2010年4月30日金曜日

セイコーの凄み!

凄いニュースが飛び込んできました。
セイコーの社長解任劇の事です。
セイコー社からも、もちろん、正式に発表されております。
http://ir.nikkei.co.jp/irftp/data/tdnr1/tdnetg3/20100430/68moak/140120100430091900.pdf

以下、引用)
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村野晃一会長兼社長は、 名誉会長などの意向を受けた独断的な経営手法を行った結果、コーポレートガバナンスの不安定化をもたらし、経営に対する取引先や従業員の著しい不信感を招きました。
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厳しいですね。
私のいた拓銀も、正に、同じ状況でした。
河谷禎昌頭取と言う、馬鹿丸出しの頭取が最期の4年間を仕切っておりました。
今回のセイコー社の様に、「役員会の緊急動議で、彼を早々に、解任しておけば!」と今でも悔やまれます。
もっとも、拓銀の役員会には、緊急動議を出すほどのエネルギーも無かったので、無理だったでしょうがね。
新社長の服部がどういう人となりであるかは知らないし、村野前社長がどれほど駄目だったのかも知らないが、
緊急動議が役員会で出ると言うこと自体に、セイコー社役員会のエネルギーレベルの高さが感じられ、感動した。
(例え、単なる権力闘争だとしても、闘争しようとする戦闘精神に感動しています。)
日本企業もまだまだ捨てたものではない。
セイコー社の株でも買おうかなあ。(笑)

長谷川穂積が負けた!!!

(本当は、圧倒的なKO勝ち後に、戦評を書こうと思っていたのですが、意外な結果となったので、感想文になってしまいました。)

信じられない。
あの絶対王者のWBC世界バンタム級チャンピオン長谷川穂積が負けた。
しかも、4ラウンドTKO(Technical Knock Down)負け。
確かに、今回の相手は強かったが、それでも、長谷川のKO勝ちを疑わなかった。


また、格闘技の怖さを感じた。
私自身も、今から10年前、フルコンタクト空手の大会で、圧倒的に有利な状態であったのに、
最期の最期に油断して、右ハイキックを喰らって負けたことがあるが、今回の長谷川も、レベルは全く違うけど、
同じだったのではないか??
とにかく、これで、引退してほしくない。
モンティエールとの再戦を、ファンとして期待します。

2010年4月29日木曜日

ゴールデンウィークの独り言!

ゴールデンウィーク真っ最中ですね。
時間もたっぷりあるので、今日は、政治哲学と思想に関し、少しだけ考えてみました。

ざっと目を通したのは、プラトンとレオ・シュトラウスの様なエリート主義思想家に対する分析記事です。
(ここでもInternetの凄みを感じますね。私が大学生の時は、こういったハードな事を調査しようとすれば、
大学の図書館に一日中篭って、文献探しをしないといけなかったが、今は、瞬間的にできますからね。)

ところで、貴公子は、プラトンの哲人思想には、昔から傾倒しております。
つまり、「少数のエリートが国家を率いるべきであり、大衆は管理下に置かれるべき。」というエリート思想を標榜しております。
私自身は、普通のサラリーマンで、全くの凡人でありますので、間違いなく「管理される方」でしょうが。(笑)

レオ・シュトラウスは、そのエリート思想をさらに発展させた20世紀を代表する思想家で、シカゴ大学の教授だった人です。
ブッシュ政権のネオコン思想に大きな影響を与えたとのことですが、フランシス・フクヤマが、
その著書「アメリカの終わり」(講談社、2006年)で指摘している様に、私自身は、ネオコンとシュトラウスは関係ないと思います。
(この辺の話は、門外漢の私には難しいので、自信はありませんが。。。。)
因みに、シュトラウスに関しては、下記シカゴ大学運営のサイトに情報があります。
http://leostrausscenter.uchicago.edu/

こうしたエリート思想を学んでいてふと思ったのですが、「日本においては江戸時代のはるか昔から、実はプラトン的哲人政治が
行なわれていたのではないか?」と思うに至りました。
聖武天皇や桓武天皇、源頼友や足利尊利や織田信長も含めて、みんなエリート主義者であった。
「いや、西洋においても、王権神授説に象徴される様に、『エリートが国家を指導する!』と言うのは当たり前の思想なのではないか??」
と考えると、古代アテネの直接民主主義を今でも憧憬を込めて、われわれは振り返るが、「むしろそっちが圧倒的に珍しいのではないか???」と、思ったりもします。
(未だに、「政府なんかいらない!」と言う無政府主義を声高に唱える極端な人もいますがね。。。Yさん、貴方のことですよ!)

