2010年5月31日月曜日

週刊貴公子 (5月第4週) 

一週間の気になるニュースをPICKUPする週刊貴公子の時間です。(笑)
今週は、盛り沢山でしたね。

1)朝鮮半島での緊張感が高まっております。
  中国東北部の朝鮮族居住エリアでは、「6月4日か5日に、開戦する。」との噂が流れてい
る様です。
  余談を許さない状況です。

2)メキシコ湾沖のBritish Petrolatum(BP)の石油Platformでの原油流失事故は、事故
発生から2ヶ月近く経っているのに、まだ全然解決出来ません。
  状況は悪化する一方ですね。
  期待された「TOP KILL作戦」も、5月29日のBPのホームページで、失敗したとのレポートがアップされております。
  このまま流失が続くと、メキシコ湾の生態系に致命的な影響が出るでしょう。
  心配です。
  
  BPのホームページはここです。(常時、原油流失事件の顛末がアップデートされており、必見です。)
  → http://www.bp.com/bodycopyarticle.do?categoryId=1&contentId=7052055
  (5月29日アップデート分)
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  Update on Gulf of Mexico Oil Spill - 29 May BP started the "top kill" operations to stop the
  flow of oil from the MC252 well in the Gulf of Mexico at 1300 CDT on May 26, 2010.
  Despite successfully pumping a total of over 30,000 barrels of heavy mud, in three attempts at rates
  of up to 80 barrels a minute, and deploying a wide range of different bridging materials,
  the operation did not overcome the flow from the well.
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3)日本の政局関連では、社民党の連立政権離脱ですね。
  この件に関しては、いくらでも報道されておりますが、少し違った視点から、分析したい。
   
  まず、事実関係は、下記の朝日新聞の記事がコンパクトにまとめられていると思います。
  http://www.asahi.com/politics/update/0530/TKY201005300137.html
  (以下、引用)
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  社民党は30日、東京都内で全国幹事長会議と常任幹事会を開き、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の
  移設問題で福島瑞穂党首が消費者担当相を罷免されたことを受け、連立政権からの離脱を決めた。
  普天間移設問題では28日、鳩山由紀夫首相が「辺野古」移設を明記した閣議決定への署名を求めたのに対し、
  「国外・県外移設」を掲げる福島氏が署名を拒否。両者の対立は解けず、首相が福島氏を罷免した。
  社民党内では党の主張を訴えた党首が罷免されたことから、国会議員や地方組織の間でも連立離脱論が高まっていた。
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  私は、民主党支持者でも、ましてや社民党シンパでもないが、少なくとも、この理由での連立解消には反対です。
  最近のマスコミも世論も、ZERO Tolerance(忍耐力ゼロ)の感があり、不安を感じているのですが、
  本件が、世間の忍耐力の無さを象徴している様に感じられ、薄気味悪い!(笑)
  どういう事かと言えば、辺野古で対立して、党首が罷免(クビ)になるのは止むを得ない。
  だからと言って、すぐに連立解消なのであろうか?
  政局は、それ程、単純なのであろうか???
  海外ビジネスでも常にそうだが、どうしても譲れない点で顧客や業者と対立して、誰かをクビにしたり、
  特定の個人に責任を取らせたりしながらも、それでもなんとか回してゆくと言うネチッこさが無ければ、仕事にならない。
  今回の件で言えば、社民党の怒りはよく理解するが、「だから離脱!」と言うのは、あまりにも単純である。
  政治が劇場型になっている様で、不安だ。

2010年5月25日火曜日

負けるべくして負けた、サッカー日韓代表戦に思う!

