2010年9月5日日曜日

週刊貴公子(9月第1週号) パレスチナ問題を政治的に使うアメリカ

日本の新聞ではあまり触れられる事のない、パレスチナ問題ですが、アメリカの一流紙では、いつもの様に、Headlineとなっております。

下記は、New York Times(International Herald Tribune)の記事です。


http://www.nytimes.com/2010/09/05/world/middleeast/05clinton.html?ref=global-home

下記の様に始まりますが、読んでいて違和感を感じます。
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For much of her tenure as secretary of state, Hillary Rodham Clinton has been less an architect than an advocate for the Obama administration’s Middle East policy. With the resumption of direct talks last week, she now has no choice but to plunge into the rough and tumble of peacemaking.
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冒頭にも、「ヒラリーには、平和交渉に深く携わる以外に選択がない。」と書かれておりますが、
記事全体が、「ヒラリーが次期大統領候補となるためのテストだ!」と言う論調で、パレスチナ問題が書かれております。
つまり、アメリカでの政局の観点から、パレスチナ問題が扱われている様に思える。
「真にパレスチナ難民問題に心を痛めている。」と言うよりも、ヒラリーの野心が全面に出過ぎている様な印象を受け、日本人的な価値観からは意外な感じの記事です。

政治家が野心を持つのは、当然の事だし、同時に必要なことなのであろうが、この記事では、ヒラリーの政治的野心ばかりが強調されている感じで、少々、違和感を感じます。

もっとも、このパレスチナ問題は解決させることが重要であり、動機はどうでもいいのですが。。。。








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