ところで、なんでわざわざ、シュトラウスを調べているかと言うと、小沢民主党の圧倒的な民意無視状態を見て、「実は民主党は、
エリート主義志向なのではないか?」と思い至ったからです。
多少、政治的なバイアスが現実的には掛かっているにせよ、検察審査会の評決は、建前上、民意の反映である。
その決定を完全に無視する小沢一郎と鳩山由紀夫は、選民思想家であり、エリート主義者だ!
さっきも言いましたが、私は「優秀な人間がすべてをコントロールする。大衆は盲目的に、それに従う。」というプラトン思想に傾倒しているので、エリート主義自体には反対しませんが、もし小沢一郎とか鳩山首相がそれを目指しているならば、それには大いに反対します。(笑)
と言うのも、彼らはノブレス・オブリュージュ(高貴な責任)の概念を理解していませんからね。

そんなことを考えながら、長い長いゴールデンウィークを過ごしております。
2日目ですが、休み疲れしてきました。早く仕事に戻りたいなあ。

2010年4月27日火曜日

徒労感の残る記事!

徒労感の残る記事ですね。→ http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/campus/jitsuryoku/20100426-OYT8T00863.htm?from=yoltop

(以下、引用)
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多様な入試で迎えた学生を、どう育てるか。昨年の「大学の実力」調査では、新入生に補習教育を行う大学が
大半を占めたが、その取り組みには苦心がにじみ出ている。
公文式の算数プリントを活用するのは、新潟産業大(新潟)だ。
科目名は「生活数学」。苦手意識を持つ学生にとって「数学」では重過ぎ、「算数」では自尊心を傷つける。
命名からすでに配慮の痕跡がある。
授業は、毎週月曜午後。入学直後の試験で振り分けられた40人が、ひとけたの足し算から始める。
欠席するとすぐに呼び出され、渡されるプリントは千枚以上……。ハードトレーニングの一方で、
きちんと単位として認め、いつでも勉強できるよう教職員が常駐する専用室を開くなど、やる気向上の方策も忘れない。
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まず、徒労感のひとつは、大学生にもなって、「ひとけたの足し算」をする大学生の存在。
もう一つは、「そんな馬鹿大学の馬鹿丸出しの取り組み」を好意的に書く読売新聞の姿勢。

建前を言えば、足し算ができないなら、大学なんかに行かずに、小学校からやり直すべき。
それと、そういう大人がいるのなら、読売新聞は、「夜間小学校をつくり、一般に広く門戸を開くべき。」とかの論陣を張るべき。
なぜ、こうした大学を好意的に描くのか???
それに、「『算数』では自尊心を傷つける。」との記述があるが、大いに傷つけるべき。
「幼稚園レベル、数遊び」とかの名称にして、自分の無力さと無能さを自覚させるのが第一歩では???
なぜ、アホな大学生もどきに、この大学も読売新聞も、媚びるのか???

私立大学とは言え、大学となれば、補助金が投入されていると言う意味で、税金で運営されている。
よって、大学レベルに達していない大学は、今流行の仕分け作業で、「死分け=淘汰」されて然るべき。
文部科学省は、もっと強権的でいいと思う。
こんな記事が日本のビジネス界や社会のエネルギーを奪うのだ。
こんな事で、韓国や中国、インド企業に勝てるのか????
本当に心配になってきた。

2010年4月25日日曜日

北朝鮮OS、Red Star OSの全貌が明らかに!


先週の木曜日に、購読しているメルマガから、驚きのニュースが飛び込んできました。
以前から、噂になっている北朝鮮政府開発の独自OSは、やはり存在したとの記事でした。

独自OS、Red Starの概要に関しては、下記の記事が、良くまとまっていると思います。

http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20100407_north_korea_red_star/  (日本語)




ITギーグの私としては、早速、ISOイメージを入手して、仮想化環境にインストールしようと思い、ダウンロードサイトを探しました。
やはり、ありました!
このサイトです。→ http://ineedfile.com/red-star-iso

しかし!
ダウンロードしようとすると、「サーバ使用料として、1.95USドルを払え!」とか言ってきたので、頭に来て止めました(笑)!