バンクーバーオリンピックの時、戦前に、「当然、キム・ヨナが浅田真央に圧勝するだろう!」と思っていて、当然の様に、浅田が惨敗した。
今回のサッカー日韓戦も、「5対0位で、負けるんだろうなあ!」と何となく思っていて、2対ゼロでの敗北に、むしろ安心する自分がいる。

昔は、韓国にサッカーで負けると、とても悔しかったが、最近は、悔しくもない。
逆に、「あの強い韓国相手によく頑張った。次も頑張ろうね!」」と、日本代表を慰労し、心の底から、励ましたくなる程です。(笑)

「次の対戦時は、不用意に先制されないように、もっと、気をつけようね!」みたいな心温まるメールを、
日本サッカー協会に送りたくなってきた。
貴公子は、本当にイイ奴だなあ。(笑笑笑)


そう思っていたら、韓国サポーターからも、「ねぎらいの拍手」を日本代表は、頂戴したようです。
→ http://www.sanspo.com/soccer/news/100524/scc1005242219012-n1.htm
(以下、引用)
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サッカー・キリンチャレンジ杯2010(24日、日本0-2韓国、埼玉スタジアム2002)日本代表は
南アフリカW杯への壮行試合として韓国代表と対戦し、前半6分に先制点を決められるなど0-2で完敗。
(中略)
W杯前最後の国内試合を終えたイレブンはグラウンドを一周。
勝利に沸く韓国サポーターから送られた“余裕の拍手”がスタジアムにむなしく響いた。
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こういう、「他国チームサポータからのねぎらい」も、悔しくもなく、素直に受け入れる自分がいる。
多分、皆さんも同じなのでは???


ついでに言えば、日本メディアも、以前ほど、悔しがらないし、韓国メディアも、以前ほど、勝利を喜んでいない。
韓国スポーツ紙は、非常にクールに試合を分析し、「日本程度が相手なら、もっと、点数が取れたはずだ!」と熱くもならずに、分析している。

ビジネスで、韓国企業の強さを日々実感している私を含めた多くのビジネスマンは、同意すると思うが、韓国企業に国際市場で負けるのが、今や普通な事になってきている。

「スポーツも含め、ビジネスにおいても、日本全体が韓国に対し、負け癖がついている。」と結論せざるを得ない。
保守を自称する貴公子としては、認めたくないが、最近、様々な分野における、日本と韓国の力関係に関して、逆転が生じているようにしか思えず苦しいですなあ。

2010年5月24日月曜日

アメリカ社会のパラダイムシフト!

一週間の気になる記事をピックアップする週刊貴公子の時間です。(笑)

先週、米上院本会議にて、「1930年代以来の抜本的な金融規制改革法案」が可決されました。
ロイターのホームページに、概略が載っております。
→ http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-15438320100521

(以下、引用)
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米上院本会議は20日夜、1930年代以来の抜本的な金融規制改革法案を賛成59、反対39で可決した。
上院での可決により、同法案は昨年12月に下院で承認された法案とのすり合わせが必要となる。両院協議会での調整後、
オバマ大統領の署名を経て法律として発効するのは来月になるとアナリストはみている。
両法案には、11月の中間選挙を控えて有権者からウォール街に厳しいと見られたい議員らの提案が盛り込まれており、
今後、銀行業界の活動が制約され、収益が縮小する可能性がある。
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因みに、Washington Postは、「政治的に失敗した」健康保険改革法案の挽回を、
この金融改革法案で狙っていると、皮肉っております。
→ http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/05/20/AR2010052005292.html?hpid=topnews

(以下、引用)
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"Wall Street reform will bring greater security to folks on Main Street -- to families who are looking to buy their
first car or their first home; to taxpayers, who shouldn't have to pay for somebody else's irresponsibility,"
Obama said in a brief statement after the legislation cleared a key hurdle.
The message echoes the one Obama pushed after his health-care legislation passed. But whereas the fight over that
issue left his party bruised and the law in need of a PR campaign, aides think the financial legislation remains
highly popular with voters.
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私は、Washington Postがいくら皮肉ろうとも、今回の金融規制法案に、時代の変遷(パラダイムシフト)を感じます。
さすがのアメリカのエリートも、「『今までの強欲を戒めよう!』と心の底から反省している」と考えるのは、ナイーブ過ぎるのであろうか?
世界の警察を自認し、イラクやアフガンで無謀な戦争に強引に突っ込む如きの他国の文化や宗教を認めない姿勢に、
アメリカ人自身が疑問を感じ始めているのではないか?
また、「金融工学で強欲に稼ぎ、その罪滅ぼしとして、フィランソロピーと称し、奪った悪銭の一部を、善人面して他者に恵む」と
言うアメリカのエリート階層のビジネス哲学自体に、アメリカ国民自身が辟易しているのではないか?

