2020年2月29日土曜日

【新型コロナウイルス】もう誰も政府の言う事を信じてないよ!

さて、貴公子の住んでいるは、東京湾岸エリアですが、マスクはおろか、トイレットペーパーやティッシュペーパーまでも品薄になっているとの妻から情報で、本日土曜日の朝、湾岸エリアでも屈指の規模を誇るイオン東雲店にジョギングで行ってきました。

まず、入店して驚いたのが、土曜日の朝と言う空いている筈のなのに、普段の土曜日の夕方よりも混んでいた事です。
土曜日の朝なのにゴッタがえす店内。
さて、早速、トイレットペーパー売り場に行きます。
御覧の様に、綺麗に空です。笑
勿論、ティッシュペーパーの棚も空です。 
キッチンタオルみたいな類似品も在庫ゼロです。
美しさを感じるほどの空棚

では、インスタント麺と言った保存食を買おうと思って、棚に行くと、こっちは空では無いですが、「ほぼカラ」です。
インスタント麺売り場
ちなみに、コーヒーフィルターが無いので買おうと思って売り場に行ったら、それも2袋だけが残っていた状態で、それを貴公子が買ったので、こっちも在庫ゼロになりました。
この2袋を買わなかったら、コーヒーが飲めなかった訳で、貴公子にとっては死活問題となっておりました。

そんな訳で、世間は、正にパニック状態です。
ただ、パニックを起こす気持ちも良く分かります。
と言うのも、マスクだって、政府は、「2月上旬にはマスクの品薄は解消する。」とか言ってましたよねえ。笑
今やマスクは、超貴重品と化しており、誰も入手できまさん。

本日の記事では、トイレットペーパーは潤沢だとか言ってますが、こういう盲言を信じる程、バカな人はいませんね。
「トイレットペーパー買い占めないで」 岡田副長官が呼びかけ

>岡田直樹官房副長官は28日午後の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大
>に伴い、一部地域でトイレットペーパーの買い占めが起きている状況について
>「産業界からは、これらの品物は潤沢にあると聞いており、現在も通常通りの生産、
>供給が行われている」と説明した。

まあ、安倍政権は、モリカケの時もそうだったが、口から出まかせを言って、その場をやり過ごす事しか考えていない。
サラリーマン社会に良くいるタイプだが、一国の首相としては、正に最低だと思う。
安倍政権は、国民の信頼を失っているよ。

2020年2月28日金曜日

【武漢肺炎】東京ビックサイトの展示会に行ってきました!

新型コロナウイルスで大騒ぎですね。
プロ野球のオープン戦、プロサッカー試合、コンサート等が次々と無観客や中止となっております。
そんな中で、東京ビックサイトで開催中の「スマートグリッドExpo」に行ってきました。
Expoの広告

この展示会は去年も行きましたが、去年は、人がごった返しておりました。
さて、このコロナウイルス騒動の中でどうでしょうか?
まず、最寄り駅のゆりかもめ線の国際展示場駅から空いております。
ガラガラです。
ゆりかもめの国際展示場駅から会場を望む。
会場に到着したのは、午後14時過ぎで、普段なら一番、ごった返している時間ですが、受付窓口も閑散としております。
いつもはごった返している筈の受付窓口

マスク着用していないと会場に入れませんとの掲示がありました。
また、会場への入り口で、空港みたいな体温測定器が設置しておりました。

さて、会場内に入ります。
IHIのアナウンス
入り口から入った直ぐの所にある、IHIの展示ブースです。
「諸般の事情に鑑み、このたびの出店を取りやめる事に致しました。」との掲示があるだけで、人はおろか、パネルもありません。
別のパターンでは、展示はあるが、人がいないパターンです。
「当ブース説明員不在のご対応について」との掲示があります。
パネルはあるが人がいないケース
体感で、パネルが展示されていて、担当者がいるのは、3割くらいか。
尚、コンパニオンまで用意しているブースは、ほぼ皆無で、いつもは溢れかえっているコンパニオンも会場全体でも、数える程度しかおりませんでした。

そんな感じなので、あの巨大空間がガラガラです。
ガラガラの空間


だんだんと、それらしくなってきましたね。
結局、どこでどう感染するかも分かりませんので、防ぎようもないと思っております。
武漢では、治療にあたっていた医師も何人か死亡している訳で、マスクは正に気休め程度しかなりません。
最終的には、個人の免疫力勝負と言う事か!


