2014年5月28日水曜日

旧知の転職コンサルタントとの夜会!

先週末に、友達と言うには、ちょっと年齢が離れている方で(相手が上)、10年以上の付き合いがある方と、新橋でささやかな呑み会がありました。
久しぶりに八海山を呑んだのですが、ああいう所での八海山はサイコーですね。

彼は、数年前に、それまで勤めていた大手企業役員としての経歴を生かし、転職コンサルタントへと転職し、今は、有名な転職エージェントのコンサルタントして、働いております。
昔話をしながら、今のお互いの仕事の状況等も、話し合ったのですが、その中での話です。

エージェント : 「USCPAまで取ったんだあ。日本企業ではあまり評価されないけど、外国での評価は高いよ。転職を考えないの?」

貴公子 : 「そこは、何とも言えませんね。」

エージェント : 「って事は、転職可能性ありと言う事?」

貴公子 : 「勿論、ゼロではありません。今の会社には満足しているけど、別に弱みを握られている訳でもないし(笑)、必死にしがみつく義理もありません。良縁があれば、いつでも、ウエルカムと言う気持ちは、この世知辛いビジネス界で生き抜く一介のビジネスパースンとして、昔から常に持ち続けております。」

エージェント : 「米国企業とかの外資とかどう? 貴公子さんの年収の正確なところは分からないけど、ダブルアップも無い話ではないと思うよ。」

って様な事を話しておりました。

いくつか思うことを。

・ まず、転職エージェントに関してですが、彼らプロの前では、我々ビジネスパースンは、「イオンスーパーの鮮魚コーナーに並んでいる鮮魚」と一緒です。
要は、転職エージェントが、我々(鮮魚)に値札を付けます。
例えば、「貴公子は800円とする。でも、鮮度が低いから(能力が劣るから)、更に2割引!」とかの値札を付ける訳です。
そうした鮮魚コーナー(転職市場)に、買い物客(採用企業の採用担当者)が群がってきて、鮮度と値札を見て、購入を決めるわけです。
鮮度(能力)が高ければ、売れるわけではなく、希望年収(値札)が低ければ売れるわけでもありません。両者の微妙なバランスが必要な訳で、イオン鮮魚コーナー販売員(転職エージェント)は、その値付けの道のプロです。
その意味で、先にも述べましたが、我々ビジネスマンは、たまに彼らと接触し、自らの鮮度と適正な値段をチェックした方が良いと思います。
(と言うか、この厳しいビジネス界に生きる人材として、そうすべきだと思います。)

・ 外資系からの勧誘に関して。
一応、それなりに海外経験もあるし(海外勤務6年)、英語もそこそこ(TOEIC970、英検1級、USCPA)と言う事で、外資系からの誘いは、上述のエージェント以外からも、常にある状態にはなっております。(提示される年収等も、欧米系企業では、それなりであったりします。)
しかし!
最近、思うことですが、外資系は気が進みませんね。
勤務するなら、外資系ではなく、外国企業そのものに転職したいと思います。
つまり、例えば、Oracleとかマイクロソフトで勤務するなら、日本採用ではなく、Oracle USAとか、シアトルにあるMicrosoft本社で採用されたいと考えております。
例えばMicrosoft本社で採用されて、その上で、日本支社に派遣されるとかなら望むところです。
しかし、どんな世界的な一流企業であっても、現地ローカル採用で外国企業に入社する気はありませんねえ。。。。
日本企業と違い、外資は本社コントロールが圧倒的に強く、現地ローカル採用では、「ある程度以上のスケールの仕事は何もできない。」と思っているからです。

まあ、そんな事を考えながら、新橋での呑み会の帰り道を歩いておりました。

新橋から千鳥足で歩くと、自宅まで結構、時間が掛かります。(2時間は掛からないけど。)
自宅近くに着いたときは、日付も変わっておりましたが、同時に空腹にもなっていたので、「呑んだ後でラーメン」と言う、20代のサラリーマンみたいな事をやってしまいましたね。(笑)
体に良くないのは知っているんだけど、あれが美味いだよねえ。。。

