2012年2月29日水曜日

【週刊貴公子】 エルピーダ破綻。韓国企業の強さだけが際立つ。

まあ、エルピータ破綻の詳細は、至る所の記事に出ておりますが、貴公子にとっては、下記のInternational Herald Tribuneの記事に哀愁を感じましたねえ。(笑)


http://www.nytimes.com/2012/02/28/business/global/elpida-memory-japanese-computer-chip-maker-files-for-bankruptcy.html?ref=bankruptcies

(以下、引用)
==========================================
Elpida’s bankruptcy filing is the biggest ever by a Japan-based manufacturer and could signal the end of an era for a nation that once dominated the market for dynamic random-access memory chips.
==========================================

正にその通りです。
圧倒的な存在感を、半導体市場で占有していた1980年代の日本からは考えられない状況です。
この盤石と思われたマーケットでさえも、 今や、韓国SamsungとHynixで、世界市場の7割近くを占有していますからねえ。


NECと日立と言う強者連合が、エルピータ社を設立した1999年には、日本企業の本気度が見えて、狂喜しましたが、韓国企業の前には、ひとたまりも無かったと言うことで、無力感を感じます。

ただ、落ち込んでばかりもいられません。
ある意味、貴公子世代(40歳前後)以下が、主導となって、日本企業を強靭にするべき時期なのでしょうねえ。
あのソニーでさえ、51歳の若い社長が誕生した様に、今年は、有力各社でトップの大幅な若返りが見られますしねえ。。

正に、貴公子世代の真価が問われる、向こう数年になるでしょうね。
お互い所属企業で、日本経済浮揚の為に、死力を尽くしましょう!
血勝!

2012年2月27日月曜日

【USCPA】 Bisk FAREは、2周目に入って入っております。

最近、USCPA絡みの記事を書いていないので、「さすがの貴公子も、諦めたのか?」と思われる方もいる様ですが、しつこさだけが取り柄の貴公子は、2回受験に失敗した程度では、全然、諦めません。(笑)

とは言いつつも、天才的な頭脳を持っている訳でもないので、大変、苦労はしておりますが。。。

兎に角、連結会計は多分、来年位から、日本のビジネス界でMustになるでしょうね。
必ず、今年中にパスし、来年は業務に生かす立場になります。

去年時点で、FAREに関しては、Wileyの問題部分を3周はしておりますが、今回の受験では、参考書兼問題集をBiskに変えて、勝負に挑みます。
Biskは、読み易いので、効率よく勉強できている気がします。

仕事の方も、年明け以降、激務となっており、勉強時間の確保でさえ、簡単ではありませんが、必ず4月にFAREとBECをパスする気概で最後の追い込みに入っております。
FAREは、あと2周で合計3周させ、BECは1周させます。

私と同じく働きながら狙っている人は、大変でしょうが、血勝の覚悟で頑張りましょう!

2012年2月26日日曜日

【書評】 芥川賞受賞作「共喰い」は、単に不快!

芥川賞作品と言うか、純文学自体が、少なくとも私には全く合わないのでしょう。

特に、この「共喰い」(田中慎弥著)は、一体、何を読者に訴えたいのかが全く不明ですなあ。
性的に倒錯した親子と、リアル過ぎて、文章全体から汚臭が漂ってくる様な地方都市の街中描写に、一体何のメッセージ性があるのであろうか???

純文学に、メッセイージ性を求めること自体が、間違った読み方なのかも知れないが、兎に角、読んでいて、気分が悪くなるだけの小説ですねえ。
「筆力がある。迫力がある。」と言うのが、受賞理由である様だが、単に、ゲテモノ小説以上の意味を見出せません。

ただ、そんなキワモノ小説が狭い文学界の中では、ある意味、最高の評価を受けた訳で、その意味で、文学界の常識や見識は、一般社会と遊離し過ぎているかも知れませんねえ。
かつて、芥川賞を受賞した石川達三とかの小説には、暖かみと言うか、癒し系の効用もあったと思うが、この共喰いは、読者を不快にさせるだけですねえ。
何の希望も、夢も得られない駄作と言い切る!
文学界自体に失望した。

そういう訳で、「貴公子は、純文学を読むのを止めます。」と今、ここに宣言します。
何度でも言うが、最近の文学界は、あまりにも内輪向け過ぎる!!!

一方で、他山の石としてなのでしょう。
「貴公子ブログにて、若手ビジネスマンに対して、今後も夢や希望を与え続けてゆきたい!」との
意を強くしました。(笑)
今後も、御愛顧を宜しくお願いします。

2012年2月24日金曜日

【週刊貴公子】 投資顧問会社破綻に思う。上手い話はない!

