2010年2月27日土曜日

電化製品に見る、究極の価格破壊!


本日、Yamada電気で、液晶テレビを購入しました。
購入モデルは、東芝REGZA 32A900Sです。
 
今までは、昔ながらの21型のブラウン管TVを使っていました。
テレビはあまり見る方ではないので、小型のブラウン管TVでも、問題を感じることも無かったのですが、
1週間前に、とうとう壊れて映らなくなったので、5年ぶりに新テレビを購入した次第です。
 
今回、32型の液晶にリプレイスし、映像の綺麗さには勿論、驚いたのですが、それ以上に衝撃的だったのは、値段の安さです。
価格ドットコムに拠れば、全国最安値は現在、52000円との事だが、Yamadaでは、57300円の値札がついていた。(http://kakaku.com/item/K0000077708/
しかし、私は26300円で購入するのに成功した!
(現行のKDDI光ファイバーラインを、NTTのフレッツ光に変更すると言う条件を呑んだので。)
 
10年位前までは、32型の液晶と言えば、100万円位していた筈だし、3、4年前でも、1インチ当たり、1万円以上は軽くしていた筈。
今回の私の場合は、何と1インチ当たり、800円位と言う事になります。
 
安くて嬉しかったのは、勿論なのですが、逆に怖くもなってきました。
と言うのも、「この値段で、本当に東芝は利益を出せるのか???」と危惧するからです。
おそらく、中国かベトナム辺りの工場で製造しているのでしょうが、それにしても安すぎる。
 
現時点で、液晶テレビ(Liquid Crystal TV)の出荷台数ベースでの世界No1は、サムソン電子(Samsung Electrics)と記憶しているが、
この値段では、日本メーカーも、韓国メーカーも太刀打ち出来ないでしょうね。
今は、中国メーカーが力を伸ばしているようだが、近いうちに、中国メーカーに加え、インドメーカーが世界市場を制覇するのでしょうね。
 
「日本製造業は、これからの時代、どう生きてゆくのか?」とそんな事を考えさせられた、週末の買い物でした。
 

TOEIC Listening 満点の英語力(笑)

自称「真剣、英語学習者」のCさん、メールを有難うございます。

やはり、英語系の話題は、反応が高いですね。。。。

ところで、早速、頂いた御質問に私なりに答えたいのですが、私は英語のプロでも、英語教師でもないので、適当に聞き流してくださいね。(多分、沢山、間違っております。)

私も、Cさんの様に、TOEICのListeningセクションで300点台前半(495点満点)の時がありました。
今から、15年前位の20台前半の頃です。
そのころは、「満点を取る様な人は、どんな人なんだろう?」とか、「きっとCNNとかBBCを完璧に聞きとって、ハリウッド映画も字幕なしで理解出来るんだろうなあ。。」と無邪気にも思っておりました。

しかし!
自分で満点を取ってみてわかりました。「夢を見すぎた!」と。
相変わらず、CNNとかBBCは難しいしですしねえ。

WORLDニュースに関しては、アナウンサーの発音がクリアなので、集中して聞けば、聞き取れますが、Larry King Liveの様な討論番組で、出演者の声がかぶったり、スラングが多用される会話には、ついていけません。

ましてや、映画は全くとは言いませんが、字幕なしでは理解できません。
TOEIC Listening満点の実力なんて、こんなモンですよ。
逆に、Readingに関しては、Economistや、Washington TIMESの様な高級紙は、たまに辞書を使う程度で、完璧に理解出来るし、小説もまあOKです。

と言う訳で、行っちゃ悪いけど、巷には、TOEIC600とか700で、「英語には不自由しない。」とか、「英語は簡単だ!」とか言う人がよくいますが、

ここに宣言します。「そんなのあり得ない!」と。
以前、フィリピンの日本企業で、IT Managerをしている時、「スキュバーが好きだから、フィリピンにきました。Internetには詳しいので、IT部門で採用してください。」と言ってきた日本人の若者がいました。

Internetに詳しいと言うから、「Windows IISとか、Linux Apachサーバー、DNS名前解決システム、暗号化や、IPVPN設定を含めたNetwork構築に深い知見があるのか?」と期待したのですが、全くの期待はずれでした。(笑)

(2003年、採用の面接で@比国マニラ)
貴公子(面接官) : 「Intenetに詳しいと言うのは頼もしいなあ。Netは本当に難しいよ。僕はIISの設定がよく分からないんだよね。」

