2020年5月6日水曜日

【書評】 金融ダークサイド(菅原潮)

元山口組組長で、現国際投資家の猫組長(菅原潮)の「金融ダークサイド」を、Kindleで読み終えました。



率直に面白かった。
マネーロンダリングの部分も、歴史背景を踏まえながら、非常に分かりやすく書かれていたと思う。
マネロンに関しては、国際金融の教科書には必ず記載されているが、そもそもマネロンの経験がない人が書いているので、迫力もないし、分かりにくい。
しかし、この本では、著者自身が当事者なので、手に汗握る迫力である。
同様に、仕手戦の話も非常に分かりやすかった。

そこ以外にも、いくつかの点で、この本から刺激を受けたので記載します。
① やはり、積極的に攻めないと人生は面白くない。
② カネ余りの時代と良く言われているが、その通りで、投資先を求めて、世界中をカネが飛び交っている事に改めて気づかされた。
③ グローバルな新規ビジネスを手掛けている身としては、やはり日本マネーに期待するのはダメだと痛感した。(100%の安全はこの世にありえないのに、日本企業はリスクを恐れ過ぎる。)
④ 著者の菅原潮氏は60歳近いが、今でも、エネルギッシュであり、素直に尊敬する。エネルギッシュな男はやはりカッコいい。

200ページちょっとの本だし、文章も平易なので、さっと読める本です。
お勧めです。

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