2014年2月28日金曜日

【USCPA】テストレットの難易度変化について。

今更ですが、USCPAのMCのテストレット毎の難易度変化について、照会を受けたので、記載したいと思います。

本件に関しては、本試験受験中の昨年6月にも、記事を書きました。
2013年6月3日の記事。
【USCPA】 やはり、MC第2セットが難モードでないとダメなのでしょうね。


ただ、合格後に他の人のブログ等を眺めていて、気が付いたことがあります。
それは、「実は、難モードの上位に、激難モードがあるのでは?」と言う疑念です。
以下に詳細しますが、あくまでも、貴公子の私見ですので、そこは御了承下さい。

MCのテストレット毎の難易度変化システムに関しては、NASBAから下記のレポートが出ております。全9ページを読みましたが、非常に詳細だと思います。
(こういう所のオープンさは、秘密主義の日本と違い、アメリカのいい所だと思います。)

How Is the CPA Exam Scored?

特に下記の13項記述は、秘中の秘でしょうね。
>13. Can I get all medium testlets and still pass?
>Yes, but for this to happen, you would have good but not excellent performance on the
>first two testlets, and then excellent performance on the last testlet.

ただ、上記レポートには、裏事情が詳細されているが、その一方で、必要以上の事は書いていないとも思います。
つまり、嘘は勿論、書いていないが、、かと言って、すべてを記載している訳ではないと思う。

そう言う前提で、気が付いた事を列記します。

気付き1)
「難」と一口に言っても、実は、Medium Difficult(難モード)とVery Difficult(激難モード)
があるのではないか?
さらに言えば、NASBAのレポートで言っている、Difficultとは「激難モード」だけで、「難モード」は、
Mediumに分類されているのではないか?

貴公子は、本試験を、14回受験したが、箸にも棒にも掛からない低得点(FAREで57点と62点)を取った、初期の試験では、明らかに、3テストレット共、Midium(普通モード)であった。
解いていて、引っ掛かる様な所が全く無く、ラクに回答できました。
しかしながら、1点差や2点差で、落ち続けている、受験中期以降は、第2テストレットは、難しくなりました。しかし、それでも、「これは、難しくなったよね。」って言う程度で、「激難」とは、程遠いものでした。
おそらくだが、数点差で落ちている時は、Medium Difficult(難モード)なのではなかったのか?

受験期終盤に、3連勝でPASSした際は、明らかに激難と思えるテストレットが、最低1つはあった。
(FAR、AUDとREGの第3テストレット、BECの第2テストレット)
他の合格者の方と話していても、「Crazyなテストレット」とかの表現がされるテストレットがあったと、必ず言います。
要は、難モードと激難モードの2つがあり、3つのテストレットの内、「激難モード」が一つはないと、ダメなのでは?
それと、激難モードは、最大1つまでで、2つは存在しえないのではないか?
逆に言えば、第2と第3テストレットが、ただの「難モード」なだけでは、70点前半止まりなのではないか?


*第3テストレットまで書くと、表が煩雑になり過ぎるので、第2までしか書いておりません。

気付き2)
上記の気付き1)と連動するのだが、Excellentの定義が、想定以上に、キツイのではないか?
上述の13項記載には、「全3テストレットが、普通モードであっても合格する事はある。ただ、その場合は、最初の2テストレットが、Good Performanceで、最後のテストレットが、Excellent Performanceである必要あり。」とあります。
ただ、ここで言う「普通モード」は、上表で言うところの、Medium Difficultも含めた、「普通」なのではないか?
 
さらに、ここで重要なのは、Excellentの定義です。
一般的に、アメリカ社会では、5段階評価が標準なっております。(人事評価とかでも。)
つまり、昇順に、Poor → Below Average → Fair → Good → Excellent。
また、試験でGoodと言った時は、普通70~80%前後を指し、Excellentと言ったときは、90%前後以上を指します。
つまり、少なくとも、Mediumモードのテストレットでは、完璧に近い回答を書き上げないと、激難モードに移行しないのではないか?
逆に言えば、第1テストレット(普通モード)の出来が70%程度でも、第2テストレットは難モードには移行するが、その難モードの第2テストレットでもう一度、GOOD以上を出さないと、激難モードに移行しないのでは?

勿論、実際のところは、どうなっているか分かりません。
ただ、繰り返しになりますが、合格した回は、必ず「激難モード」が1つはあったし、1点とか2点差で落ちた時は、Medium Difficultモードが1つないし2つはあったし(激難モードは無かったし)、箸にも棒にも掛からない時は、すべてが、Mediumモードでありました。

あくまでも私見ですが、結構いい線を行っていると思います。
何かの御参考になれば!!!


