2016年7月31日日曜日

【書評】 話題本の山口敬之氏の「総理」を読んで、不安になった。

久しぶりの書評です。
今回は、元TBSの政治記者、山口敬之氏の独立後の初出版本、「総理」です。
各種メディアで話題になっておりますので、早速、購入して、この週末で読んでみました。


著者の山口氏は、安部総理や麻生大臣に食い込み、公私共に深い付き合いをしたとの事であります。この手の本にありがちな政策解説本とか批判本ではなく、「あの時、実は、こういう会話が政権幹部の間でなされていた。」と言う事実を中心に据えて書かれております。
その意味で、「そういう動きがあの時にあったんだあ。。」と知ることも多く、退屈はしません。

ただ、著者本人も自覚している様だが、「取材対象に近過ぎる。」との批判は免れ得ないと思う。
「個人的な呑み会にしょっちゅう引っ張り出されている事が、政治記者として、正しい居住いか?」
と言われれれば、ダメと言わざるを得ないであろう。
どんな人間でも、呑み友達を悪く書くことは出来ません。
それは、山口氏が如何に高い使命感を持っていたとしても、同じであろうと思う。

実際、安部総理や麻生大臣のいい面しか書いてない様に思う。
この本を読んだ人の多くは(貴公子も含め)、安部総理や麻生大臣に好感を抱くと思うが、それが、政治記者としての立場を利用した「世論誘導」と見られても、山口氏も否定できないであろう。

実際、安部総理も麻生大臣も多くのミスを犯しているが、それに関しては触れていなかったり、美談に仕上げている部分も散見されるし、政治家として指弾される問題を、「苦悩する一人の人間」として描き、問題を矮小化している部分もある。

本書の「まえがき」に、「取材対象に肉薄するというジャーナリズムの本能と機能が国民の思考と判断を支える一助となっているか?を読者に判定してもらいたい。」と書いている。
貴公子の回答は、「確かに一助にはなっているとは思うが、あくまでも非常にバイアスが掛かった見方であるので、そのまま受け入れる事はできない。もう少し客観性が欲しいので、別のソースも当たりながら、本書の内容の真贋を考える。」というモノです。

まあ一般論として、人間の考え方と言うのは、長い時間を掛けて形成されるので、貴公子も含めて、一朝一夕で、それを変えることは出来ません。
山口氏は、「取材対象に肉薄する」と言うポリシーで、今まで報道に携わって来た訳で、そうしたポリシーを大切にして欲しいとは思うが、貴公子的には、政治家同士のドロドロした人間関係に足を入れ過ぎであると思う。
「適度な距離感を保つ。」と言う事も、政治記者としては重要な要素の訳であり、その意味でブレーキが壊れているとも思う。

ただ、予想はしていたが、「日本の政治家は、ここまで浪花節の人間関係なのか?」と言う驚きは持たざるを得ない。
政治家は人間関係を大切にしていると言うが、それも程度の問題で、ここまで政治家同士がズブズブの関係だと、「正論さえも人間関係の中で、抹殺されてしまうのでは?」と不安にはなった。

P.S.
先日、やっと読み終えた、米国の超エリート家系のコークファミリーを描いた下記の本の著者のアプローチの方が、取材対象との距離感と言う意味で、安心は出来ましたねえ。。。

シャープは、とうとう崩壊か?

シャープの第1四半期決算は、想定通りに散々でした。
そしてそれに伴う株価下落を経て、こんな記事が日経に出ておりました。

→ シャープ株「88円」巡る攻防 再生の左右するOB投資家
(以下抜粋)
=============
シャープの再生の結末を左右しかねないとも言える株価88円が迫っている。台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業による1株当たりの出資金額だ。29日の東京株式市場では一時前日比4円安の90円まで下落し、約半世紀ぶりの安値を付けた。88円を下回ると鴻海はシャープへの出資に障害が出てくる。
(中略)出資が遅れている理由は、中国での独占禁止法に関する審査に時間がかかっているため。長引けば、鴻海はシャープを丸ごとではなく液晶事業だけを購入することが可能になる。シャープのさらなる株価下落を理由に鴻海が買収を破談にする可能性もゼロではない。買収価格の引き下げをシャープの株主総会で再決議するよう鴻海がシャープに求めてくる可能性もある。(後略)
======================

如何にも、不可抗力の様な感じで書かれておりますが、ホンハイのTerry Gouは、すべてを計算し尽くして、「破談」を演出しております。
Terryが、欲しいのは何年も前から、「液晶部門」だけであり、それ以外には全く興味がありません。
この辺の事は、シャープWatcherとして、何年も前からマークしている人には、ほぼ自明な共通認識です。
この記事を参照 → 暗雲が立ち込める新生シャープの因果応報!