日経電子版等の各紙によれば、国内準大手の一角に食い込んでいる投資顧問会社が、実質破綻していたとの事です。


(以下、引用)
=========================================================
国内独立系の投資顧問会社、AIJ投資顧問(東京・中央、浅川和彦社長)が企業年金から運用受託していた約2000億円の大部分が消失した問題で、金融庁は24日、AIJに1カ月の業務停止命令を出した。
==========================================================

まあ、ITの仕事をやっていてもそうですが、「他人(他社)に、後は上手くやってね。(ITの場合なら、上手くIT構築運用してね。)」と頼んで、碌な事があったことがありませんねえ。(笑)
主体はあくまでも、自分であり、どうしてもアドバイスを貰いたい様な極めて特殊な部分のみ、ITベンダーにスポットで依頼するというのが、ITの業務委託の正しい姿ですねえ。

この投資顧問も同じかもしれませんねえ。
要は、他社(他人)に、「兎に角、上手くやって、俺の代わりに稼いでくれ!」と思う時点で、既に、甘いのかもしれません。
ちょっと前に、「安愚楽牧場事件」も日本でありましたが、兎に角、上手い話はあり得ないと言うことなのでしょう。
アメリカでもかつて、LTCM(Long Term Capital Management)とか、Bear starnsの様なふざけた投資顧問がありましたが、現在でも状況は一向に改善していないようですしねえ。

Bear Starns破綻当時のこの辺の記事はここ。
http://www.nytimes.com/2008/09/07/business/worldbusiness/07iht-07ltcm.15941880.html?pagewanted=all

貴公子は、投資活動は全くやらないが、もしやるのなら、自己の判断で、株なり為替に投資するでしょうねえ。
虎の子の金を、よく知らない他人(他社)に預ける事は怖くてできません。
自分でやる限りは、損しても納得できるでしょうからねえ。。

大体、投資顧問業と言うのは、どんなに美辞麗句を要しようとも、平たく言えば、「僕たちは優秀です。だから、赤の他人のあなたでも、カネさえ出資すれば、それに応じた分け前をやる。」と言うビジネスです。 申し訳ないが、そもそもが怪しい!
政府も規制を強化すべきです。

2012年2月18日土曜日

ブロガーの誇り!(駄)

本日は、未明から、NASサーバ機器更新の為、出勤しております。
待ち時間が長いので、暇ですねえ。

と言う訳で、待ち時間中に、集中的にブログ更新をします!(笑)
昔から思っているのですが、巷に溢れる「自称、ブロガー」に対し、苦言を申し上げたく。(大笑)

多くのブロガーが、威勢よく、ブログを開始して、良質な記事も沢山あるのは、承知しております。
よって、貴公子自身の「お気に入りサイト」に登録し、更新を楽しみにしているのですが、多くのサイトが、突然、何の断りもなく、更新を中止したりしている事に遭遇し、その度に、残念に感じております。

貴公子が登録するサイトは、英語勉強系、経営者系、ビジネスマン系、格闘技家系等、多岐に渡りますが、多くの方が、中途でブログ更新を無断中断してしまっておりますねえ。。。

たかがブログとは言え、インターネットと言う公器を使い、全世界に情報発信をした訳ですから、「執筆者が、突然死した!」とかの止むを得ない理由がない限り、ブログの無断中断は、反則ですねえ。(笑)

確かに、貴公子もUSCPA試験絡みの記事を書きながらも、2度も試験に失敗し、ブログ更新が辛い時もありますが(笑)、ブロガーのプライドに掛けて、それでもメゲずに更新を続けております。

「自称、ブロガー」の皆さんへ。
あなたの記事に勇気つけられている人も、沢山、いる筈です。
従って、そういう人達を裏切る様な、無断中断は、同じブロガーとして、どんなモノかと思います。
ブロガーの皆さん、辛くても、ブロガーの誇りを持って、更新しましょう!

【Olympus事件】 たった一人の異常者が会社を潰す!

