2018年8月7日火曜日

ビジネス界の無常観に浸る!

今日の日経に、こんな記事があります。→ 日本を捨てる 脱ムラ社会で起業

>国を捨て海外で事業を始める起業家が増えている。
>加藤氏が感じるのは世界との圧倒的なスピード感の差だ。
>「世界は第4次、そして第5次産業革命へと貪欲に突き進む。日本はまずゆっくり
>モデルを作って世界へ輸出する発想。これでは世界について行けない」

ここで出てくる加藤氏と言うのは、連続起業家として有名な人です。
数年前にロボット開発会社をGoogleに売却し、億万長者となり、その後、米国でIT企業を起業し、その会社を今度は、栗田工業に40億円で持ち株の半分を売却しました。

売却に関する日経の記事です。(2018/05/30

同日の栗田工業のプレスリリースです。

Fracta社が開発したソフトウエアサービスは、蓄積した水道管の過去破損データと、
>様々な劣化原因を組み合わせ、1000以上の項目の相関を分析するアルゴリズム
>によって、水道管の破損確率や最適な交換時期を、高精度かつ短時間で導き出す
>ことができ、更新に伴う設備投資やメンテナンス費用の大幅削減を可能にします。
>今回の出資により、同社では事業拡大に向けた営業体制やソフトウエアの機能強化
>に向けた開発体制を拡充し、米国全土での市場展開を加速していくことで、5年後に
>売上高30百万ドル以上の事業規模を目指します。

因みに、加藤氏の話は、ここにも連載されてます。
→ https://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/042100034/042100002/?P=1

兎に角、凄い人ですね。
まあ最近は、他の人の話を聞いて、感心ばかりしてます。。。。。

一方で、こんな記事もあります。
→ 大塚家具が3期連続赤字、現預金10億円に減

>経営不振が続く大塚家具の2018年12月期決算(単体)の最終利益が、数十億円の
>赤字(前期は72億円の赤字)となる見通しであることが7日、わかった。
>16年12月期から3期連続で最終赤字となる。

こちらは、明日にでも、倒産しそうな勢いですなあ。
ビジネス界の栄枯盛衰は今に始まった話ではないけれど、グローバルな加藤氏と、「かぐや姫」とか呼ばれて、ふざけていた大塚久美子社長との力量の差は歴然ですね。

凄い勢いで、ビジネス界は動いておりますね。
正に鴨長明の方丈記の世界です。
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。」

そうですね。
「久しくとどまりたるためしなし。」
胸に響きます。


  


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