私自身は、来月、韓国ソウルに行く予定がるので、韓国ソウル市内の北朝鮮物産店でも訪ねて、Red Star OSを
CDで買ってこようと思います。(多分、あると思います。)
本件、また報告します!

週刊貴公子(4月第4週)

1週間の気になるニュースをPickupする週間貴公子の時間です。


Russia Moscowの地下鉄テロに対し、「ロシア政府が、マスコミの言論統制をしようとしている。」
と言う、ロシアの高級紙、Prauda記事(英語版)は、知的に、面白かった。


http://english.pravda.ru/russia/politics/112973-1/  


(引用)
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There is a difference between various approaches to the assessment of the events.
Yet, the problems occur when this difference becomes a cause for angry arguments.
This is true for the conflict between several media outlets. <中略> This is also true for the reaction to the
initiative of Robert Shegel, a member of the lower house, regarding a legislative ban for the
publications of terrorists’ statements by the media.
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また、本年3月26日に韓国の西海、北方限界線付近で発生した「哨戒艇沈没事件」に関する、朝鮮日報の
記事に衝撃を覚えた。
http://www.chosunonline.com/news/20100424000027 (日本語版)


(引用)
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安全保障関連部処(省庁)の関係者は、「北朝鮮は昨年11月10日の大青海戦での敗戦で、
対南強硬路線へと急速に転換したようだ。当時はよく分からなかったが、昨年11月のことを思い起すと、
そのような状況が見えてくる」と述べた。
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朝鮮日報は、もともと右寄りのMediaであるが、それにしても、「哨戒艇沈没は、北朝鮮の仕業」と断定するに近い、
上記記事は、韓半島Watcherとしての私には、1994年の「アメリカによる北朝鮮各施設攻撃未遂事件」発生時に感じた衝撃と
同程度に衝撃的です。
また、韓半島で戦争が起きてしまうのであろうか???

2010年4月19日月曜日

週刊貴公子 (4月第3週)

1週間の気になるニュースをピックアップする週刊貴公子です。
では、行きましょう!

本来は、首長連合の「日本創新党」の新党話を挙がるべきなのかもしれないが、言っちゃ悪いが、さすがに、新党結党話は、飽きました。
(勿論、期待はしておりますが、ただ、同時に食傷気味と言う感じです。)

という訳で、アイスランドでの海底火山噴火に起因する、欧州の空港閉鎖と、それに伴なう経済への悪影響をトップに上げたいと思います。
下記に、貴公子が、欧州経済をWatchiするのに愛読している、Euro Business誌の記事を紹介します。(英文です。)

http://www.eubusiness.com/news-eu/iceland-volcano.46m
 → Travellerは、本当に大変ですね。ご愁傷様です。 

http://www.eubusiness.com/news-eu/iceland-volcano.46f
 → 経済への影響も大きすぎる。多少のリスクはあるにしても、飛ばすべきだ。

2010年4月17日土曜日

新党に期待する。

貴公子は、ブログでは、政治的な事は書いてきませんでした。
ただ、このことを持ってして、貴公子が政治的にノンポリであったと言うわけでは勿論ありません。
政治的には、中道右派。政治思想的には、保守。
経済思想的には、ハイエクの新自由主主義者です。
妻が韓国人と言う事で、貴公子が左寄りと根拠もなく考える方がいる様ですが、大きく外れましたね。(笑)


ただ、私の理解では、「真の保守主義者は、『あなたの主張には反対だが、あなたが私と違う何かを主張する権利は
命を掛けて守る。』と言う姿勢を持っているべき」と考えるので、その意味ではリベラルに見えるのかも。。。