オリンパスの粉飾決算事件に対しては、とうとう検察も重い腰を上げましたね。
独裁者で、「自己保身と欲望の権化」と化したモンスター前社長の逮捕により、この事件は、山場を越えたようですねえ。

http://www.nikkei.com/news/headline/related-article/g=96958A9C93819695E3E4E2E3978DE3E4E2E0E0E2E3E09F9FE2E2E2E2;bm=96958A9C93819695E3E4E2E6958DE3E4E2E0E0E2E3E09191E3E2E2E2

(以下、引用)
================================
オリンパスの粉飾決算事件で、東京地検特捜部と警視庁捜査2課は16日午前、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)などの疑いで、同社前社長の菊川剛容疑者(70)ら旧経営陣3人と、投資関連会社社長、横尾宣政容疑者(57)ら指南役とされる4人を逮捕、旧経営陣宅などの家宅捜索に乗り出した。日本の証券市場に深刻な不信を招いた事件は、証券取引等監視委員会も加えた合同捜査で、実態解明へのヤマ場を迎えた。
==================================
たった一人の駄目経営者が、会社を危機に陥れる(潰す)と言う事は、貴公子の元勤務先の拓銀も全く同じであったので、何だか万感の思いを持って、オリンパス事件を眺めてしまいます。(笑)
思えば、数年前から、本事件は業界内で囁かれていたにも関わらず、オリンパス社内で疑義を呈する役員は、菊川が、自身の私利私欲と自己保身の為に解任し、自分自身は高給を貰いながら、凄腕経営者の様に装いながら、適当に世間を欺き、誤魔化していたと言う状況です。

英国人の元社長のマイケル・ウッドフォード氏が、異様な意気込みで、捨て身になって、不正を糺す事がなかったら、菊川は、オリンパス社の「中興の祖」として、社史に半永久的に、祭り上げられていた事でしょうね。


当のウッドフォード氏は、激闘を重ねた中で、傷を負って、表舞台から撤退し、社員も世間から白眼視され、会社自体も独立での存続が不可能な状態となり、投資家も大損した事になるが、こうした事が、たった一人の欲望の為だけになされた不正の帰結だと考えると、何だか、諸行無常の感がありますねえ。

菊川よ!
自己保身の為だけに、オリンパス社だけではなく、日本企業全体のイメージを世界的に悪化させた罪は、万死に値する。
大震災の影響で、日本の企業がサバイブの為に、しのぎを削り、また、Global化の中で、世界の競合企業と戦っている戦闘中に、この足の引っ張りは、企業人として許せない。
正に、国賊!
塀の中で、たっぷり反省してください。
幸い、時間は、腐る程、ありそうですしね。(笑)

2012年2月17日金曜日

天皇陛下の一刻も早い御回復を祈念致します。

 陛下が本日、手術の為に、東大病院に入院されたとの事です。
(以下、引用)
=====================================
天皇陛下は心臓の冠動脈バイパス手術を受けるため、17日午前に東京大病院(東京都文京区)に入院された。手術は18日午前から始まり、5時間程度かかる見通しで、東大と順天堂大の医師団が担当する。手術が成功し、順調に快復すれば2週間程度で退院できそうだという。
====================================== 

昨年は、通常の公務の他にも、大震災関係で、御心を痛められた事が、御心労を蓄積されてしまった原因かと、御推察しております。
御退院の日まで、入院先の東大病院に向かって、毎朝、1分程度ですが、御祈りをさせて頂こうと考えております。
今年の御誕生日にも、皇居にて元気な御姿を拝見したいと、切に思っております。

そして、東大病院の医師よ!
貴方らの、ずば抜けた頭脳は、こういう国家レベルでの危機に於いてこそ、存分に発揮してほしい。
プロとしてのプライドと腕を見せてほしいと心からお願いします。

2012年2月10日金曜日

FTPサーバを緊急展開する方法

WindowsクライアントPCで、FTPサーバを立てる方法に関して、アップします。
(かなり、経験豊富なITエンジニアでも意外と、知らない様なので、アップします。)
巷には、"FTPサーバ for Windows XP" で検索すれば、怪しげなFreeソフトが大量に出てきますが、あまりにも、怪しいので、お勧めしません。(貴公子自身も使ったことはありません。)

例えば、Windows XPなら、FTPサービスを立ち上げるだけで、瞬間的に、FTPサーバを設定することができますので、このMicrosoft純正バージョンを使用した方が良いでしょうねえ。
詳細はこちら。→ http://www.home-network-help.com/free-ftp-server.html
Secure FTPとかFTPSとかではなく、非暗号対応のFTPサーバなので、本格的に使うのは、お勧めしませんが、FTPサーバを、緊急展開する必要がある場合は、一番、簡単な方法だと思います。

お試しください。

2012年2月8日水曜日

日本企業も、やっと貴族志向から離脱した様だ!(駄)


国際政治経済にフォーカスする貴公子サイトには、似合わない内容でしょうが、日経電子版に面白い記事がありました。

「書類審査の舞台裏 本当にある学生選別の手段 」と言う就活関連の記事です。
→ http://www.nikkei.com/biz/skill/article/g=96958A9C93819499E2E5E2E3998DE2E5E2E0E0E2E3E0E2E2E2E2E2E2;dg=1;df=3;p=9694E2E7E3E2E0E2E3E3E6EAE1E3

