2020年2月13日木曜日

スマホ市場の激動に、多くの人は気づいていない。

昨日、サムソンから新型Galaxyが発売されました。
Galaxy S20シリーズです。
Galaxy S20シリーズ
早速、自称スマホウオッチャーとかモバイル通信評論家と言う人たちが、沢山のネット記事を書いております。
Galaxy S20でGoogle検索して、最上位に出てきたのが、下記記事です。
Galaxy S20 Ultraはカメラ勝負に出るサムスンの運命を左右するスマホだ

この記事では、多眼カメラに重点を置いて、記事が書かれております。
S20の全モデルが、5G対応している事だけは少し書いておりますが、ほぼカメラ機能に関して書かれており、これは、他の記事でも同じです。

ただ、S20のスペック表を詳しく見ると、実は、全モデルがeSIM(embedded SIM, チップSIM)を内蔵をしております。
eSIMに対応していると言う事は、例えば、ソウルに住んでいるGalaxyユーザーが、SK回線を契約していても(SKのSIMをSIMスロットに挿入)、その人が日本に観光で来た場合は、ネットで日本のSIMプロファイルを購入、ダウンロードして、eSIMに設定するだけで、日本のSIMが使える様になります。

SKの回線を日本で使うと、通信料がバカ高いが、日本のSIMなので、日本ではローカル価格で安く使えます。(通話機能は使えないけど。)

上の方法を使う場合には、eSIMが物理的に内蔵されている必要がありますが、今までは、iphoneとGoogle Pixelの一部しか対応機種がありませんでした。
尚、eSIM対応機種と2019年Q3のそれぞれの機種の販売シェアは、下記でした。
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iPhone XR(3%) : 発売開始時期2018年9月
iPhone 11(1.6%) :  発売開始時期2019年9月(発売一カ月でのシェア)
iPhone XS(negligible)
Google Pixel(negligible)
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元データ

そんな訳で、このマーケットに、Galaxyが参入してくることになります。
サムソンは、世界No.1のスマホメーカーであるので、これはインパクト大です。
なぜ、eSIMに対応済の事をサムソンは、大々的に公表しないのかが不明ですが、スマホウオッチャーの多くも、気が付いていない様です。
もっとも、このeSIMの話は、モバイル通信技術の専門家の間でも知識があやふやの人が多いので、気が付かないのは止むを得ないのかもしれませんね。

兎に角、Galaxyの参入で、eSIM市場は、突然、ホットになってきました。
今年注目です。

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