前置きはこの位にして、少し政治の話をします。
高校の同級生で、木原誠二と言う政治家がおります。
前衆議院議員で、現在、浪人中です。


面白い事を、彼はブログに書いております。


http://ameblo.jp/kiharaseiji/entry-10509672985.html


(下記引用)
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先日、落選中の人も含めた「選挙区支部長」および参議院候補と谷垣総裁はじめとする党執行部との懇談会がありました。
出席者は300人以上だったと思います。
私も発言をしました。発言したことは、民主党を倒すんだ。どんなことをしても勝つんだ、という気迫、
気概が国民に伝わっていない。
もしかしたら衆参同日選挙もあるかもしれないから準備だけは怠りなく、という発言がさきほどあたが、
そんな消極的姿勢ではなく、野党として衆参同日に追い込んで、一気に政権を取りにいく、それぐらいの気迫がなければ勝てない。
谷垣総裁には、そういう気迫を見せていただいて、谷垣さんのもとで一致団結戦っていく必要がある」、概ねこんな趣旨でした。
私は、今度の参議院選挙は、「民主党を倒す」、その一点に集中すべきと思っています。そのために、考えられることはすべて取り組んだ
らいい。衆参同日だって逃げる必要はありません。
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言っちゃ悪いが、現状が分かっていない。
政治家にせよ、官僚にせよ、極端な世襲システムや、ビジネス界での談合システムを作ってきたのは自民党だ。
その事の異常さを、民主党政権が初めて国民に気づかせてくれた。
特に、自民党政治家の世襲は酷い。
正に、Family Businessと化しており、不快を通り越して、異常だ!


外交官を初めとする高級官僚も世襲、政府系の団体もすべて世襲と言う異常状態を作ったのは、正に自民党だ。
その恨みを国民は忘れない。
そもそも一旦、下野すれば、政権が戻るのはイギリスの例(保守党と労働党)を見ても、20年は掛かる筈。
その意味で、まだ自民党には、野党の自覚がない。
もう一回、惨敗して、立派な野党になる必要があるでしょうね。


とは言っても、鳩山民主党は、それ以上に、滅茶苦茶だ。
特に、外国人参政権に関しては、悪い冗談にしか聞こえない。


そもそも、日本でまともに住んでいる外国人に、参政権付与の是非を聞いたことはあるのか????
私の妻は韓国人だが、「参政権付与は必要はないどころか、迷惑だ!」と言っている。
その心は、「外国人として、日本の文化を学ぶと共に、ビジネスパースンとしての生活に集中したい。参政権を持てば、
日本の政治にも責任を持たないといけない。そんな義務を外国人に持たせるのは酷だ!」との事。

唯一の希望は、いくつか出てきている新党であろう。
平沼赳夫の「たちあがれ日本」や渡辺喜美の「みんなの党」等があるが、私の注目は、近々の旗揚げが見込まれている
中田宏横浜前市長が立ち上げる党です。
期待しております。

2010年4月15日木曜日

Washingtong Postの皮肉。(鳩山評)

米国の高級紙も高級紙である、Washington Postが、それらしくない位、鳩山首相を皮肉っております。


http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/04/13/AR2010041304461.html


ワシントンポストの有名なコラムニストが、今週、米国ワシントンで開催された36か国の首脳が参加したNuclear Summitで、
「誰がオバマに歓待されたか???」と言う点に絞って、書いております。
歓待リストのNO.1は、中国主席の胡錦濤で、次がヨルダンのアブドラ国王、マレーシア首相のNajib Razak、ウクライナ大統領のYanukovichと続けております。
歓待の基準は、オバマ大統領とプライベートミーティングを持ったかどうかと言う基準らしい。


驚くべきは、このコラムの半分以上において、このNuclear会議での歓待リストの「Biggest Loser」として、
我が鳩山首相を上げていることです。
このコラムニストは、普天間基地移設問題で、態度をはっきりさせない鳩山首相を非常にシニカルに皮肉っております。


(以下、引用)
====================
By far the biggest loser of the extravaganza was the hapless and (in the opinion of some Obama administration officials) increasingly loopy Japanese Prime Minister Yukio Hatoyama. He reportedly requested but got no bilat. The only consolation prize was that he got an "unofficial" meeting during Monday night's working dinner. Maybe somewhere between the main course and dessert?
===================


こんな訳でどうでしょう???
「この優雅な会議において、最大の敗者は、哀れで、ますます狂気じみてきた日本首相の鳩山由紀夫だった。
 鳩山は何度もプライベートMeeitngを要求したが、オバマには相手にされなかった。
 鳩山にとって、ささやかな慰めと言えるようなものは、月曜夜の夕食会での非公式とも言えない様な
 ラフなMeetingだけだった。というのも、そのMeetingは、メインコースが終わり、デザートが運ばれてくる間のどうでも
 いい様な時間帯であったからだ。」


