2014年10月31日金曜日

転機8 ~ 同業他社の派遣ITエンジニアで働く覚悟!

この転職シリーズ(40代半ばの管理職転職シリーズ)は、凄い人気があります。
今までのブログ読者以外からも、いくつかメールを頂くなどしており、反響の高さを感じます。
ある人のコメントで気になった点があるので、「中年転職の覚悟!」と言うテーマで、書きたいと思います。

まず、20代とか30代の転職と違い、転職先の会社の格は、あまり関心は無かったし、それを基準にしたつもりはありません。
貴公子が面接に行った会社も、従業員数が数万人の国際金融機関だったり、あるいは従業員数が数十名のベンチャーIT企業だったりしました。
問題なのは、そこの会社で貴公子が何をするのか?、どんな貢献ができるのか?が重要な訳で、新卒の就活の様に、「三菱とか三井みたいなブランド力の強い会社が良い!」と言う気持ちは、ほぼ無かったです。

兎に角、自分がその会社の先頭に立って、稼いで、自分も会社も成長するんだと言う意識で、転職先を探しました。

ただ、ここまでは理想論です。
現実は、そう甘くありません。
何てたって、中年の転職ですから。

貴公子の様に、国内の大手企業で、一応管理職をやっていた様な人は、同業他社の同職種の管理職をまずは狙うでしょうね。
実は、貴公子も、転職活動の最初期に、少しは考えました。
ただ、そんな甘い考えは、すぐに改めました。
同業種同職種に転職する事が、ラクと言えばラクなのですが、とびきり優秀であるならば兎も角、そんな事は、貴公子の様な一般人には、まず不可能です。
何てたって、中年の転職ですから。

数千万円の住宅ローンを抱え、子供もまだ小さい貴公子は、兎に角、働いて収入を得ることが最重要です。
(自分の家族でさえ、養えない人間が、利他の精神を語り、世界経済を語り、社会貢献を説くなんて、馬鹿げていると思っております。)

そんな訳で、現在の会社から、同業他社に管理職でスライド転職するなんてことは、「夢」として、心のどこかに留めておくとして、現実的な中年転職では、「同業他社の同職種に、派遣スタッフとっして、人材派遣会社から派遣される。」と言うのが、現実的な線ではないか?とまで思い詰めました。

数か月前の某転職エージェントZと貴公子の会話です。

Z  「先日、紹介した同業他社のJ社ですが、先方のコンプライアンス委員会が、貴公子さんを管理職として雇用するのは、問題があると言ってきました。ついては、誠に申し訳ないが、この話は無かったことに。。。。」

貴公子 「御尽力をありがとうございます。まあ、残念ですが、想定内の話です。それに、米国公認会計士としての職業倫理もあるので、同業他社の管理職へのスライドには、抵抗感もありました。これで、良かったと思ってます。」

Z 「そう言ってくれると、救われます。先方の人事担当者も無念との事でした。では、残念ですが、J社の事は忘れてください。」

貴公子 「ちょっと、待ってください。こちらも生活が懸かっているんだから、『ハイ、そうですか!』では引きませんよ。」

Z 「どうしたいのですか?」

貴公子 「J社にカウンターオファーをしてください。管理職としてのスライドがダメなら、ITエンジニアとして、再考してくれる様に言って欲しい。PMとか管理職ではなく、一介の現場エンジニアです。」

Z 「ですから、社員採用は、難しいとJ社は言っているのですよ。」

貴公子 「誰が社員と言いましたか? ITエンジニアとして、派遣会社に登録し、そこから派遣スタッフとして、J社で働きたいと言う話です。年収が大幅にダウン? 全然、OKとは言いませんが、それはそれで受け入れます。止むを得ない。」

Z 「貴公子さんが、それで良いと言うのなら、通りますが、本当にそれで良いんですか?」

貴公子 「私もプロです。派遣社員のまま、ずっとJ社で働きますとはお約束はできませんが、半年だか一年だかの契約期間は、プロとして、職務を全うします。」

Z 「貴公子さん、少し安易ではないか?派遣社員として、J社に行けば、J社の年下の正社員の指示に従わなくてはならないのですよ。それで良いのですか?」

貴公子 「史記の漢楚伝説での劉邦と同じですね。劉邦が必要に応じ、項羽に対し、ペコペコした様に、貴公子も派遣社員でJ社に入れば、J社の新入社員にペコペコします。立場に応じて、言動を変える位の分別はあるつもりです。」

Z 「なるほど、理屈は通ってますね。でも、貴公子さんがそこまでおっしゃるなら、私もプロとして助言します。今、無職だとかそういう状態なら、そんなアレンジを私も喜んでやります。しかし、今の貴公子さんは、そうではない。貴公子さん自身が、今の会社に嫌気を差していると言うことは理解しましたが、貴公子さんは、焦り過ぎだ。それに、私もプロとして、貴公子さんのキャリアアップを支援したい。だから、今はそんなアレンジを私はやりません。」

そんな事がありました。
兎に角、貴公子は、転職活動当初から、甘ちょろく考えてはおりませんでした。
徹頭徹尾、厳しく考える様にしました。
この転職エージェントZさんとは、その後、疎遠となりましたが、Zさんには今でも深謝しております。

汗と涙のミドルの転職活動シリーズ連載は、まだまだ続きます。
次回は、とうとう転職活動の最終結果を書きます。


【USCPA】 試験突破の為の英語力と会計知識について。 ~Yさんからのメールに回答!