ずっと、「シャープ上層部は、なんでそんな単純なロジックが分からないんだ?」と思っておりましたが、最近になって、上層部は、「知らないフリ」をしているだけだと確信しました。
彼らは、如何に綺麗にホンハイに液晶部門だけを売り渡して、その「労働報酬」として、ホンハイからあてがわれる有形無形のおこぼれを狙っているだけに見えてきました。

本来、会社の存続と雇用確保を最優先して考えないといけない経営陣が、部下を生贄にして、旨い汁を吸おうとしている訳で、まあ組織の末期ですね。

「99%の人間は実直で正直であるが、ずる賢い1%が、策を弄して、そのすべてを簒奪してゆくのが、悲しいけど世の常だ。」と最近、親しくしているロビイストが言っていたが、正にそうなのかも知れません。
貴公子も、そんなに余裕綽々の訳でもないが、いたぶられて奪い取られる一方のシャープのスタッフが、可哀想に見えてきました。

こういう現象を延々と見させられ続けるのは、精神衛生上も良ろしくないですね。
なんだかなあ。。。。

2016年7月29日金曜日

都知事選は、小池百合子に投票します!

まあ、運命と言えるのでしょうね。

2週間前の土曜日夕方のジョギング中に、小池百合子候補の演説に偶然にもかち合ったのですが、本日は、仕事先で小池百合子氏の演説にぶつかりました。
たった2週間で、2回もこの広い東京で会った訳で、まあこれは、「小池百合子氏に投票しろ!」と言う天の声でしょうね。


それに、対抗馬の自民党の増田氏では、都議会を変えられないでしょうから、その意味でも小池氏なのかも知れません。

前の記事でも書きましたが、貴公子が頭に来ているのは、都議会のドンとか言う自民党の内田とか言う一都議が、実質的に都政を牛耳っている事です。
あの厚顔無恥の舛添前都知事さえ、この内田にペコペコしていた訳で、増田氏では、内田氏を温存ししそうです。
たかが都議の分際で、キングメーカーぶって本当に頭に来ます。笑

「悪しき都議会を叩き潰す!」と公言している小池氏は、ただその一点だけにおいても支持するに値するかも知れません。

昨夜、国会議員の元公設秘書だった人とビール飲みながら、話しをしていたのですが、彼が言うには、選挙と言うのは、「素晴らしい人を選ぶのではなく、こいつはダメだと言う奴を落選させるシステムだ。」との事でした。

「今回の都知事選挙は、言ってみれば、3人の囚人(一人は窃盗犯、もう一人は放火魔、最後は殺人鬼)の中から、誰か一人を恩赦するかを決める様なモノだ。」とも言っておりました。
ひねくれた見方ですが、凄い視点でもあります。

この意味でも、鳥越とか増田ではなく、小池百合子が、まあ許容範囲内かも知れません。
と言う訳で、散々、迷ったけど、最終的には、小池百合子に投票することで確定しました。

2016年7月26日火曜日

Sanders rescues U.S.A. !

Although I am Japanese living in Tokyo, Japan, I can not help being indifferent to U.S. presidential election because the political system of U.S. has big influence to the world 

Today, during lunch time, I watched CNN live at 2016 DNC(Democratic National Convention).
At the time, Sanders expressed full support for Hillary Clinton and finally approved her as democratic party's candidate with very clear expression.

His speech is so enthusiastic and impressive, which is completely lacking element in Hilary Clinton.
(Frankly, as Hilary's speech always looks to be so showman-type, I am always disgusted to hear her speech ! Hilary needs to study how to "pretend" to be sincere and honest person!)



Additionally, I hate current campaign finance system, which is represented symbolically by so called "Super-pack" that, in turn, brings profit only to the wealthy and ignores ordinary people like us.
In this meaning, I determined several years ago that I would NOT support "political elite" like Hilary !

However,after listening to Sanders' speech which strongly recommend Hilary and encourage his supporters to vote for Hilary, I changed my mind. 
If Sanders requests us to do so(actually he did at today's convention), I am willingly switch to Hilary just to prevent Trump from taking presidency.

Hilary !
You should abstain yourself, focus to keep eye on ordinary person and act accordingly....
If you do not take his words to your heart, we will immediately turn to Trump again...
Trump is very strong, so do not relax your guard.




2016年7月24日日曜日

Japan Wi-fiとポケモンGo!