若者  : 「???」

貴公子 : 「Internetって、ところで、何なんだろうね。世界的なDNSシステムをベースにした専用Networkと言う認識で良いのかなあ???」

若者  : 「Internetなんか、簡単ですよ。だって、僕は家のPCから、2チャンネルに書き込みしてますもん。2チャンネルとか使った事ないですか???」

貴公子 : 「は???」

若者  :  「フィリピンにいながら、サンスポのホームページが読める。それがインターネットです。」

貴公子 :  唖然。。。「では、7層構造とか、名前解決の観点から、Internetを説明してみてください。」

若者  :  「なんですか、それ??? 兎に角、2チャンネルとかサンスポをフィリピンから読める訳で、それがインターネットですよお。」

貴公子 :  再度、唖然。。。「ところで、どうしてフィリピンに来たのですか?」

若者  : 「スキューバーが趣味なんですよ。毎月、日本から来るのもタルいから、こっちに住もうと思ってます。え?土曜日は休みではない???  え~~~!それじゃあ、マニラからダイビングスポットに、毎週、スキューバーに行くのはキツイなあ。。。まあ、いいや。日曜日に使う車は、ドライバー付きでつけてくれるんですよねえ。」        

貴公子 : (内心、怒り心頭!でもそこは、大人なので) 「すいません、これから別の会議なので、今日の所は、とりあえず、お引き取りをください。後日、電話しますね。」

貴公子から言わせれば、TOEIC600とか700で、英語を語る人間も、この若者と同レベルです。
(ハワイのBARで、"Hi, Beer Please! Yeah, Budweiser,cold one." と言えたからと、英語を使えることにはならない。)
勿論、英検1級 & TOEIC970の私も、英語を語ることなど、怖くて出来ません。
それ程、英語は深いものですよ。
お互いに、英語力アップの為に頑張りましょう!

2010年2月25日木曜日

TOEICの結果です!

2月の頭に、受験したTOEIC IPテストの結果が戻ってきました。
予想よりも良かったです。

Listeningは、満点でした。(過去の自己ベストは475点)
Readingは、475点でした。(過去の自己ベストは470点)

と言うわけで、合計970点で、あっさり自己最高を更新です。
930~940位を予想していたので、まあ嬉しい誤算です。
960点を超えると言う事を、当面の目標としていたので、少なくとも当面の目標はクリアしたと言う事になります。
因みに、なぜ960点にこだわるかと言うと、英語学習者の間で有名な下記表による為です。
→ http://www.ies-school.co.jp/column/roadtotatujin.php 

この表によれば、貴公子の英語力は、英検1級とTOEIC960をクリアしているので、10段の英語レベルの内、上から3つ目のレベル8になります。
(レベル8の定義)
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英検1級、通訳ガイド、TOEIC960点、TOEFL270点、通訳検定2級、工業英検1級、国連英検特A、ケンブリッジ英検CPE、
欧米大学院修士号取得などを目指して勉強し、そのうち資格3冠クリア。
実用英語教育&出版、通訳、翻訳などのプロに多いレベル。まだまだ伸びるので気を抜かずに頑張るべきレベル。
1日2.3時間のシステマティックな集中的トレーニングを行い、Level 7(the Advanced Level)からさらに約1年(800~1000時間)かかる。
洋画・CNNの理解度は約60%、タイム・エコノミストの読書スピードは約250wpm。
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率直に言って、ある種の達成感を感じます。

今後の英語学習に関しては、Writingの勉強はキチンとしないといけないと感じます。
Listeningに関しては、従来のCNNとBBCに加え、映画鑑賞を使って口語表現を強くしたいと思います。
また、再びの海外勤務を真剣に視野に入れながら、仕事をしたいと思います。
とりあえず、10年前に軽く勉強したけど、そのままとなってしまった米国公認会計士試験を今年中にクリアしたいと思います。

2010年2月23日火曜日

体育会系の時代(駄文!)


完璧に勘違いしている方がいる様なので、訂正させていただきます。(笑)
私は別に英語ヲタクでも、資格マニアでもありません。
米国公認会計士試験を目指そうと宣言しておりますが、この年(39歳)して、会計士転向するつもりはありません。
(仮に、そう希望したところで、試験をPassした位で通用するほど、会計士の世界だって甘いモンではないでしょう!)
 
何度でも言いますが、貴公子の本職は、キックです。(体育会系である事自体が重要なのです。)(笑)
本職その2は、IT Manager/IT Strategistです。
ですから、私のプロフィールにも、職業は、「体育会系、国際ITビジネスマン」と書いてあるじゃないですかあ!!!!
 
