2019年2月9日土曜日

【拓銀】 河谷元頭取とサシで話したい衝動に駆られております。

さて、昨日の事ですが、外出先の本屋で、元拓銀頭取である、河谷禎昌氏の回想録が平積みになっておりました。
本のタイトルは、「最後の頭取」です。


元拓銀で、河谷氏の下で破綻を迎えた貴公子は、勿論、この本に興味を持ちました。
河谷氏は、今まで、一切のインタビューに答えていなかったので、まあ、初告白ですね。
既に、80歳を過ぎております。

さて、本書ですが、字が大きく、文体も平易(過去の羅列)で、非常に簡単に読めるので、貴公子は、その書店で、30分程度で速読しました。

まず、素直で正直な方であるとは思いました。
貴公子とは、年齢も全然、違いますが、一緒に酒を飲みながら、拓銀時代を回想する事ができる、唯一の人であるとさえ、思いました。
(経営者としては、ダメだったけど、人間として、信頼できる気はしました。)

さて、書評です。
断っておきますが、Amazon Kindleで購入して、もう一度、じっくりと読むつもりです。
ただ、それはそれとして、速読レベルで感じた事は、実質的な破綻日(1997年11月14日金曜日)から、その週末にかけての記載が甘いです。
以前も書いたと思いますが、貴公子は破綻当日は、資金証券部に所属しており、銀行全体の資金繰りの裏の裏までを、把握しておりました。
もしかしたら、河谷氏は、破綻当日に本当は何が起きたかを、御存じないのかもしれませんねえ。。。(まあ、すべての事象は貴公子周辺の現場で発生したので、知っている訳はないですがね。)

暖かくなったら、家族で北海道旅行にでも行こうと思っていたので、コネを駆使し、河谷氏にお会いして、「あの日、本当は何が起きていたのか?」を話したい衝動に駆られております。
まあ既に、破綻から、20年以上経過し、完全に「時効」でしょうからね。

過去の話で、キャッシュバリューがある話どころか、かなり後ろ向きの話の上、未だに守秘義務があると思っているので、ブログに書くことはありません。
ただ、当時、最前線の現場担当者だった貴公子と当時の頭取の河谷氏の打ち合わせは、完全オフレコの前提で、有意義だと思っております。

1 件のコメント:

  1. 黒木亮の「アジアの隼」で、資金調達に懊悩する長銀本店資金課長が香港支店に「お前、北拓がいくら足りなくて破綻したの知ってるのか!?これはあくまで噂だけどな、二千万円だぞ、二千万円!二千億円じゃないぞ、二千万円だぞ!そんな悪で大銀行が破綻するんだよ!」と言うセリフがありますが、この「噂」の真実をご存じだと言う事ですね.....

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