先週は、東京ビックサイトで開催されていた、Inbound Japan2016の展示会に行っておりました。



「訪日外国人向けにどういうサービスを展開するか?」をテーマにした企画で、デジタルサイネージ、外国人向けグルメサイト、AIを使った旅行ガイドサービス等が展示されておりました。
PaypalみたいなFintech系も来ておりました。

純粋なIT技術の展示会ではなかったので、「お~!凄い!!」と言うのは無かったですが、便利なサービスと思えるのはありました。

例えば、訪日外国人向けの Japan Wi-fi と言うサービスです。
スマホにアプリをダウンロードして、起動しておけば、自動的に近隣のフリーWifiに接続してくれます。
勿論、フリーWifi提供エリアにいないと自動検索に失敗しますが、意外にフリーWifiエリアは多いと言うのが印象です。
セブンイレブンや、ファミリーマートと言ったコンビニやJRの地下鉄駅でも、フリーWifiが利用可能です。
都営バス内でも利用可能だったりしますが、このJapan Wi-fiアプリさえあれば、起動するだけで勝手に繋げてくれます。
技術的には大したことはないけど、便利な機能であるとは思います。
勿論、スマホアプリは、訪日外国人だけではなく、我々も無料で使えます。

あと、話題のポケモンGoですが、週末、数時間、これで遊んでおりました。
最初は、全然、面白さが分からなかったですが、しばらく遊んでいると、ハマリました。

これ、最高に燃えます。笑
結局、本日、日曜日は、2時間くらい、これで遊んでおりました。
ジョギングしながら遣っていたのですが、結局10キロ以上、歩きました。
ポケモンGoは、健康にも良いですね。

データ通信量が多いのではないかと不安でしたが、1時間遊んで10MB程度との事で、これなら通信量を気にせずに遊べます。

しばらく、ポケモンGoで楽しめそうです。
ただ、街中でポケモンGoをやっている人が沢山いて、その内の何人かは、自転車を運転しながらやっていたので、ちょっと危険ですね。
自動車を運転しながらポケモンGoをやると言う信じがたい非常識な人間もいる様で、危ないですね。


ダイヤモンド誌に感嘆! 都知事選に落胆!

週刊ダイヤモンドの7/16号を、この週末に読んでおります。
英国のEU離脱決定の国民投票の結果を受けての特集ですが、読み応えがあります。



17世紀に、封建制から近代に移行した歴史と同じレベルの地殻変動が、今、全世界的に起きていると言う指摘で、非常に知的な記事です。
3世紀のゲルマン人の大移動や、ルイ14世の絶対王政、17世紀初頭の東インド会社、アダムスミスまで言及されており、広い視野で今回のBrexitが俯瞰されております。

東京都知事選挙の低レベルさに辟易としている中で、誠に知的にリフレッシュできる記事です。
この雑誌は、最近、読み始めたのですが、特集以外のビジネス記事もレベルが高く、良いですね。
定期購読をするかも知れません。

都知事選について書くと、当初は小池百合子に期待していたのですが、街頭演説を先週、ジョギング中に直接聞いて、そのバカ丸出しさにイラつきました。笑。
エゴが強いだけのカマってチャンで、ヒステリックなバアさんに見えましたねえ。
人間としての深みを全く感じませんでした。

鳥越俊太郎は、話にならないチャラ男だし、結局、自民党の増田氏しかいませんね。
消去法で。。。

しかし、野党連合とか言って、みんなであんなにどうしようもない鳥越氏を押した野党も、節操がありません。
もう少し、マシなのを出しても良かったんじゃないかなあ。。。
例えば直近の2回の都知事選で、次点となった宇都宮氏の政策には、保守を自称する貴公子が同意できる政策ではなかったが、それでも宇都宮氏の主張は、一つの考え方として理解できました。

翻って、鳥越俊太郎は、癌サバイバーだけが取り得の思考能力ゼロの情けない爺さんであり、言っていることは支離滅裂でどうしようも在りません。
自称、ジャーナリストとか言っているが、そもそも彼はジャーナリストであった事は一度もありません。あの人は、過去に於いても、ただのキャスターでしかなく、原稿を棒読みしているだけでした。