(以下引用)
==================================================================
最近は大学や学部はもちろん、出身高校でも絞り込みたいとの要望が増えています。
(中略)
出身高校で何を見るのか。「例えば、大学の付属高校からの進学では大学受験の厳しい競争をくぐり抜けていませんから」と担当者。
ぎりぎりの受験勉強をしていない学生を敬遠する企業があるのだという。
========================================

そうなるでしょうねえ。
貴公子は、一浪の末の慶應大学出身ですが、当時、驚いたのは、付属高校とかからエスカレーターで上がってきた来た同級生の方が、
明らかに、大学から入ってくる、入試突破組よりも、就職状況が良かったと言う事。

それも、慶應付属高校からよりも、慶應付属中学から、それよりも慶應付属小学校(幼稚舎とか呼ぶ)の順に、圧倒的に就職が良くなっていった。
確かに、幼稚舎上がりで優秀な奴もいたが、相対的に言えば、大学から入った奴の方が、圧倒的に優秀だし、人間力も高かったと思う。
それでも、就職活動では、付属校上がりが、異様な程、優先されておりました。
少なくとも、慶應では、そうでしたねえ。

私も就活中は、とても不思議でしたが、その後、社会で何年かサラリーマンをして、気づいたことは、「日本人の変なエリート信仰は異常な程、強い。」と言う事でした。
この場合の「エリート採用志向」は、「優秀かつ攻撃的で、人間力の高い真のエリート採用志向」と言う意味ではなく、「良家出身のボンボン好き」と言う意味でですがねえ。
超有名ブランドショップ等の採用とかなら兎も角、「世界に打って出て、カネを稼ぐ奴が必要な一般企業」が、「苦労知らずのぼんぼん」を必死になって、かき集めていましたのは、不思議な光景でしたねえ。。。

要は、日本企業は、ずっと、半分冗談で、ふざけながら、採用活動をしてきたと言う事だと思う。
そうしたふざけた採用活動が、ここ20年の不況下において、やっと見直されてきたと言う事でしょうかねえ。
超雑草出身の貴公子としては、ちょっと嬉しいですがねえ。

因みに、現在の会社で、貴公子も採用活動に携わる事がありますが、付属校出身者には、マイナスのHandy Capを付けて、採用活動に臨んでいます。(笑)
あれだけタフな大学入試をbypassしたのだから、国体レベルの選手だったとか、難関国家試験をPassしているとかの「実績」を、当然の様に、私は求めますねえ。。。

2012年2月1日水曜日

何ら皮肉でもなく、素直に賛同する!

大阪市長の橋下市長が、市長の退職金を84%減額したという、読売新聞の記事です。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120201-OYT1T00493.htm?from=main2

(以下、引用)

====================================
大阪市の橋下徹市長は1日、自らの退職金のカット率を50%から84%に引き上げ、大幅カットを決めた松井一郎・大阪府知事と同額の629万円に減額する方針を明らかにした。
(中略)
松井知事は府特別職報酬等審議会の意見に基づき、退職金85%カットの条例改正案を2月府議会に提出する予定。可決されれば、知事退職金629万円は全国最低となる。
=======================================

牛丼の安売り戦争の様に、知事や市長の給与や退職金引下げ競争が始まる気配ですねえ。
率直に、良いことだと思う。
そもそも、こんなに給与が高かった事が、あり得ない話の訳でして。。。

因みに、今から20~30年前はもっと凄かった。
小学生の頃、都内の公立小学校に通っていたが、あの当時でも、給食のおばさんが、40年の勤務を経て、退職するときは、3000万とか4000万の退職金をもらっていましたし。

公務員の給与引き下げの話になると、いつも公務員側は、「不景気な今だからこそ、公務員に高い給与を与えるべきだ。そうすれば、そのカネが、公務員により消費され、社会全体のカネ回りが良くなる!」と言う論理を展開するが、貴公子から言わせれば、この論理自体が、ふざけ過ぎ、舐め過ぎですねえ。
「どうして、我々納税者が、公務員から、カネをめぐんでもらわないといけないのか??」と言う問いに、公務員側は、どう答えるのであろうか???

公務員(特に、上級公務員)は、国家の為に働くという事自体に、満足してくれる様な人でなくては困るわけで、金銭目的でなってもらいたくはありません。
今回の橋下市長の英断が、公務員全体の給与引き下げにつながることを、納税者として、切に期待します。この辺のスピード感が、橋下市長のAssetであると思っております。
確かに、カリスマ性があるし、頭が切れると思う。今後に、期待したい。