2017年6月11日日曜日

新技術は常に過小評価されます。

Ethereum(ETH)が特に顕著ですが、仮想通貨全体が暴騰しております。

1987年に、後にノーベル経済学賞を受賞したRobert Solowが、ITテクノロジーにつにて下記の様に述べました。
"You can see the computer age everywhere but in the productivity statistics."
要は、「ITは流行っているが、ビジネス的には意味がない。」との事です。

勿論、その後のIT革命で、社会全体が変わりました。
IT革命に乗り遅れた日本は、その経済的地位を急速に失ったし、ITを上手く取り込んだ途上国企業は、日本企業を凌駕し、国際競争で勝ち続けております。

要は、いつの時代もそうであるが、新技術は常に過小評価されます。
飛行機が出た時もそうでした。
「あんなモンは役に立たない」と考えた日本の軍部は、その軍事応用に遅れ、結果としてその後の大戦で航空戦力で圧倒する米国に惨敗しました。

カメラフィルムに執着したKodakは数年前に倒産したし、我が国の電話交換機メーカーはIP Telephonyのトレンドを完全に見誤り、ほぼ消滅しました。
今は、電気自動車に乗り遅れた、我が国の自動車メーカーの存亡が危ぶまれ始めております。
何しろ、トヨタも数年前まで、電気自動車をセセラ笑っておりましたからねえ。。。
(ただ、水素社会は来ないと思ってはおりますが。)

さて、暗号通貨(仮想通貨)です。
暗号通貨も、過小評価されている新技術なのかも知れません。
下記を見れば分かるように、ここ2か月弱だけでも、Ethereum(ETH)は、7千円から、4万円近くまで上昇し、Bitcoinも14万円台だったものが、32万円超えとなっております。(因みに、ETHは一年前に700円でした。つまり、一年で50倍強です。)
暗号通貨の爆発力は、IT技術出現時のそれを上回っておりますね。

さて、暗号通貨に関する講演を月末にやるので、その資料を作成中です。
Audienceは、技術系の人ではないので、内容を熟慮中ですが、「新技術は、常に過小評価される。」と言う面を押し出しながら、IT技術の進化を引き合いに出しながらの組み立て方をしようと思います。

6/11相場
5/30相場

4/28相場

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