2018年6月8日金曜日

何事も、のらりくらりとやり過ごす我が国は、骨の髄から腐っている。

モリカケ問題で、久しぶりに痛快な記事を読みました。
東芝、日大、財務省…トップが「腹を切らない」日本組織の病

(以下引用)
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20人を処分したが、“主犯格”の佐川宣寿・元理財局長は「停職3カ月相当」としただけで、国民の目には「軽い処分」に映る。財務省のトップである麻生太郎財務相は、閣僚給与1年分の自主返納を決めたが、引責辞任は否定した。
あたかも軽微な間違いを犯しただけであるかのような財務省の対応だ。
現役やOBの官僚たちが異口同音に「考えられない」と語る公文書の「改ざん」という前代未聞の重大不正に、自ら身を正す姿勢を示すことができず、当初言われた「解体的出直し」とは程遠いものになった。
公文書の改ざんは、官僚として行ってはならない原理原則だ。それを指示した佐川元局長はまさしく「万死に値する」はずだ。
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記事に記載されている様に、「万死に値する」はずの事案が、我が国では、なぜか平然とやり過ごされております。
滅茶苦茶な不正や汚職がなされても、「あたかも何事もなかったかの様に、ふるまうのが、大人の対応だ。」みたいな変な思想が、我が国には蔓延しており、国家レベルでも企業レベルでも、「我が国のだらしなさ」は、世界最高水準ですなあ。。。

記事では、日大や東芝の例を出しているが、それどころの話ではありませんね。
原発を爆発させて、周辺地域を人が住めないエリアにしても、当時の東電のトップは、何の責任も取らずに、退職金を貰って、のうのうと暮らしております。
どうせ今頃、西伊豆の高級別荘地の自宅の庭で、「我が人生に一遍の悔いなし。」とか言って、日本酒を飲みながら、自叙伝を書いてますよ。

ただ、腑に落ちないのは、これほど滅茶苦茶な安倍首相の政権運営でも、なぜか支持率が破滅的なまでには下落しない事です。
この世には、「安倍王朝、特別親衛隊」みたいな人たちも、一定数がおり、今回のモリカケ問題でも、そういう人は、なぜか必死に安倍や麻生を援護しております。
まあ、現行の小選挙区制の選挙制度の中では、その「一定数」がモノを言いますから、次に選挙があっても、また自民党が圧勝するでしょうね。

無反省で、だらしなくて、無責任で、モラルの無い我が国の体質に、怒りを通り越して、諦めを感じております。

政治家も、官僚も、企業人も、全国民が明らかに劣化しております。
何か非常に変な方向に我が国は、行っておりますね。

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