2015年11月22日日曜日

【ITの仕事】 技術進化は、基礎理論を覆す!

先日、ビックカメラ有楽町店で、PCを眺めていたのであるが、いくつか驚いた点があります。

まず、少なくとも5年前までは、PC売り場は、ああいう量販店では必ず1Fにあったが、今や1Fエリアは、どの量販店でもスマホ売り場となっており、Laptop PCとかDesktop PC売り場は、上層階です。(ビックカメラ有楽町店では5F)
それだけ、PCを購入する人が減ったのでしょうね。
ましてや、自作PC用の部品(マザーボードとかCPU等)をばら売りしているエリアは、その場所自体が消滅しており、10年前にあれだけ流行った自作PCは、絶滅した感があります。
(10年前位までは、貴公子はよくPCを自作しておりました。)
まあ、5年くらい前から、PCを自作すると、むしろ完成品を買うより、高くて性能が悪くなる様になったので、余程のマニアでもない限り、自作するメリットは無くなったのですが。。。

で、ビックカメラ有楽町店のLaptop PC売り場ですが、今やHDD(Hard Disk Drive)を積んだ従来型のPCに並び、SSD(フラッシュ)を搭載したPCが、普通に置いております。
企業用のストレージ等では、SSD構成品が1年くらい前から、出回る様になってきて(価格はまだ高いが)、技術の進化を感じていたが、今や個人用のPCでさえ、SSD化している訳です。

ストレージやサーバが、フラッシュ化すると、Databaseサーバ構築運用の際に、もっとも神経を使うチューニングに対して、殆ど気を使う必要がなくなります。
従来型のHDD搭載のストレージやサーバは、データ処理時にどうしても機械的な動作が必要となるので、DBの様なパフォーマンス(端的に言えば、処理スピード)を要求するシステムでは、非常に綿密かつ詳細なプランニングが必要とされたし、そこを上手くチューニングできるエンジニアが、超一流と言われておりました。

しかしながら、SSD化の流れなの中で、上述の様な機械的な動作は完全消滅したので、チューニングさえも不要となりつつあります。
よって、従来、あれ程の職人技を必要としたチューニング技術を理解する事がエンジニアにとって不要となりつつあります。
この事は、熟練したトラック運転の技能がある日、突然、自動運転に取って変わられて、トラック運転手でさえも不要となったと言う事と同じ事だと思っております。
Databaseエンジンニアにとっては、大きな意識変革が必要なのでしょう。

兎に角、IT技術に技術に限らず、科学技術は日進月歩です。
技術動向から目を離せませんね。。。。

その意味で、なぜか誰も指摘しない事ですが、貴公子が一つ近未来を予想したい。
海外に日本のスマホを持って行き、街中で使用しようとすると、Wi-fiが利用できないところでは、現地の通信会社の無線通信を使うしかない訳だが、設定が面倒くさいし、何よりも料金が殺人的な高さになり、実質的に使えません。
(海外を飛び回るビジネスマンは、行く国毎にスマホやSIMカードを購入しております。)
そんな不合理な事は、21世紀ではあり得ないでしょうね。。。。

技術的には、衛星通信を使えば一発で解決できる訳です。
(例えば、ソフトバンクが10個くらい通信衛星を打ち上げれば、おそらく全世界をカバーできる。)
そうすれば、仮に北極点に行こうが、何の設定変更も無しに、ソフトバンクのスマホがそのまま使える筈です。
なぜ、誰も思いつかないのでしょうか。。。。
不思議です。。。。



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