なプレゼンスはもうない。EV化の濁流の中で、ほんの数年後にはトヨタでさえ危機的な状況になるのでは? と思っております。)

日本人として、勿論、日本企業には頑張って欲しい。けれども、ビジネスマンとしてのスケールを感じる事ができる本邦ビジネスマンが最近は、少なくなっていると思っている。まあ、それも含めて国力と言う訳なのであろうが。。。

4.

こうなってくると、繰り返しになるが、何かの経済分野で世界をリードすると言う事自体を諦めた方が良いのでは?と言う気がしてきました。そうではなく、欧米系企業の「下請け」としての再販業者とか、ちょっとしたカスタマイズだけをする修理業者みたいな存在もありだと思う。こうしたビジネスでは、大きな利益をもたらす事は出来ないが、大規模開発に必要な巨額投資をする必要もないので、デメリットばかりでもない。また、細かい作業をコツコツとやる必要はあるが、ここは我が国国民の生真面目さが生かせる部分でもある。

そもそも、大胆な発想を持って、世界を驚かす斬新なアイデアを打ち出すなんてことは、我が国のビジネス界では無理だから、そこは最初から目指さない方が良いだろうなあ。。。

<最後に>

決して投げやりになっている訳でも諦めている訳でもなく、現実的な方向性だと思っている。ただ、こういう「国家像デザイン」は、高級官僚とか政治家が考える事だと思っている。彼らが、「あ!」も言わないから、俺が考えました。

2021年12月20日月曜日

試行錯誤しながら生きる等身大のアラフィフ男を、これからも書いていきます。

また、有名女優(神田沙也加さん)が、自ら命を絶ったとの事です。私は以下の様に考えております。 

非常に多くの賛同(いいね)を頂いております。

こういう素朴なツイートに多くの賛同を頂くのは、少し意外ではあります。練りに練ったビジネス系のエッセイよりも、こういう「人間の儚さとか脆さ」を記載したツイートに需要があることに対してです。

ただ、この現象を考えてみると、少し思い当たる節もあります。と言うのも、有名ブロガーとか電波芸人はいつも、「人生最高にハッピーだぜ!」とか「俺は、こんなにスゲエーんだよ。」とか「お前ら、一般ピープルを教育してやるぜ!」って感じで、All Migthyでパーフェクトな人間を演出しております。

一般人が書く、Facebookやインスタグラムでも、「私は、こんなに輝いています。」と言う類のものが多いと思う。だけれども、実は、多くの人は(私もそうですが)、試行錯誤しながら、厳しい人生を突き進んでいる訳で、そういう表面的なキラキラよりも、「癒し」を必要としているのではないでしょうか?

そんな事を考えておりますので、ブログ名もツイッターも、「哀しみの貴公子」に名前を戻しました。意図的に「哀愁」を演出するつもりはないけど、これからも等身大の試行錯誤する国際ビジネスマンを表現してゆきたいと思っております。

ところで、上のツイートに記載した言葉ですが、フォローワーの方から教えて頂きました。1982年の東大入試英語問題であった様です。40年前の東大入試は、格調が高い!


さて、最後にアクセス数管理です。 

120万アクセスを一昨日(12/18)に突破しております。115万突破が10/1だったので、2か月と17日で5万純増です。

105万からの5万純増が40時間と言う記録がありますが、あれは異常値な訳で、3か月弱のアクセススピードは十分に速いです。

もう少し英語記事を増やそうかな。。。。

2021年12月17日金曜日

【駄】アラフィフ男の洗練されたド迫力に圧倒された話! >あなたは、銀座の若者向けバーで、20代OLを口説けるのか?