2020年2月22日土曜日

キーワードは、「挑戦しないリスク」

日経の記事ですが、面白かったです。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55611800U0A210C2I00000/
ミャンマーでビジネスを立ち上げた若い女性の記事です。

モデルとなっている村上由里子さんは、学生時代にあのマザーハウス社でインターンをしていたとの事です。
よって、記事中には、マザーハウスの事も、ちょっと出ております。
因みに、殆ど更新がない彼女の下記ブログですが、マザーハウス社の山口絵里子ブログと言葉遣いや書体がそっくりですね。→ https://yuriko-murakami.amebaownd.com/

さて、日経記事に戻ります。
特に、最初のビデオ部分の言葉が秀逸です。
キーワードは、挑戦しないリスク」

冒頭のビデオ部分の言葉を意訳します。
===========
最近の日本は、サラリーマン社会も含めて、『挑戦するリスク』ばかりにフォーカスして、後ろ向きになっている。
だから、世の中からダイナミズムが消滅し、結果として、『失われた30年』が継続中となってしまっている。
しかし、一方で、『挑戦しないリスク』と言うのが確実にある。
両方のリスクを勘案すれば、一歩を踏み出す事と言うのは、決して難しい話じゃない。
===============

良い言葉です。

2020年2月20日木曜日

「東京オリンピックは開催する。但し、全試合無観客試合だ!」

さて、猛威を奮うコロナウイルスの話です。
日本国内では、市中感染が広がっており、3月上旬開催の東京と名古屋のマラソン大会までが、実質、中止に追い込まれました。

ところで、夕方、ぼっ~としていると、どこから「東京オリンピックは開催する。ただ、全試合無観客試合だ!」と言う声が聞こえてきました。

あれは、空耳だったのであろうか?

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一方、韓国の大邱市で、感染爆発と言うニュースが入ってきました。
Coronavirus ‘super spreader’ at South Korean church cult sparks infection fears in Daegu city

最新情報では、死者は2000名突破です。

2020年2月16日日曜日

世界の公衆衛生上、WHOは、東京オリンピックは中止すべきだ!

さて、中国本土以外では、ダントツの感染者数となっている、汚染大国日本です。
South China Morning Postの最新集計は下記。



この日本の数字には、横浜港に停泊中のダイヤモンドプリンセスの乗客も含まれているのですが、最初から不思議だったのが、なぜ、CNNが最初から指摘している様に、”Contaminated Floating Prison" (汚染された浮かぶ収容所)と言う問題のある手を日本政府は選択したのか? と言う事です。

普通に考えて、上陸させて、分散して隔離すれば、こんなに被害は広がらなかった筈。
外国人の乗客やクルーも多く、正に国際問題化しておりますが、ここの部分のなぜ? が本当に分からなかった。

さて、ここに回答したのが、本日の朝鮮日報(日本語版)です。
⇒ 【萬物相】日本の五輪ノイローゼと「小さな武漢」

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横浜に停泊中の船「ダイヤモンド・プリンセス号」内の新型コロナウイルス感染者数がきのう(13日)218人に増えた。受診者中の感染率は30%を超える。1週間前の感染率は20%だった。まだ乗客3000人が検査を受けておらず、確定例がどれだけになるか見当が付かない。香港で降りた乗客1人が感染したと2日に通知があり、5日に感染者は10人と発表された。乗客数は多いが、これらの人々を下船させて分散・隔離した上で検査するべきだった。だが、日本政府はそうしなかった。船から降りた感染者が「日本の感染者統計」に入り、これが五輪を控えている日本のイメージに傷を付けるのではと心配したようだ。
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そういうことなのですね。
いつも思うのだが、安倍お友達内閣は、体裁を必死に整えるだけで、問題の本質からいつも逃げている。
WHOは、世界を救うために、東京オリンピックを中止すべきだ!