USCPAの受験を考えている方から、メールを頂きました。

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貴公子さん

はじめまして。Yと申します。

USCPAに興味がありブログを読み、メールするにいたっております。

現在ITのスペシャリストとして、あるコンサルティングファームに
勤務しているのですが、他者との差別かも考えUSCPA取得を考えております。

とは言いましても、バックグランドは理系であり、会計に関する知識は
非常に乏しいのが現実であり、そのため、アビタスという予備校に
通うことを考えております。

長くなりましたが、今から2年間でCPAを取得できるか意見を伺いたく
メールしているしだいです。
(中略)
答えられる範囲は限られているかと思いますが、どうぞよろしくお願いします。
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受験勉強開始時における、必要な会計知識と英語力についての質問です。
以前の記事(【USCPA】 総括Vol.1   3年に渡る受験生活を総括する!  ~  この試験の難易度について。 ) にも書いた事の繰り返しともなるかも知れませんが、改めて記載します。
この試験は、財務会計や監査論、税法を始めとした各種知識を、問われるものです。
また、少なくとも読解に対しては、英語Nativeと同等レベルの英語力を受験生が持っている事が、当然ながらの大前提となっております。

貴公子は、完全独学3年間の受験生活の中で、情報収集目的の為に、他の受験生の書いている各種ブログ記事を参考にしましたが、非常に大雑把な括りでまとめるならば、下記の様ではないか?

・ 英語に不自由がなく、海外での勤務経験者クラスの英語力がないと、
中々、最終合格まで辿りつかない。
・ 英語力がある人は、財務会計の素養がないと合格が難しいと言う。
・ 一方、財務会計実務者は、英語力が、最終合格への鍵となると言う。

要は、英語力(特に、速いスピードで大量の英文を読み下す語学耐性)と、財務会計に対するセンス(素質と言っても良いかも)の両方を持ち合わせていないと中々、難しいと思います。

>長くなりましたが、今から2年間でCPAを取得できるか意見を伺いたく
>メールしているしだいです。

ここはコメントを出来ないですねえ。
今年9月の記事(【USCPA】 マニュアル社会の弊害! (仕事の愚痴を含む。笑))にも、書いたのですが、「どれだけの期間で、どれだけ勉強すれば、合格できるか?」は、上記の2つの能力に加え、地頭の良さに依存すると思うので。。。

因みに、上記の記事では、下記の様に記載しました。
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貴公子は、3年間、総勉強時間3000時間の完全独学で合格しました。
しかし、8か月、800時間の完全独学で合格した、東大卒の人を知っております。
一方で、貴公子よりも遥かに、長期間勉強し(7年、勉強時間も1万時間近く)、本試験を受験しまくっているのに、一科目の科目合格もできない、会計事務所でバリバリ働いている経理部員も、同時に知っております。

はっきり言いましょう!
人には能力の違いがあります。
真に、切れる奴なら、3ヶ月、300時間でも合格できるでしょう。
(半年の完全独学で、旧司法試験に合格した、東大理学部生を、貴公子は知っております。)
一方で、残酷な様だが、適性がなければ、10年やったって、科目合格すらできません。
つまり、「何時間勉強すれば合格するか?」なんて質問は、「何歳から野球を始めて、一日何時間練習すれば、イチローみたいになれますか?」と言う質問と同じで、回答不能です。
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兎に角、「簡単な試験ではない。」と言う事だけは言えるとは思う。
貴公子にとっては、今までの人生で受験した試験(高校入試、大学入試、英検1級を含む英語試験、IT系の資格試験)と比較する限り、段違いの難しさであったとは自信を持って言えます。

この程度の回答しか出来ませんが、Yさんの合格を祈願して、終えたいと思います。
今後とも、貴公子ブログをよろしくお願いします。

2014年10月29日水曜日

日米安保の功罪と社内政治 ~ 会社同僚との呑み会

大好評の飲み会シリーズです。
非常に人気があるので、「ザ・呑み会」として独立シリーズにすることにしました。
今回は、会社の同僚数名との居酒屋での会話です。

以下、会話
******************************
同僚A 「今、社内で起きている、あの問題に関して、お前の力を貸して欲しい。」

貴公子 「何言ってんの?俺は基本的にあの件とは、関係ないじゃん。」

同僚 B 「いやそれは違う。まず、お前は事情を知っている。それに、当事者とは言えないまでも、関係者ではある。」

貴公子 「確かに、事情は知っているし、あなたの言う様な問題点も認識している。でも、俺はそのプロジェクトとは無関係だ。それに、大した問題じゃない。」

同僚 C 「まず、無関係とは言えないだろう。自分の担当しているProjectだけではなく、全社的な視野でモノを考えろと社長も最近、言っているじゃん。」

貴公子 「何を、女子中学生みたいな眠たい事を言っていんだよ。でも、まあいいや、そこまで言うなら、当事者ではないけど、関係者と言う事は認めよう。それで、俺にどうしろと言うの??」

同僚B 「問題点を、お前の社内人脈ルートで上層部に上げてほしい。」

貴公子 「当事者とか関係者は、他にも沢山いるでしょう。何で俺に、『白羽の矢』を立てる訳?」

同僚C 「今、社内的に絶好調のお前の発言と言うのは、重みがあると思うし、社内ルート的にも適任だから。そして、問題点を認識しているし、弁が立つから説得力もある。それに、会計士だから、内部統制の観点から問題を切り出すこともできる。だから、あなただ!」

貴公子 「ふ~ん。随分と買いかぶられたもんだなあ。まあ、それはそれで、光栄だけど。。。 『了解。やろう!』と言いたい所だが、確認したい点がある。」

同僚A  「今日の呑み代ならおごりにするぜ。」 

貴公子 「そうじゃなくて。あんたらは、何をした訳?あるいは、今後、何をする予定な訳?」

同僚B 「直属の上司には、正式な会議で問題を指摘したが、ダメだった。つまり、埒が明かなかった。」

貴公子 「ダメだった? つまり、聞いてもらえなかったと言う事?」

同僚C 「そういう事!」

貴公子 「それだけかよ。そういうのを、日米安保精神と言うんだ!!!俺の造語だけど。」

同僚一同 「????」

貴公子 「要は、何もしてないじゃん。役員会に怒鳴り込んで行って、一席ぶったとか、そういう事をしてないんだろう?」

同僚D 「また、そういう極端な事を、お前は直ぐに言う。そんな事、出来るわけないじゃん。」

貴公子 「じゃあ、質問を変えよう。俺が動いたときに、おまえらは何をするの?
まさか飲み代をおごるでお終いかよ?」

「そういうのが、日米安保精神なんだ。平和ボケしている日本人は、沖縄が隣の大国に蹂躙されても、銀座で寿司を食いながら、米軍の若者が血を流して、代わりに戦っているのを、CNNで眺めているんだろう。」