アメリカ国内の社会風潮が、完全に変化している様な気がしてならない。
国民皆保険制度、上記の金融改革法案、核弾頭数削減に象徴される軍縮等に見られる社会民主的政策への急速な
舵きりは、アメリカ史上初なのでは?
是非とも、専門家の意見を聞きたいものだ。

P.S. 貴公子は、国際政治の専門家では勿論ない。しかし、世界で起きる個々の事象を眺めるだけではなく、
   それら単独な事象を有機的に結びつけ、演繹的に考える姿勢だけは今後も保ち続けてゆきたい。(と思う。)

2010年5月23日日曜日

韓国ソウルに行ってきました!(駄)


最近は、死ぬほど、仕事が忙しいのですが、それでも会社の休みを取って、韓国ソウルに行ってきました。
目的は、観光です。特別な理由があった訳ではありません。(笑)
ホテルは、江南(カンナム)エリアの5ツ星ホテルで、3泊でしたが、やはり観光で行くなら、
ホテルは明洞(ミョンドン)エリアで取るべきですね。
カンナムは観光で泊まるエリアでは無いですねえ。。

韓国には何度も、観光や仕事で行っておりますが、今回は、今まで行ったことの無いエリアに行ってきました。
まずは、水原市郊外にある世界遺産の韓国民俗村です。
よく整備された施設で、韓国の伝統的民家が、保存されていました。
タイムスリップして昔に迷い込んだ様な錯覚に囚われる不思議な空間で、お薦めです。
因みに、ソウル・カンナムから高速バスを乗って水原駅まで行き、そこからバスを乗り換え30分ですので、朝早くソウルを出れば、夕方にはソウルに戻って来れます。

次は、臨津江(リムジンガン)のDMZエリア。
展望台からは、北朝鮮の開城市がよく見え、人の動きまでが良く見えます。
(オドンサン展望台には過去、何度か行ったが、臨津江の方が圧倒的臨場感があります。)
また、北朝鮮が韓国侵入用に、北からDMZエリアを超えて、地下深くを堀り進んだ「第3トンネル」内部も圧巻した。


因みに、第三トンネルを含むDMZ情報は、ここでよく整備されております。
http://www.lifeinkorea.com/culture/dmz/dmzj.cfm?Subject=History2#The%203rd%20Infiltration%20Tunnel
兎に角、何度行っても、その度に驚きに溢れる韓国です。
次は、済州島と南西部の光州に行きたいなあ。(笑)



2010年5月21日金曜日

客観的である事の重要性!

大学受験浪人生 Kさんへ

まずは、メールをありがとうございました。(これは本心です。)

本ブログは、国際ビジネスマンを目指す20台~30台前半のビジネスパースンの啓蒙を目的としたサイトなので(笑)、
大学受験浪人生からメールを貰えるのは、嬉しい誤算だなあ。(大笑)
(おそらく、英語系の記事から貴公子のサイトにたどり着いたのでしょうがねえ。)

率直に言って、貴公子の貴重の時間を、受験生如きに捧げるのもバカらしい気もするんですが、折角、丁寧ながらも熱いメールを頂いたので、お答えします。
(と、ひとしきり嫌味を言わせて頂きました。冗談ですよ。気になさらずに。笑笑笑 )

私も、現役での受験は失敗し、代々木ゼミネール(代ゼミ)に1年お世話になった浪人経験者です。
その意味で、あなたのキツイ状況もよく理解出来ているつもりです。
その上で、言わせてもらいます。

ビジネスマンになっても、よくいるタイプなのですが、変に自己の状況を正当化しない方がいい。
あなたのメールには、「将来、スケールの大きなビジネスマンとなる為にも、浪人の経験はむしろ良かった。」みたいな事が書いてありましたが、
そこは大きな間違いです。
浪人よりも、現役で入った方がいいに決まっております。(←ここを誤魔化してはダメです。)
私も浪人中、予備校で知り合った友達が、同じような事を、集まってはよく言ってました。
予備校の先生にも、そんな事を言う人は、沢山いましたねえ。

