2015年4月3日金曜日

【ザ・呑み会】 退職するITエンジニアとのキャリア談義!

会社の同僚で、長く派遣社員として、データベース運用に従事していたITエンジニアですが、退職となりました。(契約更新をしないとの会社方針でした。)
そんな訳で、親しいメンバーで、ささやかな呑み会を開催しました。

毎年3月は、派遣社員の契約更改時期が集中し、少なからずのスタッフが退職してゆきますが、今回の彼の退職は、こたえましたねえ。
貴公子とは職場同僚としても、親しかったし、IT技術者としても互いの技量を認め合っていたので、いつも以上の寂寥感があります。
まあ、サラリーマン人生は、切ないですねえ。。。。

以下、呑み会での会話。

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同僚 「長い間、お世話になりました。新しい派遣先に行っても、頑張ります。」

貴公子 「ウチの会社が契約更改しない事に関しては、正直、怒りを感じているけど、あなたの技術者としてのキャリアを考えれば、別環境で修業する事は良いかも知れない。だから、湿っぽくならずに、諸手を挙げて、送別したいと思う。」

同僚 「自分にとっても、環境を変えることは良い事だとは思うけど、長く勤めていた分、心の整理が付かないのも事実。。。。」

貴公子 「IT業界に限らず、専門技術職は、これからの時代、激動のサラリーマン人生を迎えることになると思う。勿論、俺も例外ではないだろうね。。。」

同僚 「どういうことですか?」

貴公子 「最近、某大手証券会社が、IT部門全体を、アウトソーシングしたし、某メーカーは、経理部門をシンガポールに移管した。大連にITサポート部門を移管するのは、既に多数事例。。。」

同僚 「Business Process Outsourcingって奴ですね。」

貴公子 「そう、BPOの事。要は、間接部門は、完全外部委託にすると言う流れが出ており、当社に限らず、どこの会社もそうなる可能性がある。そうなった場合は、実は、モノを言うのは、技術力や経験だけであるので、サラリーマン的な年功序列は意味をもたない。」

同僚 「キツイ世の中ですね。」

貴公子 「キツイと言えばキツイが、エキサイティングと言えば、エキサイティング。知り合いのエンジニアが、自分で技術者派遣会社を設立して、自分を派遣しているが、そういう時代がもうすぐなのかも知れない。」

同僚 「営業力もないと生きていけないですね。」

貴公子 「まあ、『泳げなければ、沈め。』の世界でもある。貴公子も既に40過ぎだけど、後10年経って、50台中盤になったら、そうやって、『自己プロモーション』をしながら、生きるしかないんだろうね。きっと、そういう時代が来る。と言うか、もう来ている。」

同僚 「そういう長い視野で見るのが、貴公子さんの凄い所だと思う。」

貴公子 「兎に角、その意味で、別環境で、ITキャリアを追及できる、あなたを羨ましくも思う。雀百まで、踊りを忘れず。。。。ずっと、ITエンジニアとして、やって行ってくれると嬉しい。いつかどこかで、何んかのプロジェクトで、また一緒に働きたいね。」
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こんな感じのしんみりした呑み会でした。
別れの3月が過ぎ、出会いの4月が到来です。
新年度も始まったし、今年は、貴公子にとっても勝負の年となります!


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