2021年2月15日月曜日

森JOC会長に思う。森の共感力の無さは致命的だ!

2/10のこの記事ですが、人気あります。⇒ IOCもダメだが、JOC会長の森喜朗は最悪だ。今すぐ辞任させるべき!

上の記事に書いた通りだが、もう一度、森辞職に至った発言の全文を書きます。

<2/3の発言の全文>

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【3日のJOC臨時評議員会での森会長の女性を巡る発言】これはテレビがあるからやりにくいんだが、女性理事を4割というのは文科省がうるさくいうんですね。だけど女性がたくさん入っている理事会は時間がかかります。これもうちの恥を言いますが、ラグビー協会は今までの倍時間がかる。女性がなんと10人くらいいるのか今、5人か、10人に見えた(笑いが起きる)5人います。 女性っていうのは優れているところですが競争意識が強い。誰か1人が手を挙げると、自分も言わなきゃいけないと思うんでしょうね、それでみんな発言されるんです。結局女性っていうのはそういう、あまりいうと新聞に悪口かかれる、俺がまた悪口言ったとなるけど、女性を必ずしも増やしていく場合は、発言の時間をある程度規制をしておかないとなかなか終わらないから困ると言っていて、誰が言ったかは言いませんけど、そんなこともあります。私どもの組織委員会にも、女性は何人いますか、7人くらいおられますが、みんなわきまえておられます。みんな競技団体からのご出身で国際的に大きな場所を踏んでおられる方々ばかりです。ですからお話もきちんとした的を得た、そういうのが集約されて非常にわれわれ役立っていますが、欠員があるとすぐ女性を選ぼうということになるわけです。

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非常に少数の森擁護派に言わせれば、「この発言のどこが問題なんだ?むしろ、女性をほめたたえているじゃないか?」との事です。

確かに、そう読めない事もない。しかし、逆に言えば、ある意味、「褒めたたえている様にさえ見える発言」がなぜ、あそこまで叩かれて、最終的に森辞任まで行ったのか?

私はむしろ、1/7のこっちの発言にイラつきました。

緊急事態宣言も五輪に強気な森会長 不安しかないと批判殺到

>報知スポーツによると同日に都内で取材に応じた森会長は、大会開催について「不安? 全くありません」と発言。(中略)国民の不安と向き合わず、強気一辺倒な森会長。その姿勢に批判が広がっている。《森さんは不安じゃなくても国民の多くは不安なんだけど。組織委員会の会長なら自分のお気持ちを表明するんじゃなくて、国民の不安に寄り添ってほしいね。自覚がないんじゃない?》

恐らく、国民の多くは、森喜朗のこっちの発言にみんな頭来ており、それが今回、意趣返しの形で炸裂したと言うのが本当の所ではないだろうか?

この森と言う男は、首相在任中の「えひめ丸」事故の時もそうだったが、他者への共感が欠けている。確かに、JOC会長として、粛々とオリンピック準備を進めるのは、職務遂行上は正しいのであろうが、同時に森は元首相でもあるのだから、国民に寄り添う態度も必要だ。

つまり、全く問題ないと強弁するのではなく、「国民の皆様が、色々と困難に直面しているのは知っております。そうであるから、こんな時期のオリンピック開催に関して、否定的なお考えもあることも、よく理解できます。」と一言、言い添えれば、多くの国民は、五輪開催をむしろ応援したと思う。

その一言が言えないと言うのが、「えひめ丸」事件後の首相辞職にもつながったし、今回の直前でのJOC会長職辞任にも繋がったと思う。

まあ、晩節を汚しましたね。ただ、森の共感力の無さは、政治家と言うか人間として、致命的だと思う。

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