同僚D 「日米安保と、今回の仕事は関係ないだろう!」

貴公子 「大有りだよ。お前らは、そういう時に、銀座で寿司食って、『米軍もなかなか、だらしないな。』とか酔っぱらってほざいている、日本人と同じだよ。だって、そうだろう。部外者の俺には、『戦え!』とけしかける一方で、自分らは完全にSafetyな環境にいて、『心から応援するよ。』ってふざけているだけじゃん。自分らは、完璧に安全。他人には、犠牲を求めると言う事だろう。『俺も血を流す。だから、申し訳ないけど、手助けしてくれ!』と言うなら、分かるけど、そうじゃないじゃん。」

「日米安保に例えれば、我が国も自衛隊を含めて、国家の総力を挙げて戦う。だから、日米安保を適用して、米国にも助けて頂きたいと言うのではなく、『日本人は、銀座で寿司食っている一方で、CNNで戦況を見て、米軍の健闘は心から祈っているよ。』って言う話じゃん。」

「助けてほしいなら、まずお前らが戦え!そして、討死しろ。それからだ。俺にヘルプを求めるのは!」
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と最後は、ちょっと、キレ気味で終わりました。
最近、こういう輩が多い!
自分は常に安全で、常に危険からは身を避ける一方で、「他人が、自分の為に危険を冒すのは当然!」と言う、そういう思想です。
まあ、サラリーマンでは、出世するタイプだが、真の友人を作れないタイプでもあります。

しかし、極端な自己愛が、我が国に蔓延している責任の一端は、日米安保にあると思っている。
先程の「銀座の寿司屋」話の通りだが、自ら剣を取って戦うと言う思想が、完全に消滅してしまっているどころか、「剣を取って戦う戦士」を、野蛮であると、内心、小馬鹿にさえしている。
こういう輩の本音は、「俺らみたいな真のエリートは、常に危険からは距離を置いている。危険なことや野蛮な事は、自分の代わりに他人がすれば良い。」と思っている訳です。

「沖縄が隣の大国に蹂躙されている時に、銀座で寿司を食っている肥え太った日本人の為に、アメリカの若者が、戦場で血を流してくれる。」と、本気で思っているのなら、それは平和ボケを通り越して、単なる精神異常者だ。

最後に断っておきますが、上記の様なマイナス面はあるにせよ、日米安保による米軍のプレゼンスがあったおかげで、戦後から冷戦期に掛けて、我が国が独立と繁栄を謳歌できた事は歴史の自明の真実であると思っております。
日米安保には功罪があるが、「功」の部分が圧倒的に大きかったと考えております。

米軍基地移転問題で、常に揺れている日米安保問題ですが、何なら米軍基地は、貴公子が住んでいる東京湾岸エリアに移転すれば良い。

2014年10月25日土曜日

落合信彦氏のSAPIO記事に、色々な意味で衝撃を感じた!

ここ数年、すっかり右傾化が板に付き、ほぼネトウヨ(ネット右翼)広報誌に成り下がってしまった、前”国際情報誌”のSAPIO誌ですが、大前研一と落合信彦のコラムがある限りは、購入しようと思っております。

そのSAPIO誌の2014年11月記事です。
今回の落合氏の記事、「ヨーロッパ3か国で私が見た現実。移民が国を滅ぼす。」は、衝撃的だった。

と言うのも、落合氏の思想では、「移民こそが国を強くする。」と言った様な論理を展開すると思っていたので。。。。

20数年間の落合読者としては、少々、面を食らいました。
また、記事の中では、フランスの前国民戦線党首を基本的に賛美しているが、ここも落合氏の思想を、20数年見てきた貴公子には、ちょっとした違和感を感じますね。
まあ、それはそれとして。

ただ、記事を読む限り、落合氏の危惧も良く理解できます。
要は、EU内にて、「働いて稼ぐドイツ&フランスと、簒奪する貧乏EU加盟国」と図式が成立しており、まあ、貧乏国のやりたい放題ですね。

フランスやドイツでの異様なまでの高い税率により、徴収されたそれらの金持ち国の納税者のカネが、働かない貧乏国に、EU官僚の恣意により、勝手に配分されている訳です。
金持ち国(フランス&ドイツ&北欧)の国民の怒りはもっともでしょうね。

まあ、次期フランス大統領選では、反EU&反移民を掲げる、前国民戦線戦線党首のル・ペン氏の娘が、最有力とされている様ですね。
彼女が当選したら、フランスのEU離脱もありうるかも知れません。
フランスとドイツが離脱したら、EUは崩壊しますね。

そもそも、ル・ペン氏が言っている様に、「国家のボーダーを取りやめて、一緒になろう、仲良くやりましょうなんて、子供のそら言」な訳であり、最初から間違っていた。
そんな訳で、ここ数十年、ヨーロッパを覆った社会民主的な思想は、揺り戻しを受けておりますね。
EUの根本精神となっている互助思想&ユートピア思想は、発足当初から、極端過ぎて危惧していたが、今度はその反作用により、国枠主義&民族自決主義が台頭しているのかも知れません。

兎に角、右とか左に関わらず、何事も、極端にどちらかに振れた社会構造や組織体系は、必ず揺り戻しを受ける訳であり、この意味では我が国も、1990年代から20年間続いた中道左派思想が、ここ数年は、明らさまに揺り戻しを受けております。

正に激動の21世紀です。

2014年10月23日木曜日

バーテンダーこそが、最高にクールな職業だ!