では、「何で英語(英検1級&TOEIC970)とか韓国語を一生懸命勉強しているか?」と問われれば、国際ITビジネスマンとして
必要だからです。
また、「なぜ米国公認会計士を目指すのか?」と言われれば、端的に言って、「教養を高める為。」、「ビジネスマンの常識として
知っておいた方がいいと判断したから。」と答えます。(あるいは、単に「暇だから。」と言っても良いかも。。。。)
兎に角、あくまでも貴公子は、「体力勝負の体育会系」なのです。 
 
因みに、今のビジネス界は、理系を尊重する風潮が強いですねえ。(バブルの頃迄は、文系天下だったのですが。。。)
今の様な混迷の時代こそ、理系(鳩山首相)でも文系(安倍元首相)でもなく、体育会系の時代だと信じております。
 

2010年2月22日月曜日

週刊貴公子(2月第3週号)

今週の気になるニュースを評論する週刊貴公子の時間です。(笑)
やはり、私としては、トヨタ問題がNo1です。
ただ、私自身、固唾を呑んで、状況を見守っている段階ですし、それに、あまり固いニュースばっかりPickupすることで、
あたかも貴公子が固い人間だと思われるのも嫌ので、今週は軽い記事をPickupします。(笑)

下記は、スノーボード日本代表の国母和宏選手の「服装の乱れ」に関するYahooニュースの記事の抜粋です。
(オリジナルはここ→ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100212-00000002-jct-ent)
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バンクーバー冬季五輪スノーボード日本代表の国母和宏選手(21)の服装がだらしないと批判を浴びている。
日本オリンピック委員会(JOC)は選手村入村式への参加を自粛させ、国母選手は謝罪した。ただ、その謝罪ぶりもふざけているとし、
さらにバッシングを浴びる事態になっている。しかし、だらしないといわれた服装は、専門家によると、「スノボ選手らしいといえば、らしい服装」なのだそうだ。
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私も先週のブログで、国母選手を批判しましたが、ここに貴公子は宣言します。
「俺(貴公子)が間違っていた!申し訳ない。」

服装問題が発生してブログで国母選手を批判した後、初めて、Half-pipeの競技ビデオをYoutubeで見たのだが、
「あれは凄い!」、「カッコいい!」と素直に認めます。
そして、「あれだけカッコいい事をやっているなら、腰パンだろうが何だろうが関係ない。」と思った。
そもそも、あんなアクロバティックな競技は、オリンピックに向かない。
それは、空手が夏のオリンピックに向いていても、キックや、総合、あるいはCage Fightが、オリンピックに
向かないのと同じであると思う。

そもそも、オリンピックに入れる様な競技ではないし、あくまでもスピード狂の熱い若者の為のスポーツだ。
X Gameとかに、完璧にMatchする競技だと思う。
そうであるから、過激なスポーツに、人生をかけているスピード狂の「いい意味でのぶっ飛んでいる若者」を、
オリンピックの健全な精神に基づいて、評価しようとしているのが、そもそも間違っていると考えた。

スノボはもっと自由なスポーツであるべきだ。
オリンピックには、そぐわないと言い切ります。(笑)

2010年2月19日金曜日

故藤田まこと氏の御冥福を祈ります。


「なぜ、『哀しみの貴公子』と自称するのか?」とよく聞かれますが、理由は簡単です。
体育会系の裏に、結構、Naiveな面があるからです。(笑)
私のブログを読んで、ばりばりの体育会系人間を期待した人は、ちょっと違いましたね。
という訳で、本日は、少しセンチメンタルな記事を書きます。
 
私は中学生の頃、藤田さん主演の「必殺仕事人」(確か金曜日の夜)を必死になって見ておりました。
私の40年近い人生に於いて、日本の連続ドラマをキチンと見たのは、あの頃の「必殺仕事人」位です。
(英語ドラマや韓流ドラマは今でも見ますが、語学習得の意味合いが強く、連続ドラマとして純粋に楽しんだのは、「必殺仕事人」位です。)
その意味でも、あのドラマにも、藤田まこと氏にも、思い入れがあります。
大きな一つの時代が私の中で終わった様な脱力感を軽く感じます。
 
JAL破綻、トヨタの突然の凋落、Googleの凄すぎる圧倒的な怒涛のPerformance、ビジネス界の価値観のパラダイムシフト、ひいては、
国際政治経済の激動等、国際ビジネスマンとして、考える事や学ぶ事が多すぎて、過去を振り返る余裕などない、せわしい社会情勢ですが、
今週末位は、藤田まことさんと必殺仕事人にどっぷり浸りたいと思います。(Youtubeで検索しまくりたいと思います。)

2010年2月17日水曜日

郷原信郎氏、コンプライアンスセミナー


先日、あのサンデープロジェクトに、毎週の様に出演している元特捜検事で、現弁護士の
郷原信郎氏のセミナーに出席しました。
セミナーのテーマは、「コンプライアンス」。
 
