2020年8月10日月曜日

【コロナ禍】「不要不急業界」と「必要不可欠業界」が鮮明化している。

まあ、今回のコロナ騒動の本質は、不要不急なモノやコトが消滅する事だと思っております。ただ、その動きがあまりにも急なので、世間は慌てております。

日経の記事です。⇒「会社はもつのか」ANA・JAL、窮地脱却へ奔走 

>「資金が続く限り、雇用は守る」。7月29日、ANAホールディングス(HD)は2020年4~6月期の最終損益が1088億円の赤字となったと発表した。四半期決算として最悪の水準だ。20年度の夏季賞与は前年比で半減した。経営トップが社員に直接雇用維持を強調することは、08年のリーマン・ショック時もなかった。


ボーナス半減というのはキツイですねえ。。。。ただ、航空業界は輸送業です。そうであるのに、例えば、キャビンアテンダント(CA)に、若く容姿端麗の女性を揃えて、ハイヒールとスカートで接客させる意味が昔から分からなかった。CAは保安要員であるのだから、LCCのCAの様なジーンズ&Tシャツどころか、工事作業員の様な「つなぎの作業着」とかを着用する方が合理的だし、若い女性である必要も実はない訳です。その意味で、現在のCAと言うのは、正に「不要不急不合理」です。残念ながら、こうした不合理なモノと言うのは、コロナ後の世界で最初に消え去ることでしょう。尚、航空業界に関しては、上記記事の中にも書いてあるが、JALとANAの国際線部門はそれぞれの会社から分離の上、統合して新会社となるしかないでしょうね。世界的に航空業界には激震が走っており、我が国が国際線2社を維持できるとは思えないです。

同様に、航空業界に限らず、新幹線の様な高速鉄道輸送や長距離バス運行なんかも不要不急へと分類されつつあります。私自身も去年はかなり、新幹線出張をしていたが、東京駅の新幹線ホームの異様な混雑は異常だった。あのバカ高い運賃を払って、丸一日使って移動すること自体が、「不要不急」なのかも知れません。

同様に、観光ホテル系(温泉旅館等)は既に壊滅しているが、ビジネス向けホテルも相当キツイ様です。「そもそも、ビジネス出張って必要なんですか?ネット会議で十分どころか、ネット会議の方が良いじゃないですか?」と言うロジックから始まっているので、「不要不急」に分類されつつあります。

それと、外食業界です。昨日、家族で、ファミレス型のステーキショップ(Big Boy)に行ったが、日曜日の夜にも関わらず、客がほぼゼロでした。あの巨大なフロアで客が数人しかいない訳で、恐怖を感じました。外食産業自体は必要な筈なのに、あの惨状であり、「不要不急」とされる居酒屋業界は正に壊滅状態となっている訳です。

それと対面営業を基本とする、生命保険営業や自動車販売営業等もこうなってくると、「不要不急」となって来ております。

一方で、今の日本に「必要不可欠」とされている業界は、例えば、医療、介護、保育、建設等であるが、この辺の業界は、圧倒的な人手不足が続いております。

コロナ禍を契機としては、「不要不急業界」と「必要不可欠業界」が鮮明になって来ており、急速な産業構造の変化が起きつつあります。この辺を理解した上で、ビジネスパーソンは、キャリア形成や株式投資をすべきなんでしょうなあ。。。

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