2014年5月25日日曜日

漫画「美味しんぼう」を読んで、日本のエネルギー問題を考えた。 ~ 原発を東京湾岸エリアへ。

ここ数週間、漫画雑誌に連載されている、「美味しんぼう」と言う漫画の内容に対して、国を挙げて、大騒ぎになっております。
「福島の真実」と言うシリーズ名で、福島での原発事故に起因する、健康被害に関して、連載を続けているからです。
先週号は、「福島の真実」シリーズの最終回であり、このシリーズ最終回を持って、「美味しんぼう」も休載となるとのことです。

と言う訳で、貴公子も普段は購入しないこの雑誌(と言うか漫画はゴルゴ13を、酔ったついでに、ごく稀に深夜のコンビニ買う位で、殆ど購入しませんが。)を、駅のキヨスクで購入し、「美味しぼう」を読んでみました。


若者に人気のある漫画雑誌であるらしいし、その中でも、この「美味しんぼう」と言うグルメ漫画(?)は、人気のある連載らしいので、社会的影響度はある程度、あるらしいですね。

5/24、朝日新聞の記事。
 「鼻血根拠ある」専門家らが反論 美味しんぼ問題

>人気漫画「美味しんぼ」で東京電力福島第一原発事故後の鼻血の頻発などが描かれたことを
>めぐり、専門家や健康被害を訴える当事者が23日、国会内で記者会見を開いた。政府や
>福島県が「風評被害を助長する」などとして事故と鼻血の関連を否定していることに対し、
>「因果関係は否定できない」と反論した。

5/21、朝日新聞の記事。
准教授「発言載せないで」 「美味しんぼ」編集部が拒否
>荒木田氏は12日発売号に載った「美味しんぼ」に実名で登場。「福島はもう住めない、
>安全には暮らせない」「福島を広域に除染して人が住めるようにするなんて、できないと
>私は思います」などと述べた場面が描かれている。

で、読んだ感想ですが。。。。
まず、小学館の誠意を感じました。
賛否が渦巻く中での連載強行と言った背景を受けたのでしょうが、巻末に、漫画雑誌と思えない程の複数の専門家による精緻な意見が、載せられております。
多大な文章量ですし、賛否の分け隔てなく、載せております。

一方、漫画それ自体ですが、福島に対する作者の愛情が溢れているいい内容だと思います。
漫画の中で、主人公はこう言っております。

>福島に住んでいる人たちの心を傷つけるから、住むことの危険性については、
>言葉を控えるのが良識とされている。だがそれは偽善だろう。

全くの正論だし、その正論を改めて、漫画の中で書いた作者の勇気は立派であると思う。
社会派の漫画家として、かつて一世を風靡した、小林よしのりが、AKBに嵌った単なるロリコンへと転落し、脱落してゆく中で、こうした社会性のある時事論を訴える、人気漫画家がいない事を、残念に思っていたが、この作家の出現に救われた気がします。

ただ、原発事故から3年を経過しているのに、未だにこのレベルの議論が、論争になってしまう事に虚しさも感じますが。。。。

ところで、一言断っておきますが、貴公子は原発再稼動には、賛成です。

先週の福島地裁の「大飯原発の再稼動差し止め命令」以来、朝日新聞や共産党系の機関紙(赤旗)は、原発停止に向けて、勢いづいておりますが、資源もない我が国にとって、原発稼動は、必須だと思っております。
現に、輸入するエネルギー額が、原発事故以降増大し、貿易赤字が、ここ数年続いております。

「しんぶん、赤旗」の記事。(5/24)
大飯差し止め 「事実と道理にたった理性的判決」 志位委員長 即時原発ゼロ決断を
>日本共産党の志位和夫委員長は23日の大阪市内での演説会で、関西電力大飯原発3、4
>号機の再稼働差し止めを命じた福井地裁判決について「事実と道理に立った理性的
>判決です」と述べ、判決文を紹介しながらその画期的意義を4点にわたって強調しました。