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2014年2月26日水曜日

週刊現代の凄い記事。これこそ、ジャーナリズムだ!

昨年末のポニー生命のバカさ加減に頭に来て以来、ソニーを興味をもって眺めております。
関連する、2/17の貴公子記事はこれです。
大雪報道一色の日本の新聞が無視する、ソニーの危機!

昨夜、貴公子が絶賛する、週刊現代のサイトに、ソニー社のすばらしい分析記事が出ているのを、
発見しました。
元副会長、ウォークマンの産みの親ほか かつての幹部が実名告白 あぁ、「僕らのソニー」が死んでいく

日経の御追従記事(日経は広告のスポンサーである、ソニーに頭が上がらない。)とは、次元の違う、インサイドで深い記事ですね。

副社長を務めた大曽根幸三氏の言葉が載っております。

>それにしても、ソニーは変わってしまった。われわれの世代が築いた技術屋の魂は受け継がれ>ていない。人事部や営業部出身で、技術の先読みができない文系の人間が出世している。
>もうソニー精神のかけらも残っていないでしょう。

まあ、そうなんでしょうけど、副社長までやったんだから、「在任中の取締役会で言うべきだ!」とは、思いますね。
引退してから、雑誌に愚痴るのは、反則ですね。
これでは、大曽根幸三氏も、風見鶏の優等生と言われてもしょうがないでしょうね。

この記事からの教訓は以下。
- 超が3つくらい付く、一流企業も、トップがダメだと、10年で腐る。
  貴公子が、1990年台後半に愛読していたBusiness Weekでは、あの当時の出井社長の特集が
  組まれていました。 
  あの記事は、とても印象的だったので、今でも鮮明に覚えておりますね。
  6ページ位のぶち抜き特集記事で、当時の出井社長の辣腕振りを褒め称えた後、休日は、
  愛車のフェラーリで、「東名高速をふっとばす。」みたいなエピソードも紹介されていました。 
  この記事を読んだ当時、「なんで、超一流メーカーのトップが、こんなに馬鹿なのか?」と
  不思議でしたねえ。
  やっぱり、出井はただの「能天気で無能なチャラ男」だった。

- アメリカ的な短期指標重視の経営を、無邪気に信じてはダメだ。
  週刊現代の記事中にも書かれているが、ソニーは、「アメリカ様、凄い。」と、無邪気に信じる、
  優等生集団だった。
  米国の凄さはある、韓国の素晴らしさもある。
  ただ、同時に、両国の弱点もあるし、一方で、日本の凄まじさもある。
  皆、努力をしているが、100点満点には遠く及ばず、苦悩と自省しながら、進んでいる。
  そうであるなに、何ものかの完璧性(無びょう性)を無邪気に信じて、猪突猛進すると、
  ソニーの様に、大怪我をする。
  
今後も、ソニーを注視してゆきます。
この会社の急落ぶりは、20年後の経営学教科書のいい教材となることでしょう。

それにしても、ポニー生命に対し、昨年末、生命保険の新規顧客として、コンタクトした際、「この会社は、かなりイカれている!」と、驚愕しました。
そして、契約手続きを、最終段階で打ち切りましたが、あの時の貴公子の行為は、正に先見の明がありますね。
絶賛ものですね。
潰れそうな、イカれた生保に入らないで良かった!(笑)
  

2014年2月24日月曜日

客観的になり切れない、人間のサガ。

ソチオリンピックも終了しました。
特に興味がある訳ではないが、深夜仕事から帰宅し、「ビールを飲みながら、何なくテレビを眺めながら、
日本人選手を応援する。」と言う意味で、少なくとも無関心では無かったと思う。

ただ、興味をもったのは、オリンピック競技そのものよりも、朝日新聞の報道。

「遊び」きった真央、間違いなく勝者(五輪コラム結晶)
http://www.asahi.com/articles/ASG2P5GZ9G2PULZU00H.html
>彼女は苦しさの極致に生まれる遊びを、最後にさわやかに遊びきったのだろう。
>間違いなく五輪の勝者だった。

確かに、一日目の競技(SP)で、大失敗しながらも、二日目の競技で、建て直し、結果として、
「そこそこの成績」を残した、浅田の精神力には、敬意を持ちます。
頑張ったと思う。
そして、浅田自身が自己評価として、満足できたのなら、尚、嬉しいとも思う。
>浅田真央はフリーの演技の後「うれしい。バンクーバーのリベンジはできた」とうれし泣きと笑顔をみせた。