小沢一郎VS検察庁問題で、小沢寄りの発言をしている方で、その辺の主張も、セミナーではしていた。
ちなみに、小沢問題に関する氏の主張は、ここを参照してください。
 
主張していること自体は、佐藤優の主張と通じるところがあって、あまり感心しなかったが、
興味を持ったのは、彼の風貌です。
 
パッと見ると、私と同じくらいの年齢に見えました。(40歳前後に見えました。)
しかし、Wikiで調べてみると、なんと1955年生まれの55歳。
正直、その見た目の若さに驚きました。
 
やはり充実している男は、若い!
私も、ああ言う男になりたい。(主張はともかく。)
 

2010年2月15日月曜日

週刊貴公子 (2010年2月2週号)

1週間の気になるニュースをPICKUPする、週間貴公子です。

では、行きましょう!

1) トヨタ車リコール問題。
とうとう、電子制御システムも問題になってきた様です。
本件は、今後もWatchします。
http://blog.livedoor.jp/niknews/archives/1200398.html
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20100215-OYT1T00106.htm?from=top

2)Google新サービス、Google Buzz
留まる事を知らない、クラウド新サービスですね。
仕事にも十分に使える、Face BookやTwitterライクな機能を、Gmailに組み込んだとのことです。
日経記事には、下記のように書かれております。
「インターネット検索最大手の米グーグルは9日、メールサービス「Gメール」に交流サイト(SNS)機能を追加したと発表した。利用者は自身の“つぶやき”や写真などをメールの画面上でほかの利用者と簡単に共有できるようになる。将来は企業向けにも展開する予定だ。 」

- 日経記事2/10
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20100210ATGM1000T10022010.html

- Google Offical Blog
http://googleblog.blogspot.com/2010/02/introducing-google-buzz.html

- 詳細解説
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100210_348141.html

Google Buzzとは別の機能ですが、Gmailにはすでに、ビデオ会議機能、チャット機能が組み込まれております。
まだの方は、そちらも、お試しください。

2010年2月13日土曜日

スノボ選手、国母服装問題。


冬のオリンピック開幕ですが、出だしから、水が差されまくりですね。
グルジア選手の直前練習での事故死は、気の毒ですが、東海大のスノーボード・ハーフパイプ
の国母和宏選手の話は、バカっぽいですね。
まあ、賛否両論があるようですが。。。



以下、朝日新聞2・12の記事の引用。
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この騒動は世代で賛否が分かれると思う。ハーフパイプの選手は試合でも、だぶだぶの
ウエアを腰よりずり下げて着こなすのが主流。ストリート系の街着もそんな傾向が強い。
「やばい」を「かっこいい」の同義語で使う世代にとって、シャツをズボンに入れるセンスは
耐え難いのかもしれない。
記者会見で自粛に納得しているかと聞かれた21歳の国母は語尾を伸ばし、「反省してま~す」。
本心ではないアピールに見えた。国母の理想のボーダー像は「ライフスタイルを含めて
かっこいいやつ。五輪のメダルで人生を変えようと考えるやつは、スノーボードの業界で
生きていけない」。 国母の人生観では五輪に執着するのはかっこ悪い。
メダルが目標と言わせたがるメディアに従順でいたくない。
礼節を欠く行動は、プライドを保つための抵抗に思える。
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たかが、スノーボードが上手いくらいで、図に乗りすぎ!
ただ、国母みたいな思い上がった”ガキ”は、どの世界にもいる訳で、
それ自体は大した問題ではないと思う。

私が問題だと思うのは、思い上がった国母本人ではなく、周りにいた他の選手ですね。
同行選手の大部分は、国母よりも年上の筈。
そうであるならば、誰かが、その場で注意すれば済む話です。
その「誰か」が居なかった事が、問題であると思う。
そう言えば、そうしたいい意味での「おっせかいな大人」が最近は、ビジネス界でもいなくなった。

会社でも、遅刻を繰り返す新人に対し、「まあ、仕事のパフォーマンスが重要だから、
朝苦手なのは、本質的な問題ではない。」
と目をつむり、問題を見過ごす上司。
また、朝の挨拶ができない若手を見ながら、それを問題視しないどころか、「若手が挨拶を
キチンとすると、会社の株価が上がるの?」等の馬鹿げたコメントを、シニカルに涼しい顔で言う、
自称、「理論家」。
そして、そうした「自称理論家」を、変に有り難がる日本のビジネス界。
こういう、やる気のない大人ばかりが、増長した若者を生み出し、「育成し」、
最終的には、世界的なビジネス競争で負ける。。。。
悪循環ですね。