アメリカのコラムニストらしいパンチの効いた面白いコラムだが、シニカルすぎて、あまり笑ってばかりもいられませんなあ。。。


こうも書いております。
====================================
A rich man's son, Hatoyama has impressed Obama administration officials with his unreliability on a major issue dividing Japan and the United States: the future of a Marine Corps air station in Okinawa.
================
要は、「金持ちのボンボンの鳩山は、信頼感の決如だけを印象付け、鳩山には日米関係を揺るがす様な主要問題を解決などできない。」
との事。


まあ、ワシントンポストの有名コラムの半分以上が我が日本の首相を小馬鹿にする事に費やされたのだから、ある意味、言葉を失う。
また、ワシントンポストだけではなく、すべての米主要メディアで、これ以上無い程、わが国首相を馬鹿にしております。
アメリカの自国中心主義と傲慢さは今に始まった事ではないにせよ、さすがにここまで言われると、アメリカに対して頭にきますね。

2010年4月12日月曜日

限界超越!

4/11に行われたボクシングの世界戦で、冨山選手は、とても残念でした。
勝利をほぼ手中に収めながら、まさかの大逆転KO負けでした。
手中に収めかけた世界タイトルが、こぼれ落ちてしまいました。

http://www.sanspo.com/fight/news/090411/fgb0904111844008-n1.htm

私が注目したのは、試合後の冨山選手のコメントです。
曰く、「向いていない。これでやめる。」
まだ、たったの25歳。
しかも、世界初挑戦で、こんないい試合をしていながら、このコメントです。

Netでのコメントを見ていると、「諦めるな。まだまだ、やれる。!」との
コメントが多数を占めているように見受けられますが、私には、冨山選手の気持ちが良く分かります。
スポーツに限らず、他の事でも、限界まで努力して、結果が出ない時に、「もう一度、頑張れ!」と外野は簡単に言いますが、どうなんでしょうかねえ????
限界までやって、駄目だった時は、当の本人は、実は、あまり悔しいとも思わないと私は認識しております。これは、私の経験からでもそうです。
むしろ、「あれだけやって駄目だったんだ。すっきりした。」と、「すがすがしい敗者の気持ち」になります。

今までの私のビジネス人生でも、そういう意味で、勝負を賭けて失敗したことは、2度程あります。
(組織内での、かなり激烈な戦いであったと、今でも思います。)
勿論、私の様な若造(当時)の意見が通るほど、組織は甘くないし、結局は戦いに負けて(時期をずらして2つの会社を)去ることになりましたが、
負けても尚、すがすがしかったです。
「やはり何事も、限界までやらないと納得できないし、逆に、限界までやれば、それで駄目でも、納得できるんだ!」と、
冨山選手のコメントみて、改めて納得しました。
私も、40歳の足音が聞こえてきております。
中途半端に、キックボクシングをやるのではなく、最後にきちんと試合に出て、「そこで燃焼しきろう!」と意を強くしました。

大学受験生のXさん、頑張ってくださいね。
気が狂う直前まで、自分を追い込んでも、超一流大学には、そう簡単に合格できませんが、仮に、失敗しても、
努力に比例した分だけ、自己満足度は、少なくとも上がって行きますから(笑)。

2010年4月11日日曜日

週刊貴公子4月2週号 平沼新党とうとう立ち上げ!

1週間の気になるニュースをPICKUPする、週間貴公子です。


MOSCOWで、ポーランド大統領が乗った政府専用機が墜落したり、タイで騒乱が発生し、非常事態宣言が発令されたり
しているが、何だかんだ言っても、平沼新党のニュースでしょう!


