知り合いが、年末年始に厦門旅行に行ってきたとの事なので、旅行記がメールされてきました。
中国経済の凄みが感じられる、生生しい内容だと思いますので、ほぼ全文をそのまま転記しますね。
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さて、今年の年越しは中国の厦門(アモイ)で過ごしました。
15年ぶりの中国大陸への旅行です。
「うわー、これが経済バブルかぁ」と毎日感じる三泊四日でした。
私が高校を卒業する頃には日本ではバブルが弾けていたので、45 歳の今、やっと体感出来た感じです。
街中に経済成長の途轍もないパワーを感じて、エネルギーをもらっ て帰国しました。
以下、今回の旅行で気付いた点の備忘録として、情報シェアさせて 頂きます。
(中国人現地ツアー編)
1、現地発の客家の住居である世界遺産「土楼」に行くツアーに参 加したが、参加者は私以外全員中国人。平日なのに満席。 おみやげ屋に何回も立ち寄るので、ウンザリしたが、 中国人の爆買いパワーが炸裂。一袋2,000円もするお茶が飛ぶ ように売れる。
2、観光名所に行くまでに、必ず商店街を通らないと行けない設備 設計。
3、ツアー参加の中年のオジサン、オバサン、みんな最新式の華偉 の携帯電話で、写真を撮りまくる。
4、観光名所の記念写真コーナーでポーズを取ると、建物の上に取 り付けられているカメラでドローンの撮影のような写真を撮っても らえる。ツアーが終わる頃にはプリントされて渡されるが、 もちろん有料。私以外の参加者は全員撮ってお金を払っていた。
5、ウロチョロする幼児に対して、伸び縮みするチェーンを付けて 行動範囲を制限している親がいた。
その子供を、放し飼いの犬が同情するような目で見ていたのが印象 的。
6、ツアーの途中で寄った果物屋でも爆買いパワー炸裂。買いすぎ てビニール袋が破けていた。
7、「土楼」の中に入っても、あちこちで商売が繰り広げられるの で、落ち着いて見学ができない。
8、昼食も土楼スタイル。とても不味かったので、ほんの少しだけ 口に入れたが、そのほんの少しで見事にお腹を下した。
(お金編)
1、空港の銀行で両替しようとしたら、「中国の銀行口座がないと 両替出来ない」と言われる。
2、中国の銀行口座がないと言うと、空港内の旅行代理店に行けと 言われて、行ったら、法外な手数料で両替が可能に。 選択肢がないので、そこでしぶしぶ両替する。
みなさん、中国に行くときは日本で中国元を準備して行きましょう 。
3、年齢問わず、支払いはQRコード決済。なので、携帯の電源が 切れると無一文になるので、街中の至るところに充電器が置いてあ る。
4、基本は中国の銀行口座がないと外人はQRコード決済が出来な い。中国の銀行口座を作るには、中国の電話番号が必要。 要するに、外人が中国でQRコード使うにはハードルが高い。
また、中国の電話番号がないと、オンラインで現地ツアーの予約や チケットの手配が出来ない。
5、アリペイが外人向けのQRコード決済サービス「ツアーパス」 を開始。インストールしてみたが、使えるお店と使えない店がある ので、やはり外人は現金が安心。
6、しかしながら、現金を出しても、「お釣りがない」と言われる 場合が多い。
(街並み編)
1、厦門市内の食べ物屋、お土産屋の多さに圧倒される。もう、街 中がドンキホーテと化していて、過剰なディスプレイで目が疲れる 。老若男女問わず、買い物に明け暮れている様子。 別の意味でパワースポット。
2、街角にゴミ箱が異常に多い。東京の5倍近くはありそう。ゴミ はゴミ箱に捨てましょう、と至るところで、液晶掲示板が啓発して いる。なので、15年前よりは街並みは綺麗になったと思う。
3、公衆トイレの数も15年前の10倍は増えている。しかし、何 処に行ってもトイレットペーパーがない。胃腸が弱い方は、外出時 にトイレットペーパーを持参しましょう。
4、トイレの個室のドアを閉めた瞬間、英語でトイレの使い方の説 明が流れるトイレがあった、がトイレットペーパーの在り処は教え てくれなかった。しかも、窓が全開。
5、これでもか、これでもかと言うくらい、何処に行っても食べ物 屋。しかも、同じ食べ物を売っているのに、向かいにあったり、 隣にあったりする。
6、日曜の夜も、大晦日の夜も、元旦も、不動産屋は夜遅くまで開 店していて、従業員は忙しそう。6000万円〜 1億円台のマンションが多い。