そんな発言は、くだらないと言い切ります。
そういう風に根拠もなく、自己正当化をする人は、間違いなく、くだらないビジネスマンになります。(笑)
そんなビジネスマンは沢山居ます。
曰く、「今回、顧客からの注文が取れなかったが、この失注により、学ぶことが沢山あり、むしろ良かった!」という様な事を、
涼しい顔で言うビジネスマンが、意外と多い。
私からいわせれば、客観的に物を見れない人達で、ビジネスマンの風上にも置けない人だ。
ビジネスを失注した状態も、浪人状態のあなたの状態も、他人から見れば、単なるルーザー(負け犬)です。
負け犬ならば、負け犬らしく、悔しがるべきだ。
それを、美辞麗句で誤魔化してはいかんぜよ。(笑)

客観的に、あるいは社会一般通念から見て、浪人なんて、単なるルーザー(負け組)です。
高校を卒業して、社会に出て税金を納めている人は、沢山います。
そういう「偉大な人間」と比べて、浪人のあなたはゴミです。(貴公子は浪人中に、そう自覚していた。)

また、現役合格して、渋谷でガールフレンドとカクテルを飲んでいるあなたの高校の同級生に比べ、いい年して、
予備校に行って、ガリガリ勉強しているあなたは、ダサすぎる。(涙が出るほど、情けないルーザーです。)

あなたは、超一流大学を目指して頑張っているようだが、そんな事は客観的にみて関係ないと言い切る。
(5流大学行っている人間より、タイトルが浪人生のあなたは、明らかに社会的に価値がない。)

浪人が始まったばかりの今の時期に、「自分はゴミだ!」と真摯に自覚出来るかどうかが重要ですよ。
世の中の人は、「浪人時代は、人間性を磨くいい時期だ!」とか無責任に当たり障りのない事を言い、浪人生に媚びるが、
そんな事を真に受けて、悦に入っていると、人生壊しますよ。

私の浪人時代の経験から、そういう甘い奴は、間違いなく多浪生になる。
22とか23とかになって、「伊藤の東大英語」とか「青チャート」とか読んでいるなんて、明らかに異常だ。
また、そういう状態を社会は美化してはいけないと考える。

あなたにコメントできる事は、「『自分はゴミだ、社会の屑だ。でも、一年後には人間になるんだ。』と強く決心して、1日16時間、なりふり構わずに勉強することだ。」
貴公子は、間違っても、「一年後に希望校に届かないのなら、それは勝負の世界なので、しょうがないと思う。」なんて言いません。
ビジネスも、受験も戦争だ!
その意味で、あなたは、兵士だ。
発狂する直前まで、自己を追い込んで、乗り越えろ! あるいは、死ね!
人生、甘かあ、無いんだよ(笑)

2010年5月20日木曜日

緊急事態発生! 週刊貴公子ナイトセッション WITH 国家論

緊急事態に付き、姿勢を正してアップデートします。


韓国ソウルの西、黄海のぺニョン島付近で発生した韓国の哨戒艇沈没事件に関して、韓国政府の公式見解が出ました。
結論は、北朝鮮軍の攻撃と断定したとの事です。
朝鮮日報の記事です。(日本語)→ http://www.chosunonline.com/news/20100520000037


(以下、引用)
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韓国海軍哨戒艦「天安」沈没事故の原因究明に当たっていた韓国軍・民間合同調査団は20日、「北朝鮮で
製造された魚雷の攻撃により沈没した」という最終結論を正式に発表した。「天安」が3月26日夜、西海(黄海)
のペンニョン島近海で沈没してから56日が経過している。
(中略)
よって、「こうした関連事実と極秘資料の分析に基づき、『天安』は北朝鮮製の魚雷による外部水中爆発の結果、
沈没したという最終結論に至った。以上の各証拠を総合すると、この魚雷は北朝鮮の小型潜水艦艇から発射されたという以外、
説明の仕様がない」と断定した。
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予想通りの結論ですが、問題はこれからです。
そもそも、国家の意義とは、国民の命を守り、領土を守る事です。
こんな事は、プラトンやヘーゲルの国家論を紐解くまでもなく、小学生にも分かる当然のことです。