老人党だの揶揄する人ばかりだが、わたしは期待しております。
ただ、党名の「たちあがれ日本」は、かなり野暮ったい。
いっそ、難解な漢字だけの党名にした方が新鮮で目立と思うのだが。


(以下、引用。引用元 http://www.mxtv.co.jp/mxnews/news/201004106.html )
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平沼元経済産業大臣や与謝野元財務大臣らでつくる新党「たちあがれ日本」がきょう旗揚げの会見を開き、
「打倒民主党」などを掲げる党の基本方針を発表しました。
 平沼氏は会見で「政治生命のすべてをかけて、ほかのことは考えずに尊い日本のために汗をかいていかなければならないという
思いで立ち上がらさせていただいた」、与謝野氏は「私たちは反民主・非自民として、戦っていきたい」と述べました。
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平沼赳夫にせよ、与謝野馨にせよ、石原慎太郎にせよ、一時は首相候補とまで呼ばれていた人たちだ。
老人だろうが、何だろうがそこを軽視してはいけないと思う。
当面は、老人5人(石原慎太郎を入れても6人)で頑張り、若い人材を引っ張り込んで欲しい。

話題のインデペンデント系の韓国映画「息もできない。」(製作・監督・脚本・編集・主演ヤン・イクチュン)

話題のインデペンデント系の韓国映画「息もできない。」(製作・監督・脚本・編集・主演ヤン・イクチュン)
を、千葉のとても小さな映画館で見てきました。
映画館自体も、1970年代の映画館の匂いが残っており、それはそれで良かったのだが、映画自体の強烈さに、
衝撃を受けて、見終わった後もしばらく、腰が抜けた様な何とも不思議な気分に襲われました。


公式サイトはここです。→ http://www.bitters.co.jp/ikimodekinai/index.html


勿論、私は文芸評論家ではないし、映画マニアでもないので、多くの批評家がこの映画に寄せている様な冴えたコメント
は出来ないのですが、あえて感じたことを書いてみます。

- 兎に角、暴力が渦巻く映画でありながら、妙な爽快感も残る不思議な映画であった。
- 「暴力が暴力を呼ぶ」、あるいは、「悪い環境が悪い環境を生む」と言ったような、因果応報的な事が表面的には書かれているが、そんな悪い環境でも、平穏な人生を求めて、苦しむ人間の善良さが垣間見れた。

兎に角、お薦めです。
少なくとも、冬のソナタ、春のワルツ、IRISだけが、韓国芸術ではないと気が付くと思います。

中国人と韓国人、日本人ビジネスマンの英語力比較

身内の話で恐縮だが、最近、韓国人の妻がTOEICを受験した。

妻は、TOEIC対策は、全くしない状態で、いきなり受験したにも関わらず、920点と言う、日本では高得点と言われるスコアを、あっさり取得した。(L490 R430)


妻の英語力に関して、バックグラウンドを含めて説明すれば、英語環境での海外勤務経験はそれなりにあるが、英語は仕事で使うというレベルで、「英語学習自体」は大学卒業以来、皆無と言う状態である。

因みに、卒業大学は、ソウルの中堅レベルの私大で、しかも化学専攻である。
海外留学経験とは一切なし。
それでも、これだけの点数をあっさり取得するのには、正直、驚いた。

ところが、妻によれば、ソウルで、そこそこ名の通った企業に勤務するスタッフなら、TOEIC900点オーバーはDefaultであるとの事。
そんなことがあったので、韓国大企業の大卒レベルの新人求人情報を、少し調べてみた。

例えば、自動車や家電、エンジニアリング業界で、世界市場でも有名な現代グループでは、新卒求人の足切りは、TOEIC800点であり、TOEIC800点以下の新卒アプリカントは、例えソウル大学卒でも、履歴書を受付ないとの事。

と言う訳で、実際に、現代に入ってくる新卒スタッフの平均は、軽く900点をオーバーとの事らしい。
私は、上海で2006年から2007年の2年間、若い中国人ホワイトカラーと一緒に仕事をしていたが、
中国人大卒のレベルも同じ様なものであったと思う。

私自身は、現在、日本の大企業に勤務しているが、新入社員の英語レベルは、600点平均位だし、
世代が上がるにつれ、むしろ英語力は、下がっている様な状態で、実際、社内で飛び交っている英語レベルは、低いと思う。

たかがTOEICだし、「英語ができるからって、仕事が出来るとは限らない!」と言ってしまえば、その通りだが、こんな所にも、日本のビジネス界が、Global環境に対応できなくなっている事が象徴されている様で、最近は危機感を覚えます。

ゆとり教育が諸悪の根源でしょうね。
因みに韓国の普通の高校生は、朝6時に登校して、夜11時まで、授業やら自習で学校にいるらしい。(朝、昼、夜の弁当を3つ持って、朝登校するとのこと。)

こんな事をやっていると本当に、中国やインド、韓国はもとより、東南アジアの国にもビジネスで抜かれてしまうと怖くなってきました。

2010年4月4日日曜日

週刊貴公子 4月第1週号

1週間の気になる記事をピックアップする週間貴公子です。
では、行きましょう!