2020年2月15日土曜日

【長文】 俺が成功できない理由が良く分かった。笑

さて、通勤中の電車の中で読んだ記事があまりにも深すぎて、感動を通り越して、感涙しました。⇒ 佐藤優が説く「下品な人に心削られない働き方」

尚、佐藤優氏は、国後島のムネオハウス疑惑で、逮捕起訴収監された元外交官です。因みに、氏には多数の著作がありますが、処女作の「国家の罠」を始め、大方、読みました。どの本も、非常に知的で面白いですね。

さて、冒頭の記事に話に戻ります。

(引用1)
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十数年前くらいになりますが「勝ち組」「負け組」という言葉がちまたで盛んに使われ出しました。社会は経済的に恵まれる「勝ち組」と、貧困にあえぐ「負け組」の2つに分化していくということで、はたして自分がどちらの組に入るか? と衆目を集めました。
 勝ち組に入るためには何をするべきか、負け組にならないために何をするべきか──。雑誌や単行本、テレビなどでも盛んに取り上げられました。嫌な言葉だと思いますが、最近あまり聞かれなくなったのは、すでに「勝ち組」と「負け組」が決まり、固定化したからかもしれません。
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確かに、一昔前に「あなたも頑張って、勝ち組になろう!」みたいの本が沢山、出版されておりました。
その手の本は、ビジネスマンに人気があったし、私自身も数冊は読んだ記憶があります。
ただ、当時、言われていた「勝ち組」と言うのは、もっと広い意味で考えられてました。
つまり、「仕事を人一倍頑張り、自己研鑽に励み、人間性も磨き、周囲の信頼を得れば、みんな勝ち組になれる。全員は無理にしても、努力した人は、必ず勝ち組になれる。」と言った感じで、今となって見れば、『牧歌的」だったし、『衆人救済』要素が強かった筈です。

しかし、その後、「勝ち組」と「負け組」は、とんでもない変な比率で固定化されてしまいました。
勝ち組は、多分1%程度で、99%は負け組となってしまったと言う現実があると思う。
この辺の記載が下記です。

(引用2)
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私に言わせれば、現代の競争社会の中で勝ち残っている人は、特異な能力があるか、あるいは親の遺産を引き継ぎ、最初からスタートラインが違っているか、さもなければよほど図太く、図々しい人物であるかのいずれかだと思います。現代社会にあって、成功者の多くは「図々しい」人物だと言ってもよいと思います。それはマルクスがすでに100年以上前に指摘したことと重なっています。
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全くその通りで、イーロンマスクみたいな天才か、安倍首相みたいに爺さんが偉い人か、他人を蹴落とすのが平気な異常者(カルロスゴーンとか前東芝社長とか)と言った特殊な人しか「勝ち組」になれなくなった感があります。

昔の話ですが、付き合いのあった年の離れた社長がおりました。
日本人です。
世間一般では全く無名だけど、とんでもない富豪で、プライベートに飲んだ時は、「俺の個人名義の銀行預金だけで、とうとう100億円を超えた。不動産とか株式は別だよ。」と豪語しておりました。
彼は、地方都市のちょっとした企業のオーナーな訳ですが、呑み会では、「俺の会社には、毎年新入社員が数十名入ってくるが、採用選考には一つの『絶対基準』があるんだ。」と良く言っておりました。

貴公子 「どういう基準なんですか? 」

富豪 「中学校とかで、5段階評価ってあるじゃない。あれで言うところの評価3の人間を取ると言うポリシーだよ。」

貴公子 「え? 4とか5と言った優秀な人を取ろうと言うのが普通じゃないですか? 何で、あえて、『3の人』を採用するんですか?」

富豪 「その辺が、君みたいな学校秀才のダメなところんだよ(笑)。1とか2は、勿論、バカだから論外だ。日本語の読み書きも怪しいし、業務指示も満足に理解できない。一方で、4とか5の人間は、自分の頭で考えようとするからダメだ。上司が指示しても、『その指示は正しいのか?』とか、問題意識を持ったりするだろう。」

