2019年3月4日月曜日

【査定シリーズ】確定申告クラウドソフトを査定する。

こんばんは!
IT技術者で、米国公認会計士の貴公子です。

久しぶりの更新です。
(確定申告のシーズンであり、前週末はその処理に忙しくて、更新できませんでした。)
さて、国税庁のAPIが公開されている事もあり、色々なベンダーがクラウドソフトを公開しております。
曰く、「使いやすい。分かりやすい。」との事です。

と言う訳で、早速、使ってみました。

まず、Fintechのクラウドソフトで有名で、貴公子もFintech機能を使用している、Money Forwardのクラウドソフトです。
→ Money forward

あっさり、MFで完了させるつもりでしたが。。。。
ログインして、いざ作成となったのですが、基本情報を入れたまでは良かったのですが、そこからが、意味不明。
つまり、次にどこをクリックすれば、入力画面に飛ぶのかが分からない。
そもそも、文字がぎっしりページに記載しており、直感的に操作できません。
勿論、読み込めばどこかに操作方法が書いてあるのでしょうが、面倒臭い。。。。
と言う訳で、30分くらいで、見切りました。
要は、画面がこなれていないです。
多分、突貫工事で作ったページなのでしょうね。
残念。。。。

次に、弥生会計のクラウドソフトです。
良く出来ていると評判はいいです。
ただ、実際にいじってみると、いわゆる「青色申告者」用がメインの様で、貴公子の様な「白色申告者」には、操作が必要以上に煩雑と思えました。
こちらも基本情報だけ入力し、IDを作成しただけで、断念しました。
15分、無駄にしました。

さて、Freee です。
まず、UIが分かりやすい。
良く練れているUIで、直感的に操作ができます。
素晴らしい。。。。
医療費控除もふるさと納税部分もすんなり、入力して、感動!
「やっぱり、こうじゃないとね!」と独り言を言いながら、スイスイと入力完了。

しかし!
確認画面で、最終確認しようとしたところ、「フル画面で見たい場合は、月額980円を払え!」とのページが現れて、クレジットカード決済画面に勝手に移動。
頭来ましたねえ。。。。
「無料」と謳っていながら、入力した後に画面確認しようとしたら、そこで課金との事です。
確かにフル画面ではなく、小さな画面で見れば、タダなのかもしれないが、フル画面で入力確認をしないと、やはり心配です。
何人かの人は、「ここまで入力したんだから、980円位、払おう!」となるのかも知れないが、貴公子は、頭来ました。
これは、詐欺です。
と言う訳で、何の躊躇もなく、作業中断して、ログアウトしました。

と言う訳で、主要なベンダーソフトが全部ダメなのを確認したところで、素直に国税庁のHPからそのまま入力する事にしました。
→ 国税庁のHP

確定申告は、4年続けてやっているが、年々、ラクになります。
国税庁のHPも進化しており、今年はますます使い易くなっております。
スイスイと入力して、1時間半ほどで入力完了です。

===
まあ、いくら国税庁がAPIを公開しているからと言って、それに便乗した安易な商売が多いですねえ。。。。
本当に使い易く作るのならば、ベンダーは国税庁のAPIを駆使して、独自ページを作り込めばよいのだが、結局、MFや弥生では、むしろ使いにくくなっております。
特に、Freeeに至っては、オリジナルよりも使いにくい上に、処理の最終局面で課金を図ると言う詐欺行為であり、企業倫理が疑われますねえ。。。。
(因みに、国税庁のオリジナルページでは、当然の様に、フル画面で印刷も確認もできます。)

そんな訳で、世の中的には、API全盛期であるが、分かりにくいAPIや詐欺的APIもあると言う事に、改めて気が付いた。
いずれにせよ、確定申告終了です。

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