結論を言います。
この状態で、韓国政府が軍事報復をしないのなら、それは国家ではない。
理屈から言えば、国家であるならば、軍事報復を当然すべきだ。
兎に角、今後の展開を固唾を飲んで、見守っております。
今夜は、BBCとCNN、及びKBS(Korea Broadcast Service)を一晩中、チェックします。


因みに、北朝鮮政府の実質的な公式ホームページである、ネナラのサイト等は沈黙を守っております。
http://www.kcckp.net/en/
http://www.korea-dpr.com/ocn/?m=201005

2010年5月15日土曜日

クラウド展示会@ビックサイト に行ってきました!

昨日(5/14金)、会社を抜け出し、東京ビックサイトでのクラウドコンピューティングの展示会に行ってきました。
クラウドに限らず、IT系の展示会には、過去多数参加しているが、今回の展示会は、私としては全体的に退屈であった。
そう感じた大きな理由の一つは、「クラウド技術が社会的な認知を得て、一般的になり過ぎた事」に起因すると思う。
どう言う事かと言えば、今まで、IT系の展示会と言えば、「ITギーグが集まり、技術的な意見を戦わせる
『シビアな品評会』の雰囲気がありました。
しかし、今回は、あの巨大な会場全体に溢れる程の人が押し寄せていた事からも明らかな様に、
IT系以外の部門担当者(おそらく営業関係、総務関係等)の人がメインのターゲットの様で、
ITギーグを技術的にうらなせるような最新技術や斬新な技術はなりを潜め、「汎用製品の販売会」の様な雰囲気が支配的でした。
この事が、ITギーグの私としては、個人的に退屈に感じた理由でした。
ただ、勿論、逆に言えば、クラウド技術がそれだけ市民権を得てきたと言う事の裏返しでもあるので、嬉しくもありますが。。。。
そんな中で、印象に残ったのは、マイクロソフトのMicrosoft Azureと言うクラウドサービス。
(因みに、今回、Googleは出店しておりませんでした。Google無しのクラウド展示会と言うのも、それはそれであり得ないと思うが。。。)
別に、Azure自体が、Googleに比べ、技術的に優れていると言う訳では持論無いが、クラウドにMicrosoft社が本腰を入れている
と言う事はよく分かったので、そこだけは勉強になった。
Microsoft Sharepointサーバと言うのがあり、そのサーバは、1年くらい前に社内で設定したことがあるが、そのSharepointを
完全にクラウド化したサービスをMicrosoft社は、始めている。(Sharepoint Onlineという呼称らしい。)
また、「我々こそが、クラウドの老舗です。」と言う事を強調していました。
今後のIT業界は、MicrosoftとGoogle、IBM、Salesforces社、更には仮想化技術のVMWare社や、Citrix社を軸に進んで行くでしょうと確信した展示会でもありました。

2010年5月12日水曜日

スポーツ選手から政治家が近道か!?

国会議員になる為の近道は、スポーツ選手になることなのであろうか?

今日の読売新聞は珍しく、多少、皮肉って書いております。
→ http://www.asahi.com/politics/update/0511/TKY201005100502.html

(以下引用)
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民主党は五輪メダリストをそろえている。比例区では谷亮子氏のほか、バルセロナ五輪体操の銀メダリスト池谷幸雄氏(39)を公認。
茨城選挙区(改選数2)では同党2人目の候補者として、アテネ五輪の自転車競技銀メダリストで地元出身の長塚智広氏(31)
を擁立した。
(中略)
一方、自民党はすでに元プロ野球選手2人を公認済みだ。巨人の元投手で前監督の堀内恒夫氏(62)を比例区に、
秋田選挙区(改選数1)には近鉄の主軸打者だった石井浩郎氏(45)を擁立した。
(中略)
たちあがれ日本も、比例区に巨人の元内野手の中畑清氏(56)を擁立する。
与謝野馨共同代表は知名度に期待した人選であることを隠していない。
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「スポーツ選手、イコール駄目」とは思っていないが、「スポーツ選手なら誰でもOK」だと各政党が考えている様で遺憾だ。
特に、「こういうローレベルの人気取りを、絶対にやらない。」と思っていた「たちあがれ日本」が、この手法を使ったのがショックだ。
一体、谷や池谷、堀内、中畑が今まで、政治的に何をやってきたのか???