しかしながら、周囲が(この場合は、朝日新聞を含めた、日本のマスメディアであるが。)、「間違いなく、五輪勝者」と、「事実を歪曲」する事は、情けなく思う。

指摘するまでも無いことだが、今回、金メダル最有力と事前予想されていた浅田にとって、金メダルどころか、表彰台にも上がれなかった事実は事実として、認めないといけない。
率直に言って、浅田は惨敗であり、国民は失望した。
勿論、世間がそう思うのと、浅田自身が、「うれしい。バンクーバーのリベンジはできた」と思うのは、全く別の話であり、浅田自身の自己評価は、尊重すべきだ。
一方で、客観性をウリにする、マスメディアは、「我々は失望した。なぜ、惨敗したのか?」と、浅田にインタビューをしないといけない。
それが、マスメディアの役割である。
「間違いなく勝者」と、事実歪曲し、謎掛けすることは、マスメディアの役割放棄どころか、危険思想でもある。

たかが、五輪スポーツと言われれば、その通りです。
目くじらを立てるのも、子供っぽいという批判はあるだろうが、それでも、言いたい。
こうした「事実の歪曲」こそが、政治経済も含めて、日本を劣化させる原因であると。。。。

事実を冷静に伝える。
つまり、客観性を保つ必要がある。
「経済は上向いている。」と、マスメディアは、競い合うように報道しているが、貿易収支や財政赤字と言った、マクロ数字を事実として見れば、嘘であることは自明だ。
こうした「嘘報道」を続け、現実から目を背け、一時の安楽さを求めるのは、人間のサガでもあるが、
日本人には、特に、その傾向が強い様な気がしている。
                
最近、メールくれた、Sさん(20代後半の中規模企業勤務?)に言いたい。
Sさんは、貴公子のマニラの熱い夜 で、インスピーレーションを受けている様で、ブロガーとしては、勿論、嬉しく思います。
ただ、「マニラの熱い夜シリーズ」の記事中でも、何度も書いたが、貴公子のしていた事は、「エキサイティングで、心躍る挑戦の日々」なんて言う、美しい話では全く無く、「苦悩と失望とやるせなさの中で、何とか前に進んだ、しょうもない日々」です。
貴公子は、朝日新聞の様に、こういう所で、「事実歪曲」はしません。(笑)
現に、第6章では、下記の様に、記載しております。

激闘マニラでの4年間 (第6章 マニラ日本人社会)
http://kanashimi-kikoushi.blogspot.jp/2010/06/blog-post_10.html

>正直に告白すれば、そう言われた時は悔しかったですねえ。
>因みに、その様に、面と向かって言われた時も、表面的には無表情であった筈。
>そういう時に、感情を顔に出す程、アマチュアではないと自負しております。(笑)
>しかし、しばらく経って、ボスの率直な発言に感謝する様になりました。
>どういう事かと言えば、下記の様に考えるに至ったからです。
>「如何に、高邁な思想を掲げ、比国のローカル社会で頑張ろうと、それは単なる自己満足に
>過ぎない。
>比国で死にそうになりながら、月給3万円で一日15時間、仕事している日本人(貴公子の事)
>なんて、一般的な日本人社会から見れば、単なるルーザーでしかない!」

そうなのです。
如何に、高邁な思想を掲げ、自己満足していたとしても、外部から見たら、単なる変わった人間でしかないし、ルーザーでしか無いわけです。
Sさんが、どういう選択をするかは、勿論、Sさんの自由意志だし、その決定を尊重し、敬意を払います。
ただ、Sさんが、貴公子の様なマネをしようとしているのなら、その行為は、10年前の貴公子がそうであった様に、「外部から見たら、負け犬としか写らない。」と言う、客観的事実を、全面的に受け入れないといけないとダメだと思う。

朝日新聞的に、あるいは、日本のマスメディアの見出し的に、「途上国ビジネスで、全力で挑戦し続ける、日本の熱い若者達。 ~ 世界を目指す若い力。」なんて言う風な話を作るつもりは、全くありません。
そうした、下らない美談は、Sさんを不幸にします。
(自分自身が、嘘に酔ってしまうので。。。)
Sさんには、「単なるルーザーでしかない!」と言う事を、認識した上で、それでも、「どん詰まり人生の局面転換のギャンブルの為にやってみる。」と言う、厳しい意識を片時も忘れる事無く、飛び込んで欲しいと思います。

そして、最後にひとことだけ加えます。
頑張って欲しい。
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2014年2月21日金曜日

Grace Under Pressureが、今年のモットーです!