貴公子 「なるほど、上からの指示に何の疑問を持たないのが、3だから、使い勝手が良いと言う事ですね。」

富豪 「まあ、ぶっちゃけ、その通り。3の人間には、『頑張れば、必ず報いるよ。」とか言って乗せれば、疑わずに幾らでも滅私奉公する。かと言って、問題意識を持ったり、上司を出し抜こうとする機転もないから、非常に便利だ。逆に言えば、君みたいな問題意識をすぐ持つような人間は、絶対に当社に入れないよ。笑」

そんな様な会話でした。
その辺の自称知識人の綺麗ごととは訳が違う、富豪の本音が分かる有意義な会話でした。
確かに、自身に近い取り巻きを囲んだ呑み会では上の様に放言しておりましたが、自社の社員の前では、慈愛に満ちた好々爺の顔をして、日々の努力と素直さが如何に大切かを説いておりました。(あの2面性も正直、凄かった。)

この辺の事も、佐藤氏は述べております。
氏が素晴らしいのは、ここでマルクスの資本論を持ってくるところです。
私は、経済学部出身なので(専攻はマクロ経済)、マルクス経済学の理論書も昔、何冊か読みましたが、ここまで簡潔かつ的確に説明している解説に触れたことがありません。
正に、マルクス経済学の真髄でありますね。

(引用3)
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マルクスは資本主義社会の中においては、生産手段を有する資本家と、労働力を商品として資本家に売るしかない労働者の2つに分かれると指摘しました。労働者はどれだけ働いてもお金持ちになることはできません。それは資本家が労働者を商品と同じように扱い、できるだけ安い賃金で働かせようとするからです。この構図をマルクスは資本家による「搾取」と呼びました。
 ですからどんなに利益が上がったところで、資本家はそれを労働者に分配することはありません。どんな状況であれ、とにかく安く労働力を購入したほうが利益が上がります。資本家はつねに利益の最大化を図り、他社との競争を勝ち抜くために拡大再生産を行おうとするのです。
 利益の分配は、役員や株主との間で行います。労働者は人格を持たない商品ですから、分配する対象ではないのです。資本主義のこの構図を知れば、お金持ちになるには搾取する側、すなわち資本家にならなければダメだということがわかるでしょう。
 つまり、人間を人間として扱うのではなく、労働力商品として扱える人が資本家になれるのです。成功してお金持ちになるためには、他者を商品として扱える人でなければなりません。そういう人はどういう人でしょうか?  人を労働力商品として扱い、平気で搾取できる人間=図太くて図々しい人なのではないでしょうか? 
資本主義の論理がむき出しになった現在の新自由主義経済の下では、繊細で優しい心を持った人が勝ち組になることは難しい。「図々しい人」ほどのし上がる。まっとうに人を人として扱い向き合える人、奥ゆかしい人ではとても勝ち組にはなれないということです。
================

赤字でハイライトした部分は、正に究極です。
我が国は、失われた30年とか言って、給与も上がってないどころか、むしろ下がってますが、企業が儲けていなかった訳ではないです。
それなりに儲けていたのに、オーナーとその取り巻きの役員と株主で分配し、残りは内部留保でため込んで、従業員には還元しなかったのですが、この辺の事を上では述べております。
先の富豪の話に戻れば、「人間を人間として扱うのではなく、労働力商品として扱える人」でないと勝ち組になれない訳です。

これが新自由主義の真実な訳ですね。
かつてのブログ記事で、新自由主義を何度も賛美しましたが、実際の新自由主義は、「努力すると報われる。」とかそんな生易しい話ではなく、「徹底的に簒奪する」と言った類のものであると言う事ですね。

