2020年11月16日月曜日

【アラフィフ男の挑戦、番外編】転職の経緯と結果と課題

さて、最新シリーズ、アラフィフ男の挑戦 ですが、人気あります。若い読者から、「想いとか転職理由は大体、分かりました。では、転職活動そのものは、どうだったのですか?大変でしたか?」と言った感じの照会を受けました。

そう言えば、それを書いてなかったですね。では、下記の「その③」が未了ですが、番外編として、その辺を書きますね。

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下記の全3章の内、番外編となります。本シリーズの全体構成。

その① 「結局、何をやりたいのか?」

その② なぜ、環境を変える必要があるのか? (現状では実行できない理由は何か?)

番外編:転職の経緯と結果と課題 ← ここを書きます。

その③   やりたい事とは、より具体的になんなのか? (近々、リリース)

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想いとか理由は、本編に書いているので、ここでは、アラフィフ男の転職活動としてテクニカルな面にフォーカスして書きます。

1. 最終結果

世界的な外資IT企業のグローバルチームの戦略立案担当のマネージャー(立ち位置としては、技術と営業の真ん中位)として転職します。転職先は、グローバルなメガIT企業で、世界中のITエンジニアが憧れる企業であるので、最終結果には満足しております。

誤解してもらいたくないので、断っておきますが、自分が優秀だからこうなったとは、1ミリも思っておりません。ただ、本編に書いた様に、「こういうシステムを実装して、世界を幸せにしたい。」と言う気持ちが通じたとは思っております。(もっと言うと、35歳を過ぎて、サラリーマンをやっているのは凡人の証明な訳で、その意味で、私も超凡人です。

2.経緯

私は、たまに、個人的に書いたコードや考えたシステム案を、家族が寝静まった夜中に、こっそりネットにアップします。笑 Qiita と言う日本語サイトにも載せますが、Githubの様な全世界で使われているIT技術者向けのサイトに、英文で載せる事もあります。

そんなアップが、その米国IT企業の担当者の目に留まった様で、SNS経由で先方からコンタクトがありました。最初の2~3回は、米国本社の人事担当者との雑談(日本のCovid19の状況とか日本のIT業界の一般的な話)でしたが、その内、先方の技術担当、営業担当、チームリーダー、本部長とInterview相手が変わって行きました。

各担当者がそれぞれ、例えば、「pythonに興味がある様だけど、その処理なら、cobolの方が良いと思うよ。後で、cobolの本をメールで送るから、来週までに読んで、感想を聞かせてよ。」みたいな話が、数珠繋ぎで毎週繋がりました。

そんな訳で、送付されて来る100ページとか200ページの技術書や説明書を読んで、翌週にまた議論すると言う事が、ほぼ2カ月間に渡り、延々と繰り返されました。(このプロセスは、面白かったです。と言うのも、怠け者の私はこういう風にプレッシャーが掛からないと、関心外の分野を勉強しないからです。)

最終的には、米国本社のかなり上の役員まで出てきて、その後、外資特有のPersonal Referenceとかバックグランドチェックをクリアして、Job Offerを頂いたと言う形になります。 因みに、Personal Referenceとは、前職同僚とかを候補者(つまり私)が、先方の人事担当に紹介して、先方から前職同僚に、各種照会が行く事です。(働きぶりはどうだった?とか、ビジネスマンとしての良い面を挙げてくれ。とかです。)

3.他社

私には、懇意にしている転職エージェントの担当者が複数いるのですが(彼らとは、毎月の様に、メールしたり、転職マーケットの動向に関して話をしたりします。英語の勉強も兼ねております。笑)、彼らの数名から、「確かに良い話だけど、そういう状況なら、俺にも何社か紹介させてくれ!」とお願いをされて、何社かと面接をしました。日系のIT系コンサル企業だったり、別の世界的メガIT企業の技術職だったりです。

・他社1:

日系IT系コンサルは、予想した通りだけど、いきなり、非常に限定された業務内容を説明し始めて、「その業務をやったことあるか?」みたいな事を唐突に聞いてきました。私としては、「その業務自体の経験はないけど、その周辺も含めて、遥かに難度の高い業務をやったので、問題なくできると思う。」とか答えたのだが、それが先方は気に食わなかった様です。日系IT企業と話すと、こんな感じで、かなり的外れな事を唐突に聞いてくることがあるので、嫌になるんだよなあ。ぶっちゃけ、話が噛み合わない。いつもの事だけど。(笑)

・他社2:

もう一社の米国メガIT企業の方は、何百万とか何千万と言うユーザーが世界中から利用している基盤の管理グループの技術リーダー職でした。こっちは、ある意味、とても印象に残った。

如何にもギーグ(天才肌のマニア)と言った感じの若いITエンジニアが、凄い勢いで、ズケズケと超高速ロンドン英語で技術的な質問や過去の担当プロジェクトに関して、質問をしてきました。(ちょっと失礼じゃない?と言うレベルのズケズケです。笑)

話をしていると、このギーグの技術レベルがかなり高い事はすぐ分かりました。いくつかの質問には的確に答えられたと思うけど、最後の方で、Pub/Subシステムと言うデータ配信システムの設定方法に関して、かなり細かく聞いてきました。Pub/Subとは何か?どんなアドバンテージがあるか?と言う事は、答えられらたけど、電話口で細かい事例を説明されて、瞬間的に原因と解決策を提示するなんて事は私にできませんでした。(ここで、その若いギーグは気分を害した様です。)

・他社3と4:

欧州系機械メーカーと米国の通信会社は論外ですね。まあ、「ちゃんと俺の職務経歴書を読んでから、書類選考を通せ。」と思いましたねえ。土台の部分から話が噛み合わなかった。両社とも、一時間ずつ業界事情について雑談して、最後は、「今回はお互いに間違えましたねえ。。今度、東京に来た時は、上手い寿司屋を紹介しますよ。」と笑いながら、終話しました。

3 転職活動で気づいた課題

私は、「他社2」で書いた、このギーグに感謝している。

このギーグは、私の面接後に私の技術能力が、全く基準に達していないと言う、かなり辛辣な評価をしてきました。不思議に思うのは、広大なIT技術の一つの特定技術に関して、込み入った質問をして、立て板に水の様に回答できる人がこの世にいるのか?と言う事です。

少なくとも、私の周りのかなり優秀なエンジニアでも回答できる人は絶対にいないです。(事前に、「Pub/Subシステムのデータ統合に関して質問するよ。」とでも言っていてくれれば話は違いますが。。。)

ただ、世界トップレベルのエンジニアには、あのレベルでの技術力が求められていると言う事が良く分かった。技術的には、私が遠く及ばないレベルではあるし、あのレベルは多分、永遠に到達できない高みであるが、私も下記の様に偉そうに書いた訳だし、あのレベルに少しでも近づける様に努力しようと本気で思いました。

その意味で、あの「ちょっと生意気な若いロンドンのお兄ちゃん」にも感謝です。笑


4. 本編最終章(その③)に向けて

上のツイートの様に、我が国だけではなく、世界をIT技術で幸せにするつもりです。具体的に何を考えているか? は、その③で書きますね。乞うご期待!

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