今週は、大学時代の友達との忘年会がありました。忘年会自体の感想は、こんな感じでした。4名でやりました。

↓    ↓    ↓

アラフィフ男の集まりらしく、こじんまりとした小料理屋で忘年会自体は行ったのですが、帰り際に、「貴公子よ。2次会に行くぞ!」と誘われて、結局、そいつとサシで行く事になりました。

立ち寄ったのが、銀座のど真ん中にある、若者向けのスタンディングバーなのですが、これがかなりオシャレです。(値段は、ドリンクが一杯1000円弱なので、そんなに高いとは思わないが、場所柄、中々イケている男女が多いので、プレミアム感があります。スタンディングバーなんて、20年以上行ったことがなかったです。。)

で、2人で軽く呑み始めたのですが、トイレで少し席を外して戻ったら、隣のテーブルに座っている、20代後半位のモデルの様な女性2人を、そいつがナンパしておりました。

そのナンパ手法ですが、ふざけてしているのではなくて、相手の目をしっかり見て、声を落として、しっかり口説いている訳で、パッと見てカッコいいと思った。

私は、同級生が口説いているのを、しばらく隣で眺めていたのですが、その2人の若い女性も会話に引き込まれている感じで、雰囲気が少し怪しくなってきました。笑

凄い話術だったし、雰囲気も非常に洗練された「大人のナンパ」です。映画を観ているようでした!!!

しばらく、横から興味深々で眺めていたのですが、タイミングを見て、「いやあ、オジサンの話に付き合ってくれてありがとう。おい、そろそろ帰るぞ。」とカットインしたのですが、そいつの発言がまた良かった。

「素晴らしい女性を見て、何もアクション取れなくなったら、男廃業だぜ。」との事。

「分かった。邪魔をするほど、野暮じゃないよ。でも明日は朝から、伊豆で接待ゴルフとか言ってたよな。ほどほどに引き上げた方が良いぜ。」と言って、私は一人帰宅しました。笑

あの同級生があの後、あのレディーとどうなったのか?は勿論、分からないが、あの「アラフィフ男の洗練されたパワー」に圧倒された。

非常にスマートなナンパだった! 

まあ、ヤツの事だから、銀座の行きつけの高級クラブ(若い娘が言った事の無い様なクラブ)にでも連れて行って、夜中3時くらいまで引っ張って、最後はタクシーチケットかなんか渡して、家に帰したんだろうなとは思うけどね。

まあ、色々と学びのある呑み会でした。

因みに、この同級生ですが、妻帯者です。

2021年12月5日日曜日

【憂国】 時代は劇的に変わっている。21世紀中盤の社会情勢を予測する。【一部、教育論】

<序文>

立憲民主党の代表選出選挙で、心酔していた小川淳也さんが落選しましたね。それはさておき、今回の衆院銀選挙と代表選出選挙で、彼の政治思想を改めて勉強しました。小川氏の思想は、要は分配志向ですね。

「経済的弱者に寄り添いたい。」と言う彼の思想は痛いほど分かるのですが、下記のツイートにも書いた様に、分配する利益をどうやって稼ぎだすか? に関しての言及がないです。恐らく、そこまで考えていないのでしょう。

多くの人同様に、小川氏も21世紀中盤の社会情勢を見通せていないと思っております。そんな訳で、私見ですが、今後、数十年の社会情勢を予測してみたいと思う。


1. 

向こう数十年の社会情勢及びビジネス界動向を予測してみましょう。何年か前からのBasic Incomeの議論の時から、言われているが、AIやIoTが更に高度化して、多くの人間は働く必要がなくなると思っております。

今現在、人間がやっている多くの作業や仕事を、IT技術を駆使したマシンがやる様になるので、大部分の人間(100人の内の99人)は、本質的にやる事がなくなる。つまり、「仕事」がなくなる。

一方で、人間の本質として、「社会の役に立ちたい。」とか「仕事をしたい。」と言う欲求もあるので、「マシンの補助としての人間仕事」と言うのは、残ると思う。例えば、どんな仕事かと言うと、駅の自動改札機をイメージすると良いと思う。人間のスタッフは、マシンの補助者あるいは管理者として、ただ待機している様な光景が全世界的に広がると思う。

自動運転車が街中を走り回わり、AIが自動的に交通整理をする様になるが、その交通管理システム全体を人間が補助者としてモニターする様な仕事が逆に生まれると思う。ただ、この現象は、別に人間スタッフはいなくても良いと言うのが、大切なポイントとなります。

