2014年4月8日火曜日

我が国も、投資立国として生きるべき時勢かも知れません。

製薬大手の第一三共が、インドでの子会社経営に失敗し、ライバル社に子会社を譲り渡したと言う、日経記事です。
5000億円の買収資金と6年の時間を無駄にしながらも、第一三共は失敗を認めず、「買収で後発薬のビジネスモデルや新興国で事業展開するノウハウを学べた」と、強弁している訳で、何をか言わんやですね。

第一三共、子会社ランバクシーがインド後発薬大手に吸収合併

>第一三共(4568)は7日、インド後発薬大手のサン・ファーマシューティカル・インダストリーズが、
>第一三共の子会社で後発医薬品を手掛けるインドのランバクシー・ラボラトリーズを株式交換
>で吸収合併すると発表した。

第一三共、失策続きの6年 印子会社を実質売却

>05年に「対等の精神」で合併した第一三共だが、実態は旧第一と旧三共の勢力争いが
>続いている。今回の幕引きを主導したことで旧第一体制の色合いが濃くなったが、
>意思決定を速めるまで6年の歳月を無為にした。

今回は、結局、インド子会社が、社内権力闘争の具とされていた面もある様ですが、純粋に

海外企業の買収自体も、激難な訳であり、甘く見ましたね。
第一三共ほどの一流企業でも失敗するし、製薬で言えば、武田のスイス企業買収も上手く行っていない様であります。
多くの日本企業が、慣れない海外での事業展開や企業買収で、大やけどを負っております。

貴公子は、既に40を過ぎております。

貴公子のこれからの国際ビジネスマンとしての方向は、こうした事に、クビを突っ込むことかも知れないという気がして来ました。
「工場を海外展開する」と言う意味での日本企業の海外進出は、既に古い話となり、今や、海外投資でカネを稼ぐ、つまり、「投資立国」としての立ち振る舞いが求められる時勢となっております。

その辺を目指すべきかも知れません。

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