一方で、日本経済新聞の記事。
13年貿易赤字、最大の11.4兆円 燃料輸入額膨らむ

>13年の赤字額は比較できる1979年以降で最大となった。日本の貿易収支は11年に東日本
>大震災の影響で赤字に転落して以降3年連続の赤字となった。3年連続の赤字も79年以降
>で初めてだ。

国家経済が厳しく、資源が乏しい我が国で、原発停止など論外だと思っております。
しかしながら、原発を都心から遠く離れたエリアに造るのも違和感があります。
そもそも、福島原発で発電された電力は、東京に送電されてくるまでに、30%とか40%が、送電中に、自然に失われると聞きました。
つまり、農産物とかと一緒で、電力も「地産地消」が正しい訳です。

原発推進派の話を聞いていると、やれ大飯や浜岡を再稼動せよと言いますが、正直、卑怯に感じます。
「原発が、必要かつ安全かつ地産地消が望ましいならば、原発は大消費地の東京に造るべきだ。」と単純に思います。
貴公子は、東京都内のいわゆる、湾岸エリアに居住しておりますが、この湾岸にはお台場や晴海と言った、未開発の広大なエリアがあります。
ここに原発を建設すべきです。
なぜ、推進派の人達が、このことを言わないのか不思議です。

もう一度言いますが、貴公子は東京湾岸エリアの居住ですが、正に、そこに原発を建てるべきだと思います。
今、必死にオリンピック関連施設を建設しておりますが、そうではなく、原発だと思います。
今度、経済産業省で出世街道を驀進している、高級官僚に酒の席で提案してみます。

2014年5月24日土曜日

初夏の東京の朝を、駆け抜ける!







豊洲ららぽーと隣の豊洲アーバンドックの朝です。

晴海大橋から、東京スカイツリーを臨みます。
土曜日ですので、早く起きて、晴海&豊洲エリアを中心にジョギングをして来ました。
時間にして、1時間半程度でしょうか?

まずは、お気に入りの豊洲アーバンドックへ。
早朝だから、閉まっておりますが。。。。
その後、ぐるっと東雲、有明を経由して、晴海大橋を渡り、晴海へ向かいました。
晴海大橋から、豊洲ららぽーとと、豊洲のタワーマンション群を臨む。





もう早くも夏の雰囲気がバリバリです。
月日が経つのは、早いですね。
写真ではよく見えませんが、近くの東京海洋大学端艇部の部員が、この広大な運河で、早朝練習をしておりました。
何か、嬉しくなる光景ですね。

本日のジョギング距離は、10キロ程度。
体重は、ジョギング直後で、79.4キロです。一年前と比較すれば、マイナス6キロ近くなっております。今夏の終わり(9月下旬頃)には、運動直後で、75キロ切りを目指します。
こちらも頑張ります。

トップレベルの政治家が一見、鈍重に見える理由が、腹の底から分かった!

貴公子は、現在、本職のITの方で、複数プロジェクトのPM(Project Manager)をしております。
PMと言う立場ですから、社内外の上のレベルの方(年齢的には、ビジネスの先輩にあたる方)と、日常的に接触することになります。

一年前位までは、単なる大手日本企業の技術課長と言う立場であったので、仕事で接触する相手も、同年代か年下、相手のタイトルも、主に課長や係長レベルでありました。
PMにアサインされる様になってからは、接触する自社スタッフも、協業企業のスタッフも、そして客先の担当者も、確実に一段から二段、タイトルは勿論、ビジネスパースンとしての知見が、貴公子よりも高くなっております。

そう言う訳で、ここ一年位、必然的に仕事は厳しくなっております。
また、複数Projectを、次々に(数ヶ月スパン程度)成功させて、closingまで持っていかないといけない訳であり、仕事上、接触する相手方の人数も、正に爆発的に増えております。
(名前と顔を覚えるのが苦手な貴公子には、これは結構、キツイです。笑。)

