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2010年2月11日木曜日

書評~エコノミック・ヒットマン(東洋経済新報社)

書評です。


「エコノミック・ヒットマン」
副題:途上国を食い物にするアメリカ

読んだ後、複雑な気持ちになりました。
まず、言いたいのは、本の題名の日本語訳が間違えていますね。
原題は、Confession of an economic hit manなので、題名は「エコノミック・ヒットマンの告白」
であって然るべきです。
「告白」の2文字を題名に加えるべきでしたね。
実際に、著者は随分と内向的だし、また、自分のやるせない気持ちを、うるさい位にグダグダと書いており、 まさに「告白」であります。
私は副題及び東洋経済新報社と言う出版社名から、経済学や金融論の観点から書かれた
ドライな文体を期待したのですが、全体的にあまりににも情緒的で、「読んでいて疲れた」と言うのが正直なところです。

まあ、それはそれとして内容に関しては、勉強になった点もあります。
その意味で、国際政治や経済に興味のある人には、お勧めかも。
私は今まで不思議に思っていた事があります。
「なぜ、我が国にもある○×研究所みたいなところや著名なエコノミストが、ちょっと前はアセアン
諸国(アジアンタイガーと呼んでいた)、その後は中国やインド、今はベトナムや旧東欧諸国などを、
『経済的な意味での約束の地』の様に宣伝するのか?」が理解できずにいましたが、それに関して、 明確な回答を著者は提示しております。

今までも、自分なりにおぼろげに持っていた回答と同じではありますが(その意味で本書を読んでの新鮮さはないが)、 本書を読んで、その理由を確認できたという意味で、読んだ価値はあったと感じております。
因みに、私は元々、経済学部出身(慶応大学)の銀行員(北海道拓殖銀行4年勤務)なので、一般の人よりも、 経済や金融に関しての興味は高い筈です。
(今は、全く関係ない仕事をしているけど。。。。)

その意味で、本書を「読んだ価値」があると評しただけで、経済や金融に興味ない人にとっては、どうかなあ??と言う感じです。
冒頭にも述べましたが、あまりにも情緒的な文体が鼻につき、読んでいてうんざりします。
「意外と、エコノミックヒットマンもナイーブなんだなあ。」との感慨は残りましたが。

因みに、「人間、必要以上に感傷的になってはいけない。」と言うのが私のモットーです。
貴方の周りにもいると思いますが、何か自分の手の届かない様なこと(世界の貧困問題だとか、
他国の人権問題だとか、国際政治や環境問題)を必要以上に、思い悩んで考えている人がおります。
もちろん、重要な事であるし、また国際的に仕事をする人には、必要な教養でもあります。
しかし、直接の当事者でもない限り、「はまってはいけない。」といつも自戒しております。
と言うのも、感傷的になるというのは、当人にとっては実は快適なものです。

結局、人間と言うのは、社会生活の中で、必死に自分の出来ることをやるしかないと思います。
自分のできない範囲の事に、必要以上にはまる人を今まで何人か見てきましたが、そういう人は例外なく、 「自分のやるべき事」をやっていません。

たとえば、アフリカの飢餓問題。
私自身も、もちろん、全く無関心ではない。
駅前で、募金活動が行われていれば、千円札を1、2枚入れて、ボランティアの人を励ます位のことはします。
しかしながら、かと言って、日本国民としてやるべき事(納税、勤労、家族を養う)をせずに、直接の当事者でもない人が、 「アフリカ飢餓問題」ばっかり、朝から晩まで、考えているのはどんなもんでしょう???

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