バーテンダーと言う職業に、昔からあこがれております。
銀座のバーで、一人でグラスを傾けながら、あれこれ思考する時間こそが、貴公子の力の源泉ですが、その時に欠かせないのが、良い音楽と渋いバーテンダーです。

時々、思いますね。
超面倒くさい、今の仕事をスパッと辞めて、ロスかなんかで、バーテンダーとして、クールにスタイリッシュに生きてゆきたいと。。。。

そんな訳なので、仕事に多少、余裕がある今こそ、バーテンダーとして修業を始めるべきだと感じております。
日本バーテンダースクール と言うバーテンダーを育成する有名校が、渋谷にあります。
上記の学校が開催しているバーテンダー育成講座(3か月、平日週2回)に通う気満々で、1/15木開講のコースの通学を狙っておりました。

平日コースしかないのが難点ですが、まあ会社を17時に早退すれば、間に合います。
と言う訳で、10万円ちょいの出費と、3ヶ月だけ週2回の早退を覚悟して、入学手続きをしようとした矢先に、妻からストップがかかりました。
曰く、「そんな暇があるなら、子供(赤ん坊)の面倒を見ろ!」との事。
貴公子としては、男のロマンを語り、結構粘ったのですが、普通に考えて、妻の意見が正論ですね。

と言う訳で、学校通学は諦めましたが、代わりにアマゾンで、バーテンダーセットを購入しました。
たった3000円ちょいですが、バーテンセット一式と、ビデオも付いているので、今夜から不眠不休で勉強します。
頑張ります!

【USCPA】 今年度、3度目の社長賞に内定した!

今年の7月8日の記事(【USCPA】 the gamblerと呼ばれて。)にて、下記の様に記述しました。

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比国4年間は、貴公子にとって忘れ難い4年間であるし、あの時の思い出だけで、一生生きていけると思える程、強烈でありました。
そして、あの時の話は、今でも吞み会の時で、もっともウケる話です。
勿論、比国から、帰国してからも、色々な事がありました。
最近だったら、3年に渡る独学の末、多くの犠牲の上で、USCPA試験突破した事も、ギャンブルと言えるでしょうね。
そう、10数年前に友達が言った様に、貴公子は、ザ・ギャンブラーなのかも知れません。

でも、率直に言って、「公私の私」は兎も角、公の方では、あのギャンブルに見合う様な大きな飛躍はなかったですね。
つまり、大金を掛けて、ギャンブルをして、最終的に勝った筈なのに、それに見合う報酬が、「公私の公」の方では、無かったと言えるかも知れませんね。

そんな中で、ここ数カ月で、風向きが変わってきたと感じております。
きっかけは、間違い無く、USCPAライセンスを取得したことでしょう。
今の所、自分でも驚く程、USCPAのブランド力を感じております。
(このブランド力は、国際ビジネスでは、圧倒的に強力ですね。)

そうであるならば、ギャンブラーとしての報酬はどの位になるのであろうか?
比国で海外ビジネスマンとして、磨きに磨いた国際ビジネスパースンの素養に対しても、正当な報酬(勝ち金)を受け取ったとは思っておりません。

今こそ、全身全霊を掛けて、勝ち金の回収に向かいます。笑。

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本日、今年度で3度目の社長賞授与が内定しました。
とても光栄です。
現在、勤務中の日系グローバル企業では、11年間勤務しておりますが、前年までに社長賞を貰ったのは、入社4年目の一度だけです。
一日20時間くらい、上海で働いていた時期でした。

しかし、今年度だけで、既に三回目の受賞です。
ただ、今年度は、普通に頑張っておりますが、発狂する程に、頑張っていた訳ではありません。
そうであるのに、受賞ラッシュとなるのは、USCPAのタイトルのおかげとしか思えません。
(今回も金一封が出るので、同僚や部下との呑み会で、いつも通り、使い切る所存ですね。)

要するに、資格を持ってない人が行うJOBは、単なる事務処理でしかないが、同じ仕事を会計士資格を持つ人間がやると、「専門性のある高度なJOB」となる訳です。
残酷な様でもあり、面白い所でもありますが、これが組織の文法でしょうね。
兎に角、USCPAの資格の威力は、強烈です。
改めて、感心します。

その一方で、上記の7月8日の記事でも書いたのですが、まだまだ勝ち金の回収が足りません。
こんなもんじゃありません。
特に比国では、訳の分からない所まで落ちたんだから、今度は、訳の分からない所まで、ビジネスマンとして、上り詰めます。
勝ち金を鷲掴みするつもりです。笑

こう言う所で、貴公子は手を抜きません。
圧勝を目指します。

本日の名曲、Zardの1997年の大ヒットソング、Don't you see!


2014年10月21日火曜日

会社生活は、精神修養だ!  ~「組織って、そんなもんでしょう。」

つい先日のことです。
会社の同僚が酷く憤慨していて、業務時間後に喫茶ルームに呼び出されました。笑。
要は、よくある話でした。
以前の記事でも似た様な事を書いたのですが、貴公子自身の会社でのポジションや年齢の変化と共に、貴公子の考え方も変わってきたので、改めて書きます。

【状況】
同僚(ちょっと先輩)が、内容が高度かつ重厚な仕事を、絶対にありえないレベルで、上司から押し付けられて、その際に、『期間延長も人員補強も必要だ。』と食い下がった。
ただ、その際、上司は聞く耳持たずで、同僚提案は門前払いを食らった。
その後、同僚は過酷な環境の中、土日返上で仕事をして、何とかカッコは付けたが、今度は、仕事のQualityが十分ではないとその上司に、罵倒された。
頭にきた同僚は、「だから無理だと、最初から言ったじゃないですか?」と反論したが、「能力がないなら、会社を辞めろ!」と逆切れをされたと言う事案。

同僚 「本当に頭に来た。会社辞めろとは何事だ!」

貴公子 「その上司も大人げないね。高校生のバイトじゃないんだから、『頭に来た。辞めます。』にはならないよねえ。。」

同僚 「土日返上で、家庭を崩壊させてまで、頑張ったのにあの言い草かよ。」

貴公子 「まあ、その上司も本心では、あなたの努力を分かっていると思うよ。でも、失敗はしなかったけど、合格点でもなかったんだから、誰かが責任を取らないといけないよねえ。。。」