国母の服装問題にも、アホな高校教師が、テレビに出てきて、「なぜ悪いのかが説明できない。」
とか言っていたが、こういう馬鹿な教師が日本を滅ぼすのでしょうね。
「悪いものは、悪い。良い悪いの基準は、大人が決める!ガキは従えばいい!」となぜ、
強弁できないのか???
こういう教師は、「なぜ小学生が恋愛して、駆け落ちしちゃいけないのですか?」と言う質問に
どう答えるのであろうか???
日本の行く末が心配になってきました。

2010年2月11日木曜日

書評~エコノミック・ヒットマン(東洋経済新報社)

書評です。


「エコノミック・ヒットマン」
副題:途上国を食い物にするアメリカ

読んだ後、複雑な気持ちになりました。
まず、言いたいのは、本の題名の日本語訳が間違えていますね。
原題は、Confession of an economic hit manなので、題名は「エコノミック・ヒットマンの告白」
であって然るべきです。
「告白」の2文字を題名に加えるべきでしたね。
実際に、著者は随分と内向的だし、また、自分のやるせない気持ちを、うるさい位にグダグダと書いており、 まさに「告白」であります。
私は副題及び東洋経済新報社と言う出版社名から、経済学や金融論の観点から書かれた
ドライな文体を期待したのですが、全体的にあまりににも情緒的で、「読んでいて疲れた」と言うのが正直なところです。

まあ、それはそれとして内容に関しては、勉強になった点もあります。
その意味で、国際政治や経済に興味のある人には、お勧めかも。
私は今まで不思議に思っていた事があります。
「なぜ、我が国にもある○×研究所みたいなところや著名なエコノミストが、ちょっと前はアセアン
諸国(アジアンタイガーと呼んでいた)、その後は中国やインド、今はベトナムや旧東欧諸国などを、
『経済的な意味での約束の地』の様に宣伝するのか?」が理解できずにいましたが、それに関して、 明確な回答を著者は提示しております。

今までも、自分なりにおぼろげに持っていた回答と同じではありますが(その意味で本書を読んでの新鮮さはないが)、 本書を読んで、その理由を確認できたという意味で、読んだ価値はあったと感じております。
因みに、私は元々、経済学部出身(慶応大学)の銀行員(北海道拓殖銀行4年勤務)なので、一般の人よりも、 経済や金融に関しての興味は高い筈です。
(今は、全く関係ない仕事をしているけど。。。。)

その意味で、本書を「読んだ価値」があると評しただけで、経済や金融に興味ない人にとっては、どうかなあ??と言う感じです。
冒頭にも述べましたが、あまりにも情緒的な文体が鼻につき、読んでいてうんざりします。
「意外と、エコノミックヒットマンもナイーブなんだなあ。」との感慨は残りましたが。

因みに、「人間、必要以上に感傷的になってはいけない。」と言うのが私のモットーです。
貴方の周りにもいると思いますが、何か自分の手の届かない様なこと(世界の貧困問題だとか、
他国の人権問題だとか、国際政治や環境問題)を必要以上に、思い悩んで考えている人がおります。
もちろん、重要な事であるし、また国際的に仕事をする人には、必要な教養でもあります。
しかし、直接の当事者でもない限り、「はまってはいけない。」といつも自戒しております。
と言うのも、感傷的になるというのは、当人にとっては実は快適なものです。

結局、人間と言うのは、社会生活の中で、必死に自分の出来ることをやるしかないと思います。
自分のできない範囲の事に、必要以上にはまる人を今まで何人か見てきましたが、そういう人は例外なく、 「自分のやるべき事」をやっていません。

たとえば、アフリカの飢餓問題。
私自身も、もちろん、全く無関心ではない。
駅前で、募金活動が行われていれば、千円札を1、2枚入れて、ボランティアの人を励ます位のことはします。
しかしながら、かと言って、日本国民としてやるべき事(納税、勤労、家族を養う)をせずに、直接の当事者でもない人が、 「アフリカ飢餓問題」ばっかり、朝から晩まで、考えているのはどんなもんでしょう???