佐藤氏が言う「図々しい人」にも、私はなれないですねえ。。。
別に社内で権力を持っている訳でも何でもないけど、それでも、私は自分よりも立場の弱い人や困っている人に、寄り添う様な感じで接する性格です。
言ってみれば、「上には批判的、下には同情的」に接するタイプで、社内で権力を持つような『下の人間の手柄は奪い、自分の失敗は下に押し付け、上には徹底的にぺこぺこする』様な事が出来ないだよなあ。。。

兎に角、佐藤氏のお陰で、この世の真理に今頃、気が付いたよ!笑
私も含めた庶民は、いつも気が付くのが10年遅いよ。
その間に、「勝ち組」連中は、いつも搾取を終了しているんだけどさあ。。。

2020年2月13日木曜日

スマホ市場の激動に、多くの人は気づいていない。

昨日、サムソンから新型Galaxyが発売されました。
Galaxy S20シリーズです。
Galaxy S20シリーズ
早速、自称スマホウオッチャーとかモバイル通信評論家と言う人たちが、沢山のネット記事を書いております。
Galaxy S20でGoogle検索して、最上位に出てきたのが、下記記事です。
Galaxy S20 Ultraはカメラ勝負に出るサムスンの運命を左右するスマホだ

この記事では、多眼カメラに重点を置いて、記事が書かれております。
S20の全モデルが、5G対応している事だけは少し書いておりますが、ほぼカメラ機能に関して書かれており、これは、他の記事でも同じです。

ただ、S20のスペック表を詳しく見ると、実は、全モデルがeSIM(embedded SIM, チップSIM)を内蔵をしております。
eSIMに対応していると言う事は、例えば、ソウルに住んでいるGalaxyユーザーが、SK回線を契約していても(SKのSIMをSIMスロットに挿入)、その人が日本に観光で来た場合は、ネットで日本のSIMプロファイルを購入、ダウンロードして、eSIMに設定するだけで、日本のSIMが使える様になります。

SKの回線を日本で使うと、通信料がバカ高いが、日本のSIMなので、日本ではローカル価格で安く使えます。(通話機能は使えないけど。)

上の方法を使う場合には、eSIMが物理的に内蔵されている必要がありますが、今までは、iphoneとGoogle Pixelの一部しか対応機種がありませんでした。
尚、eSIM対応機種と2019年Q3のそれぞれの機種の販売シェアは、下記でした。
================
iPhone XR(3%) : 発売開始時期2018年9月
iPhone 11(1.6%) :  発売開始時期2019年9月(発売一カ月でのシェア)
iPhone XS(negligible)
Google Pixel(negligible)
================

元データ

そんな訳で、このマーケットに、Galaxyが参入してくることになります。
サムソンは、世界No.1のスマホメーカーであるので、これはインパクト大です。
なぜ、eSIMに対応済の事をサムソンは、大々的に公表しないのかが不明ですが、スマホウオッチャーの多くも、気が付いていない様です。
もっとも、このeSIMの話は、モバイル通信技術の専門家の間でも知識があやふやの人が多いので、気が付かないのは止むを得ないのかもしれませんね。

兎に角、Galaxyの参入で、eSIM市場は、突然、ホットになってきました。
今年注目です。

2020年2月8日土曜日

【武漢肺炎】オリンピックとか、眠たい事を言っている場合じゃない。

さて、新型コロナウイルスですが、拡大は留まるところを知りません。
本日は、一日の死者数としては、今まで最大を記録したし、武漢に住んでいる日本人や米国人にも死者が出ました。

上海とか北京は、明日(2/9)まで、春節休暇を延長して拡大を防ごうとしておりますが、とてもじゃないけど、月曜日(2/10)から、ビジネスを開始できる様な状態ではないですね。
恐らく、もう数週間、延長になるのでしょう。

さて、悲惨なのは、中国本土だけではありません。
コロナウイルスに感染した客が乗っていた、複数のクルーズ船がどこの港にも寄港できずに、海上を漂っております。
2/4に横浜港に入港予定の豪華客船(ダイアモンドプリンセス)も、横浜沖に留め置かれており、最短でも乗客の下船は、2/19との事で、正に最悪の悪夢です。

'A contaminated prison': Scared, angry passengers are trapped on three cruise ships amid coronavirus outbreak
>There are more than 3,700 people on board, including 2,600 passengers, of
>whom 428 are American. So far, 61 passengers have tested positive for the
>virus, and the quarantine is expected to last until at least February 19.