同僚 「その生贄が、体壊わすまで努力した俺かよ。」

貴公子 「まあ、そういう事になるね。」

同僚 「でも、客観的に見て、俺に問題があったと思うか?」

貴公子 「お前には問題があった。お前は悪かった。何がかって? 運が悪かった。笑」

同僚 「随分、シニカルだなあ。あの上司を肯定する気か?」

貴公子 「肯定なんか、全然しない。むしろ軽蔑する。部下に任せて、問題が発生した場合は、潔く責任を負うのがマネージャーの役割であり、その上司はそこを逃げた。マネージャー失格だと思う。」

同僚 「そう思うだろう。だから、俺は頭きたし、言ってやった。」

貴公子 「申し訳ないが、それにも感心しない。確かにその上司はダメだが、良く出来た人間以外の『普通の人間』って、そんなもんだろう。つまり、ダメな上司がデフォルトで、良く出来た上司こそが例外。だから、その上司も、『ごく普通にダメなだけであって、顕著にダメな訳ではない。』と思う。」

「ついでに言えば、さっきも言ったけど、そこそこの立場の部下に責任を負わせるのは、組織の生理現象みたいなもんだと思う。上層部が責任取ったら、会社基盤が揺らぐし、若手に責任負わす訳に行かないから、我々の様な中堅レベルが、責任を背負う『適役』となっている。我々世代は、責任取り世代だとさえ、俺は思っている。」

同僚 「組織としての体をなしてないと俺は思うぜ。」

貴公子 「逆だよ。真逆。正に組織らしい。それに、さっきから話を聞いていると組織を妙に美化している様に思えるぜ。気のせいかなあ。。。組織って、そんなに立派なもんじゃない。別に、虚無感をもって言っているわけでも何でもなく、現実に目に見ているものを、淡々と観察する限りは、組織って、その程度のもんだと思う。」

まあ、こんな感じの立ち話でした。
貴公子自身の話をすれば、20代の頃の方が、組織の不条理に関しては神経質でしたねえ。
アラフォーにもなると、「組織ってまあ、そんなもんだよね。」と言う思いが根底に出来てしまうので、あまり頭に来ることもなく、精神的には、淡々と仕事をしております。
勿論、納期に追われている時などは、不眠不休で働きますが、それでも精神的には、淡々としております。

年の功と言えるかも知れませんが、若い時から、人一倍ハードに働いて、社会人生活20年目で、やっと到達した一つの結論ですね。
組織を、美化するつもりも、軽蔑するつもりもありません。
組織は、中立的なものだと思っております。

もうちょっと言えば、熱い心でガンガン働くと言うのは、ドラマの世界だけで、決められたルールの中で、自己の強みを生かして、淡々と仕事をこなすのが、組織だと思っている。
まあ、この考えも、後10年も経つと、また微妙に変わるのでしょうが。。。

余談ですが、最近、複数の社内の若いOLから、「貴公子さんの存在自体が、部内の雰囲気を明るくします。いつまでも、この部署にいてください。」と言われております。
こういう風に直接的に、多くの人から言われるのは、初めての経験ですね。
とても嬉しいものですね。
精神的にある種の未熟さを超越したことで、周囲からの評判が上がったと言う意味で、会社生活は、禅僧の修行の様なものだと感じております。

最後に、もう一度、言います。
「組織って、そんなもんでしょう。」

2014年10月19日日曜日

【USCPA】 すべての独学者を応援したい。

USCPA試験、独学突破を目指すHさんからメールを頂きました!

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(前略)

実際に合格なさっている方からお話を聞くことができるのは大変参考になり,またとても心強く思います。
本当にありがとうございます。

(中略)

しかし、現在資金的にも余裕はなく、できるだけコストをかけずに目指していければと思っています。
そこで、自分にあった教材はないかと探していたところ、「哀しみの貴公子」様のサイトに出会いました。
またその他にも検索をかけてはみたもののなかなかどの教材を使うべきかがわかりませんでした。

そこで、貴公子様の経験を踏まえたうえでどういった教材で、どういった手順(科目ごとの順番など)で勉強を進めていけばいいかなど
もしアドバイスできることがあれば教えていただければと思います

(中略)

いきなりの連絡でこのような質問をすることは大変恐縮ですが、
よろしくお願いします。
また、もちろん自分の質問等をブログでお役に立たせることができれば幸いです。
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まず、メールを頂き、有難うございます。

以前の記事でも書いたのですが、この試験は、貴公子にとっては、今までのどんな試験(高校入試、大学入試、英語系試験、IT系の試験)よりも、遥かに難しかったです。
とても厳しい試験だと思います。

そんな厳しい山に登るには、少しでもラクに登りたいと思うのが人情だと思うし、予備校に通えば、多少とも、ラクになる筈です。(実際、我が国での合格者の大部分は、予備校出身者の様ですし。)
それでも完全独学に拘るMさんの様な方を、応援したいと思います。

富士山に登るには、広く知られた4ルート以外にも、難ルートとなる裏道もあると聞いたことがあります。
その裏ルートを、あえて選ぶ方を、貴公子は今後も応援したい!笑

と言う訳で、前置きが長くなりましたが、回答します。

>どういった教材で、どういった手順(科目ごとの順番など)で勉強を進めていけばいいかなど
>もしアドバイスできることがあれば教えていただければと思います

恐縮ですが、この辺は過去記事に書いたので、過去記事のリンクにてご回答したく。


この辺の記事は、【総括】USCPA試験 というカテゴリに―に記載しております。
完全独学者の方の御参考になれば、幸いです。

2014年10月16日木曜日

5分で書く記事! ~戒めないといけませんね。。。。

まあ、人間と言うのは、中々、複雑ですね。
ビジネスマンとして、隆盛を極め、没落した多くの企業家(ライブドアの堀江氏にせよ、村上ファンドの村上氏にせよ)を見ていていつも思うのが、「調子に乗り過ぎて一線を踏み越えてしまった。どうして、周囲に諌める人がいなかったのか?」と言う事です。
堀江氏に、優秀かつ勇気のある参謀がおり、またそうした人物を重用する器量が堀江氏にあれば(これが一番、難しいのだが)、今頃、世界征服をしていたかも知れません。
誠に、もったいないことです。