2010年2月10日水曜日

Bさんへ、英検1級2次試験対策に関する私見。

英検1級保持者であるからって、先生面するのも嫌なのですが、折角、メールを頂いたので、頑張って回答してみます。
回答内容に関しては、あまり期待しないくださいね!(笑)

英検1級2次試験は、一般的に言って、キツイと思います。
あの難しい1次試験を突破した中の、50%強の受験者しかPassできない訳ですから。
ただ、私自身は1次試験は何度か落ちましたが、2次は、一発でPassしました。
2次の点数は、100点満点で86点と言う、自分でも驚く高得点でした。(合格ラインは60点。)

何か特別な対策をしたと言う事もなく、普通に受験会場に行って、普通に「こなした」という状況でした。もっとも、試験前日に、どんな試験内容なのかは、過去問で確認位はしましたが。。。。

という訳で、他の人に、伝授する様な秘策とか、Tipsはありません。(笑)
ただ、下記のサイトを参照してください。
http://okwave.jp/qa/q4121567.html

では、GOOD LUCK!
ちなみに、盗作ではありません。(回答者は、貴公子自身なので。。。)
対策5)は、自画自賛で恐縮ですが、必殺技だと思います。(笑)

(下記は、抜粋です。)
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2次試験会場に向かう電車の中で、突然、気が付いた対策でしたが、効果があったと思うので紹介したいと思います。(おかげで、100点満点で、86点を取れました。)自己流で恐縮ですが。。。。

対策1)
(事前に)トピックに出そうな話題を、適当に予測する。
私の場合は、電車の中で、「インターネット社会の弊害」、「捕鯨問題」、「中国のバブル崩壊」と言った当時の旬な話題と、「趣味の必要性」、「家族との関わり方」と柔らかい内容を適当に予測しました。

対策2)
(事前に)予測した内容に関し、模擬スピーチを組み立てて、すらすら言えるまで、自分の中で、こなれさせる。

対策3)
(試験場で)パッーと5つのトピックを見て、上記の予測に近い内容を、瞬間的に選ぶ。

対策4)
(試験場で)勿論、予測とピッタリの問題が出るはずは無いが、トッピクの話題を、強引にでも、模擬スピーチに近づける。(話術を駆使する。)

対策5)兎に角、多少、支離滅裂になろうとも、ひたすら話す。(←これが重要!)
2分経過後に、「時間です!」と言われるまでは、ひたすら話をし、「時間です!」と言われてから、10秒位で結論を述べる。(つまり時間オーバー。)

上記の対策が有効だと考えるのは、下記の理由です。
1.仮に、「日本語でトピックが出されて、日本語でスピーチする」試験があったとしても、
  1分間の準備で完璧な論理構成を持ったスピーチが出来る人は、この世にまずいないと考えました。
2. 上の前提に立てば、論理性が多少おかしくても、兎に角、べらべら、しゃべる事が重要と考えました。

私の場合は、本試験では、予想にかなり近い内容が出たので、楽でしたが、多少、ズレいても、気にせず押し切る覚悟を持って臨みました。
ただ、「予想が全く外れたら、どうするのか?」と言われるときついですね。その場合は、諦めるしかないのでしょうが。。。
ただ、想定トピックを増やせば増やすほど、近い内容が本番で出る確率は高まると思います。
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2010年2月9日火曜日

あまりにも無責任なのでは?


と言うのも、プロ野球「オリックス・バファローズ」の小瀬浩之選手の自殺の事です
 
 
この記事は、情緒的過ぎます。
 
確かに、小瀬選手には、個人的な悩みがあったのでしょうが、何もわざわざ、キャンプが始まった週に自殺する事もないでしょう。
他の選手の中には、プロ生活に胸を膨らませるルーキーの若者もいれば、他球団をクビになって、トライアルを経て、悲壮な覚悟で、
努力している選手もおります。
 
いくらなんでも、キャンプ中の自殺は、あまりにも利己的だと思います。
他の選手への影響を、危惧します。
 
最後になりましたが、小瀬選手のご冥福をお祈りします。
 
 
 

2010年2月8日月曜日

久しぶりに横綱級の書籍に出会いました!「大転換の時代」 (原田武夫著)

久しぶりの書評です。

この間、本を読んでいなかったわけではなく、多数の本を読んでいたのですが、あまり印象に残る本がありませんでした。
ですから、書評を書くのをさぼっていました。



しかし、久しぶりに横綱級の書籍に出会いました。

下記を先程、アマゾンにも投稿したのですが、本ブログでも発表します。
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兎に角、凄い本です。
一度読んだだけでは、その衝撃さの故に、十分に理解ができないので、何度も読み返しておりますが、その度に、原田氏の卓越した分析能力と視野の広さに驚嘆します。