一方で、PMですから、PJメンバーに当たる、他部門や他社のスタッフのモチベーションを引き出さないといけない訳で、その意味で、色々と気を使うことが多いです。
(国際的なProjectでは、外国人がPJメンバーの7割方、外国人というパタンもあります。)

貴公子も、初見の相手(特に上司)には、猜疑心をもって接触するので、人の事を言えませんが、Projectメンバーに当たる他部署のスタッフは、兎に角、最初は、「こいつ、どの程度のもんなの?」って言う敵愾心丸出しで、貴公子に接触してきます。(笑)
まあ、人間社会の常ですから、これは止むを得ません。

過去、散々、PJメンバーとして、色々なPMの下で働いてきたし、また、ここ一年は、各種JobのPMとして、そこそこ経験を積んで来ましたが、PM職と言うのは面白いですね。
つまり、対外的な顔(自社の役員向け、協業他社の部長レベル向け)では、圧倒的に、優秀な人間を演じないといけません。
貴公子の職務遂行能力は、彼らにより、常に厳しく評価されております。
一方で、PJメンバーにとっては、PMは下記の点で評価されます。
・ そもそも、このPMは、どんなモンなんだ?
  俺らに指示を出すほどの専門知識をもっているのか?
・ 持っているなら、メンバーに仕事を任す、度量があるのか?
・ トラブルが起きると、部下に押し付けて、トンズラするPMが多いけど、こいつは大丈夫なのか?
・ メンバーと楽しくチャットできる様なコミュニケーション力はあるのか?
・ PJが成功裏に終了した時に、メンバーの貢献に報いる男気はあるのか?
  (手柄を独り占めにするんじゃないの?)

つまりは、PMは色々な顔をもってないといけないし、PJメンバー(部下)がミスしても、それを庇う器量が必要だし、自分の手柄を他人に譲渡する「利他心」も必要だと感じております。
PMとしては、Projectが成功裏に終了すれば言い訳で、それ以外の事は、基本的に、どうでもいい事です。
ましてや、客先担当者にネチネチと嫌味を言われたとかは、それが本質的な事で無い限り、どうでも良いことです。

その意味で、頭に来る事があっても、キレてはいけませんね。(これは、絶対でしょうね。)
最近は、あまりの理不尽にかなり頭に来ても、一切、それを顔に出さずに、「まあ、しょうがないよねえ。時間の経過の中で、おいおい解決してゆくしかないですねえ。。。。PMとして頑張ります。」と、ゆっくりとした口調で、のんびりと受け答えする術を身に付けました。

細かい事に、イライラしたり、超出来る男を見せ付ける様な仕事の進め方では、部下に当たるPJメンバーも白けてしまう訳ですから。。。
「今のPMは、ちょっと頼りないけど、性格が穏やかだし、いざという時は、守ってくれる良い人」と、PJメンバーに思ってもらわないと、Projectは、成功しませんねえ。
そんな事を学んでおります。

貴公子も、若い時は、「如何に、周囲に切れ者に見せるか?」と言う事に心血を注いでおりましたが(笑)、PMと言う、管理職になって、ようやく理解しました。

「切れ者」には、人は付いて来ない。
性格が穏やかで、部下を必死に守り、アプローチし易い管理者に、人は付いてくると。。。。
あえて、バカな振りをする必要はないと思うが、明るく、裏表のない人である必要はあるでしょうね。
(少なくとも、それを演じる必要はあるでしょうね。)

PM職は、奥が深いです。
トップ政治家の人心掌握術に酷似している部分があると思います。
頑張ります!