仕事の方が、アホみたいに忙しいですね。。。。
最近は。。。。

現在、中規模程度のIT系のプロジェクトのPM(Project Manager)を、2つやっております。
一つは、純粋なアプリケーションサーバのReplecement案件で、Network系の知識全般とWindows AD(Active Directory)やCITRIXのリバースプロキシ機能の知識が必要です。
もう一つは、Oracle Hyperionを使用した、多次元分析システム構築です。

前者の作業は、今まで、散々、やってきたので、まあ、大した負担はないですが(甘く見てはいけませんが)、後者の方は、ビジネスプロセス分析も含むので、今までやった事がないと言う意味で、大変ですね。
と言う訳で、ダブルパンチを受けております。

まあ、以前の記事でも書いたのですが、今年のモットーは。”Grace Under Pressure"。
つまり、「プレッシャーの中でも、優雅さを忘れない!」と言う事です。
美しく、そして、淡々と成功させたいですね。

PMなので、人間関係の調整等の非技術要素も含めて、プロジェクト全般を管理する必要があり、
それはそれで、中々、気を使いますが、同時に、ビジネスマンとして、勉強にもなります。
チーム全体のモチベーションを保ちつつ、美しく、成功させると言う事が、大切でしょうね。

あまり力を入れすぎる事もなく、優雅に、頑張ります!

2014年2月18日火曜日

【初めてのマンション購入】 住宅ローン減税手続き、最終版V2

本日、税務署に行ってきました。(← と言っても、貴公子ではなく、妻ですが。)
住宅ローン減税を受ける為です。

住宅ローン関係の詳細は、ここにも書いております。
→ 【初めてのマション購入】 住宅ローン減税手続き、最終版V1

上記記事にも書いたのですが、サラリーマンで連帯保証なしの場合は、下記の書類が必要です。

用意する書類。
1) 確定申告書A(第一表&第二表)
2) (特定増改築等)住宅借入金等特別控除額の計算明細書(第一面)
3) (特定増改築等)住宅借入金等特別控除額の計算(第二面)
4) 登記簿謄本 (法務局から入手)
5) 住民票   (区役所から入手)
6) 借入金の年末残高証明書 (借入金融機関発行)
7) 源泉徴収書 (勤務先から入手)
8) 売買契約書コピー

そして、上記通り、妻が持参し、本日、税務署に行ってきました。
前の記事にも書いたのですが、4)登記簿謄本と5)住民票は、やはり原本でないとダメとの事でした。

また、税務署の入り口で、封筒を渡されて、そこに書類を入れて、封筒ごと提出する様に指示されたとの事ですが、窓口で、「不安だから、中身をチェックして欲しい。」と粘れば、受付の税務署員が中身をチェックしてくれる様です。(妻は、チェックを受けたとの事です。)

と言う訳で、無事に受理されました。
一ヶ月半程度後に、指定した銀行口座に振り込まれるとの事です。
良かった!
と言う訳で、年末以降、頭の痛かった事が、一つ終わりました!!!
今回は、住宅ローン減税の利用1年目だから、税務署まで行きましたが、2年目以降は、サラリーマンなら、年末調整の時に、処理できるとの事です。

因みに、住宅ローン減税の受け付けは、3/17までです。
処理が終わってない人は、急ぎましょう!!!

何かの御参考になれば!!!






2014年2月17日月曜日

ユルきゃら、日経再び!

三菱地所、施工ミスで曇るブランド価値
いつもスポンサーには、手ぬるい日経ですが、今回は、少しだけ、真面目に書いておりますね。
例の三菱地所レジデンス、「ザ・パークハウス グラン 南青山」での建築偽装事件です。(疑惑ではなく!)
ただ、地所の善意を前面に出し、好意的過ぎる記事で、批判を本来の趣旨とする新聞としては、どうなんでしょうね。

>三菱地所のマンション事業が揺れている。発端は2013年12月に明らかになった都内マンション>の施工ミス。
>目先の業績への影響は軽微だが、高級路線を掲げる三菱地所にとっては「それ以上に大事
>なものをリスクにさらしかねない一大事。」 災い転じて福となすことはできるのか。

この辺からして、日経は、甘いですね。(ゆるキャラ・日経)
と言うか、「既に完成して、引渡済みの物件も、バレなかっただけで、同じなんじゃん?」と言うのが、普通の人の感覚ですよね。
会社を揺るがす様な大事件だと思うのですが、「災い転じて福となすことはできるのか。」って言う程度の感覚ですかねえ。。
日経は!!!