私の学生時代の知り合いに、前衆議院議員がおります。
誰がどう見ても、学歴や議員になる前の職歴は超エリート。
頭はキレるし、ガッツもあった。
また、政治家としては当然であるが、国家の為に死ぬ覚悟を持って、日々、奮闘していた。

そんな彼は、「ママでも金!」、「議員になっても金!」とか、ふざけた発言を連発する、
ヤワラちゃんと政治家として、同列なのであろうか???
あるいは、これが民主主義の限界なのか?

「古代アテネは、直接民主主義制度が、いつの間にか衆愚政治に陥り、最終的に滅んだ。」とかつて学んだが、
今の日本は、アテネ末期と同じなのではないか????

本当に気が重くなる世相だ!

2010年5月10日月曜日

論語を読む!


凄い本だ!

「[超訳]論語 自分を磨く200の言葉 」(PHP文庫) 岬 龍一郎 (著, 編集, 翻訳)
感動した。
今まで、何度も論語を読もうと挑戦してきた。
高校時代は漢文で、大学の時は、明治文語文で、社会人の時は、現代文で理解しようとしたが、
現代文でさえ、訳が難しすぎて、意味が良くわからなかった。

しかし、この本の超訳では、非常によく分かるし、原文の意味も損ねていない。(と思う。)
兎に角、腹にストーンと落ちる様に理解ができます。
難しいことを難しく解説するのではなく、如何に優しく説明するかが、プロの腕の見せどころだと最近は考えております。

週刊貴公子 (5月第2週)

1週間の気になるニュースをピックアップする、週刊貴公子の時間です。(笑)

先週は、盛りだくさんでしたね。
国内政治では、沖縄の米軍基地移設問題。(辺野古のままなのか、普天間なのか、はたまた徳之島なのか?)
国際政治では、北朝鮮金正日主席の中国訪問と、韓国の哨戒艇沈没事件の事後報告がキナ臭くなってきたこと等。

そうはいいつつも、貴公子的にもっとも興味をそそられたのは、ギリシャ発の金融危機で、ユーロ経済全体の信任が
揺らいでいる事件です。
この問題は、貴公子が愛読する、Euro Business誌のサイトに、詳細が常時アップデートされております。
例えば、こんな記事です。 → http://www.eubusiness.com/news-eu/finance-economy.4lf

思うに、ギリシャの様な色々な意味で、しっかりした国でさえも、自らの財政状況を偽り、EUの監査官をも欺きながら、
「粉飾決算」を国家ぐるみで何年も行っていたと言う事自体がショキングキングであった。
我が国もかつて、アジア共通通貨の創設を目指したことがあるが、海外はそれほど簡単ではないと言う事が証明された。
同じ文化、同じ言葉、さほど経済格差の無い国家同士で構成されたEUでもこうなのだから、文化も宗教も言葉も全く異なるアジアで、出来るわけがない!

今回のギリシャ問題を、我が国は他山の石とすべきだ。
魑魅魍魎の策略が渦巻く海外で、鳩山や小沢をはじめとするナイーブな日本の政治家が、あまり夢を語るべきではない。
現実から目を背けて、理想に燃えて、大風呂敷をひろげるのではなく、地に足をつけて、現実的な政策を掲げ、近隣諸国とわたり合うべきだと思う。

2010年5月9日日曜日

ふざけ過ぎの「日経テスト」!