2014年5月23日金曜日

雑記

本当に、忙しいですね。
次から次へと、仕事が降りかかってきます。
純粋にIT技術的なものもありますが、最近はPM(Project Manager)的な業務が多く、管理職的な職務が多くなっております。

ThailandのMartial Law(戒厳令)施行から、軍事クーデターに至る一連の経緯や、ウクライナ情勢、南シナ海における中越対立、中露の政治軍事的な結びつきの強化、そして、我が国の急激な右傾化と、懸念事項は沢山あります。
ただ、あまりに忙しく、正直、そちらにまで気が回りませんねえ。
その位、目の前の仕事に、忙殺されております。

あ~、忙しい。。。。
そう言えば、昨日、8月下旬受験予定の通訳案内士試験の願書取り寄せをしました。
時間を探して、頑張ります。

2014年5月20日火曜日

【週刊貴公子】 すべての情報が、大きな枠組みの中での動きを指している様な気がします。

昨夜の夜遅く、自宅で読んだ記事です。
貴公子イチ押しの、週刊現代のサイトに、元外交官の原田武夫氏が投稿しております。

日米共同声明に「尖閣諸島」が明示的に言及された理由

>米国は尖閣諸島を巡り、そう遠くない将来に事態が劇的に変わることを物理的に示す
>決定的な証拠をキャッチした。その情報に基づき、専門家が分析する限り、
>中国は程なくして「尖閣諸島」に人民解放軍を上陸させるという。

昨日の新聞記事で、自衛隊が、沖縄南西諸島の離島防衛の為に、展開されるとの記事を読みました。一方で、中国とロシアは、南シナ海で、大規模軍事演習を行っております。
また、安倍政権による集団的自衛権に対する解釈変更や、強まる言論統制を眺めていると、「日本政府は、この記事に書かれている様な重大な情報をすでに入手しているのではないか?」と考えざるを得ません。
今度、知り合いの高級官僚に、直接、聞いてみようと思います。

米国は、20年~30年の間隔で、大戦争をし、武器弾薬を始め、自動車や船舶、薬品、鉄鋼等の「在庫整理」をしないと生き残れない経済体質になっていると、以前から指摘されております。
こうした米国に対して、戦争による国威発揚が党の支配維持の為に必要と考える中国や露骨な帝国主義路線を歩むロシアが絡むと、正に、Last War(最終戦争)勃発の危険が高まります。

最近の急激な国際情勢の変化や、国内環境の激変を眺めていると、「何かが起ころうとしている。」と思わざるを得ませんね。
安倍首相の就任当初からの、妙に緊張した面持ちも、「何かを知っている顔」と言う見方も出来ると思います。

良い悪いとの善悪論では割り切れないですが、不幸な事態です。
社会の膿が、戦争行為によってのみ発露されると言う人間社会の宿命さえも感じます。

Last Warは、当然、我が国にとっても不幸な結果をもたらすでしょうが、かつての勝海舟や西郷隆盛の様な救世主の出現を祈りたい気持ちもあります。
どうなるのでしょうか???

2014年5月14日水曜日

再度、はっきり言います。 早慶は学術研究機関ではない!

理研の小保方事件は、うんざりしますね。

日経の記事です。→ スター誕生の裏側 小保方博士と理研の迷宮(中)
日経にしては、ふざけないで、一生懸命書いたと思います。

(下記は、抜粋)
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理研の30代を中心とする若手研究者は、急激に膨張する科学技術予算が産み落とした「科学技術バブル世代」と言える。
それは、小保方の歩んだ軌跡と重なる。
ゆとり教育が始まった80年代に生まれ、2002年、早稲田大学理工学部のAO(アドミッションズ・オフィス)入試の1期生として入学。そのまま、早大の大学院に進学する。
折しも、91年から文部省(現文部科学省)が進めた大学院重点化施策(通称「博士倍増計画」)によって、大学院生が10万人から26万人に急増していた頃だった。そのため、国立大学でも博士課程の大学院生の定員を埋めきれない時代が到来した。
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記事では、大学院の事ばかり書いているが、学部レベルでも同じ事です。
AO入試と言えば聞こえは良いが、要は、一芸入試です。
どことは言いませんが、某中堅私大では、「けん玉チャンピオン」と言う人が、「けん玉実技」と言う一芸だけで、入学したりもしております。

