2019年12月5日木曜日

三権分立はある。但し、我が国にはない!

先日、同世代の知り合いと話していて思ったのですが、司法の独立性(つまり、三権分立)を、本気で信じていて、椅子から転げ落ちるほど、驚きました。

安倍首相の「桜を見る会スキャンダル」に関して、その知り合いは激怒していたのですが、彼としては、公職選挙法違反で検察が動かないのが不満との事でした。
尚、この事件に関しての私の見解は非常に単純です。
つまり、「安倍首相が自分の後援会関係者を税金で「接待」したのは、まあ良い。但し、「証拠隠滅」の為に、名簿を破棄したのは決定的にダメだ。」と思っております。

さて、このスキャンダルは、安倍政権にとっては、モリカケ問題以上の激震の筈だが、検察は動きそうもないですね。
なぜ検察が動かないのか? は、元特捜検事の郷原氏のブログに明確に書かれている通りの理由だと思います。
「桜を見る会」問題で「検察が動かない」理由~「詰んでいる」のは安倍首相の「説明」

<以下引用>
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安倍政権になってからの政権側の政治家に対する検察の姿勢からすると、仮に、安倍首相自身、或いはその秘書や後援会などに「重大な犯罪の嫌疑」があったとしても、検察が動くとは考えられないという「安倍政権と検察の関係」の問題がある。甘利明氏、小渕優子氏ら有力政治家の刑事事件に対する特捜部の捜査の姿勢(【特捜検察にとって”屈辱的敗北”に終わった甘利事件】)や森友学園の事件での籠池夫妻に対する捜査の姿勢(【検察はなぜ”常識外れの籠池夫妻逮捕”に至ったのか】)と財務省側に対する捜査との比較などから考えても、検察が安倍政権に飼い慣らされているように思える。
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この通りなのでしょうが、現役の大統領でさえ、Impeachment Trialで訴追しようとする米国や、Prince AndrewのSex Scandalで、Royal Familyを容赦なく叩く、英国のマスコミと比べると、我が国は本当にダメな訳で、憂鬱な気分になります。

政治家も、検察も、マスコミも皆、政権に「飼い慣らされている」訳で、これでは、アフリカの訳の分からない独裁国家と同じです。

国家存亡の危機に際し、英雄の出現を待望したい!

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