2018年12月30日日曜日

今年一番のビジネス記事です!

晦日です。
年末も差しさまっており、あまり難しいことを考えたくもないのですが(笑)、この記事、衝撃的過ぎます。

「日本の生産性は先進国で最下位」を素直に受け止めない人が多いのはなぜか

(以下引用)
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原料などモノの値段やインフラのコストは、先進国の間そこまで大きな差はない。そんな大して変わらぬ条件の下で、なぜ日本では「高品質・低価格」を続けられたのかといえば、労働者の価値が低い、つまり「低賃金」ということに尽きる。
(中略)
労働者が命を削るほど働いて結果が伴わないとなると、論理的に考えれば、そのビジネスや組織に問題があるという結論に至る。だが、日本人は「システム」や「組織」に盲従することを幼い頃からしつけられているので、論理的破綻はすべて「個人」のせいにされる。つまり、「結果が出ないのは、みんなの頑張りが足りないから」と精神論に傾倒してしまうのだ。
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全く、その通りですなあ。。。
怖いくらい、核心をついております。

貴公子も同じように長年感じておりましたが、ここまで明確に文書化できたのは、著者の洞察力と文書力の凄さですね。

貴公子は、拓銀支店勤務の時に、毎月残業200時間をこなしておりました。
貴公子も含めて、全員、ヘロヘロで、どう考えても、支店のパフォーマンスが上がっておりませんでした。
そんなある日、本部から組合長と言う人が支店訪問をしたので、入社3年目の私は、必死に訴えました。

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貴公子 「いくらなんでも、常軌を逸している。組合として、強硬に経営者に警告をしてもらいたい。」

支店の先輩A 「何を、学生みたいな甘っちょろい事を言っているんだ。お前みたいのがいるから、会社の業績が悪くなるんだ。」

支店の先輩B 「私も残業200時間を超えているけど、自分の能力が低いから、残業が多いだけなので、もっと自分の能力を高めないとダメだと、反省しております。」

組合長 「私も含めてですが、自己研鑽に励んで、能力をもっと高めて、少しでも残業を減らせる様に、頑張りましょう。」
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とまあ、その辺の中学校のホームルームみたいな結論となりました。

まあ、日本人は、マゾと言うか、自己肯定感が低すぎると当時、思いましたねえ。。。

欧米のビジネスマンは勿論、中国のビジネスマンだって、「俺みたいな優秀な人間が残業200時間やったんだから、給料は3倍にしろ。」位は、ごく普通に言い放ちます。
と言うか、そもそも、彼らは、「システムが正常ではない。」と言って、絶対に残業なんてしません。

日本人は、どんどんと奥に籠って、必死に自己否定しますよね。
曰く、「俺の能力が低いのが悪いのであって、加重勤務はオレの責任でしかない。」みたいな感じで。。。。

最近は、「日本人は、世界で一番マゾな民族なのではないか?」とさえ、思い始めております。
兎に角、面白い記事です。
今年一番のビジネス記事だとさえ、思っております。

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