各大学は、定員を埋めるために、あらゆる手段(某大学では、自己推薦とか訳の分からない手段)を使って、学生をかき集めているのが現状です。

小保方氏も、そうした企業(早稲田大学)の営業活動に嵌り、一芸(多分、スポーツ推薦)で入学し、大学院進学の際も定員枠を埋める為の「お客様」として、コピペ技術を駆使し、入学したわけです。
そして、研究者としての基礎教育も受けないまま(多分、放置されていたのでしょう。)、卒業し、「なんちゃって博士」になってしまった訳です。

私大にとって、学生をかき集めるという「営業活動」は必須だし、ある意味、「授業料さえ払ってくれれば、誰でもいい。」と言う面もある訳であり、彼女自身も、「お客様」として、早稲田で優遇されていた(甘やかされていた)訳です。
そうであるのに、今更、「研究者として基礎ができていない。」とバッシングされても、小保方氏本人も、正直、困るでしょうね。
小保方氏本人も、利益重視のマンモス大学機構の被害者とも言えますから。。。。
ある意味、小保方氏には、同情しております。

まあ、貴公子は、慶應大学の経済学部卒業で、母校への愛着はありますが(愛はないが)、早慶を、「学術研究機関」の如く捉える、世間の誤解は解きたいと思います。
慶應の在学生Rさんから、貴公子の慶應に対する過去記事に対し、反論メールを頂きましたが、申し訳ないが、この考えは揺らぎません。
繰り返し言いますが、「早慶は、学術研究機関ではないし、そうなり得ない。」と言い切ります。

このブログは、(おそらく英語系記事からの誘導でしょうが)大学受験生にも広く読まれている様ですので(笑)、厳しい事をあえて言います。
「学識で生きてゆくつもりなら、東大京大以外では、無理です。」
早稲田とか慶應に、何とか入学した人(貴公子もそうだが)が、「学問に生きる。」とか宣言しても、誠に申し訳ないが、痛々しいだけです。
そういう風に、早慶はできておりません。

ただ、かと言って、虚無的になっている訳でも、投げやりになっている訳でもありません。
早慶は、「ビジネスパースン養成予備校」としては、極めて有効に機能している様であり(学術研究機関ではないけど)、それはそれで、重要な存在意義はあるかと思います。
よって、「学問を修める」のではなく、基礎ビジネススキル(語学、コンピュータースキルとか)を身に付ける事に、重点を置いて、貴重な大学生活を過ごして欲しいと思います。
それはそれで、非常に重要な要素であり、心から、賛美したいと思います。
Rさんにも、頑張って欲しい。。。。

合わせて読みたい。

2014年5月6日火曜日

【書評】 村上春樹、「1Q84」を読んだが。。。。 

今年のゴールデンウィークは、色々と旅行の予定を立てていましたが、妻と子供は風邪。
貴公子は貴公子で、GW直前に手掛けたDBサーバ移行に不具合が生じ(失敗とまでは行かないが)、GW中盤位までは完全に、休みが潰れました。

と言う訳で、結局、旅行に行くわけでもなく、GW後半は、自宅で読書をしたりして、のんびり過ごしておりました。

読んだ本は、3冊あります。

まず、村上春樹の超長編小説、1Q84 です。 

1Q84 BOOK1〈4月‐6月〉前編 (新潮文庫)

単行本で読みましたが、全6巻あり、1ヶ月位掛けて、読み終えたことになります。(長っ。。)
正直、意味不明です。
ネットで、書評を探すと、評価の高いReviewもありますが、良く分からん。
まあ、あれだけ長い小説ながら、最後まで、貴公子が読んだ訳なのだから、村上氏の筆力は認めざるを得ませんね。
ただ、フカエリとか、タマル、麻布の老婦人と言った主要登場人物の顛末が不明のまま、物語が終了したので、消化不良ですね。