それに、こんな吊革広告も見てしまったしね。
と言う訳で、消去法で、増田氏かなあ。。。
低レベルな政治屋に翻弄される哀れな都民に、同情してください。笑


2016年7月18日月曜日

ソフトバンク解約 → 格安スマホ使用開始しました。

まあ、貴公子は、IT技術の専門家なので、普通の人よりは、ITの最新トレンドへの感度は高い筈なのですが、格安スマホへの移行は、すっかり出遅れました。

この度、やっとソフトバンクを解約の上、格安スマホへと乗り換えました。
勿論、SIMフリー版のスマホでないと、格安スマホは使えないので、ハードウェアを購入した上です。
左が、今まで使っていたSIMロック版のSharpのSH301で、右が今回購入したKyoceraのSIMフリー版です。


機器を購入したのは、イオンモバイルショップで、格安スマホのSIMもイオンモバイルで購入しました。
因みに、格安モバイル業者は沢山ありますが、元締めの格安スマホ回線提供業者は、3社しかなく(OCN系、IIJ系、Yモバイル系)、イオンモバイルは、IIJ系です。

本当は、悪名高いソフトバンクの2年縛り契約があるので、今年の年初に変えれば、解約料は掛からなかったのですが、年初は年初で忙しくて、つい解約をしそびれて、何となく、そのままとなっておりました。

また、今回、格安スマホを購入するに当たって、特に何かを調査したわけではありません。
MVNEとかMVNOの概念は、移動通信の常識として仕事で散々、勉強したので、今更、調査する必要もなかったのですが、ご存じない方は、この辺のサイトがサッと読めて良いかも知れません。
http://simchange.jp/mvne/
http://kakuyasu-sumaho.783783783.com/kakuyasusumaho-share201603/

さて、お待ちかねのどれだけ安くなるかですが、ソフトバンクでは妻と自分で2回線契約をしておりました。
プラン名は、一般的なホワイトプランで、通話は殆ど使わなかったのに、一ヶ月で約2万円でした。

イオンモバイルの素晴らしいところですが、家族でデータ容量を共有できるので、共有プランを月3000円のを選択しました。
よって、ざっくり一ヶ月当たりで、1万5千円程度の削減となります。

SIMフリースマホ機器購入が2台で4万円、ソフトバンク途中解約が2台で2万円掛かりますが、それでも初期投資の6万円は4ヶ月で回収できる計算になります。
因みに、電話番号移行は、面倒臭いの行いませんでした。(時間もカネも掛かるので。)

格安スマホの回線速度に関しては、よく言われますが、プロ用の専門サイトで調べる限りの貴公子の結論は、「確かに、既存3社(ドコモ、au、ソフトバンク)に比べると、アクセスが集中する平日の昼時とかで、若干、スピードが落ちることがあるかも知れないが、実用上の不都合は全く無い。」と言うものです。

現在、格安スマホの国内携帯ユーザーに占めるシェアは、10%強ですが、これだけ安いと、一気に入れ替わる可能性がありますね。
確かに、携帯電話使用料金が4人家族で、一ヶ月3万円とか4万円掛かっていたのは異常でした。
4人家族で、月額5~6千円と言うのが、これからのスタンダードなのでしょうね。

アプリの入れ替えも、全部で30分程度で完了しますので、格安スマホを使わない理由はないと思います。

2016年7月17日日曜日

ジョギング中に、小池百合子氏の選挙演説を聴く。

ジョギング中に、遊説中の都知事候補の小池百合子氏に出くわしました。
しばらく聞いておりましたが、正直、失望しました。

自民党への恨みつらみと言うか、単なる愚痴に聞こえましたねえ。。。。
と言うか、それ以外の話が殆ど無く、「自民党は、都連副会長の自分にも相談をなく、密室で都知事候補を決めた。私は怒っている。」とか、そんなことばっかり言っており、都知事になって何をやりたいのかがよく分かりませんでした。


例えば、月並みだけど、待機児童問題とか、首都防災対策とかでも良いので、何か具体的な政策をしゃべるべきだと思う。
組織に対する愚痴ではなく。。。。

貴公子は、John F Keneddyの就任演説を聴く度に、鳥肌が立つほどの感動を受けます。

最近だったら、Obama大統領の広島のスピーチも良かったです。

こうした、魂を揺るがす様な政治家のスピーチに慣れている貴公子にとって、小池氏の愚痴スピーチは、何だかなあと言う感じですね。
一方、鳥越俊太郎ですが、あれは論外ですね。
魂も無ければ、政策もないただの目立ちたがりです。
話も随分とズレているし。
そもそも、ジャーナリストと言うのは、「文句屋言い屋」ですから、他人の揚げ足取りとか批判は上手いけど、自分から何かを提案し、それを世間に諮る力は皆無です。
よって、論外です。

こう考えると、自民党の増田氏しかいないかも知れませんね。
最近の選挙では、「泡沫候補」ばかりに入れており、投票前から死票となる事が確定している事ばかりで、さすがに虚しく感じておりました。笑

よって、今回は、この2候補以外には投票しません。(小池氏か増田氏。鳥越は論外。)
小池氏に入れるつもりだったのに、少し考え直します。

2016年7月16日土曜日

トミーカイラZZに試乗しました!

