2013年9月3日火曜日

【USCPA】総括vol.4) Non-nativeにとって、6割は英語の試験だ!

9月に入っても、アクセス数は、衰えておりませんねえ。。。
有難うございます。
多くの方(合格者の方、受験中の方の両方)から、コメントを頂きます。

今まで、独学でやっていたので、他のnon-native English Speakerの方の状況が分からなかったのですが、意見交換をしている内に、多少、分かって参りました。
(native English Speakerの状況は、another71のサイトから入手しておりましたが。)

分かってきたのは、やはり、日本人(non-native English Speaker)は、BECとAUDを苦手としている。これは、ほぼ確定的とさえ言えるのではないか?

2012年10月9日付の記事でも書いたが、AUDに限らず、この試験は、non-nativeにとっては、6割が英語の試験だと思う。
この記事です。→ 【USCPA】AUDは、やはり英語の試験だ!

(上記の記事からの抜粋)
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例えば、下記の様なMC問題や記述が、AUDではあります。
どれも、短い英文ですが、英語Native独特、あるいは「監査英語」独特の言い回しで、中々、理解がキツイですねえ。

1) To which of the following matters would materiality limits not apply when obtaing written client representation ?

Ansewer : Irregulation involving management

2) The scope of an audit is not restricted when an attorney's response to an auditor as a result of a client's letter of audit inquiry limits the response to Matters to which the attorney has given substantive attention in the form of legal representation.

3)When issuing an unqualified opinion, the auditor who evaluates the audit findings should be satisfied that the estimate of the total likely misstatement is less than a material amount.

4)If a client makes a change in accounting principal that is inseparable from the effect of a change in estimate, this material event should be handled in the accounting records as a change in estimate and the auditor would report a consistency exception.
どの英文も一見しただけでは、意味が取れませんでした。(汗;;)
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今、読んでも、上記のAUDの英文は、ツライですね。。。。

貴公子も含め、みんな忘れがちだが、そもそもNASBAが想定している受験層は、「英語を母国語とする人で、会計大学院を卒業した人」です。

従って、non-nativeが立ち向かうためには、会計知識以前に、英語能力が必要とされますね。
受験に夢中になっていると、つい忘れてしまいますが、これが大前提だと思う。

この差のデカさは、貴公子の様な国際ビジネスマンには、良く分かります。
ある国際プロジェクトで、A4サイズ1枚程度の英文の説明文が、Project Memebers全員に同時に配られて、それに基づいて、議論する事がありました。
A4サイズ1枚にぎっしりの英文でした。

配られた瞬間から、真面目に読み出したのですが、1/3も読み切っていない内に、Native English Spearkers達は、余裕で読み終わって、ぺらぺらと議論を始めておりました。
要は、読むスピードが違う!

例えば、我々が、日経の1面を読むのならば、非常にリラックスした状態でも、5分も斜め読みすれば、大体、精確に意味を取ることができます。
一方で、我々が、Wall Street JournalやNew York Timesの一面を、それなりにキチンと読もうとすれば、1時間は掛かります。

この試験の肝は、ここでしょうね。
受験終了間際になってから、気が付きましたがねえ。。。(笑)

FARの様に、英文と言うか、英語の箇条書き程度レベルで出題される科目なら、non-nativeは、英語力の不足を誤魔化すことが出来る。
だから、日本人は、FARを得意としている。

「別に、日本人は、数字が得意だから、FARが得意なのではなく、英語力不足を誤魔化すことができるから、FARでは、馬脚が出ないだけ。」と言う、耳の痛いHard Factに、BECやAUDで苦労しまくった、受験後半に初めて気が付きました。

特に、試験時間が短く、Written Communicationも出題される、BECがnon-nativeには、最大の鬼門でしょうね。
その証拠に、another71のサイトで、native speakerの遣り取りを眺めていると、彼らが、BECやAUDで悩んでいる様子は、全くありませんね。(彼らは、なぜかREGで困っている様ですが。。。)

英語を母国語とするnativeならば、速読力で、BECやAUDは、薙ぎ倒せるのでしょうね。

以上、英語力と言う局面から、USCPA試験を分析しました。
一方で、日本のどの予備校も、広告で、必要最低限の英語力には殆ど触れておりません。
「それを言ったら、お客様(学生の事、あるいはカモ)が集まらない。」と言う事を知っているから、あえて触れないのでしょうね。
きっと。。。。

振り返って、貴公子の場合ですが、端的に言って、「英語で苦労したし、同時に救われもした。」と言えるでしょうね。
貴公子は、英検1級で、TOEIC970ですが、この程度の英語力では、インテリのnative English Speakerに、到底、伍して行く事ができません。
その意味で、英語では、とても苦労した。

ただ、同時に、全くダメでもないので、BEC1科目に1000時間以上の時間を投入するという、ど根性で、鬼門を、何とかクリアできた。
「試験を何とかPASSする程度の最低限の英語力は、あった!」と信じたい。
その意味で、英語力に救われた面もあったと思う。

最後になりましたが、米国受験生の中では有名な、Roger Schoolと提携している、「オフィス アメリカ」と言う会社のサイトが、真面目に、この試験の事を紹介していると思うので、下記に列記します。
http://www.applycpa.com/USCPAINFO.html

>結果を出すには、特に“英語で読む力”が必要となります。

>アメリカの試験です。英語で勉強することをお勧めします。

>英語で勉強することは慣れるまで大変かもしれません。ただ、アメリカの人のために>作られた試験ということを忘れないで下さい。

至極、もっともな内容で、言われるまでも無い事の筈ですが、貴公子も含め、結構、忘れている事実でもあると思います。
これから、受験をする人のご参考になれば!!!!

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