まあ、サービスの向上の一つとして、人間をマシン補助者として機能させるような事は、「不可欠ではないが、別に邪魔でもない」ので、当面は残ると思う。(バスやトラックの運転手は勿論、タクシー運転手も、基本的にすべて不要になるが、万が一の異常時と言うか、乗客の心理的な安心感の為に、「何もしない人間」が運転席に座っていると言う状況は多分残るでしょう。)

今や、イオンのレジも、自動精算機が並んでおり、レジ係が消えておりますが、この光景は10年前には想像さえできなかった事です。因みに、自動車メーカーのテスラは、営業マン制度を廃止して、ネット経由での注文に切り替えております。トップブランド等の一部の例外商品を除き、営業マンも基本的に不要になっていくと思います。⇒テスラの成功が示した「営業マンはもういらない」の残酷な現実

また、「絶対に人間ではないとダメだ。」と言われる仕事と言うと、介護職とか美容師であるが、最近は、この辺でも一部はマシンが入り込んでいる。例えば、私が行く美容院では、シャンプーマシンがあり、美容師はマシンをセットするだけで、後は洗髪と言う重労働作業をマシンが全部やってしまいます。

2.

こんな感じで、非常に多くの分野でマシンが入り込んでおり、それは今後、ますます加速していきます。そうなると、新たな価値(=システム)を生み出す事が出来る、ごく一部の知的エリート以外は、本質的に働く必要はなくなる。

繰り返しになるが、「人間はマシンの補助者として、いても邪魔じゃない。」位の感覚になり、ビジネス活動や社会を回していくと言う面に於いて、多くの人間は不可欠な存在ではなくなってくると予測します。

一方で、価値を生み出して、世界にインパクトを与えられる天才は、100万人に1人とかになるでしょう。で、100人に1人の秀才が、取り巻きとして、その100万人に一人を支える構図となると思う。(逆に言うと、100人の内の99人は、基本的に何もする事がないし、経済活動と言う面においては必要はなくなる。)

そこまで見越して、Basic Incomeの議論がされていると私は理解しております。国民はBasic Incomeをメイン収入としながら、自分の趣味や「やりがい」を追求する様な人生を送る事になるだろうし、そこまでのモチベーションが無い人は、Basic Income収入で、「平均的な生活」を送る事になると思う。まあ、これが科学技術の発展による必然の帰結だと思っている。

3.

さて、こうなると重要なのは、100人に一人の価値を生み出す側にいる人たちです。(このグループの中で更に選抜が始まり、100万人に一人のスーパーエリートが生まれて、世界の人々を養う様な形になると思っている。)この100人に一人は、学業優秀は当然の事として、大胆な発想を持ち、それを実行する強い意志や精神力を持ち、体力や気力も強靭である事が求められます。ただ、もっとも重要な事は、倫理観が高く、いい意味でのエリート思想(ノブレスオブリージュ)を、強固に堅持している事が必須となります。

4.

おそらく、21世紀中盤になると、100人の内の99人は、週間労働時間は10時間程度になる一方で、100人に一人のエリート層は、今のサラリーマンよりもハードに働く必要があるでしょう。私自身は、21世紀中盤には完全引退していると思うが、自分の子供には、「価値を生み出す側」で、世界の富創出に直接貢献させたいと思っている。だからこそ、幼少時から厳しく教育をしております。精神的にもタフに育てたいと思っております。また、妻ともいつも話し合うのだが、親自身も厳しく律していきないとダメだと思っている。

<最後に>

そんな訳で、冒頭の小川淳也の分配思想に戻るが、誰がどうやって富を創出するのか?をもっと小川さん自身が突き詰めていかないといけないと思う。(ここを詰め切っていない様に見える。)

我が国と世界の富創出に貢献するスーパーエリートを育てる為の教育を我が国でも早急に実施しないと、我が国は世界経済からますます取り残されます。米国はもとより、インドや中国も、22世紀を見据えて、スーパーエリート養成に乗り出している訳で、我が国も、国家100年の見地に立って、真剣に考えるべきだ。