ジョギング中に、あのトミーカイラZZの試乗会会場の横を偶然通りかかったので、早速交渉して、30分くらい試乗させてもらいました。
たまたま、免許証を持っておりました。



トミーカイラは、京都大学発のベンチャー企業であるGLM社が、2014年に発売した電気自動車で、価格は800万円です。
GLM社の詳細はこちら。→ http://glm.jp/

まあ、電気自動車を運転するのも初めてだったので、中々、刺激的でした。
御覧の様に、オープンカーで、驚いた事に、サイドにガラスがありません。
雨が降った時は、天井には幌を被せる様ですが、サイドからは雨が吹き込んでくる構造ですね。

と言う訳で、エアコンは付いておりませんし、オーデイオシステムもありません。
ネットでスペックを調べると、最高速は150キロ程度ですが、0→100キロまでの加速は、3.9秒であり、これは本田NSXや日産スカイラインGTRとかよりも速いとの事です。

運転した感覚ですが、確かに加速は良いですね。
また、電気自動車なので、ガソリン車の様に、ギアチェンジ時にガクンとエンジン回転数が落ちる事もなく、スムースに加速するし、何より静かです。

ただ、一回のフル充電での航続距離は120キロ程度で、これでは話になりません。
また、貴公子はマンション暮らしで、マンション駐車場には充電用のアダプターがないと言うのが、致命的ですね。
と言う訳で、さすがに購入はしませんが、良い経験でした。

バッテリーの技術向上で航続距離が増えて、充電インフラの問題さえ解決できれば、電気自動車は、良いですね。
環境が変われば、買います!
やるじゃん、京大!

2016年7月11日月曜日

退屈な参議院選挙が終わり、本命の都知事選が始まりました!

全く面白みのない参議院選挙が終わりました。
各政党も衆議院選挙に比べて、力が入っていなかった様な気がします。

それに比べて、都知事選挙はどの政党も、そして候補者本人もかなりマジですね。
バカ丸出しの石田純一の「なんちゃって出馬会見」もありましたが、あれは例外ですね。

まだ候補者が出揃った訳ではないですが、貴公子は、小池百合子元防衛大臣を応援します。
兎に角、表情が落ち着いているし、器の大きさを感じます。

貴公子が舛添問題の時に、非常に疑問を持ったのは、都議会のドンとか言う自民党の都議(確か内田と言う名前だったと記憶)が、変に都議会に影響力を行使して、舛添都知事の進退までコントールしていたと言う事実です。
たかが、一都議の分際で、キングメーカーの真似事をしているのは、笑止千万です。

そんな都議会のドンに真っ向から、立ち向かっている小池百合子氏の感性は、貴公子とも似ております。
勇気のある政治家であるし、勿論、有能であるとも思います。
また、自民党から推薦が取れなくても出馬すると言い切っているところに、清々しさを感じます。
(この辺は、野党統一候補になれたら出馬すると条件付き出馬宣言をした石田純一とは対局を成します。)

一方、民進党とかの野党は、元経済産業省の古賀雅昭氏を担ぎ出す様でありますね。
古賀氏の中堅官僚としての有能さは認めつつも、所詮、課長の器であり、リーダーとはなり得ません。
はっきり言って、大企業の課長クラスに良くある顔であり、ダイナミックさに欠けます。

そんな訳で、次期都知事は、小池百合子氏しか有り得ません。
孫正義でも出馬すれば、貴公子の気も変わるかもしれないが、そうでも無い限り、小池百合子氏で確定だと思っております。

繰り返しになりますが、小池百合子氏の支持をここに表明します。

2016年7月10日日曜日

極端な格差社会を憂いながら、投票所に向かう!

今日は、参議院選挙ですね。
ただ、正直、あまり燃えません。

言っちゃ悪いが、所詮、参議院だし、どうせ自民党が圧勝するし(野党が駄目過ぎ。橋下徹にはもう少し頑張ってもらいたかったが、都構想が拒否された瞬間に引退してしまいました。まあ根性が無いですね。)、モチベーションが沸きません。

ただ、数週間前に読んだ、現代ビジネスのこんな記事が、頭に残っております。
「超格差社会」ニッポンの現実 ~この国には「配当だけで年収3億円以上」が40人もいる!