(物価編)
1、泊まったホテルは便利な街中、五つ星でなんと、一泊8,50 0円くらい。部屋も広くて綺麗。しかし、英語が通じない。コンシ ェルジュは自動翻訳機のスピーカー機能を使って説明してくれた。
2、1食お腹いっぱい食べても、400円行くか行かないか。
3、地下鉄、1区間32円。路線バス何処まで行っても16円。空 港から街中まで50円くらい。
4、観光名所の入場料は160円〜1000円くらいの間。
5、近郊の世界遺産の島、コロンス島までの往復フェリーは、厦門 市民以外は560円。厦門市民は80円。しかも、市民は乗船時間 5分で行ける波止場を使えるが、市民以外は20分以上もかかる別 の波止場しか使えない。
6、コーヒー一杯、320円〜500円。普通の食事より高い。カ フェ自体が少ない。
7、以上、激安なので、4日間で1万円両替しても使いきれない。
(インフラ編)
1、信号のない市内を走るバス専用道路(BTR)がある。時間が 正確に読めるのでかなり便利。電車のバスバージョン。
2、「高徳地図」と言うアプリを使うと、恐ろしいほど正確に道順 、路線バス、地下鉄、BTRの使い方を教えてくれるし、細かい歩 行進路も指示してくれる。なので、道を尋ねる必要はない。 日本の地図アプリは完敗。しかし、これに頼る切ると、 自分で考える力がなくなる。携帯の電源が切れたら方向感覚がアウ トである。
3、厦門市は細かく公共交通網が張り巡らされているので、「陸の 孤島」が存在しない。タクシーがなくても、高徳地図を使えば、 殆どの待ち時間なしに、何処でも行ける。
4、ガソリンバイクはゼロ、電動バイクのみ走っていた。音がしな いので、何度も轢かれそうになった。
5、電動バイク、電気自動車の普及で空気は綺麗なはずなのである が、東京よりもホコリっぽく感じるのは、建設ラッシュによるホコ リが原因。
6、高速道路が、片側5車線、6車線、あちらこちらで5重、6重 の立体交差。湾岸道路で廈門市を包囲している。
7、市内の中心を外れると、巨大なタワマン郡が立ち並ぶ。更なる タワマン立地のための埋立地も拡大中。
8、日曜、大晦日、元旦、関係なく工事現場は作業が続く。
9、電気自動車以外は、ヨーロッパ、アメリカ、韓国の車が多い。 日本車はたまに見る。
(人々、文化編)
1、15年前より英語が通じない。内需が拡大して、欲しいものは 中国で手に入るので、英語を話す必要がない。
2、なので、外人に話しかけられても、全て中国語で押し通すか、 翻訳アプリを使う。
3、昔は、日本語で話し掛けてモノを売りつけてくる商売人が沢山 いたが、今回ゼロ。日本語が話せる人とも会わず。
中国人の方がお金を使うことを知っているので、財布の紐が硬い外 人には興味がない。中国人の商売人が中国人をターゲットにする構 図。
4、厦門市民の日本のイメージ、「買い物天国」
5、本屋で見たベストセラーコーナーにて、稲盛和夫の「生き方」 が5位にランクイン。村上春樹は売ってなかった。アメリカの「ス タンフォード式なんとか」的な本が売れている。
6、本屋自体が、「おしゃれな空間」と化していて、高いコーヒー 飲みながら優雅に過ごすことに価値があるように見えた。なので、 書籍自体は家具見たいな役割。
7、地下鉄、フェリー、バス内に置いてある液晶モニタで、愛国心 教育がとても熱心である。(写真参照)老若男女が「わが祖国〜、 愛する中国」と国旗を振って歌っている映像を1日に何度も見るの で、私もそらで歌えるようになってしまった。経済レベルはアメリ カに近ずいているが、政治は北朝鮮に近づいている。
8、この愛国心教育が、香港のデモの原因であることがよーく分か った。確かに、こんなの毎日見たくない。
9、基本的に中国に陽気な人が多いのは、15年前から同じ。景気 が良いと、人々は楽しそうに見える。
10、労働時間は長い。食堂は朝7時ごろから夜10時ごろまで営 業。美容室は、夜10時過ぎても稼働していた。 ホテルの近くの不動産屋は、23時でも明かりが消えてなかった。
11、「街をきれいに。ゴミはゴミ箱に捨てましょう」と啓蒙活動 をしている割には、歩きタバコはお咎めなし。街中が喫煙所。 オフィスでも普通に煙がモクモク上がる。
12、老若男女、やたらと痰を吐く。2回ほど私の靴が痰の犠牲に なった。あの「クワー!!」って吐く前の準備音がしたら、条件反 射で体が反応するようになった。やはり、空気の汚さが原因なのか ?