中国の古代王朝を引き合いに出すまでもなく、現在の多くの企業に於いても、トップを諌める人間は、不可欠です。
皆、頭では分かっているのだが、現実社会では、どうしても諂う(へつらう)人間が、トップに気に入られる訳で、諌める人間は、基本的に、ラインから外されてゆきます。

貴公子も、社内で各種プロジェクトのPMをやっているので、十分に気を付けているつもりですが、悲しい人間のサガか、貴公子の人間の未熟さのせいか、やはりどうしても、貴公子に対して、愛想良くする人を、周囲に並べてしまいますね。そして、厳しい指摘をする人を、遠ざけてしまいます。
深く反省すべきでしょうね。

人間と言うものは、ちょっとした力を持つと(それが、些細なものであれ)、すぐに傲慢になってしまう訳で、自分を戒めないといけませんね。

そんな訳で、今週もあと一日ですが、頑張ります。

2014年10月13日月曜日

【書評】 平凡社新書、「金正恩の正体 ~ 北朝鮮 権力をめぐる死闘」

朝鮮民主主義人民共和国(以下、共和国)、Watcherとして、過去20年に渡り、かの国に関する各種文献を、時間を見つけては読み漁ってきました。

そんな中で、平凡社から出版されている新書、「金正恩の正体 ~ 北朝鮮 権力をめぐる死闘」と言う本を、地元本屋をうろついている際に見つけ、この3連休で読み終えました。

圧倒的な情報量で、生々しいまでの政権内の権力闘争が描かれております。
今まで読んで来た、何十冊の類書を、遥かに凌駕する迫真性であり、読んでいて震えてきます。

本書は、金正恩第一書記が表舞台に出てきてからの2009年以降の「平壌奥の院」での権力闘争を金正恩第一書記の視点から、記載しております。

記載している内容に迫真性があり過ぎて、情報源の所在が気にはなりますし、翻って、その信憑性も鵜呑みにはできませんが、ここ数年の共和国の重大事件を、すべて説明できている事も事実です。

特に、本書の最後の方では、「共和国内の激しすぎる権力闘争→中国や米国との関係悪化→食糧危機を含む経済危機発生→日本との関係改善を志向。」と言う、現在の情勢を「平壌奥の院」の権力闘争と合わせて説明しており、説得力があります。

まあ、かの国にとって、今や日本しか頼れる国はなく、我が国にとっては、正に千載一隅のチャンスかも知れません。
我が国の政治家がどこまで、利害得失計算に徹せられるかと言う事が重要だと思う。
(民主化問題とかを、今の段階で持ち出すのではなく、もっと実利的に考えるべきだと思う。)

幸い、我が国と共和国との間には、領土問題は存在しておらず、その意味で、他の隣国との交渉よりも、ある意味、やり易いと思っている。

貴公子が想定するシナリオは、「共和国による拉致問題の完全解決→共和国と我が国の平和条約締結→両国の経済活動加速化→段階的な民主化」です。
北東アジアでも有数な資源国であり、かつ豊富で良質かつ安価な労働力の存在を考えれば、共和国と我が国は、経済分野で、Win-Winの関係を構築できるでしょうね。

今年夏のアントニオ猪木議員による、平壌プロレス興行からも分かるように、我が国のトップエリートも、上記シナリオに沿って、行動している様に見えます。
逆に言えば、我が国から経済援助を引き出せなければ、共和国は、近々にに崩壊するでしょうね。
近々と言うのは、おそらく数か月以内です。
(20年に渡る共和国Watcherとして、ここ1年位は、明らかに末期的な状況を呈していると考えております。)

かの国の崩壊は、米中韓も望んでおりません。
我が国の力の見せ所だと思います。
本件、注視します。

2014年10月12日日曜日

猛者論と青春の音楽!

9月11日にアップした記事で、「猛者論、近々上奏」とぶち上げたのですが、難しいですね。

そもそも、「猛者を論じる程、自分は猛者なのか?」と言う基本的な疑念を持ちながらも、「次世代ビジネスを担う、若者に何かを伝えたい。」と言う気持ちもあり、憚りながらも上奏を目指しました。

猛者とは、色々な意味で戦い続ける戦士であるが、鼻の穴を膨らませて興奮しているだけではなく、周囲の環境や自分自身の立場によって、柔軟な姿勢を保ちつつも、初志貫徹する闘士だと思っている。
この辺を上手く伝えたいと思っているが、文章が纏まりませんね。
もう少し時間が必要です。

と言う訳で、今回は軽い話題を書きます。
皆さんも人生に於いて、忘れがたい音楽と言うのは、沢山あると思います。
貴公子の人生は、音楽と共にあるので(笑)、思い出ソングは、他の人より少し多いかも知れません。

今日紹介するのは、1989年の2月終わりの平日夜、非常にすいている京都の映画館で見た、Michelle Pfeifferが主演した、”Tequila Sunrise”と言う映画の主題歌です。
"Surrender To Me"と言う曲で、Ann Wilsonが歌っております。
何度、聞いても心が震えますね。。。。。

そもそも、1989年2月の平日夜に京都にいたかと言えば、当時19歳で一浪中の貴公子の京大受験終了の夜でした。(落ちたけど。。。)

本来なら、試験後に速攻で帰京すべきであるが、受験後も何となく、京都に残り、一人観光しておりました。
この時に行った、誰もいない真冬の清水寺も一生忘れません。

この時は、先に受験した私大合格が確定していたので、少なくとも、2浪はない事も判明していたので、非常にリラックスして、この映画を見ておりました。
右は、この映画のEndingのシーンです。
当時、あまり評判にはならなかった映画ですが、貴公子的には、1988年の秋に、代ゼミの授業を抜け出して、新宿歌舞伎町で見た、"
007 Licence To Kill"と並んで、「貴公子、青春の映画」であり、一生忘れる事のないSound Trackですね。

下は、”License To Kill"の主題歌です。歌手は、Gladys Knightで、曲名は、"License To Kill"


猛者論を、完成させます!