(以下引用)
================
経済ジャーナリストの鷲尾香一氏が言う。

「3月29日の参議院予算委員会で共産党の小池晃議員が発言したもので、まず日本の富豪上位40人が保有する資産の総額は'15年に15.9兆円にのぼるということを指摘。
続けて、上位40人が持つ資産はアベノミクスが実行されたこの3年間に2.2倍に急増していることが明かされた。
そのうえで、上位40人が保有する資産総額は、なんと日本の全世帯の下から53%ほどが保有する資産に匹敵するということが示されたのです」
格差大国といわれるアメリカでさえ、「上位10%」の富裕層が国民総所得に占める割合が約5割である。翻って日本では、それをたったの「40人」で独占しているのだから、「勝ち組」への富の集中度はいつの間にかアメリカ以上になっていたことになる。
(中略)
立命館大学国際関係学部教授の高橋伸彰氏が言う。

「日銀が事務局を務める『家計の金融行動に関する世論調査』なるものがあるのですが、昨年の調査で『金融資産を保有していない』と答えたのが単身世帯の47.6%。実に『2分の1』の割合で単身家計は預金も持てなくなっているということが明らかになりました。
高齢者はある程度の退職金を蓄えておき、そこからの利息で年金収入の不足分を埋めていくつもりが、目下のマイナス金利下でそれができない。結果、預金の取り崩しに追い込まれる人が急増している。若者も非正規雇用が当たり前で、貯金ができず、年金の掛け金すら払えなくなっている」
格差社会の「負け組」は、いくら汗を流しても生活できる程度に稼げるのがやっと。リストラにおびえ、預金すらできない。富が使い切れないほどに集まる「勝ち組」たちとは、雲泥の差に広がっているわけだ。
==============

貴公子は基本的に、経済的に新自由主義者で、政治的には保守的なので、あまりこういった「貧乏論」には肩入れしない主義ですが、確かに、最近の世相は少し異常です。
実際に、貴公子の周りに散見される富裕層は、本当にリッチです。(勿論、上記サイトで紹介されている様なスーパーリッチ程ではありませんが。)

と言う訳で、参議院選挙の話に戻ります。
「格差があるのはしょうがない。ただ、この格差を常識的なレベルに収める努力をしそうな人」に投票したいと思います。
さすがに、誰に入れるかまでは言いませんが。。。

こんな格差を許していると、国が滅びます。
確か米国の有名な社会学者が、「健全な社会にとって、大企業のCEOと一般労働者の給与格差が20倍以内であることが必須だ。」と言っておりましたが、そこを一つの目安と考えたい。

成功者が人一倍、努力しているのは認めるが、それでも20倍程度が、社会の安定の為の限度だと思っており、現在の数千倍の格差は、あまりにも常軌を逸しております。
世界的に社会のあり方を考える時期に来ているのでしょうね。

運命論と言うと大げさですが、ちょっと感じてみる!

まあ運命って、言うと大げさですかねえ。。。。
巡り会わせとでも言えば良いのだろうか?

40歳を超えてから、直感的に感じる事が多く、そして、その直感に従うと多くの場合、物事が上手い方向へと動いていると思っております。

思えば、10代から20代に掛けては、考え過ぎていたと思う。
人付き合いにしても、斯く斯くしかじかの人と懇意にしないといけないとか、物事をこう考えるのが、インテリの責任だとか、いつもそんな風に片意地を張って考えていたと思う。

最近は、情熱とか直感に従った方が、結局は色々な事が上手く行くと、感じ入っております。
端的な例では、人付き合いですね。
この人と懇意にするとメリットがあるとか打算的に計算しても、結果として、上手く行った事はないですね。
そうではなく、ここ数年は、人間的に惹かれて、ビジネス抜きの付き合いが始まって、お互いの力量を認め合う中で、結果として、ビジネスにも繋がると言うパターンばかりです。
勿論、具体的なビジネス成果にまで発展しない例も多いが、そうであっても、お互いのビジネス哲学に影響を及ぼし合うので、非常に有用だと思っております。

逆に言えば、今の貴公子は、無理して人間関係を広げるつもりはありません。
ビジネス会合にバンバン出て、名刺を配りまくったとしても、ただ名刺入れが分厚くなるだけです。
本当に価値のある人とは、自然な形で出会い、自然に親しくなると思っております。
まあ、平たく言えば、これが運命と言えるのかも知れません。 
そうなので、無理に呑み会を開催する必要もないし、強引にアポを取って面会する必要もありません。