>昨年8月の時点で関電工の担当者が施工図のミスに気付き、鹿島の現場責任者に報告した
>にも関わらず、鹿島の責任者は本社や三菱地所レジに報告せず関電工に対応を一任。
>その後の関電工の対応が致命的だった。

「三菱は、全く気づかなかった。」と言う、ストーリーを組み立てているが、本当かどうか、怪しい。
と言うのも、鹿島が、必死に隠蔽する必要も無かった訳で。。。
まあ、百歩譲って、鹿島の現場責任者が本当に、三菱に報告していなかったのならば、三菱も随分と、舐められたものですねえ。(笑)
それはそれで、大きな問題です。
要は、鹿島の現場責任者は、「三菱の奴らは、技術的な事なんかどうせ分からないだから、報告するだけ無駄、無駄!」と考えた訳ですよね。
施工会社に、そこまで、舐められるDeveloperと言うのは、問題ですねえ。
それに、そもそも、三菱は、建築検査をしてなかったと言う事にもなりますねえ。

責任転嫁、ここに極まれりと言う案件です。
報道通りなら、随分と、いい加減な話だ。

>最多価格帯の部屋は1億4000万円だから、手付金は販売価格の1割として1400万円。顧客に
>してみれば、払った1400万円が返ってきた上、2800万円の補償金を手にする計算だ。
>むろん迷惑な話には違いないが、>2800万円は補償金としては十分な額と言える。

要は、カネで解決したということでしょう。(カネ以外で、解決もできないが。)
でも、羨ましい。。。。
貴公子も、購入すれば良かった!!!(笑)

合わせて読みたい。→ 全員、やる気がない!

大雪報道一色の日本の新聞が無視する、ソニーの危機!

韓国のビジネスエリートが読む、高級紙「朝鮮日報」の記事です。(日本語版ですが。)

技術のソニー、没落の原因

>過去の成功に酔い続けていたこと、短期的な成果にのみ執着した経営陣の失敗などがソニーの>没落を招いたと受け止められている。

>また、「グローバルソニー」を叫び、米国式の社外取締役制度を導入し、事業部門を25社に分割>した。経営陣が短期的な成果として評価する会社システムの整備を進めた結果、技術者は「ソニ>ーはもはや技術企業ではなくなった」として大量に退職した。

ソニーの今期決算予想での酷さは、日本の新聞では、日経が淡々と報じた以外では、無視されたニュースですね。
それにしても、ソニーは、ここ10年くらいで、あり得ない程、没落しましたね。
記事中にも書いてありますが、2005年に、エンターテーメント会社を志向し、アメリカ人社長を、据えた頃から、明らかにあの会社はおかしくなりましたね。

ドライに、そして精密に分析している、良い記事だと思います。
「技術者が大量退職した」と言う、報道は、初めて見ました。

組織と言うものは、路線が間違えると、どんな一流組織でさえも、将棋倒しの様に、没落してゆくと言う、良い「教材」ですね。
ソニーの事例は。

栄枯盛衰が企業が常であるので、今後、劇的な復活も無きしも非ずですが、まあ、キツイ茨の道が、待っているでしょうね。
重電に重心を移している、東芝や日立は兎も角、家電メーカーであるパナやシャープも、厳しいですが、ソニーは、それらの比ではないですね。
根本原因は、エンタメ業界へのシフトを図ると言う、ボケさ加減にあると思います。
要は、カッコ付け過ぎと言うか、勘違いしすぎと言うか、バカ丸出し過ぎ。

今後、ソニーを注視してゆきます。
下手をすると、数年以内に、御臨終と言う可能性もあると思っております。

合わせて読みたい。
→ 2013年、最後のアップ ~ 橘川武郎とポニー生命!

2014年2月15日土曜日

【初めてのマンション購入】 住宅ローン減税手続き、最終版V1

まあ、貴公子自身も当事者(住宅ローン減税対象者)なのですが、ある方から、照会メールも頂いたので、手続きの概要を記載します。
一応、米国の公認会計士なので、初仕事と言えるかもしれませんね。無償ですが。(笑)

さて、行きましょう!

詳細は、下記の税務署ホームページにすべて記載されております。
税務署ホームページ

これも、上記の税務署ホームページからのリンクです。
住宅借入金等特別控除を受けられる方へ

それを読めば分かる!

と言いたいのですが、貴公子も、時間を掛けて、一生懸命読んだのですが、なかなかキツイです。
恐らく、すべての状況を書かれ過ぎていて、逆に混乱してしてしまうと思うのですが。(笑)

兎に角、平成25年度入居ならば、最大で20万円まで(ローン残高が2000万円以上の場合)、戻ってくるので、マジに手続きした方が良いでしょうね。
20万円の還付ですよ。20万円!(笑)
因みに、申告期限は、3/17。

で、サラリーマンにとっての一般的な住宅ローン手続きに限って書くと、以下の様な感じです。
(サラリーマンで、連帯保証なしの場合です。)

