2020年11月18日水曜日

我が国に蔓延する超無責任体質を嘆く!

とても、いい記事です。本ブログでも何度も記事にした、三菱の国産飛行機の件です。

⇒ 誰も責を負わない 三菱スペースジェット失敗の本質

>なぜ、はっきりと言わないのだろうか。開発を諦めないのであれば、量産の条件や目標時期を示すべきである。量産化を断念するのであれば、事業から撤退するとはっきりと宣言すべきではないか。(中略)税金までつぎ込まれたスペースジェット事業を大幅リストラし、量産についてもうやむやにした三菱重工。その経営責任について記者から問われた泉沢社長は、「開発が遅れていることについては大変申し訳ないと思っている」とわびる一方で、こう回答した。「都度の判断については適切に議論して進め方を決めていると理解している。従って、誰か特定の個人に責を課すというものではない」と。スペースジェット事業の失敗の本質は、図らずも泉沢社長も言及した、誰も責を負わない緩いマネジメントにこそあると言えるのではないか。

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まあ、社長としての矜持が皆無ですね。記事に書いてある通りですが、「開発は中止。撤退します。」と宣言すべき。これでは、何がどうなっているのか誰も分からないし、多分、社長自身も自分で何を言っているか分からないと思う。

それと、「誰にも責任はない。」と言い切るこの社長は、「赤信号、みんなで渡れば怖くない。」と言っているのと同じで、これは貴公子が昔勤務していた拓銀がデジャブする超無責任体質ですなあ。。。

拓銀の時も、結局誰も責任を取らず、「経営陣の責任を明確にすべきだ。」と組合の会合で演説した当時20代前半の貴公子は、称賛されるどころか、「社会人としての基本ができてない。」と散々に叩かれましたからねえ。笑

まあ、この会社もダメだな。

で、ここからが本題だが、我が国の政官財に蔓延するこうした無責任体質は、戦後の東京裁判に起因すると思っている。あれだけの戦争を引き起こして、アジア全域を惨禍にもたらしのに、戦勝国アメリカとの政治的な取引等の中で、A級戦犯が10数人処刑されただけと言う非常に軽い処分だけで我が国は、上手く逃げ切りました。

あれで、日本国民の深層意識の中に、「悪いことをしても、謝罪するどころか、のらりくらりと躱せば良い。」と言う事が刷り込まれてしまったと思っております。

最近でも、東芝やシャープが実質的に破綻したけど、経営者は何とも思ってもない訳で、当然、反省も謝罪もしない。この辺の「戦犯経営者」は、今頃、西伊豆の別荘で、「我が人生に一片の悔いなし。」とか言いながら、ワイングラスを片手に自叙伝を書いているよ。笑

不誠実、極まりないですなあ。。。

75年の時間を巻き戻して、東京裁判からやり直すべきだと思っている。

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