冗談が過ぎる!
と言うのも、日本経済新聞がやっている「日経テスト」とかいう公開テストです。
公式サイト → http://ntest.nikkei.jp/


(以下、引用)
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日経TESTは日本経済新聞社と日本経済研究センターが主催するテストで、正式名称を「日経経済知力テスト」といいます。
TESTは経済知力テストを英訳した「Test of Economic Sense and Thinking」 の略称です。
経済知力は、経済の仕組みや流れを理解し、新しいビジネスを生み出す能力を意味します。
これからのビジネスリーダーを目指す人材に求められる必須の能力です。
日経TESTは、ビジネスの世界に入ろうとしている人々から、ビジネスの世界ですでに活躍中の方々まで、
ビジネスに携わるすべての人々を対象に、経済知力がどの程度備わっているかを測ります。特に若い方にとっては、
次代のビジネスリーダーになるための最初のステップと位置づけられるテストです。公開テストの受験料は5250円(税込み)です。
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サイトには、例題なるものも載っているが、下記の様な馬鹿な問題に答えられる人間が「ビジネスリーダーを
目指す人材に求められる必須の能力」があることになるのであろうか???


(公式サイトに載っている例題) 因みに、4択となっている。
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「商品注文時などに、店舗スタッフが歌を歌ってくれることで有名なのはどこか。」
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まあ、日経も日経だが、こんなふざけたテストを5000円も払って受験する個人や企業がいるから成り立っている訳で、その意味で言葉を失う。
そもそも、日本経済新聞社という単なる一メディアの分際で、「ビジネスに携わるすべての人々を対象に、経済知力がどの程度備わっているかを測ります」とは、
随分と態度がデカイじゃないか。(笑)


それにしても、日本人の検定試験好きも異常ですなあ。
ビジネス遂行に必要なのは、マニアックな知識や、ましてや雑学ではなく、健康な肉体と、健全な精神、そしておかしい事をおかしいと言えるだけの勇気と、
その仕事遂行に必要な特殊知識のみ。
特に、肉体的な健康と、精神状態の安定こそが、ビジネスマンとして、最重要な筈。


こうした雑学テストを、企業ぐるみで受験し、有り難がる企業の精神的未熟さを憂う!
また、いい年して、こうした検定試験を有り難がる、「学生時代のガリ勉体質」から脱しられない我が国の企業人が、
「あの煮ても焼いても喰えない様な」タフな中国ビジネスマンと、本当に国際ビジネスで戦えるのであろうか???
日本のビジネス界の行く末を憂う!

2010年5月4日火曜日

ETCをとことん、利用しました。

1000円のETC高速割引で、限界に挑戦しました。
4/29の朝6時に、千葉の自宅を出発し、博多まで行きました。
博多のホテル着は、同日夜10時。
高速料金は、東関東自動車道、首都高速、東名、伊勢湾岸、名神、中国、山陽、
九州道を経由して、3250円でした。
そして、たった今、千葉に帰宅しました。
兎に角、疲れました。
車は、一年前に70万円弱で購入した13年落ちのトヨタマークⅡです。
千葉自宅出発時に、60リットルのタンクを満タンにし、神戸のSAでもう一度、フルタンクにし、
5/2の午後に、福岡を出る際にも、フルタンクにし、大阪市内で再度、フルタンクにしました。
因みに、博多の100円パーキングに車を置いて、高速船でプサンにも行ってきました。
(釜山は2泊3日)。
詳細は、動画付で明日にもアップします。
兎に角、本当に疲れました。おやすみなさい。

2010年5月2日日曜日

映画評論 クロッシング

本日、千葉にある映画館で、北朝鮮からの脱北者の悲哀を描いた話題の映画、クロッシングを見ました。
オフィシャルサイトはここ。http://www.crossing-movie.jp/


北朝鮮の政治問題や人権問題に関しては、私は10年以上前から趣味的に研究しており、それなりに知識はあります。

従って、映画の内容に関しては、すべて既知であった。
ただ、映像で見せられると、やはりキツイものがあった。
衝撃的な映画だった。

因みに、北朝鮮問題そのものに関しては、ノーコメントです。
決して、見て見ぬふりをしている訳ではなく、各種問題に関し、深く気に掛けているつもりですが、
それでも、外国人の私が他国の国内問題に口に挟めないし、挟むべきでもないと考えます。
残念ながら、我々、外国人は、遠くから見つめていることしかできない。
そんな徒労感だけが残りました。