2017年8月14日月曜日

我が国は先の戦争について、近隣諸国に、明確に謝罪すべきだ。

保守本流を自認する私ですが、日本の国家100年の計として、今こそ強く進言したい。
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毎年、この時期は太平洋戦争関係のテレビ番組が多いが、今年のNHKはかなり力を入れておりますね。。
NHKスペシャルが4夜連続で、戦争の特集をやっております。

初日が東京大空襲、2日目が731部隊、3日目の本日が樺太地上戦、明日の夜はインパール作戦です。
特に、昨夜の731部隊の話は、私が知らない事ばかりだったし、深く考えさせられる内容だった。
まあ、規模の差はあるにせよ、ナチスドイツのユダヤ人虐殺に近い様なことを、帝国陸軍が満州でやっていたとの内容で、今まで「噂」の域を出なかった731部隊の実態をよく調べたと思う。
そして、この事実を、NHKが放送したと言う意義は大きいと思う。

今まで、我が国の戦争報道は、「庶民は苦労した。」、「我が国民も被害者だ。」、「広島とか長崎に投下された原爆は非人道的だ。」と言うアングルであり、それはそれで正しい見方だと思うが、731部隊に関しては、我が国の明らかな戦争犯罪である。
この事を戦後72年経って、正面から見つめる事は、我が国が真にあの戦争の総括をする為の第一歩になると思う。

今、存命中の日本人は、あの戦争に対して、何ら直接的な責任はない。
だからこそ、冷静な頭で、あの戦争を総括できるし、近隣諸国に対しても、謝罪すべきはしっかり謝罪すべきだと思う。
前のブログでも書いたが、我が国は近隣諸国に対して、しっかりと謝罪していないと思う。

謝罪していないからこそ、近隣諸国の恨みも消えない。
産経新聞の記事 → ソウルで慰安婦像乗せた路線バスの運行開始 強化プラスチック製 座席に固定

今こそ、安部首相が、国家を代表して、近隣諸国の国民に向けて、しっかりと謝罪すべきだ。
もちろん、それで近隣諸国の国民が許すか許さないかは分からないが、それは先方の事情であり、我が国がコントロールできる問題ではないので、止むを得ない。
我が国ができることは、首相がきっちりと謝ることだけである。

それに、日本国民の一人として、「謝るべきを謝らない態度」は、正直、見苦しい。
国民精神衛生上もよろしくない。
ベトナム戦争を謝罪しない米国が自己崩壊している様に、我が国も今こそ、謝罪しないと国家が自壊すると思っている。

今こそ、潔く、誠実に謝罪して、近隣諸国の許しを請うべきだ。
そうすれば、ゼロとはならないまでも、近隣諸国との歴史的な軋轢は大方消えるはずであると考えるのは、ナイーブ過ぎるのであろうか?

安部首相のセコサとガキっぽさは大嫌いであるし、安部に期待するだけバカっぽいとも思うが、それでも首相であることは事実だから、あえて言う!
我が国の今後100年の計を考え、安部首相は、今こそ、しっかりと近隣諸国に謝罪すべきである。

このタイミングで謝らないと、100年経っても、近隣諸国の反発は収まらないと思う。
謝罪こそが、国家100年の計であると思う。
そう言えば、日本国憲法前文にも以下の記載があったなあ。
名誉ある地位を得たいなら、まず謝罪だ。
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われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。
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最後に強調したいが、真の保守主義者とは、いついかなる時も、「我が国は正しかった。」と強弁する人間ではない。
保守主義者は、主張するところはしっかり主張するが、謝罪すべきことはしっかり謝罪できる人間だと思っている。
謝罪から逃げ回るのは、真の保守主義者ではない。

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