心を落ち着けて、内に秘めた闘志を抱いていると、自然な人間関係が出来上がり、そこから色々と物事が発展してゆきます。
人間関係だけではなく、このタイミングでBlockchain技術を知ったのも、何か暗示的なものを感じます。
こういう巡り会わせも大切にしたいと、そんな事を、最近は感じております。

読む本とか雑誌記事もそうですね。
最近、何となく読んだ記事ですが、下記の記事が妙に今の貴公子にビンゴでした。

1990年代を代表するK1ファイターで、最後は総合格闘技の試合にも出ていた空手家の佐竹雅昭氏です。

公園で牛と闘う特訓をしていたら、日本一の空手家になっていました【最強さん、いらっしゃい!第二回】佐竹雅昭・前編
ヘビー級で世界と戦った男が明かす、K-1の過酷さと「舞台裏」【最強さん、いらっしゃい!第二回】佐竹雅昭・後編

(以下引用)
============================
<公園で一人空手の練習をする佐竹少年と謎の通行人との会話。>

「君は日本一の空手家になれる。なぜなら、人に笑われることをしているからだ」と言うんです。
最初はどういう意味やろうと思いましてね。
そしたらその人は「君、なんで人は笑うか知っているか?」とさらに訊いてくるんです。
「なんでしょう」って答えたら「それはね。誰もやらないことを笑うんだよ」と。「誰もやらないってことは、先頭に立ってレールを敷いていることなんだ。
だから君はその資格があるんだよ。人からバカにされた笑いを、いずれ拍手に変えてやりな」って。

(中略)

「最強とは、過去の栄光にこだわらず、いつも、今をよくしていく」……じゃないかなあと。ワクワクって最強ですよ。実際に「こんなことをやってみたいなあ」「こういうことが実現したらいいなあ」それが、「すごいチャンスが舞い込んできそうだ」「明日商談がまとまりそうだ」それってすべてワクワクでしょう。 

(中略)

40代、50代……しんどい年齢なんですよ。同年代のビジネスマンの方もそう思っているはず。
でも、今はまだ立ち止まらずに、後の世代に背中を見せながら動き続ける時期なんですね。
そして、それこそが本当の「運動」でもあるわけです。
「運を動かす」で「運動」。
だから運を掴むには、まだ立ち止まれない。そう肝に銘じて踏ん張ります。僕の戦いはまだまだこれからですよ!

===================

ITビジネスマンとして正念場を迎えている今の貴公子には、非常に重い言葉です。
こういう記事にパッとこのタイミングで出会うことさえも、運命と言えると思う。

もう少し、根性を入れて、Blockchain技術の事業化を目指します。
例え、周囲から笑われようとも。。。

2016年7月9日土曜日

盛り上がるブロックチェーン技術ですが、既に米国に周回遅れか?

日経の広告記事ですが、ブロックチェーン技術の事が分かり易く書いてあります。
→ ブロックチェーンに求められるシステム基盤
読んで頂けると、この技術の概略は分かると思います。
ただ、この記事では概略は分かっても、その衝撃度は分からないと思いますが。。。

ところで、先日、我が国のブロックチェーン技術の第一人者と話す機会がありました。
Blockchainのある機能に関して、議論になったのですが、その方は知りませんでした。

確かに、黎明期の技術だし、仕様が固まっていない所もあるので、しょうがないのですが、解決できないのでは、貴公子的にも気持ち悪いので、必死に米国の技術者サイトで情報を探し、貴公子なりに理解しました。

因みに最終的に辿りついたのは、このサイトです。→ http://bitcoin.stackexchange.com/
やはり、最先端のIT技術は、米国からしか入手できませんね。
そんな事を、改めて感じました。

そう言えば、Blockchain技術者のバイブルとなっている下記のOrillyの本ですが(勿論、貴公子も原文で読みました。)、日本語訳が今年中にも出ると聞きました。



しかし、この本が米国で出たのは、2015年1月であり、貴公子が読んだのは一年後の2016年の2月です。
2016年2月の時点でも、既に一部情報は陳腐化しており、貴公子自身も、「もっと早く読むべきだった!」と思ったのに、日本語版が今年の秋に出るなんて、完全にタイミングを逃していますね。。。

これが日本のIT業界の現状なのかも知れません。
貴公子は、米国を見ながら、ITの最新技術を仕入れます!