用意する書類。
1) 確定申告書A(第一表&第二表)
2) (特定増改築等)住宅借入金等特別控除額の計算明細書(第一面)
3) (特定増改築等)住宅借入金等特別控除額の計算(第二面)
4) 登記簿謄本 (法務局から入手)
5) 住民票   (区役所から入手)
6) 借入金の年末残高証明書 (借入金融機関発行)
7) 源泉徴収書 (勤務先から入手)
8) 売買契約書コピー

1)と2)と3)は、税務署のホームページから、ダウンロードできます。
4)と5)は、コピーでも良いか否かは微妙。(コピーがダメとは書いてません。)

勿論、1)と2)と3)の書類を書くのも大変なのですが、サラリーマンにとっては、上記書類を集めるだけでも結構、辛いのではないでしょうか???
1)と2)と3)の書類の書き方は、上述の税務署ホームページに詳細されておりますが、エッセンスならが、下記のサイトが良くまとまっていると思います。
住宅ローン控除 確定申告書の書き方

貴公子は、本日、半日かけて、やっと書類を作成しました。
皆さんも頑張りましょう!!

週明けに、妻が税務署に持っていきますが、「登記簿謄本と住民票が、コピーで良いか否か?」
に関しては、週明けの受理結果判明次第、すぐにアップします。
何かの御参考になれば!

雛人形は、結局、楽天ショップで購入しました! (続報)

時期が時期だからでしょうが、本年の1月末にアップした、下記記事は、そこそこ人気あります。
浅草橋の人形街で、商売の世界の息吹を感じた!

本ブログの想定読者(アラサーで、国際志向が強いビジネスパースン)とは、明らかに異なる読者と思われる方からのアクセスが、それなりにあります。
GoogleのAnalysis機能によれば、検索ワードは、「雛人形、値引き、浅草橋」とかですねえ。

と言う訳で、本件、フォローします。
あの記事のアップ後も、銀座のデパートやイオン等のスーパーも含め(もちろん、浅草橋再訪も)、検討を重ねた結果、相場観も分かってきました。

前のブログでも書いたのですが、人形と言う工芸品は、値段はあって無いようなものでしょうね。
ただ、それでも、あえて相場観と言うのならば、一般のマンションに飾る様なケースに入っている様な2体の人形ならば、大体、5万円~7万円程度でしょうね。
もっとも、質が良いものは、プレミアムが付きます。
貴公子が、銀座三越で見た、2体の人形は、工芸品として、とても素晴らしく、思わず見とれる程の出来栄えでしたが、これは、プレミアムがついて、21万円の値札が付いておりました。
(値引きはしないとのことでした。)

よっぽど、この21万円のを買おうかと、30分くらい考えたのですが、やはり、大幅な予算オーバーなので止めました。(笑)

で、その後も、別の店で散々見たのですが、結局、楽天オンラインで購入しました。
これです。
気になる価格ですが、楽天カードを作ることで、3,000円割引になり、42,600円でした。

あまり大きすぎても、置き場所に困るので、適度なサイズである必要があるし、また、ある程度、雰囲気が必要だし、また、10万円以内の予算と言う制約のなかでは、満足できる買い物だったと思います。
因みに、雨水の日(2/19)の頃に、飾るのが良いとの事ですので、まあ、購入時期は、それを見計らって、ぎりぎりまで待って,購入しました。

今回の雛人形購入の教訓は、以下でしょうね。
- 貴公子の様なマンション住民が購入する、ケース入りの2体型の雛人形は、 一般的なものなら、
  ネットやスーパーでは、5万円~7万円程度。(勿論、質が高いものの値段は天井知らず。)
- デパートやスーパーでの雛人形は、直前期になっても、値引きはなし。
- 一方、浅草橋での専門店での値札レベルでの表示価格は、ネットやスーパーの2倍程度。
  ただ、30%位の値引きは可能。
- 浅草橋の専門店では、値引き後の価格でも、ネットやスーパーよりも高いのは、場所代とか人件費が、大幅に  追加される訳なので、止むを得ないと納得。

まあ、こんな感じです。
何かの御参考になれば!!!

2014年2月8日土曜日

明日の都知事選では、「橋下徹大阪市長!」と記入します!

明日の都知事選挙ですが、散々、迷った挙句、誰に投票するか決めました。

まあ、消去法でいけば、舛添しかいませんが、その舛添も頭は良いんだろうが、その器の小ささに辟易としますねえ。(細川の御殿様は、論外!)

