2012年12月21日金曜日

グロービスのセミナーを査定する!

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貴公子注) 2013年10月9日、下記記事にて、本件は追記されております。
【査定シリーズ】 幼児化する日本 ~グロービスを改めて切る! 
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ちょっと前の話になりますが、縁があり、グロービスという、自称、経営大学院のセミナーに参加してました。(因みに、自腹は切っておりません。)

やはり年内に、「その件」を、査定・総括・評価しないといけないだろうと思い、アップします。(笑)
(あくまでも、個人的な感想だと言う事を、念押ししておきます。)

科目は、クリティカルシンキング。
「この科目では、ビジネスを進めていく上で必要不可欠な論理思考力(コミュニケーション力や問題解決力など)の強化を目指します。 」と、グロービスのホームページと紹介されております。
詳細はこれ。
http://mba.globis.ac.jp/curriculum/crt.html

で、感想ですが。。。。
率直に言って、バリバリの現役ビジネスマンにとって、意味があるとは思えない。

説明しましょう!
この学校は、傲慢な事に、最終日のレポートで、「ビジネスや仕事に対する考え方の変化や、ご自身が仕事をするうえでの意識・姿勢そして具体的行動の変化などについて振り返ってみてください。」と言う課題を出しました。
それに対して、私は、下記の様にレポートの冒頭に記載しました。

>「受講により、ビジネスや仕事に対する考え方が変化した。」と言う事はありません。

だって、そうでしょう!
20年近く、命のせめぎ合いさえをもしながら、ビジネスマンとしてのキャリアを、試行錯誤しながら積んで来た貴公子(詳しくは、マニラの熱い夜 を参照。笑)が、たった6回 x 3時間のセミナーに出席した程度で、「仕事観が変わりました。!」なんて事を言う訳が無いじゃん。(笑)
あの学校も、たかが、エアコンの効いた部屋での、数日のセミナーをしているだけなのに、そこまでの効果を期待しては駄目ですね。
「俺らが、あんたらの仕事のやり方を変えてやるんだ!」と言う様な、非常な傲慢さを感じますね。

こうもレポートに記載しました。

>今回、学んだ各種テクニックが、将来、遭遇するであろうビジネスシーンで、プラスに作用する
>可能性があるとの期待はしておりますが、今は全く自覚できない。

勿論、知識として学んだことは役に立つかもしれない。
あるいは、変に理屈っぽくなるだけで、逆効果の可能性だってある。
いずれにせよ、長い時間の話で、今日明日の話ではない。

実ビジネスの遂行は、非常に複雑で、「こうすれば成功!」なんてマニュアルはない訳で。。。
そうであるのに、「ビジネスや仕事に対する考え方の変化」を、直ぐに期待する時点で、あの学校は、「ビジネスが分かっていない!」と言い切れると思う。

セミナーの内容に関して、もう少し具体的に書きます。



講座で扱った事例としては、「クレームは宝の山か?」と言った様な、非常に抽象的なテーマを元にエッセイを書いたり、議論をしたりと言ったものだった。
あるいは、「日本マクドナルドの成功」事例を記載した、数ページの記事を読んで、成功要因を分析をしたりと言ったものだった。
まず、「クレームは宝の山か?」と言うテーマ自体が凡庸過ぎるし、「模範解答」が決まっている様な議論であり、退屈に感じた。
また、こうした抽象的かつ模範解答が決まっている問題を、延々と見ず知らずの人同士で話している自分が、間抜けに見えてきたと言うのもあります。

「日本マクドナルドの成功」と言うテーマに関しては、食品業界に門外漢でしかない我々が、たかが、数ページの記事を読んだだけで、「あの施策が良かった。」とか、「ここをこうすれば、もっと良かった。」とかを、大真面目に議論していると言う光景自体が、子供っぽいと思ったし、同時に生意気だとも思った。
「クレームは宝です。」なんて綺麗ごとは誰でも言えるし、「マ社の成功要因はこれだった!」なんて言う、第三者の無責任な事後的な分析は、「居酒屋でのおしゃべり」以上の意味はないと思う。
いずれにせよ、魂が入った議論ではなく、上っ面を撫でるだけの議論だったと思う。

セミナーに一緒に参加していた、他社の人は、とても真面目で、「私は、仕事に対する考え方が大きく変わりました。明日から、会社で実践します。」みたいな事を、競い合う様に言い合っていたが、貴公子からすれば、「いい年した、おっさんやおばさんが、そこまで、自分が無くても良いのか?」と、恐怖に感じました。(笑)
まあ、「貴公子が、斜めに構えすぎなのかもしれない。」と、ちょっと、不安にもなりましたが。(笑)

冗談は兎も角、日本人には、「コンサルは、ベンダーである!」と言う意識が希薄だ。
こういうセミナーの講師にも、「あんたは何者なんだ?」、「ビジネスが分かって言ってるのか?」と言う、疑いの目が、まず必要な筈なのに、そういうのが全然無くて、「先生」として接しますよね。
日本人は、真面目と言うか、優等生過ぎると、正直、思った。(笑)
「コンサルは、使い回す。酷使する!」と言う意識が、日本人には全く無く、ただ素直で真面目。
もういい加減、イライラしてきたなあ。(怒)
(知り合いの複数の中国人ビジネスマンに、「日本人って、バカっぽいと言うか、子供ぽいですよ。」と、言われたことがあるが、完全に同意します。)
その意味で、セミナーに参加して、日本人としての不安が増大しましたねえ。。。
その意味で、良い勉強となったかも。(大笑)

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