2021年8月16日月曜日

【教育論】 兎に角、効率的にやるべきであって、根性論は不要だと思う!

私は、基本的に他国の内政に口を出すのは、意図的に一切しておりません。

理由としては、我が国自体も問題だらけなのに、他国の国内事情にクビを突っ込む精神的余裕がないという事と、もう一つは(こちらの理由の方が大切だが)、結局、その国の事情は、その国の人でしか分からない。従って、問題があるとしたら、外国人ではなく、その国の人が自力で解決するしかないと強く信じているからです。

ただ、妻が韓国人であり、子供も法律的には、18歳時点で日本か韓国の国籍選択が出来ると言う意味で、少なくとも韓国の教育事情に関しては、口を出す「権利」があると考えるので、コメントします。

まず、この記事です。→ つらすぎる韓国の受験競争 ついて行けない子供が増えて

まあ、韓国の受験戦争の厳しさは、中国のそれと同様に非常に有名であるが、韓国は受験に限らず、生活全般が超ストレス社会だと思っている。例えば、記事にある様に、小学生低学年から、毎日夜中12時まで塾で勉強すると言うのは有名な話だが、そう言う超過酷な生活を高校卒業まで続けて、やっとそれなりの大学に入っても、男は直ぐに軍隊に招集されて、過酷な環境で2年程度、過ごさないといけない。

因みに、韓国の大学入試は日本みたいに本試験一発ではなく、高校の内申点も重要だから、日本みたいに「優秀な高校生が学校では思いっきり手を抜いて、ロクに学校にも行かないで遊びまわっているが、大学入試では持ち前の頭脳で、超一流大学にパスする。」と言うルートがない。つまり、優秀かつ真面目であり続けないといけないと言うプレッシャーが韓国の中高生にはある。

因みに、中学時代は兎も角、高校では部活と言うモノは基本的に存在しない。スポーツの才能がない生徒が運動をするのは時間の無駄と考えている様で、例えば、高校で野球をやりたいなら、選抜されて、野球強豪校(韓国全土で50校程度)に入学するしかない。従って、日本みたいに、「テニスをやってみたい。」とか「陸上が好きだ。」で、部活が出来る訳ではない。

まあ、韓国社会全体に対してはコメントを避けるが、少なくとも、子供の教育に関しては、「不必要なストレス」を掛け過ぎている。小学生が、毎晩深夜まで塾通いするのは無駄どころか、十分に寝ないと脳が発達しないので、害悪でしかない。

それに、中高生は適度に運動した方が(大人もそうだが)、集中力が高まるので、結果としては、勉強にも効率的だ。因みに、私自身は、高校卒業後に予備校に通っていたので、色々なレベルの生徒を見たのだが、東大をはじめとする超一流大学に入る様な浪人生は、基本的に余裕がある。(酒も適当に呑むし、適当に友達と遊ぶし、適当に運動も息抜きもしていた。)一方で、中堅大学に行く様な奴は、本当に一秒でさえ無駄にしない様にがり勉していた。(トイレに行くにも、単語帳を持っていく様な感じ。)

勉強に限って言えば、効率よくやる事が重要であって、漫然と長時間やっていれば良いと言う訳でもない。光ファイバーなら、1秒でダウンロードできるけど、ダイヤルアップでは1時間は掛かると同じで、どれだけ、短時間で大量にインプットするかが? 重要な訳です。

何だか、韓国の教育は、未だにど根性主義(我が国も似た様な感じだが。)が罷り通っている様な気がする。

まあ、私自身も、いい年して、プログラミングの世界に足を突っ込み始めているので、兎に角、効率的にスキルを習得したいと思っております。

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