夜になって入ってきた情報です。
>報道によると、三菱重は「スペースジェット(旧MRJ)」の開発費や人員を大幅に削減して事業を事実上凍結する方向で最終調整し、30日に発表する中期経営計画で詳細を説明するという。将来の事業再開に備えて運航に必要な国の「型式証明」の認証取得に向けた活動は継続。今後の航空需要の動向を見ながら、 事業を再開させるかどうかを検討するとみられるとしている。
この件は、開発初期からこのブログにずっと書いてきました。
完全撤退ですね。大体、2008年の開発当初から、「夢の国産機」とか、昭和初期みたいな事を言っており、その時代錯誤感に違和感しか感じなかった。その後の延期に次ぐ延期で、ただの飛行機さえも満足に作れない我が国の情けなさは失望を越して、失笑しかなかった。
それと、少なくとも、5年前くらいには、開発中止にすべきだったが、大企業特有の意思決定の遅さでここまで来ちゃいましたね。コロナ禍での需要減を理由にできたのは、三菱の社内的には良かったでしょう。
これで、我が国は、たかが飛行機も作れない国なり下がりました。プロジェクトマネジメントの完全な失敗例として、これから100年たっても、経営学の教科書に載る案件だと思う。
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