まあ、主要候補者は、皆、年金生活者である訳で、老人クラブの会長選挙と化しております。
そんな事もあって、貴公子は、投票用紙には、「橋下徹大阪市長!」と書くことに決めました。
つまり、無効票です。

各党ともやる気のない都知事選の投票用紙
橋下大阪市長は、一連の市長辞職 → 再選挙の流れを見ていても、驚く程、子供ぽい所があり、
問題はありますが、それでも、彼なりの改革を真剣に考えていると言う点、そして、自分の信念の為には、批判を恐れずに突き進むと言う姿勢には、一目、置いております。
(彼の主張自体への賛否は兎も角としてですが。)

それに比べて、日和見主義者の舛添と、殿様・細川が、主要候補の都知事選では、投票する気もなくなります。そのシラケ気分を晴らすためにも、ここは敢えて、無効票を投じに行きます。

ところで、本日、土曜日は、大雪でした。
大雪の中、辰巳、東雲、豊洲と経由した、ジョギングを敢行しました。
貴公子は、北海道で4年勤務しておりましたが、雪の中のジョギングは、20年前のあの時代を、
思い起こさせます。
残念ながら、流石に、パウダースノーとまではいきませんでしたが、北海道勤務時代に、「熊に注意」の看板を、横目に見ながら、吹雪の中の氷点下の山に入り、トレーニングをしていた、若かりし頃が、デジャブしますね。(笑)

明日は、良い天気になります様に!
豊洲アーバンドックの雪景色
辰巳・東雲エリアの雪景色。よく見えません。






全員、やる気がない!

このブログ記事のタイトルは、どうしようか悩みました!

三菱地所レジデンスが、手掛けている、「ザ・パークハウス グラン 南青山高樹町」と言う、高級分譲マンションでの手抜き工事発覚です。

億ションに欠陥、販売中止 迷惑料支払い20数億円に

***************************************************************
スリーブを施工したのは関電工。同社が設計図をもとに施工図を作製した際、スリーブの位置を書き漏らしたという。昨年8月に関電工がミスに気づいて現場責任者だった鹿島の工事事務所長に相談したが、所長はスリーブを作るよう指示しただけで、本社や三菱側に報告しなかった。
*********************************************************

今年3月入居予定だったが、Internetでの書き込みが原因で、手抜き工事が発覚し、三菱が入居予定者に、手付金の3倍に当たる、迷惑料を支払い、購入契約を解除をしてもらったとの事ですね。表面的には。。。。
三菱は、施工の鹿島に、損害賠償請求をする予定との事。

しかし、三菱地所レジデンスと言えば、三井不動産レジデンシャルと共に、業界の最優良デべロッパーな訳だし、鹿島や関電工だって、業界首位クラスですよねえ。
まあ、いい加減な話ですねえ。。。

昨年8月にミスが発覚したのに、半年近く、放置していた訳であり、これでは、「インチキ工事がばれなかったら、そのまま売っちまおう!」と考えていたと、取られてもしょうがいないですよねえ。
やる気があったのは、ミスを報告した関電工だけで、連絡を受けた鹿島や、おそらく報告を受けていたであろう三菱は、報告を黙殺した訳ですね。
きっと。。。。

おそらくだが、鹿島も三菱も、「不良マンションを売りつけてやろう!」と言う、積極的な悪意があったとは思わないが、「ミスを発見したけど、そのまま報告を上げれば、怒られるから(あるいは、出世に響くから)、見なかった事にしよう!」と言う、「不作為の罪」があったのでしょうね。
貴公子は、不動産業界関係者ではないが、「マンションのデベロッパーに限らず、サラリーマン社会って、こんなもんじゃない?」と言うのが、正直な所ですねえ。
悲しい事ですが。。。

まあ、インターネットの書き込みなんて、無視しても良かったのであろうが、「騒がれたから、急いで謝った!」と言う意味で、三菱には、最低限の責任感はあったと信じたい。
やる気は無かったのだろうけど。
まあ、痛ましい日本のビジネス界の現状ですね。

2014年2月4日火曜日

激白! ~ 潮目が来ているのか?

年明けから、1ヶ月程度ですが、日経平均は、年初から暴落しております。(マイナス14%)
何かが起きているのでしょう。
きっと。。。

色々と、思うところはあります。
「この現象は、こういう事で起きている」とか、「今後、こうなるんじゃない?」みたいな思いです。
ただ、そう言う面倒くさい議論は止めて、端的に言うならば、貴公子は、金融の怖さを、それなりに身をもって、知っているし、国際投機家の「えげつなさ」も、理解しているつもりなので、今回の暴落が、示唆する、我が国の現状と未来に対して、一抹の恐怖感を感じております。

先日の記事でも書きましたが、最悪な事態の発生する可能性は、その大小に関わらず、常にある訳です。
ある意味、そこまで、理解していながら、「悪い事が起こらないで欲しい!」と願っているだけの今の貴公子の現状は、無責任かつ責任放棄なのかも知れません。
その意味で、緊張感と共に、軽い罪悪感や無力感も感じております。
まあ、出来る事と言えば、せいぜい現象分析までで、この流れを反転させる様な力は、勿論、一切ありません。。。

いずれにせよ、大きな時代の変化を感じる、最近の全世界株安現象です。
固唾を呑んで、情勢を見守ります。
何も出来ないのが、歯がゆいけど。。。






2014年2月2日日曜日

【週刊貴公子】 「激動する国際政治の中での近未来の日本経済」を予測する!