2014年10月10日金曜日

退職予定者とのサシでの呑み会!

呑み会シリーズは人気ありますね。

先週、アップした下記記事は、週間アクセス数で、一位となっております。
財務省の高級官僚との呑み会!

こんなおしゃべり記事に需要があるなら、いくらでもアップします。
週に2回は、必ずどこかで(次は、あなたの街かも?)飲み会をやっているので。。。笑

今宵は、1年半前に、現在の会社が三顧の礼をもって迎えた会社同僚が、急に退職する事になったので、サシでの呑み会となりました。
場所は、諸般の事情で、湾岸エリアの豊洲。。。

退職予定者 「短い間だけど、お世話になりました。今後も連絡を取り合いましょう!」

貴公子 「勿論、大歓迎だけど、どうして辞めるの?貴方は期待されていた筈だし、俺から見ても、
会社は貴方を大切に扱っていると思う。」

退職 「自分で判断できないのがもどかしいから。転職先の欧米系技術コンサル会社では、言ってみれば、一人親方みたいな感じでの採用になります。つまり、それなりの裁量権が与えられます。」

貴公子 「今の会社は、大手企業で社内事務処理みたいのが多いからね。Activeに動きたい貴方には合わないかもね。」

退職 「今の会社は、コスト意識とかがない。ある意味、のんびりしている。」

貴公子 「それは見解の相違だなあ。のんびりとかラクだとは思わない。組織である以上、人間関係は複雑だし、とてもシビアの所もあると思う。ただ、利益追求、個人パフォーマンス重視で、前線でバリバリ働きたいと言う人には、かったるく見える所もあるかも知れない。それは認める。」

退職 「男は、羊と狼に分かれる。貴公子さんのフィリピンの話とか聞いていると、貴公子さんは狼だと思う。今の会社での給与は確かに良いけど、自分が馬鹿になっていく様な錯覚に捉われます。それに耐えられなかった。貴公子さんは、転職とかは考えないのですか?」

貴公子 「買いかぶりだよ。15年前に比国行った時は、狼の要素もあったかも知れないが、結婚して赤ん坊がいる今となっては、あの時の様なギラギラ感はもうない。」

退職 「でも今の会社は、退屈でしょう。耐えられるんですか???」

貴公子 「答えにくい質問だなあ。でも、今の会社に在籍する理由はある。まず、今現在、そこそこの待遇を得ており、待遇面での特段の不満はない。2つ目として、比国4年間の体験が強烈過ぎて、どこの会社でどんな仕事をしても、あれを超えるエキサイトメントはもうあり得ないと達観している。3つ目として、今までの人生で今まで散々、周囲に働きかけて、周囲の状況を動かしてきたと自負しているが、今は、自然な人との出会いに期待している。カッコよく言うならば、運命的な出会いを待っている状態。ガシガシやるのは、はしたないとも思っている。笑」

「逆に、30後半になっても、強い上昇志向を持って、周囲に働き掛け続けるあなたを、凄いと思っている。」

退職 「私は確かに、刺激中毒なのかも知れませんねえ。もっともっと、刺激が欲しいと思っております。」

貴公子 「まあ、そういう考え方は世間一般的には、積極的でポジティブな生き方として、称賛されるものだし、それで良いんじゃないかなあ。」

こんな感じの呑み会でした。
彼の経歴・職歴を見る限り、もう既に十分に過酷な状況で仕事経験を持っているにも関わらず、「まだまだ、足りない。」とか、「もっとやりたい!」と考えている訳であり、そこは素直に称賛します。
頑張ってほしいですね。

私にも、いい刺激になりました。

2014年10月7日火曜日

貴公子、韓流ドラマを語る!

韓国語の勉強を兼ねて、KBS(Korea Broadcast Service)で、韓国ドラマを久しぶりに見ました。
ドラマのタイトルは「優しい男」で、まあ、ストーリーはある意味、ありきたりでしたね。

ただ、月と火の夜10時と言う見やすい時間帯でもあり、最後の6話位(全20話)を見ました。
途中から見たので、ストーリーが良く分からなかったが、韓国ドラマ特有のドライな表現と、かなり辛辣な言葉を、表情を変えることなく、相手(敵)にさらっと言う所が、相変らず、とてもクールでカッコいいですね。

日本のドラマは、基本的にコメディタッチであるし、怒るときは泣き叫ぶ様にわめくので、正直、うるさく感じます。
たまに韓国ドラマを見ると、とても新鮮だし、満足感を感じますね。

このドラマでは、主人公の下記のセリフが、深いと思った。

**********************************************
(状況)
交際している彼女が犯した犯罪(殺人罪)の罪を身代わりでかぶった主人公が、出所後に、今やセレブとなり、権力欲の権化と化した元彼女に会って、言ったセリフ。

(セリフ)
あの時、俺は道を誤った。
罪をかぶる事が、愛だと信じていたが、俺が貴方の罪をかぶった事で、あなたは善悪の一線を越えてしまう様になった。
貴方と言う、モンスターを作ってしまった責任は、俺のあの行動にある。
俺は、貴方が罪を償う機会を奪ってしまった事になる。
あの時、俺が強く自首を勧めていれさえいれば、貴方は罪を償う事ができたし、我々は今、こんな風に不幸にはなっていなかったであろう。
***********************************************

こういうかなり文学的で深い表現を、泣き叫ぶこともなく、とても静かな口調で言い放つところが、やっぱり、超クールですね。笑

最近は、韓国ブームも去り、新宿のコリアタウンも、静かなものです。
ただ、落ち着いた今のコリアタウンの方が、貴公子は好きですね。
今度の3連休は、久しぶりに行ってみようかな。


2014年10月4日土曜日

財務省の高級官僚との呑み会!

