2019年6月3日月曜日

【教育論】 哀愁を感じる。

週明け月曜日で、忙しい筈ですが、下の子供(ゼロ歳児)が風邪を引いたので、貴公子も会社を休んで、自宅におります。
とは言いつつも、午前中は、どうしても参加しないといけない会議が2つあったので、e-mtgで参加したし、子供を病院に連れて行ったり、とても忙しかったですね。

一方で、午後は子供も寝たし、暇になりました。(夕方以降は、また忙しかったけど。)
そんな訳で、午後はテレビのワイドショーを眺めていたのですが、下記の事件は哀愁を感じます。
元農水次官、川崎殺傷念頭に「長男も危害加えるかも」

元農林水産省次官で、駐チェコ大使でもあった方が、長男への殺人罪で逮捕です。
(以下引用)
==========
東京都練馬区の自宅で長男を刺したとして殺人未遂容疑で逮捕された元農林水産事務次官の熊沢英昭容疑者(76)が、調べに「川崎市の児童殺傷事件が頭に浮かんだ。(死亡した長男が)他人に危害を加えてはいけないと思った」という趣旨の供述をしていることが3日、捜査関係者への取材で分かった。
==========

まあ、冷静で知的、かつ仕事もバリバリこなしていた方が、人生の最晩年で大きな「転落をした」とは言えるでしょう。
テレビでも賛否両論があって、如何にも子育て経験も無さそうな自称知識人が、「行政に頼るとかの手段もあったはずだ。最低最悪なバカな選択をしたものだ。」と批判しておりました。

ただ、貴公子は、彼の気持ちが良くわかる。
子育てと言うのは、命を懸けてやるもので、彼はすべての名声を投げうって、自分の子育ての責任を彼なりに取った訳です。
勿論、法律上は、殺人罪であり、罪も重いものになるのでしょうが、道義的あるいは教育論的に、親としての責任を人生の最晩年で果たしたのだと思う。(愚かな選択と非難されるのも覚悟の上で。)

その意味に於いて、非常な哀愁を感じます。
報道によれば、長男が中学生のころから、家庭内暴力を受けていたとの事であり、世間的な「出世」とは裏腹に、かなり辛かった人生であったと思う。
罪を償った上で、社会復帰し、こうした問題に取り組んでもらいたいと思う貴公子は、甘すぎるのであろうか?

0 件のコメント:

コメントを投稿