貴公子と同世代のエコノミストに、原田武夫と言う人がいます。
経歴を見る限り、我が国のスーパーエリートですね。
彼の国際政治経済の分析手法は、彼が、予測分析シナリオと命名する手法であり、「事実と論理に基づいてつくられた、あり得べき「未来」へと至るプロセス」と、自身のサイトで紹介しております。

先週、ファンドマネージャーの仕事をしている方(おそらく、貴公子よりも年上の方)から、メールを頂きました。
メールの遣り取りをしている中で、彼がかつて記載した、企業投資に関する論文の話題になり、興味を惹かれました。
と言うのも、彼は、各企業が保持すべきである、「市場予知能力」の重要性を、訴えていたからです。(日本企業には、これがないと彼は言っておりました。)
原田氏が、言うところの、「予測分析シナリオ」と非常に近い概念だと思います。

という訳で、貴公子も、予測分析をやってみます。
名付けて、「激動する国際政治の中での近未来の日本経済」です。
まあ、貴公子が抱く、予想しうる、日本の近未来は明るくありませんが。。。

ちょっと、横に逸れますが、多くのビジネスマンは、自分の企業の事ばかり話し、国家全体の経済や国際経済を論じるビジネスマンは、極めて少数派です。
ただ、その少数派でさえも、あくまでも経済面のみを論じております。
もっと政治面、軍事面からの考察を加えないと、世界経済は見えないと考えております。
言い換えれば、国家の経済は、国際政治や軍事力(Military Balance)を抜きにして、考えることは、意味がないと考えております。
その意味で、大前研一の論理は、書生論に見えるし、その一方で、Military Balanceまでを考慮しながら、経済を論じる、原田氏に、最近は、賛同をしております。

話を戻しましょう!
まず、日本経済は、消費税アップとなる、本年4月以降、失速します。
(某大手注文住宅メーカーの中堅幹部が、2013年10月以降の新規受注は、ほぼゼロだと最近、貴公子に告白しておりました。)
ただ、消費税アップによる、経済失速なんて、その後のシナリオからすれば、小さな話だと思っております。

2013年以降、団塊の世代が、年金生活に入り始めており、天文学的な我が国の財政赤字は、ますます膨張の一途を辿っております。
もしこの状態で、どこかの国家が、明確な意思を持って、息の掛かったファンドを使い、「日本国債のカラ売り」に走ったら。。
(勿論、彼らは、BBCやBloomberg TVを使い、日本の財政危機を煽るのも忘れない。)
日本経済が崩壊する中、中国は、尖閣を含む南西諸島に、韓国は対馬に、海兵隊を送り込んで、占領したら。。。
その一方で、中国はあり余る外貨準備金を使い、アメリカ国債を買占め、アメリカの手足を縛るので、日米軍事同盟を期待する日本は、アメリカから無視されるのでは?

それどころか、自らも巨額な財政赤字に悩む、アメリカ自身が、軍事費削減と言う名目で(実は、中国に財布を握られ、頭が上がらないので)、西太平洋の防衛ラインを、現在の沖縄・岩国・横須賀・三沢ラインから、グアムまで後退させるのではないか?
(こうなると、皮肉にも、沖縄基地問題は、完全解決するが。)

日本の株式市場が急落し、極端な円安展開の中で、欧米系のファンドは、日本の優良企業の株式を底値で買占め、後は、バラバラに切り売りして、利益を上げるか、技術を盗んで、捨てるのではないか。。。。
そうすることで、世界中の国家が、日本を踏み台にして、一息つけるし、日本以外の国家や企業にとっては、悪い事は無さそうですね。
(彼らの取り分は、一国を崩壊させるのだから、膨大となるでしょうね。)

もちろん、日本の官僚も無策ではないのだろうが、いくら我が国の官僚が努力しても、あの政治家連中の最近のサラリーマン振りを見ていると、全く期待できませんねえ。

まあ、貴公子の「予測分析」が、外れる事を、切に祈っております!

因みに、上記のシナリオは、貴公子氏が想定しうる、起こりうる10本程度のシナリオの内の悪い方のシナリオ(最悪のシナリオは、もっと過激だが。)です。
もう少し、軟着陸できると良いのですが。。。