2011年4月20日水曜日

就活生Dさんへ。貴方は誤解している!


また、メールをくれた就活生Dさん、兎に角、メールを有難うございます。

>都内の大学の商学部で、Marketingを学び、興味を持ったので、
>大学4年間は、懸命に勉強し(中略)、去年の就活では、大手スーパーチェーンから内定
>を取りました。
>(中略)
>内定を取った後に、配属は、希望のMarketing部門ではなく、仕入部門だと知らされ、
>散々、内定先と揉めた後、最終的に、内定を辞退し、就職浪人の道を選びました。
>今年の就活では、Marketing部門希望をもっと強く出そうと思います。
>Marketingのプロになり、将来は独立コンサルになるのが夢です。

まあ、凄いですね。(笑)
私の学生時代には、入社後の職種に関し、そこまで強い希望も拒絶もありませんでしたから。
Dさんが、そこまで、Marketingと言う職種に興味があるなら、立派なことですね。
そうやって、納得の出来る会社に出会うまで、何年でも就活すれば良いと思います。
↑    ↑       ↑
なんて、その辺のブログで溢れている様な、無責任なコメントはしません。(笑)
こちらも忙しいので、直球で行きます。

まず、たかが、学生のお勉強レベルで、Marketingの何が分かっているのか?
勿論、興味を持つのは善い事だし、Marketing部門を希望する事も、前向きな姿勢だと思う。
でも、物事には段階がある!

大手小売業なら、仕入だって、営業だって、経理だって、店内の売り子やレジ打ちだって、勿論、重要な仕事で、それらを経験することは、真のMarketingのプロとなる為の必要な修行な筈だ。
その辺をすっ飛ばして、Marketingのプロになれる筈がない。

就活面接では、「Marketingに興味あるので、学生時代に懸命に勉強しました。ですから、将来的には、是非、そちら関係の職種のプロになりたいと思っております。しかし、当面は、修行だと思って、どんな仕事でも意欲的にやる所存です。」と言うAttitudeが正しい。

3~4年は、色々な部門を経験し、その上で、それでもMarketingをやりたいのなら、その時に強く希望すべきである。

第一、現在の貴方は、名刺の渡し方ひとつ、ロクに理解できてない筈だ!
もっとも、35歳前後の転職で、Marketingのプロとして、ある程度の経験がある人が、「俺は、Marketingしかやりません!」と宣言するのは、正しいが、あなたは、勿論、そのレベルではない。
(ビジネスマンには、レベルがあり、そのレベルは、一段ずつ上っていくしかない。)
そんな貴方の様な「頭でっかちの新人君」が、「Marketing以外の仕事はやりません!」と言ったら、単に、「使いにくい奴」と見られて、今回の貴方のように、内定取り消しになるのは自明。

疑いの余地無し。

そこまで、特定の仕事に、学生がStickするのは、面接官からすれば、単に、「一緒に働きたくない奴」、「使いにくい奴」、果ては、「柔軟性がなく、頑固なだけのバカ」と思うだけです。
少なくとも、私だったら、絶対に採用しない。

拓銀勤務時代に、掃除のおばさんが風邪で休んだ時がありましたが、そういう「緊急時」は、新人の私は、トイレ掃除だってやったし、それが、当然の事だと、今でも思っております。
ついでに言えば、貴公子は、現在、IT Network Securityのプロであり、高度なNetwork Security構築が本業であり、それにプロ意識も持っているが、LANケーブル敷設とかの肉体労働や、PCの組み立て等の単純作業や、果ては、全く関係ない通訳・翻訳だって、必要なら嫌な顔一つせずやります。(笑)

仕事って、そんなもんですよ。
上記のコメントが、Dさんの就活に役立てば、幸いです。

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