表題の通り、旧知の知人と、新橋で呑み会がありました。

高級官僚 「ところで、貴公子は沖縄行って来たんだって。どうだった?」

貴公子 「メシも旨いし、海も綺麗だし、観光地も整備されているし、沖縄良いよね。」

高級 「そうじゃなくてさあ。アベノミクスの効果をどう思う?」

貴公子 「飛行機は満席。JALとかANAが取れなくて、スカイマークだった。それと、泊まった5つ星ホテル(Mariottホテル)も満室。ホテルのスタッフに確認したから、間違いないでしょう。」

高級 「そう、景気は、確実に上向いている。」

貴公子 「確かに俺の住んでいる東京湾岸エリアでは、1億円を超えるマンションは飛ぶように売れている。大手不動産デベロッパーで部長やっている知り合いも、『最近は、高ければ高いほど売れる!』と鼻息が荒い。そして、高級リゾートや高級レストランは満室。高級車も良く売れているみたいだ。」

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高級 「そう景気は十分に回復している。消費税は、予定通り10%に上げる予定だ。」

貴公子 「あのさあ。記者会見やっているじゃないんだから、本音で話そう!確かに、一見、景気は回復している様に見える。だけど違う。例えば、今回の沖縄旅行は楽しかったが、最終日に那覇の国際通りにある、沖縄三越が閉店しているのを見て、ショックを受けた。閉店は、今年の9月21日だから、ついこの前の話だ。それに、つい先日のイオンの中間決算見ただろう。最終利益が9割減だよ。どこが景気回復してるんだ?」

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高級 「個々の会社の事例は分からない。ただ一般論として、企業努力が足りないとは言えると思う。」

貴公子 「今の日本は、格差が拡大しているだけだ。景気回復ではない。こんな状況で消費税を10%に上げたら、日本経済は破綻するぜ。」

高級 「まあ、見解の相違だなあ。俺は、と言うより、霞が関の総意として、景気は回復していると認識している。」

貴公子 「そうじゃないだろう。要は、消費税を10%に上げたら、経済が破綻するのは財務省は理解している。だけど、我が国の天文学的な財政赤字を処理する姿勢を、欧米に見せないと国家が崩壊するから、意地になって財政再建に拘っているのが本音だろう!」

高級 「中々、鋭い。感心した。そこまで分かっているなら、話は簡単だ。こっちも率直になろう。消費税は近い将来、もっと上げる。たぶん、20%くらいまで。」

貴公子 「まあ、そうするしかないだろうね。企業だったら、債権者(日本国債購入者)と債務減免交渉をするところだが、お前らがそんな事する訳ないしなあ。。。。そうならば、消費税アップとかで、国民の財布の裏側に回り込んで、掠め取るしかないよなあ。。」

高級 「いいね、その表現。だけど、『掠め取る』とは人聞き悪いなあ。国民の皆様に協力をお願いすると言ってほしいなあ。」

貴公子 「何がお願いだよ。ふざけるな。拒絶権がなく、選択肢もない、『国家からの強い要請』だろう。」

と言ったような感じの会話でした。
まあ、バカ話です。

兎に角、今週は、イオンの決算が予想外だった。
イオンの客層は、日本の中間層とイコールだと思っているので、イオンの決算がここまで痛んでいるのは、衝撃的だった。
また、国際通りのど真ん中にある、沖縄三越の倒産も非常に痛々しかった。
クリックすると拡大します!
これから、冬に向けて、日本経済はどうなるのであろうか?

2014年10月2日木曜日

【週刊貴公子】 香港学生の”甘さ”を危惧する!

日本のマスコミは、相も変わらず、あまり報道しないが、香港が大騒ぎとなっております。
2017年の香港行政トップを選ぶ選挙のあり方で、「北京政府が複数の候補者を選んだ上で、香港人は投票すべし。」と言うやり方を、北京政府が「法に基づいて」、プッシュしているからです。

混乱は、香港の株価どころか、香港人の日常生活にも表れ始めている様ですね。

一方で、北京政府も一歩も譲る気はない様です。
China denounces protest as activists target Hong Kong leader
> A high-ranking Chinese official has denounced the mass protests in Hong Kong as "illegal
>acts" and reiterated China's view that what happens in the special administrative region is
>purely a domestic matter.

まあ、デモ自体が中国の法律に違反しているのは間違いないし、また、民主国家の様な自由選挙が、中国では認められていない事も明白です。
その意味で、デモ隊が行っている行為は、「中国の法に反する、違法行為」であることは、間違いなく、その意味では、北京政府による非難は、絶対的に正しい。

ただ、その一方で、「21世紀に於ける、普遍的な価値観として、デモ隊が主張する自由選挙も、絶対的に正しいもの。」と倫理的には、考えられております。
要は、「絶対的に正しいものは、存在する。ただ、それは複数存在している。」と言うこの世の難しさを現している現象だと思う。

「悪法も法なりか? それとも世界的な普遍的価値観を重視か?」 と言う難しい問題だと思う。
両者にとって、難しい局面だと思います。

ただ、突き放して言うならば、北京政府が、「中国の法」に基づいて、こう言う姿勢を取る事は、1997年の香港返還時期から分かり切っていた筈であり、「デモ隊は、何を今更、そんなBasicな事を言っているんだ?」と言う気もします。

また、貴公子は、学生運動には基本的に冷淡でもあります。
今回の騒動は、ちょっと前に、「ウオール街を占拠せよ!」と称して、アメリカの左翼系若者がNew YorkのWall Streetに、数日間座り込んでいた運動を、思い出させます。
あの時も、大騒ぎした割には、たった数日間で、「お腹がすいた米国の若者達」は、退散しましたね。

今回は、どの程度の本気度なのでしょうか???
1960年代の日本の学生運動が、単なる若者ファッションであったのと同様かも知れないし、そうでないかも知れない。

ただ、両者とも、「絶対的に正しい」上に、北京政府は本気であることを事を考えれば、香港の若者達による、「危ない火遊び」にも見えます。
命を賭ける様な本気度がないなら、火遊びを辞めた方が良いと心配しております。
本件、注視します!