2014年10月31日金曜日

【USCPA】 試験突破の為の英語力と会計知識について。 ~Yさんからのメールに回答!

USCPAの受験を考えている方から、メールを頂きました。

*************************
貴公子さん

はじめまして。Yと申します。

USCPAに興味がありブログを読み、メールするにいたっております。

現在ITのスペシャリストとして、あるコンサルティングファームに
勤務しているのですが、他者との差別かも考えUSCPA取得を考えております。

とは言いましても、バックグランドは理系であり、会計に関する知識は
非常に乏しいのが現実であり、そのため、アビタスという予備校に
通うことを考えております。

長くなりましたが、今から2年間でCPAを取得できるか意見を伺いたく
メールしているしだいです。
(中略)
答えられる範囲は限られているかと思いますが、どうぞよろしくお願いします。
****************************************

受験勉強開始時における、必要な会計知識と英語力についての質問です。
以前の記事(【USCPA】 総括Vol.1   3年に渡る受験生活を総括する!  ~  この試験の難易度について。 ) にも書いた事の繰り返しともなるかも知れませんが、改めて記載します。
この試験は、財務会計や監査論、税法を始めとした各種知識を、問われるものです。
また、少なくとも読解に対しては、英語Nativeと同等レベルの英語力を受験生が持っている事が、当然ながらの大前提となっております。

貴公子は、完全独学3年間の受験生活の中で、情報収集目的の為に、他の受験生の書いている各種ブログ記事を参考にしましたが、非常に大雑把な括りでまとめるならば、下記の様ではないか?

・ 英語に不自由がなく、海外での勤務経験者クラスの英語力がないと、
中々、最終合格まで辿りつかない。
・ 英語力がある人は、財務会計の素養がないと合格が難しいと言う。
・ 一方、財務会計実務者は、英語力が、最終合格への鍵となると言う。

要は、英語力(特に、速いスピードで大量の英文を読み下す語学耐性)と、財務会計に対するセンス(素質と言っても良いかも)の両方を持ち合わせていないと中々、難しいと思います。

>長くなりましたが、今から2年間でCPAを取得できるか意見を伺いたく
>メールしているしだいです。

ここはコメントを出来ないですねえ。
今年9月の記事(【USCPA】 マニュアル社会の弊害! (仕事の愚痴を含む。笑))にも、書いたのですが、「どれだけの期間で、どれだけ勉強すれば、合格できるか?」は、上記の2つの能力に加え、地頭の良さに依存すると思うので。。。

因みに、上記の記事では、下記の様に記載しました。
***************************************
貴公子は、3年間、総勉強時間3000時間の完全独学で合格しました。
しかし、8か月、800時間の完全独学で合格した、東大卒の人を知っております。
一方で、貴公子よりも遥かに、長期間勉強し(7年、勉強時間も1万時間近く)、本試験を受験しまくっているのに、一科目の科目合格もできない、会計事務所でバリバリ働いている経理部員も、同時に知っております。

はっきり言いましょう!
人には能力の違いがあります。
真に、切れる奴なら、3ヶ月、300時間でも合格できるでしょう。
(半年の完全独学で、旧司法試験に合格した、東大理学部生を、貴公子は知っております。)
一方で、残酷な様だが、適性がなければ、10年やったって、科目合格すらできません。
つまり、「何時間勉強すれば合格するか?」なんて質問は、「何歳から野球を始めて、一日何時間練習すれば、イチローみたいになれますか?」と言う質問と同じで、回答不能です。
****************************************

兎に角、「簡単な試験ではない。」と言う事だけは言えるとは思う。
貴公子にとっては、今までの人生で受験した試験(高校入試、大学入試、英検1級を含む英語試験、IT系の資格試験)と比較する限り、段違いの難しさであったとは自信を持って言えます。

この程度の回答しか出来ませんが、Yさんの合格を祈願して、終えたいと思います。
今後とも、貴公子ブログをよろしくお願いします。

0 件のコメント:

コメントを投稿