2014年10月4日土曜日

財務省の高級官僚との呑み会!

表題の通り、旧知の知人と、新橋で呑み会がありました。

高級官僚 「ところで、貴公子は沖縄行って来たんだって。どうだった?」

貴公子 「メシも旨いし、海も綺麗だし、観光地も整備されているし、沖縄良いよね。」

高級 「そうじゃなくてさあ。アベノミクスの効果をどう思う?」

貴公子 「飛行機は満席。JALとかANAが取れなくて、スカイマークだった。それと、泊まった5つ星ホテル(Mariottホテル)も満室。ホテルのスタッフに確認したから、間違いないでしょう。」

高級 「そう、景気は、確実に上向いている。」

貴公子 「確かに俺の住んでいる東京湾岸エリアでは、1億円を超えるマンションは飛ぶように売れている。大手不動産デベロッパーで部長やっている知り合いも、『最近は、高ければ高いほど売れる!』と鼻息が荒い。そして、高級リゾートや高級レストランは満室。高級車も良く売れているみたいだ。」

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高級 「そう景気は十分に回復している。消費税は、予定通り10%に上げる予定だ。」

貴公子 「あのさあ。記者会見やっているじゃないんだから、本音で話そう!確かに、一見、景気は回復している様に見える。だけど違う。例えば、今回の沖縄旅行は楽しかったが、最終日に那覇の国際通りにある、沖縄三越が閉店しているのを見て、ショックを受けた。閉店は、今年の9月21日だから、ついこの前の話だ。それに、つい先日のイオンの中間決算見ただろう。最終利益が9割減だよ。どこが景気回復してるんだ?」

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高級 「個々の会社の事例は分からない。ただ一般論として、企業努力が足りないとは言えると思う。」

貴公子 「今の日本は、格差が拡大しているだけだ。景気回復ではない。こんな状況で消費税を10%に上げたら、日本経済は破綻するぜ。」

高級 「まあ、見解の相違だなあ。俺は、と言うより、霞が関の総意として、景気は回復していると認識している。」

貴公子 「そうじゃないだろう。要は、消費税を10%に上げたら、経済が破綻するのは財務省は理解している。だけど、我が国の天文学的な財政赤字を処理する姿勢を、欧米に見せないと国家が崩壊するから、意地になって財政再建に拘っているのが本音だろう!」

高級 「中々、鋭い。感心した。そこまで分かっているなら、話は簡単だ。こっちも率直になろう。消費税は近い将来、もっと上げる。たぶん、20%くらいまで。」

貴公子 「まあ、そうするしかないだろうね。企業だったら、債権者(日本国債購入者)と債務減免交渉をするところだが、お前らがそんな事する訳ないしなあ。。。。そうならば、消費税アップとかで、国民の財布の裏側に回り込んで、掠め取るしかないよなあ。。」

高級 「いいね、その表現。だけど、『掠め取る』とは人聞き悪いなあ。国民の皆様に協力をお願いすると言ってほしいなあ。」

貴公子 「何がお願いだよ。ふざけるな。拒絶権がなく、選択肢もない、『国家からの強い要請』だろう。」

と言ったような感じの会話でした。
まあ、バカ話です。

兎に角、今週は、イオンの決算が予想外だった。
イオンの客層は、日本の中間層とイコールだと思っているので、イオンの決算がここまで痛んでいるのは、衝撃的だった。
また、国際通りのど真ん中にある、沖縄三越の倒産も非常に痛々しかった。
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これから、冬に向けて、日本経済はどうなるのであろうか?

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