「汚染された牢獄」との表現で、クルーズ客の一人が、怒りを表しておりますが、正に的確な表現です。
客船と言った閉域では、感染の拡大も速い様で、既に61人が陽性反応を示しており、正にウイルス船です。

クルーズ客は、各自の船室に閉じ込められているとの事です。
バルコニーに面した部屋なら兎も角、窓の無い部屋が大多数を占めている様で、そこから終日、出れないのは、正に監獄ですなあ。
400人以上のアメリカ人が乗船している様で、近い将来、訴訟とかが起きそうですが、我が国としては、そんな事は言ってられない訳です。
その意味で、「洋上監獄」を決定した安倍政権は、正しい判断をしたと思う。(乗船客は、誠に気の毒ですが。)

ただ、この論理で行くと、客船だけではなく、飛行機や新幹線も、いつ「牢獄」になるか分かりません。
飛行機どころか、新幹線も今は乗りたくないですね。

2020年2月7日金曜日

【武漢肺炎】被害が拡大する一方で、非常に悲しいニュースです。

昨年12月の段階で、武漢肺炎(新型コロナウイルス)の蔓延に気付いて、注意喚起のために告発をした武漢の眼科医が、コロナウイルスに感染して、本日、ご逝去致しました。

South China Morning Postの記事です。
⇒ Coronavirus: Whistleblower Dr Li Wenliang confirmed dead of the disease at 34, after hours of chaotic messaging from hospital

>Li Wenliang – one of the first doctors who tried to alert the public about the
>coronavirus outbreak, only to be reprimanded by local police – has died,
>Wuhan Central Hospital confirmed early Friday morning, hours after
>initially denying reports that he was dead.

「デマを流した」との嫌疑で、警察から注意を受けるとかの「パワハラ」を受けながらも、必死に告発して、ついにはお亡くなりになられた訳で、国境を越えて、深く哀悼の意を示したい。
合掌!

=====
ただ、中国政府の初期対応は、確かに悪かったが、その後の動きは、さすがにDynamicです。
武漢を完全封鎖するばかりか、上海や北京も実質的に封鎖して、感染の拡大を防いでおります。
上海や北京も含めて、中国全土で休暇が延長され、経済損失度外視で、ウイルス拡大を防いでおり、「そこまで、やるか?」と言うのが、正直な感想です。
まあ、それだけ深刻な状況なのかもしれません。

一方、この件に関しては、日本政府も、珍しく頑張っていると思う。
”Floating Prison”と化した、豪華客船(ダイアモンドプリンセス)の横浜への寄港を拒否して、洋上で検査しているのはさすがです。
ただ、ダイアモンドプリンセスに限らず、多くのクルーズ船が、寄港を拒否され、アジアを彷徨っているとの事です。
⇒ Coronavirus turns Asian cruise ships into prison hulks

「こんな時期に、旅行に行くな!」と言うことなのでしょうが、彷徨っている乗客は不憫です。
週末から、週明けに掛けて、大きな動きがあるとの噂もあります。
一体、どうなることでしょうか?
固唾を呑んで、見守っております。

【CPE】AICPAライセンス更新手続き

遅れに遅れている、AICPAのライセンス更新手続きです。

兎に角、新しいProject(新規ビジネス立ち上げ)に関わり始めたことと、2人の子供の面倒で、アホみたいに忙しくて、全く時間がありませんねえ。
一日、30分とかの時間を見つけるのが困難で、自由になるのは、通勤中の電車内と会社の昼休みに通うジムでのトレーニング中くらいですなあ。。。。(因みに、両時間は韓国語の勉強に当てております。)