2冊目は、以前の記事でも紹介した、東大卒プロポーカー師、木原直哉の著作。
~ 運と実力の間(あわい)―不完全情報ゲーム(人生・ビジネス・投資)の制し方

運と実力の間(あわい)―不完全情報ゲーム(人生・ビジネス・投資)の制し方―
ポーカーの勉強を始めた、貴公子には、とても勉強にもなったし、彼の半生の物語と言う意味でも、掛け値なしに面白かった。
連休中に何回も読み返しました。

3冊目は、まだ読んでいる最中ですが、村上春樹の短編集、「女のいない男たち」。
これは、新刊で買いました。
まだ、最初の短編しか読んでいませんが、現代風で、分かりやすく、良い感じです。
1Q84は、幻想的過ぎて、イマイチでしたが、こちらはいいですね。

女のいない男たち
こんな感じです。
連休を開けたら、夏の税理士試験の勉強を真剣に始めようと思っております。
しばらく、読書も控えなければいけませんね。

比国時代の同僚と呑んで、今後を考える。

本日は、呑み会でした。
比国時代の同僚(と言っても、既に10年以上前の同僚ですが)と、秋葉原で呑んでました。
彼は、今でも比国にいます。
色々と話しましたが、10年一昔って、本当ですね。
何だか少し、センチになっております。

後、10年経ったら、貴公子も50過ぎですね。
10年後って、どうなっているんでしょうかね。。。。
時の流れって、早いですね。

人間って、1000年とか、2000年生きるものじゃないですから。
後、何年、現役でバリバリできるのでしょうか???
そんなことを考えさせられます。

今日の名曲。
1977年のヒットナンバー、松崎しげる、「愛のメモリー」

1964年の世界ヒットナンバー、Frank Sinatora、「Fly Me To The Moon」

2014年5月5日月曜日

Disney Vacation Clubで夢を買う!

先日、自宅近くのMallを家族で歩いていたら、Disney Vacation Club(DVC)のプロモーション(要は、セールス)をやっており、興味を惹かれました。
いくつかのモデルがあるが、最低160万円(一回払い)の初期投資と、年間10万円程度の維持費で、Disneyが世界中に持つ、Disney Hotelの会員権を買うというものです。

昨日、より詳しい説明を聞くために、浦安のDVC東京オフィスを訪問し、詳しい説明を受けました。
まあ、ざっと聞いた感じでは、値段も手頃だし、良い感じですね。
自動車と言うか、ちょっと良いバイクの購入費と維持費程度ですね。
不要になったら、転売もできる様だしね。

当初は、不動産投資として考えていたのですが、そういう浅ましい話(笑)ではなく、純粋に、「夢を買う。」と言う意味では良い知れません。
さすがに、毎年、米国本土のDisney Resortに観光旅行に行けるとは思わないが、2年とか3年に一度、一週間程度、行くのはありでしょうね。

「今年行った、Hawaiのアウラ二ホテルは、楽しかった。次は、カルフォルニアに行こう!」みたいな夢は、子供だけではなく、貴公子にもちょっとした、リフレッシュになりますし。
まあ、ラスベガスにもある様で、ポーカーの勉強を始めた貴公子の需要にも合いますし。(笑)

このPackageを購入して、一番、メリットがでるのは、米国本土に住んでいる人なのでしょうが、まあ極東住まいの貴公子も、2~3年に一度程度なら、使えそうです。
購入しようと思います。

2014年5月3日土曜日

2015年に、東京にカジノ解禁と言う噂!

貴公子がフォローする、エコノミストの一人で、元外交官の原田武夫氏が、愛読する週刊現代のサイトに寄稿している記事です。
→ 東京カジノ利権に群がるグローバル・マネーの闇

>「東京でカジノを開設すると総売り上げが年間で約1兆5000億円。それを見込んでここに来て
>米ラスヴェガス系ファンドが5000億円を投資することを約束してきた」

との書き出しで始まる記事です。
財政危機の日本にとって、1兆5000億と言うカネは、魅力的です。
また、紳士の遊び場(カジノ)が無いのは、都市としての魅力に欠けます。
最近の国際会議の多くが、ラスベガスはもとより、フロリダやシンガポールやマカオで行われるのは、ズバリ、これらの都市には、カジノがあるからです。
旨いメシとか、高い芸術文化も、申し訳ないが、カジノの魅力には適いません。
国際的な金持ちビジネスマンは、皆、カジノが大好きです!

