2018年6月15日金曜日

最高に知的好奇心がそそられる本です。

貴公子は米国公認会計士でもあるのですが、実務では全く財務会計に無関係であるので、たまには、意識的に勉強して知識をブラッシュアップする必要があります。
そんな風に考えている時に、この現代ビジネスの記事を読みました。
→ 粉飾決算をプログラムで見抜け!「伝説の会計士」の挑戦

(以下抜粋)
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株主をはじめステークホルダーも大きな被害を受ける粉飾決算は、日本企業やマーケットの信頼を著しく棄損した。ところが、日本では「なぜ粉飾が起きるのか」、その明確な解が示されたことはない。(中略)そのため粉飾決算を防ぐ有効な仕組みが考案されたり、改革が行われたりすることもなかったのである。この状況を覆そうと開発されたのが「フロード・シューター」である。この元公認会計士は長年の経験で培われた分析力に基づき、「財務諸表の危険度を可視化することに成功した」と語る。
そして危険度の高い企業がなぜそうなったのかをつぶさに調べれば、「高い確率で粉飾の動機にぶち当たる」というのである。
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非常に知的好奇心をそそられる記事です。
そんな訳なので、この記事で紹介されている、細野裕二氏の著書、「粉飾決算VS会計基準」を早速、購入し、読み始めております。

ハードカバーで、350ページ以上あり、骨太の本です。
まだ、第1章の長銀の粉飾決算部分を読み始めたばかりですが、高橋治則など、懐かしい名前が沢山出てきます。
この本は、プロ中のプロが、会計士に向けて書いた本ですが、バブル崩壊以降の日本経済史としても読みごたえがありますね。
専門用語が飛び交っているので、財務会計の知識がある程度ないと読むのが辛いと思いますが、現実の企業に基づく事例の記載であり、内容は深いと思います。

この週末は、これを読みます!

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