2020年11月30日月曜日

【教育論】 日本で何番と言う教育は意味がないと思う。

このブログで何度も書いておりますが、「失われた30年」が、「失われた40年」に再延長されそうな日本で、「日本で何番か?」と言う基準は、今や子供の教育では勿論、ビジネスマンにとってもあまり意味がないと思ってます。

一カ月前の記事⇒【OECD発表】 平均賃金で、韓国どころか、イタリアとスペインにも抜かれた!

30年前なら、日本で経済的に上位に入る事は、イコール、世界でも上位に入る事だったが、今や日本での上位は、世界での中位でしかないし、多分、今後、もっと落ちる。そんな中で、日本で何番か?を争うのは意味がないと思っております。

そんな訳で、小1の娘には、兎に角、ネットから英語で情報を取る事を徹底しております。

勉強する時も、日本のサイトは一切見させないし、参考にもさせません。(勿論、分からない英単語があっても英和辞書ではなく、英英辞書で調べる様にさせております。)例えば、数学なら、IXLと言う米国の小中学生向けの学習サイトがあります。このサイトは、人工知能を使って、その子供に合った問題をどんどんと出題してきます。解説も詳しいので、ゲーム感覚でいくらでも進めます。ネットサイトなので、勿論、既に持っているPCやタブレットからいつでもどこでもアクセスできます。娘は面白がって、どんどん進めており、算数に関しては、小学校の過程を終える勢いです。(一方で、日本では、ベネッセがタブレット型のデバイスをやたらプロモーションしてきますが、物理的にモノがないと使えないと言う、ベネッセの「モノ売りの発想」がとても昭和感がありますなあ。)

また、文章読解に関しては、Raz-Kids と言うサイトがあります。20ページから30ページ位のShort Essayがレベル別に何百冊とあり、ここから好きな本を選んで読んで、最後に読解テストを受けると言うシステムです。(こちらも月額2000円程度です。)尚、今、娘が主に使用しているのは、上記のIXLとRaz-Kidsになります。特に、Raz-Kidsは、寝る前に必ず、1冊は読むようにさせております。

米国の中流以上の家庭の子供は、IXLや同等の最新システムを使って、ガシガシ勉強しているし、また、もう少し、年齢が上がれば、Courseraで大学レベルの授業も無料で受講しております。このCourseraは大学レベルなので、私もたまに受講しますが、最近、個人的に気に入っているのは、TED Talks と言う著名人の講演を集めたサイトです。学者やビジネスマンなど、講演者は多様かつ多分野に渡って、面白いです。勿論、これも無料です。

つまり、米国の生徒や学生は、IXL、Coursera、TED Talks等を駆使して、バンバン勉強していきます。それに比べて、未だにガリ版印刷のプリントで勉強している我が国は、やはり古いし、効率が劣りますなあ。。。

なぜ、将棋の藤井颯太が若いのに、あんなに強いかと言えば、彼はネット将棋で鍛えまくったからです。例えば、私の趣味のポーカーですが、20年前は、「ラスベガスで20年プレーしていた。」と言えば、「こなしたゲーム数」と言う意味で他の追随を許さない超ベテランだったが、今の時代は、アマチュアがモニターを2つとか3つ並べて、10面打ちとかで普通に、オンラインでプレーします。オンラインでは、本物のカジノみたいに、ディーラーがカードを配るとかチップの枚数を数えるとかの作業が省略されるので、超高速でゲームが回転します。と言う訳で、一年のオンラインキャリアで、「ベガス20年のプロ」を経験で圧倒すると言う事が発生します。

勉強も同じことだと思っている。オンラインでの勉強を頑なに進めようとしない今の社会風潮では、10年後とか20年後に圧倒的な差を、他国につけられてしまうと思う。

まあ、10年前だったら、「文部科学省よ、再考せよ!」と訴えたのですが、数年前から、我が国には諦めしか感じないので、もう余計な事は言いません。(笑)

ただ、子供の教育は、完全に米国基準に合わせようと思います。

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