2016年1月23日土曜日

貴公子は、中本哲史です。

Bitcoinの理論は、2009年に、Satoshi Nakamoto(中本哲史) と名乗る人物が、インターネット上で公開したのが始まりでした。
たった9ページの論文であるが、IT業界に留まらず、世界のビジネス界に大きな影響を与えました。

中本論文の凄い所は、国家や中央銀行と言った集権的権威機関の保証が無くては成立しえないと長年、考えられてきた物理通貨に代わって、コンピューターシステムが国際的に通用する通貨を発行し、それを自動管理できる事を証明したことです。
中本氏の論文はこちら。 → Bitcoin:A Peer-to-Peer Electronic Cash System

因みに、中本哲史と言うのはペンネームです。
2009年以降、誰が中本哲史なのか? と言う事に関しては、色々な憶測記事が出ておりますが、未だ正体不明です。
(日本風な名前ですが、勿論、日本人なのかどうかなんて誰も分かりません。ただ、日本では、Satoshi Nakamotoは、「中本哲史」と昔から表記されております。)

氏は、上記のたった9ページの論文を書いた後、一切、表には出てきません。
完璧で穴が無い理論であり、中本氏の正体は、とても気になりますね。
個人的には、ノーベル経済学賞を10個位は取得するにふさわしい人物ですが、中本氏は実は、どこかの国家の研究機関なのか、あるいは世に全く知られていない天才なのか、あるいは人工知能そのものなのかさえも分かっておりません。

と言う訳で、そんな氏に代わり、Bitcoinの現在の運用は、数名のExpertからなるBitcoin Coreと言われる技術チームが行っております。

話は逸れますが、そのBitcoin Coreの中でも有力な技術者であるMike Hearn氏が、「Bitcoinは失敗だった。」との捨て台詞を投げ、プロジェクトから離脱しました。
Mike Hearn氏の今月15日付のブログはこちら。→ Mike Hearn: Bitcoin Farewell Post Was No 'Banker Conspiracy'
長い記事で、読むのに1時間以上掛かりましたが、率直に言って、組織に対する愚痴にしか見えなかったですねえ。。。

話を戻します。
Bitcoin理論は、通貨の発行管理における中央集権機関不要説を唱えているので、アナーキスト的な思想と捉えられる事がありますが、貴公子はこのたった9ページで述べられた各種技術は、産業革命に匹敵するインパクトを持っていると思っております。

発行から6年経った、この9ページの論文に関して、未だに世界中のIT技術者が「あ~でもない、こ~でもない。」と議論をしており、正に百華繚乱状態です。

もちろん、貴公子が理解していることは、極僅かですが、ただ、それでも貴公子は中本理論を信じており、貴公子の解釈では、社会構造を変える革命技術だと思っております。
リアルな人間として、実在するのかどうかも不明ですが、中本氏の思想を信じて、それを実装してゆく人は、皆が中本哲史だと思っております。

有名なKennedy大統領の1963年のBerlinでのスピーチの結びです。

All free men, wherever they may live, are citizens of Berlin, and, therefore, as a free man, I take pride in the words "Ich bin ein Berliner!"

同じ意味で、貴公子は中本哲史です。
Block Chain技術の実装を目指して、頑張ります!






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