2020年6月26日金曜日

今週は、限界を超える忙しさでした。(長文です。)

仕事の話です。
あるプロジェクトの責任者をやっており、半年くらい前から、色々と準備しておりました。
パートナー会社の選定と交渉、チームビルディング、役割調整、そしてプロポーザル書類をある国際機関に提出と言うプロセスで進めておりました。

最終プロポーザル書類の提出が、今週だったので、2週間くらい前から、土日返上で最終提出書類を書いておりました。
先週金曜日位の段階で、大枠の文書骨格が決まり、先週末は自宅でそれを書いておりました。

月曜日の昼過ぎの段階で、自分的には85点の出来まで上がっていたので、日本時間木曜日早朝の提出には十分に間に合う感じでした。
月曜日の昼の段階で、複数のパートナー会社と最終確認をして、記載内容はほぼ確定しました。
この時点で、「後は、単語を置き換えたり、文書のインデントを揃えたりして、文書の精度を上げるかだな。」と考えており、結構、余裕がありました。

さて、月曜日夕方になって、あるパートナー企業の複数のPJメンバーから、呼び出しを受けました。
その企業では、それなりに地位の高い人達です。

メンバーA 「お疲れ様です。凄い勢いで、書類を纏めておりますね。」

貴公子 「いえいえ。ご協力のお陰です。文書内容もあんな感じで固まっており、今は、改訂段階を終え推敲段階です。もう少しですので、頑張りましょう! ところで、今日はどうしたのですか?」

メンバーB 「頂いた資料を改めて読んだのですが、例えば、弊社担当部分のここの記述ですけど、どういう意味になりますか?」

貴公子 「ここに関しては、表現が断定的過ぎですかねえ。では、もう少し、抽象的なニュアンスの単語に置き換えましょうか?」

メンバーB 「なるほど、それならOkです。ところで、こっちはどうですか?」

貴公子 「ここはこのままで良いんじゃないですか? 勿論、最適な記載ではないですが、間違いでも嘘でもなく、正直な我々の現時点の認識を書いているので、ここを変えたら、変な事になりますよ。」

メンバーA 「うーん。でもねえ。これでは、ちょっと我々の役割が強く出過ぎではないですか?」

貴公子 「またまた(笑)。強い役割でこのプロジェクトを主導してください。勿論、我々も最大限の協力をします。」

メンバー B 「そうは言っても、弊社にも他の仕事があるし。中々、難しいなあ。」

貴公子 「あの~! 私もまだ提出書類が出来上がっておらず、忙しいですが、何がこの会議のテーマなのですか? こうした文書推敲レベルの話なら、メールで十分じゃないですか? どうして、直接の面会を希望されたのですか?」(この辺から、イラついてきました。)

メンバーA 「頑張って頂いているのに申し訳ないですが、ちょっと我々には荷が重くなってきたんんです。弊社リソースの問題もあるし。。。」

貴公子 「荷が重い? やりたくなくなったと言う事ですか?」

メンバーB 「個人的にはとてもやりたいです。そこは信じてください。ただ、準備が十分に取れない中で、安請け合いをして、結果として、貴公子さんに御迷惑をかけるかもと思うと、少し怖くて。」

貴公子 「今更、何を言っているんですか? 大体、俺の評判なんて、既に十分に低いんだから、これ以上は落ちようもない。予定通り、進めてください。」

メンバーA 「まあ、そんなに熱くならないでください。中途半端な仕事をすれば、貴公子さんどころか、弊社の会社の評判まで落とすのが怖いのです。」

貴公子 「会社の評判を落とす様な仕事しかできないと言う事ですか? 今更、何を言っているんですか? 締め切りは、木曜日ですよ。」

メンバーB 「実は、既に弊社の担当役員にまで報告して、弊社は抜けることにしました。ただ、それでは貴公子さんにあまりに申し訳ないから、こうして、礼を尽くして、御説明しているのです。」

貴公子 「役員にまで裏から手を回しといて、礼を尽くすとは、上手い事を言いますね。今更、大迷惑だよ。要は、失敗するのが怖いってことでしょう? それって、『女に振られるのが怖いから、告白しません』って言っているのと同じに見えますがね。」

メンバーA 「兎に角、御迷惑をお掛けしました。また、次回、もう少し弊社の準備が整った時に、もう一度、やらせて欲しい。個人的には、やりたいのです。」

貴公子 「次回は絶対にないと、この場で断言します。2度と貴社には頼まない。これ以上の議論は無駄だから、この会議もここまでにしましょう。」

と言う事件が起きたのが、月曜日の夕方です。
さて、ここからが大変でした。
まず、そのドタキャン会社の代わりを、貴公子のあらゆるコネを使って探すところから開始です。この時点で、既に月曜日夜です。

別のパートナー企業の伝手を使い、別の外注先を特定したのが月曜日深夜。
月曜夜は徹夜で説得資料を作成し、火曜日早朝から、その会社に至急コンタクトを取り、説得して、プロジェクト参加に合意してもらったのが、火曜日夕方。
パートナーが変わったので、当然書類も書き換える必要があり、火曜日夕方から、ほぼ完成していた書類の大幅改訂を開始し、水曜日早朝にほぼ大枠完成。(この時点で、2日連続徹夜。)
水曜日早朝に2時間位の仮眠を取り、水曜日朝から、新パートナーと断続的にeMtgを持ちながら、文書の詳細を詰めて、一応完成したのが、木曜日深夜2時。
深夜2時から、再度、文書の推敲を進めて、これでいけるでしょう!と言うレベルに達したのが、木曜日朝6時。
1時間だけ仮眠して、木曜日朝7時から、他のプロジェクト参加企業と最終の文書内容確認をeMTGで実施。
すべての書類が整ったのが、木曜日午前10時過ぎ。
締切時間が迫っており、提出締切の現地時間を気にしながら、書類送信したのは、日本時間午前10時半。
正にギリギリでの書類提出でした。

結局、月曜日朝から木曜日昼前まで、ほぼ3日間、殆ど睡眠ゼロでした。
今週は、ずっと自宅でリモートワークをしていたのですが、資料を提出した後、まだ昼前だけど、無性にビールが飲みたくなり、冷蔵庫を覗いたのですが、不幸な事に切らしてました。笑
ただ、飲まないと興奮している頭が休まりそうもないので、棚に転がっていた度数の高い、ウイスキーをロックで流し込み、そのまま泥の様に寝て、目覚めたのは夕方でした。

兎に角、最終的には何とかしました。
今の会社に入ってからは、基本的に気楽に仕事をしていたのですが、今回は久しぶりに頑張りました。
疲れたけど、充実感も感じております。
まあ、今週末はゆっくりします!

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