【USCPA】 BISKは絶版との情報あり。

久しぶりにUSCPAの話題です。
現在も定期的に受験経過について、情報をくれる方がおり、今週もメールを頂きました。

(以下、Dさんからのメール) 
===========
おはようございます。
(中略)やはりBECは落ちました。69点。
貴公子様ブログで採点方法の分析が記載されていますが、そこからすると基本的な問題を3回ミスったことは大きかったような気もしています。
同時にこんなに簡単な問題をミスらなければ受かっていたかも、と思うと哀しい。
私が点の取れる問題が、毎回出るとは限りませんからね。
(中略)
そうそう、BISK手に入れました!(藤田さんの本も!)ありがとうございました。
紹介いただいたプロアクティのホームページからは購入できなくなっており、問い合わせてみると、
販売しておりません、とのこと。USAのホームページでは「絶版」。
日本のamazonでは2014年版しかなく、結局アメリカのアマゾンで2015年版購入し、友人宅へ配送、送ってもらいました。なんでBISKやめちゃったんでしょう。
(後略)
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Dさんは、貴公子のこちらの記事で紹介している参考書を購入しようとした様ですが、メールによれば、Biskはもう絶版との事ですね。。。
【USCPA】 総括Vol.2 三年に渡る受験生活を総括する。 ~ 使用した参考書に関し(完全独学 ~貴公子の場合。)

上記記事でも書いたのですが、Biskは読み易くて、貴公子もWileyから乗り換えて使っていた程なので、ちょっと残念ですね。
Biskが無いとなると、日本の独学派はツライですね。

USCPA絡みだと、貴公子も一年後にライセンス更新を控えております。
そろそろ、CPE(継続教育)について考えないといけませんね。
この辺のサイトを参考にします。
http://www.accountingforworld.com/uscpatop/cpetop/

CPEについても、今後、書いてゆきますね。

兎に角、今週は公私ともに忙しかった。
来週は、もっと仕事が忙しくなりそうです。
今は、土曜日の朝ですが、雨ですし、外出もせずにゆっくりして英気を養おうと思います。
皆さんも良い週末を!

2016年7月2日土曜日

マザーハウス社の財務分析! 非常に野暮ですが。。。

最近、ブログでも頻繁に紹介しているマザーハウス社創業者兼社長の山口絵里子氏ですが、あるブログ読者から、「貴公子さんが、そこまで気にする山口さんって、どんな人?」みたいな照会を受けたので、改めて書きます。

因みに、貴公子は、「山口絵里子氏を気にしているのレベル」を通り越して、心酔しております。笑
マザーハウス銀座店のショップ店員として、働きたいと思っている位です。

山口氏の事を知るためには、本当は、下記の本を読むのが、一番良いですけど、本は買うのも読むのも大変ですね。



そんな方の為に、とりあえず下記のサイトをお勧めします。

多分、彼女のキャリアの初期に書かれた記事で、上記の「裸でも生きる」上巻の最初の半分くらいの部分までしかカバーされておりませんが、それでも迫力は感じられます。
→ 第81回 株式会社マザーハウス 山口絵理子

2008年の情熱大陸の放送で古いですが、こちらもどうぞ! 25分弱です。

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ところで、マザーハウス社は上場していないので、財務データ公表が貧弱ですが、こんな官報での公告を見つけました。
平成28年度の決算情報です。


売上高は非公表ですが、当期最終利益が55百万円ならば、小売業の平均最終利益率は3%とか言われているので、そこに当てはめれば、売上高は、単純に18億円程度。
しかし、商品の付加価値は非常に高く、なおかつ、自社工場や直営店を世界各地に積極展開しており、他社に比べて給与も高い筈なので、まあ一般化できませんね。
また、海外直営店の売上げがどう処理されているかも分かりませんし。。。
ただ、ざっくり30億円から40億円程度の全世界売上げではないでしょうか???
利益は、事業の拡大に再投資されたり、従業員に還元されている筈なので、最終利益率は業界標準よりも低いと踏んでおります。

しかし、マザーハウス社の魅力は、企業規模とか給与では勿論無く、「夢の共有」ですから、こうした数字を出すこと自体が、野暮でしょうね。
きっと。。。

非公表の情報として、最近、同社動向に詳しい人から耳打ちされたのは、企業理念に共感して入社希望をする若者が殺到しており、三菱商事とか三井物産等の超一流企業からの転職が多い様です。
ファッション系の企業としては、おそらく、世界最高の頭脳が集まる企業体となっております。

マザーハウス社のホームページに拠ると、日本橋のコレドに出店するらしいですね。
→ http://www.mother-house.jp/magazine/news/1506
開店イベントに行ってこようかなあ。。。。