2018年8月13日月曜日

NHKスペシャルの「駅の子」の重さに、衝撃を受けた!

日曜夜9時のNHKスペシャルの「駅の子」と言うドキュメンタリーに言葉を失いました。
戦後の混乱期に、父母を戦争でなくした戦争孤児の話でしたが、兎に角、重かったです。
まず、当時の戦争孤児達は、既に80歳を超えた高齢者であるが、人生の最晩年になり、過去を語り始めた勇気を称賛したい。

終戦直後の上野駅の地下道で、肩を寄せ合い暮らしている幼い戦争孤児の実話であったが、誰がどうみても彼らは被害者であり、全く悪くありません。
そうであるのに、周囲の大人達から、無視されて、差別されて、非常に辛かったと思う。
周囲の大人も、終戦直後の混乱期で余裕はなかったのでしょうが、それにしても可哀そうです。

一方で、戦争遂行に加担してた当時の参謀本部将校等のエリート層は、安全な都内の地下壕から特攻や玉砕を指示&強制し、多く若者の命を奪ったにもかかわらず、その大部分は、戦後も政財界で重要な地位を占め、豊かな人生を歩みました。
非常な不公平感を感じます。

太平洋戦争以降の戦後史には詳しいつもりでしたが、全く知らない出来事でした。
非常に考えされられたドキュメンタリーでした。
今夜も眠れそうにありません。

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