カジノさえあれば、マカオやシンガポールに、東京が負ける訳がありません。
ましてや、上海やソウルには、圧勝できるでしょう。
カジノのない東京は、国際会議の誘致に劣勢となっているどころか、都市としての面白みに欠けているので、東京(別ルートから、お台場と聞いております)でのカジノ解禁には、大賛成です。

貴公子も、2015年のカジノ解禁を見込んで、ポーカーの腕を磨きます!(笑)

合わせて読みたい。
プロポーカー師の木原氏に憧れ!

2014年5月2日金曜日

【酒評】 宮泉銘酒、写楽

キチガイみたいに忙しかった(トラブル発生で)、仕事もとりあえず一息入りました。
貴公子は、現在、2つのProjectのPM(Project Manager)をやっておりますが、その内の一つの終了がやっと見えてきました。
と言う訳で、少し余裕が出来ました。

余裕が出来たら行くのが、貴公子の御用達の錦糸町にある、ハセガワ酒店本店です。
本日、行って来ました。
貴公子の愛酒、「醸し人九平次」は残念ながらありませんでしたが、新政酒造のNo.6はありました。
よって、No.6をまず、Get。(笑)

そして、最近読んだ、酒ブログで気になった、福島会津若松、宮泉銘酒(株)の「写楽」を入手しました。帰宅後、早速、ステーキと合わせました。
写楽は、初めて飲みますが、フルティーな感覚が、醸し人やNo.6に似ております。

結構、気に入りました。
貴公子ランキングでは、星2つです。


因みに、星3つ→ 醸し人 & No.6
星2つ → 写楽、鏡月(焼酎)
星1つ → 三岳(焼酎)、北秋田
星ゼロ → 獺祭


ハセガワ酒店は、いいですね。

2014年5月1日木曜日

【ITの仕事】 発狂しそうな多忙さも一段落か!!!

先週末(土&日)の業務アプリケーション移行作業以来、想定外の動作不良がいくつかアプリケーションレベルで発生しておりました。
APサーバ(APACHE)設定ファイルの単純ミスの様なマヌケなエラーもありましたが、大方は、業務アプリケーションの造り込み部分の移行エラーでしたねえ。
まあ、移行作業前の検証環境段階でのUAT(User Acceptance Test)が甘かったと言われれば、その通りです。
PM(Project Manager)として、甘かったとは反省しております。

ただ、ITエンジニアとして、担当したネットワーク構築及び、認証サーバ構築、Citrixサーバ設定等は、自慢じゃないけど、完璧でした。
ネットワーク部分が完璧だった為、障害が起きても、問題の切り分けと言う意味では、単純であったのが、不幸中の幸いでした。
従って、あれだけの障害が発生しながらも、システム稼動させながら修正作業を加え、本稼動3日目が終了する頃には、すべて、初期動作不良レベルまで、問題を落とし込む事ができました。
その代わり、土曜日から水曜日まで、ほぼ会社に張り付きでしたが。
疲れた。。。。

IT技術者は、Layer(階層)と言われる概念(OSI参照モデル)を考えながら、常に仕事しております。
IT技術要素は、Layer1(物理層)~Layer7(アプリケーション層)に分類される中で、下の方のLayerを、完璧にキメないと、上位Layerのアプリケーションは動きません。
下の方のLayerは、家に例えれば、基礎工事に当たる部分で、貴公子の専門は、正に、ここです。lLayerで言えば、Layer3(ネットワーク層)とかLayer4(トランスポート層)とか言われる部分です。

今回は、この家で言う所の、基礎部分が完璧ではあったので、トラブル発覚後も落ち着いてはいられました。
何事も基礎が大切と言う事なのでしょうね。