多分、これで自民党はオシマイなのでしょうね。→ http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100404-OYT1T00181.htm

(以下、引用)
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自民党は、与謝野氏らの行動が離党者を次々に誘発する「離党ドミノ」に発展することに、警戒を強めている。
今のところ、離党者は限定的と見られているが、執行部刷新の要求が受け入れられずに不満をくすぶらせている中堅・若手にまで
離党の動きが広がれば、参院選を前に党が「融解」する事態にもつながりかねない。
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「自民党をぶっ壊す!」と宣言して、本当に破壊した小泉純一郎元首相は、これで、公約を果たしたと言えるでしょう。
さすが、私が尊敬する小泉元首相だ!
私から言わせれば、2009年の衆議院選挙の前に、「そのまま東」を比例区で立てようとした事で、
自民の壊滅は決定的になっていた。
また、この期に及んで、「美人過ぎる市議」とか三原じゅん子とか、王理恵を真剣に参議院選挙に
立てようとしているに及んで、完全に終わったと判断する。
その延長に、与謝野馨の離党があるだけで、正に、これで壊滅!
THE ENDの感がある。

自民党は、長期政権の中で、腐敗しすぎた。
官僚機構や農協との癒着は、目に余るものがあった。
そして、議員や官僚の世襲化も進みすぎて、まるで、発展途上国の様な様相に最後の方は、なっていた。
たた、そうは言いつつも、民主党のバラマキ政策にも有権者はうんざりしているので、いよいよ、
第3極の時代となっているのかも知れない。

民主党は、「官僚機構をコントロールしている」と言う幻想を少なくとも、一般国民に与える事には
成功しており、その意味で民主党の功績は大きいが、民主党議員もその多くは、自民党出身の古い人間達であり、
現在のGlobal社会に対応出来る人間ではない。

与謝野馨や平沼赳夫は、確かに政治家として優秀なのだろうが、如何せん、年をとり過ぎだ。
30歳台、40歳台の党首が出てくるまで、私は政治家も政治も信用できない。
兎に角、こうした政変は、20年遅かったと思うのだが(「せめて、10年前だったら。」と率直には思う。)、
これから巻き返して欲しいと、日本国民として真剣に願いたい。

2010年4月3日土曜日

携帯電話のSIMロック、とうとう解除か!?

遅きに失した感はあるが、とうとう日本でも解除となる様です。
読売新聞 → http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20100403-OYT1T00168.htm?from=top
カメラ付き携帯や、お財布携帯、iModeによるInternet Browsing機能を開発したのは日本メーカーなのに、
韓国Samsungやフィンランド、ノキアに世界市場で負け続けたのは、このSIMロックという変なポリシーの為でしたから。
現在の日本携帯マーケットのガラパゴス化は深刻で、こうした惨状の元凶が正に、SIMロックにあったので、素直に嬉しいです。
海外では、「現地の通信業者が街中で販売しているPrepaid式のSIMカードを購入し、それを手持ちの携帯電話に挿入すれば、すぐ使える様になる。」
と言うのが普通ですからね。
いずれにせよ、事態がここに至っても、SIMロック解除に反対する、KDDIとかソフトバンクっていうのは何なのであろうか???
(以下、引用)
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SIMロックの取り扱いについて、総務省が2日実施した意見聴取では、ドコモが「利用者の自由に任せるべきだ」と解除に応じる考えを示し、
イー・モバイルも「利用者に選択肢を提供できるので賛成」と同調した。これに対し、「技術的な課題があり、慎重に検討すべきだ」(KDDI)、
「端末価格が高騰しかねない」(ソフトバンクモバイル)などの懸念も示された。
しかし、最大手のドコモが解除に前向きな姿勢を示したことに加え、原口総務相が意見聴取前、「日本の孤島化を招いてはいけない」と述べ、
SIMロック解除に強い意欲を示していたことから解除の流れは止められず、急転直下、原則解除の合意にこぎ着けた。
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狭い思考でしか物事を考えられないと言うのは、2番手、3番手企業の宿痾であると言えば、それまでですが。