そう言えば、つい最近、某ネットメディアから、「ブログを拝見して、大変、文章力のある方と拝察しました。ついては、是非、弊メディアに自由に寄稿してください。」との嬉しい申し出がありました。
ヤル気満々なのですが、兎に角、忙しくて、そんな時間は全くないです。

そんな訳なので、今日は、家族が寝静まっている朝4時半に起きて、CPEを開始しました。子供たちが6時過ぎに起きてきましたが、丁度、そのタイミングで、1セットを終えて、12CPE単位を獲得しました。

と言う訳で、現在、72単位取得まで進んでおります。
こんな感じ。
必要な120単位まで、残り48単位です。
本当は、深く勉強したい米国税法とかの科目での単位取得を目指すべきなんでしょうが、忙しすぎて、ゆっくり勉強する時間がないです。
仕方なしに、IT系とか投資系と言った自分の得意分野で、手っ取り早く単位を取っております。
まあ、何とか、今月中には、終えたいですねえ。。。

こんな感じです。
本日は、嬉しい金曜日ですね。
今日1日、頑張りましょう!

2020年2月2日日曜日

正に、長年の私の思いがすべて書かれている!

ある意味、怖くなる程、自分のここ数年の考えと同じです。

東洋経済のサイトに出ていた、岩崎博充と言うエコノミストの記事です。
⇒ 日本人は「失われた30年」の本質をわかってない

<以下引用>
=====================
1.
1989年12月29日の「大納会」でつけた史上最高値の3万8915円87銭から、一転して下げ始めた株式市場は、その後30年が経過した今も史上最高値を約4割ほど下回ったまま。長期的な視点に立てば、日本の株式市場は低迷を続けている。(中略)アメリカの株価がこの30年で9倍になったことを考えると、日本の株価は異常な状態と言っていいだろう。ちなみに、この30年間でドイツの株価指数も1790.37(1989年末)から1万3249.01(2019年末)に上昇。ざっと7.4倍になっている。

2.
1989年には、日本にやってくる外国人観光客は非常に少なかった。訪日外国人客は283万人(1989年)、それがいまや3119万人(2018年)に膨れ上がった。当時、外国人にとって日本の物価は非常に高く、一部のお金持ちを除くとなかなか日本に来ることができなかった。

3.
日本は、株価暴落や土地価格の暴落などによって実質的に経営破綻に追い込まれた金融機関や企業の破綻を先延ばしし、最終的に7年以上もの時間をかけてしまったからだ。リスクを先送りにすることで、自民党を軸とした政治体制を守り、政権と一蓮托生になっていた官僚機構も、意図的に破綻処理や構造改革のスピードを遅らせた。その間、政府は一貫して公的資金の出動による景気対策や公共事業の増加などで対応してきた。

4.
日本はつねにリスクを回避し、事なかれ主義に徹し、改革のスピードや規模が小さくなってしまう。その結果、決断したわりに小さな成果しか上げられない。簡単に言えば、この30年の失われた期間は現在の政府に責任があることは間違いない。それでも国民は、バブル崩壊の原因を作った政権にいまも肩入れしてきた。その背景には補助金行政など、政府に頼りすぎる企業や国民の姿がある。

5.
日本企業の多くは消費者ではなく、規制当局や研究開発費を補助してくれるお上(政府)の方向を向いてビジネスしている姿勢をよく見かける。政府が出してくれるお金を手放せないからだ。
===================

全くその通りなのですが、ここ数年、私がこのブログで書いてきた事ばかりで、ここまで思想が同じ人がこの世に存在するのか? と思える訳で、不思議な感じがします。
と言うか、不思議を通り越して、神秘的と言えるかも知れません。
あまり聞いたことのないエコノミストですが、何者なのであろうか?