と言うのも、氏は、「一見全く無関係な事象同士が、裏側では一本の線でつながっている事」を豊富な事例を提示しながら、論理的に解き明かしているからです。
私は、今まで、他の有名な方が書いた金融関係、国際政治関係の本を、趣味として多数読んできました。個々の事象に関し、「勉強になった。知識が増えた。」と言う意味で、忘れ難い本は何冊もあります。しかし、この本は、それらの本とは、明らかに一線を画します。
この本では、複数の事象(サブプライム問題、インターネットの正体、軍事や国際政治において発生した具体的な事象等)を次々と例示しながら、それらを有機的に結びつけて、「越境する投資主体の論理」へと集約していく仮説が展開されております。
その意味において、個々の事象に対する説明や分析というレベルを超越しております。
確かに、氏が仮説の検証から導き出した「2020年問題」は、私の想像力を超えたレベルでの結論であり、俄かには信じられません。
しかしながら、私がこの本から学んだもっとも大切な事は、「個々の事象を丹念に分析検証し、仮説推論を立て、論理的に組み立て、結論を導き出す事」の重要さです。
漫然と、個々の事象を眺めていてはいけないと感じました。
その意味で、ロジカルシンキング等に興味のある人にも薦めたい一冊です。
また、一般的に知られたサイトではないが、国際政治や経済に大きな影響を及ぼす団体が運営するサイトも多数、本書の中で紹介されており、こうしたサイト情報も、非常に貴重だと思います。

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2010年2月7日日曜日

週刊貴公子(2010年2月第1週号)

一週間の気になるニュースをPickupする週刊貴公子です。

今週も行きましょう。


1)断トツは、トヨタリコール問題。
レクサスに加え、プリウス、更に、カムリと、とどまるところを知らないトヨタのリコール問題。
欧米、日本に加え、中国でもリコールと地域も、世界的に広がっております。
トヨタは、大丈夫か????

2)横綱朝青龍、強制引退。
相撲は、スポーツでも武道でも無く、歌舞伎と同じ、伝統芸能なのだから、品格は重要です。
遅すぎた位だ。
伝統芸能としての相撲を、応援しております。

3)小沢幹事長不起訴。
民主党にとって、良いことなのか、悪いことなのか。
起訴なら、問答無用で、幹事長を辞任をさせる事ができたのに、これで、小沢は幹事長職に留まりそうですね。
これは、中長期的には、民主党にとっても良くない事だと思います。

激闘マニラでの4年間(第5章。番外編)

フィリピン・マニラでの現地採用ストーリーに関しては、多くの人から多数のコメントを頂きます。
厳しいコメントも、温かいコメントも、シニカルで頭に来るコメント(笑)もありますが、兎に角、コメントを頂けると言うことを、ブロガーとして、素直に感謝したいと思います。
今後とも、御購読をよろしくお願いします。(笑)
ところで、フィリピン現地採用ストーリー(現在、第4章まで完了)の「連載」が終了してから、「総括的」に書こうと思ったのですが、勘違いしてしまう若者がいる様なので、今、総括したいと思います。
若者Fよ、君の事だ!(笑)
確かに、フィリピンマニラでの4年間の生活は、キツかった。
浪人1年を含めた大学受験時代や、北海道拓殖銀行での孤独な勤務時代(笑)、フィリピン帰国後の、上海における2年間に渡る欧米企業との国際ビジネス等もすべてキツかったが、フィリピンマニラでの4年間の過酷さは、レベルが違った。
「いつどんな言い掛かりを付けられて逮捕されるかもしれない。」とか、「熱帯性の病気になって、現地で病院にかつぎこまれても、『金を無い奴は診ない!』と宣言されて、放置されるのではないか?」とかの恐怖が常にあった。
「魔都マニラ」、正にそう言える場所であった。底知れぬ恐怖を感じた事が何度かあった。
そうした「恐怖の環境(笑)」の中で、サバイブする為に、大して優秀でもない頭をフル回転させて、凌ぎまくったと言うのが現実です。
(前にも言いましたが、フィリピンから逃げることは一番簡単だったんだろうが、中途半端で逃げることは、自分のアイデンティティが崩壊する様な気がしたので、それだけはしたくなかった。)
「スタイリッシュなマニラ生活」なんて形容は程遠いし、泥臭く生き残ったと言うのが現実です。
(どちらかと言えば、大学卒業までは、ライフスタイルも服装も、スマートな感じの貴公子だったのですが。。。)
従って、あのキツい4年から、私なりの結論を言えば、「くだらない苦労はしない方がいい。」と言う事ですね。
先日、私にメールをくれた若者Fに向けて、もう一度、言います。
「世間の人は、『若者は苦労しろ!』と簡単に言うが、そういう事を簡単に言う人に限って、ぬくぬくと生きてきた人が多い。くだらない苦労は、やはりしない方がいい。」
私のフィリピンマニラでの4年間も、海外勤務の経験を積むとか、「独力で生き抜いてみたい!」と言う自己満足を満たすためには、意味があった。
そして、最終的には、「廃人になることもなく、フィリピンから戻ってきた。」と言う事自体に、満足はしております。
ただ、海外勤務の経験を積むにしても、どっかの大企業から、手厚い福利厚生に守られて赴任し、欧米の大企業と大きなビジネス取引の経験をした方が良いに決まっております。
「1000円とか2000円のビジネス取引の為に、ジムニーやトライシクルに乗り込んで、一日を掛けながら、汗だくになり、ペコペコ頭下げながら、ビジネスをする。」なんて事は、サバイブする為には必要であったが、まともな国際ビジネスマンが体験するマトモな苦労ではない。
確かに、「命のやり取りをする様な」と言ってもいい位の苦労はしたが、あれだけの事を、
ビジネス環境の整ったアメリカとか日本とかでやれば、「ビジネスマンとして、もっと大きくなれたのでは?」と、今でも思います。
もう一度、言います。
基本的に、貴公子がフィリピンで体験したのは、「くだらん苦労」です。
これは、揺るがない事実です。(笑)
そして、「くだらん苦労は、しないに越した事はない。」と言い切ります。
「楽に生きろ!」とは言いませんが、「する価値のある苦労をすべきだ。」と言いたい。
また、「若者は、苦労すべき!」とも言いません。
何度でも言いますが、「意味のない苦労は、意味がない。」と言います。
もっとも、「徒労状態」に置かれても、劣悪な環境下ながらも、何かしらの「果実」をもぎ取ると言う「ド根性」は必要でしょうし、それを、あのマニラでの4年間で成し遂げたと言う自負だけは、ささやかながらありますがね。。
本カテゴリーはこちら。⇒ マニラの熱い夜