以上、大変勉強になった4日間でした。
まあ、中国の景気が落ちて来たとは言ってますが、まだまだパワー は顕在だと思いました。
中国経済の凄みが感じられる、生生しい内容だと思いますので、ほぼ全文をそのまま転記しますね。
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さて、今年の年越しは中国の厦門(アモイ)で過ごしました。
15年ぶりの中国大陸への旅行です。
「うわー、これが経済バブルかぁ」と毎日感じる三泊四日でした。
私が高校を卒業する頃には日本ではバブルが弾けていたので、45
街中に経済成長の途轍もないパワーを感じて、エネルギーをもらっ
以下、今回の旅行で気付いた点の備忘録として、情報シェアさせて
(中国人現地ツアー編)
1、現地発の客家の住居である世界遺産「土楼」に行くツアーに参
2、観光名所に行くまでに、必ず商店街を通らないと行けない設備
3、ツアー参加の中年のオジサン、オバサン、みんな最新式の華偉
4、観光名所の記念写真コーナーでポーズを取ると、建物の上に取
5、ウロチョロする幼児に対して、伸び縮みするチェーンを付けて
その子供を、放し飼いの犬が同情するような目で見ていたのが印象
6、ツアーの途中で寄った果物屋でも爆買いパワー炸裂。買いすぎ
7、「土楼」の中に入っても、あちこちで商売が繰り広げられるの
8、昼食も土楼スタイル。とても不味かったので、ほんの少しだけ
(お金編)
1、空港の銀行で両替しようとしたら、「中国の銀行口座がないと
2、中国の銀行口座がないと言うと、空港内の旅行代理店に行けと
みなさん、中国に行くときは日本で中国元を準備して行きましょう
3、年齢問わず、支払いはQRコード決済。なので、携帯の電源が
4、基本は中国の銀行口座がないと外人はQRコード決済が出来な
また、中国の電話番号がないと、オンラインで現地ツアーの予約や
5、アリペイが外人向けのQRコード決済サービス「ツアーパス」
6、しかしながら、現金を出しても、「お釣りがない」と言われる
(街並み編)
1、厦門市内の食べ物屋、お土産屋の多さに圧倒される。もう、街
2、街角にゴミ箱が異常に多い。東京の5倍近くはありそう。ゴミ
3、公衆トイレの数も15年前の10倍は増えている。しかし、何
4、トイレの個室のドアを閉めた瞬間、英語でトイレの使い方の説
5、これでもか、これでもかと言うくらい、何処に行っても食べ物
6、日曜の夜も、大晦日の夜も、元旦も、不動産屋は夜遅くまで開
(物価編)
1、泊まったホテルは便利な街中、五つ星でなんと、一泊8,50
2、1食お腹いっぱい食べても、400円行くか行かないか。
3、地下鉄、1区間32円。路線バス何処まで行っても16円。空
4、観光名所の入場料は160円〜1000円くらいの間。
5、近郊の世界遺産の島、コロンス島までの往復フェリーは、厦門
6、コーヒー一杯、320円〜500円。普通の食事より高い。カ
7、以上、激安なので、4日間で1万円両替しても使いきれない。
(インフラ編)
1、信号のない市内を走るバス専用道路(BTR)がある。時間が
2、「高徳地図」と言うアプリを使うと、恐ろしいほど正確に道順
3、厦門市は細かく公共交通網が張り巡らされているので、「陸の
4、ガソリンバイクはゼロ、電動バイクのみ走っていた。音がしな
5、電動バイク、電気自動車の普及で空気は綺麗なはずなのである
6、高速道路が、片側5車線、6車線、あちらこちらで5重、6重
7、市内の中心を外れると、巨大なタワマン郡が立ち並ぶ。更なる
8、日曜、大晦日、元旦、関係なく工事現場は作業が続く。
9、電気自動車以外は、ヨーロッパ、アメリカ、韓国の車が多い。
(人々、文化編)
1、15年前より英語が通じない。内需が拡大して、欲しいものは
2、なので、外人に話しかけられても、全て中国語で押し通すか、
3、昔は、日本語で話し掛けてモノを売りつけてくる商売人が沢山
中国人の方がお金を使うことを知っているので、財布の紐が硬い外
4、厦門市民の日本のイメージ、「買い物天国」
5、本屋で見たベストセラーコーナーにて、稲盛和夫の「生き方」
6、本屋自体が、「おしゃれな空間」と化していて、高いコーヒー
7、地下鉄、フェリー、バス内に置いてある液晶モニタで、愛国心
8、この愛国心教育が、香港のデモの原因であることがよーく分か
9、基本的に中国に陽気な人が多いのは、15年前から同じ。景気
10、労働時間は長い。食堂は朝7時ごろから夜10時ごろまで営
11、「街をきれいに。ゴミはゴミ箱に捨てましょう」と啓蒙活動
12、老若男女、やたらと痰を吐く。2回ほど私の靴が痰の犠牲に
以上、大変勉強になった4日間でした。
まあ、中国の景気が落ちて来たとは言ってますが、まだまだパワー
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