【教育論】長女の小学校に関し。

さて、読者からコメントがあったので、回答します。

現在、6歳の長女(幼稚園とか保育園の年長クラス相当)は、1年ちょっと前に(つまり年中クラスの途中)に、日本の認可保育園から、International Schoolに転校しました。

このInternational Schoolですが、朝8時から夜6時まで、英語漬け状態なので(日本人子供同士でも日本語会話禁止)、正にNativeレベルでの教育となっております。
一応、子供の英語力をチェックする意味で、時々、Internetで米国のオンライン英会話スクールにネット参加させて、米国の英語教師との会話をさせますが、「米国人の子供の英語力と同等で、全く遜色はない。」とのコメントがついております。
(このオンライン講座ですが、HarvardやStanford出身のNative Speakerで英語教育の専門家なので、会話のレベルは高いです。因みに、40分、40ドルです。)

そんな訳で、長女の英語力は高いと思います。
最近は、日本語で話すよりも、英語が先に出てくる感じで、テレビはDisney Channelを英語を見ているし、Youtubeも米国の子供向けのドラマをずっと見ているし、英語の歌をいつも歌っております。

卒園後は、そのまま都内のInternational Schoolに入れようか? と考えて、いくつかの学校説明会に行ったのですが、American SchoolやIndian Schoolとは妻としてはイマイチ。前者は、米国の日本駐在員の子女が通う感じで、のんびりとした小規模校であり、もう少しスパルタが良いと言う意見で、後者は、インド色が強すぎて(ヒンズー語の授業とか)、グローバル感が逆にないとの意見です。
私としては、後者の英語は、いわゆるインド英語で、Native Englishではないと言うのが、決定的なマイナスポイントでした。
また、Korean Schoolも一時は検討に上がりました。
日本語と韓国語、英語でバランス良く授業をするので、そこは気に入っておりますが、通っている人に話を聞くと、英語のレベルは、やはりInternational Schoolと比べると落ちるとの事で(つまり、Korean English)、これも論外となりました。

さあ、どうしよう? となりましたが、決め手となったのは、”Multi Lingual”と言う概念です。「多様な文化に、幼少期にExposureした方が、子供の成育には良い。」と言う米国での最新の幼児教育理論です。
長女の国籍は当然、日本なので(18歳時に韓国籍に変更する事はあり得ますが)、日本語環境にも当然、ドップリ漬かった方が良いと考えました。
一方で、英語力が落ちたら本末転倒なので、そこをどうするか? と考えた結果、「地元の公立小学校に当面(2~3年)は通わせて、International SchoolがやっているAfter Schoolに平日夕方に毎日通わせて、週末は韓国語学校に通わせる。」と言うスキームにすることにしました。

日本の公立学校に通わせるので、当然、日本語教育は問題ない筈です。
一方で、英語も問題ない筈です。(非常にレベルの高いAfter Schoolで、昼間はCanadian SchoolやChinese Schoolに通わせながら、ダブルで通う子供や、米国企業の駐在員子供が昼間は日本の公立に通い、アフターで来るようなスクールです。ここのテストを長女に受験させたところ、飛び級で上の学年のクラスに入学する事が決まりました。)

勿論、学校に通っていれば良いと言う訳ではなく、家庭教育が重要ですから、自宅内は日本語完全禁止で、英語か韓国語のみでの会話としております。
また、韓国語は、英語で韓国語を教えるYoutube動画を活用して、環境づくりをしておりますが、文法や単語は別途教えないとダメですね。

一方、語学だけが出来れば良いと言う単純な話ではないので、プログラミングや数学、物理、化学は自宅で中学生レベルの教育をしようと思います。
妻は、大学生時代にソウルで大学受験生相手に化学をアルバイトで教えていたし、数学とプログラミングは、私が教える事ができます。

そんな訳なので、色々と盛りだくさんで忙しいのですが、逆に言うと、子供の教育くらいしか、マジになってやる事もないので、ここは徹底的にやります。
世界の富豪やパワーエリートは、子供の教育の為に、すべてを犠牲にしておりますね。

尚、妻の考え方の基本は、子供の教育の為に、米国に移住すべきだとの事です。笑
まあ、どこの国でもいつの時代でも、移民1世は常に2流国民である訳で、移住するとなると私と妻はとんでもない苦労をする事になるでしょうが、2人の子供が米国に適応すれば、親としては十分な訳であります。
そんな訳で、移住プランは、Pending事項ですね。