2019年6月30日日曜日

G20大阪サミットと米朝会談。

大阪でのG20サミットが終了しましたね。

CNNとWashington Postとかのサイトでどう評価されているのかをチェックしようとしたのですが、G20サミットに対する記事自体が少ないですし、ましてや全体的な解説とか評価記事は皆無ですねえ。。。
米系のサイトは、同時期に行われていた米民主党の党大会とか、トランプ大統領の北朝鮮訪問の方に関心があるようです。

そんな中で、日経はかなりの紙面をG20サミットに割いており、参考になります。
こんな記事がありました。→ 軸なきG20、会議は踊る 世界の液状化映す

>開幕した20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)は貿易戦争に象徴される
>米中の覇権争いにより、軸なき世界を浮き彫りにした。この対立の隙を突いて
>台頭しようとするロシアとインド。各国の自国第一の姿勢は世界の液状化を
>映し出している。

まあ、そうなんでしょうね。
最近の我が国の政治家や官僚、あるいはビジネスマンも、向こう100年後の世界を見据えて、犠牲の精神で物事に対処するのではなく、とりあえず、目先にある自分の利益を追求しております。
勿論、こうした傾向には、失望しているのですが、これは、わが国だけではなく、21世紀における世界的な風潮である様です。
憂いはするけど、どうしようもない世界の流れであり、一市民としては、英雄の出現を待つだけですなあ。。。
そんな事を、今回のG20サミットでは感じました。

ただ、そうは言っても、世界中の首脳が一堂に会って同じ食卓を囲んでいるだけでも、意味がある訳だし、安室奈美恵がステージで歌っていた前回の沖縄サミットみたいに浮ついた感じも無かったので、まあ、良かったとは思っております。

ところで、トランプ大統領の北朝鮮訪問ですが、これは意味深いです。
週末は、元駐英北朝鮮大使館公使で、数年前に韓国に亡命した太永浩氏の「北朝鮮外交秘録」を必死になって読んでおりました。


この本ですが、 兎に角、知的に面白いです。
また、著者はただ優秀なだけではなく、本当の意味で頭がよく、状況判断や立ち回りが秀逸です。
この世に、これだけ優秀な人がいるのか? と驚くレベルであり、自分の甘さを痛感して、恥じ入るばかりです。

あまりにも、内容が濃く、記載内容をネットで調べながら読んでいるので、まだ三分の1程度しか読めてませんが、この本を読んだ上で、今回の米朝会談を眺めると、複雑な思いになりますね。

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