2016年1月29日金曜日

元一流投資銀行員との会話で刺激を受ける。

元スター投資銀行員で、貴公子よりも若いキレ者氏と、あるセミナーで知り合い、その後、場所を移してかなり長い間、サシで話し込んでおりました。

貴公子 「なんで有名投資銀行でファンドマネージャーやっていた人が、40を過ぎて、全く門外漢のITに首を突っ込んで、会社までつくったのですか? 凄く興味あります。」

元投資銀行員  「よくそう聞かれるんだけど、IT技術(特にFintech)に興味を持ったからしょうがない。ただ、それだけですよ。」

貴公子 「でも、ITの世界はそれはそれで深いし、中々、大変だと思いますが。。。」

元投資銀行員  「興味を持ったからしょうがないですよねえ。年を取ってからだから、気恥ずかしくもあるんだけど。ただ、それだけ魅了されたと言う事です。」

貴公子 「妻子もあるのに、よくやりましたねえ。私なら怖くて出来ないです。因みに、会社の業績はどうですか???」

元投資銀行員 「起業して半年程度だけど、先月やっと10万円位の売り上げがたった。経済的にはとても厳しい。まあ、想定内ですけど。」

貴公子 「失礼だけど、投資銀行時代の年収はいくらでした?」

元投資銀行員 「最高で年収は1億円近く行ったことはある。でもカネの問題じゃない。私にとっては、ファンドマネージャーの仕事には金銭的な魅力以外は感じなかった。カネは大切だが、もっとも価値のあるモノではない。」

貴公子 「分かる様な気もします。心を決めて、カネ儲けに徹し、新宿で闇金でも開業すれば、1億円プレーヤーだってなれる。だけど、ある種の人は、それを拒絶する。そういう人は、カネよりもエキサイトメントを求める。その意味では、私もあなとと同じです。」

元投資銀行員 「その通りですね。カネ儲けなんて、ある意味、簡単過ぎる。面白くないし、エキサイトメントもない。世界を救うのは、テクノロジーだと遅ればせながら気づいた。」

貴公子 「『カネ儲けは簡単すぎる。』ですか。凄い思想ですねえ。」

こんな風な会話でした。
中々、凄味がある方でした。
「カネ儲けは簡単すぎて、面白くない。」との発言に、同意します。
その意味で、「カネで買えないモノはない。」とかをいつも叫んでいたホリエモンには、今でも全く賛同しません。

「やっぱりテクノロジーだねえ。」とか考えながら帰宅中に、CNNのサイトで面白い記事を見つけました。
マッハ24で飛び、New YorkとLondonを11分で結ぶ飛行機をドイツの企業が開発中との事です。
これです。→ The Antipode: Flying from New York to London in 11 minutes

長時間のフライトは、人間に苦痛を与えるのは確かな訳で、「テクノロジーこそが人間を苦痛から解放する。」と信じている貴公子には、元投資銀行員の話と同様に、エキサイトメントを感じる話です。

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