2010年2月3日水曜日

TOEIC IPテストを受験してきました。

1年半振りのTOEIC受験でした。

久しぶりの受験で、ちょっと緊張しました。

設問別に感想を述べます。
Part1(10問) : ここは問題ないでしょう。Perfectの予感。
Part2(30問) : 聞き取れなかったのが、2問。残りは、OKだと思います。
Part3:(30問) : 明らかなミスが1問。迷ったのが、2~3題。
Part4(30問)  : 最後の方のアナウンス(Q95~Q97)が、突然難しかった。(おそらく強いオーストラリア訛り。)ここ以外は、OKだと思う。
Part5(40問) : 一問はミス。それとは別に、3題、判断に迷うところがあったが、消去法でOKだとおもう。
Part6(12問) : これは、問題ないでしょう。Perfectの予感。
Part7(48問) : 選択肢で1つだけ、どっちとも取れるのがあった。その一題以外は、自信を持って選んだつもり。

と言うわけで、自己最高(925)の更新を期待しております。
TOEICの問題は、解いてて面白いですね。
英検1級の試験では、読解は、量も多いし文章も硬いので、楽しむ余裕がまったく無く、非常に緊張しますが、Toeicでは、楽しんで受験できます。

ただ、Listenningに関しては、TOEICの点数にかかわらず、もっと修行が必要だと痛感しました。
貴公子自身も出来てないけど、TOEIC程度のListeningなら、「全問正解で当たり前!」と言うレベルの英語力が必要でしょうね。
(逆に、読解の方は、満点は難しいかも知れませんが。)

その他、気づいた事といえば、75分のReading試験時間で、余ったのが8分位だった。
前回のToeic(Reading495点中470点)の時は、15分位余ったので、今回は時間が掛かったと言う事になります。
まあ、慎重に解いたと言う事で、良しとしましょう。
今後も、一年に1回位のペースで、英語力チェックの為に、受験をしていこうと思います。

2010年2月1日月曜日

週刊貴公子(2010年1月第4週号)

一週間の気になる記事をPickupする、週刊貴公子です。

では、いきましょう!

1)今週の断トツは、突然のトヨタリコール問題しかないでしょう。
なぜか、国内のメディアでは、あまり大騒ぎしておりませんが、海外では大騒ぎです。

- International Herald Tribune
  http://www.nytimes.com/2010/01/30/business/30toyota.html?ref=business

- NPR News
  http://www.npr.org/templates/story/story.php?storyId=123105279

- 朝鮮日報
  http://www.chosunonline.com/news/20100130000020

- New York Times
    http://www.nytimes.com/2010/01/30/business/global/30deflation.html?pagewanted=2&ref=business

2)GoogleのChinaからの撤退問題 
「撤退しても、Googleのビジネスには、関係ないのでは???」と言う事を、技術的に説明した文章です。ITのプロは、読んだ方が良いと思います。
http://d.hatena.ne.jp/essa/20100114/p1?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter