2013年7月2日火曜日

トップの姿勢だけがすべてではないが、最重要だとは思う。

日経には、底の浅い分析記事や、煽り記事(所謂、ポジショントーク)も多く、油断できないが(笑)、
久しぶりに、ジャーナリズムらしい、いい記事に出会った。(笑)
日経よ、やればできるじゃないか!(笑)
こういう記事を書くんなら、購読を継続するのも、やぶさかではありませんねえ。。。
今日の日経電子版に出ていた記事です。

パナソニック、「津賀改革」阻む内なる壁  
サムスンの視線は、出資先のシャープだけ向いているわけではない。世界のライバルたちは、
>別次元のスケールとスピードで動いている。
>そのうねりは、パナソニックすらのみ込みかねないほど激しく、大きい。
>もう立ち止まってはいられない。津賀は株主総会から一夜明けた6月27日、
>社員向けのメッセージにこう記した。 「結果が出せなければ、口で何を言っても無意味である」

一応、貴公子は、パナソニックの株主でもあるので、興味を持って、記事を読んだが、確かに、驚く程のスピードで、この会社はダメになりましたねえ。
プラズマテレビの失敗が象徴的だったと思うが、兎に角、トップの判断がズレ過ぎていたと思う。
いまや、世界のパナソニックでも松下でもなく、記事にも書いてある様に、サムソンの下請けを必死に狙う、OEM企業となりつつありますねえ。

今の津賀社長は、記事に書いてある様に、コストカットを徹底することの出来る意思の強い男なのであろうが、肝心の利益を生み出す為の具体案が、全く見えませんねえ。。。
かつて、コストカッターの異名を取った、日産のカルロス・ゴーン社長は、日産をV字回復させたが、
それでも、あの時の日産には、「技術的には、世界有数のレベルの性能を誇る車を作る、一流メーカー」と言う、発展の為の担保があった。一方のパナには、その担保が有るのでしょうかねえ。。。
結構、パナは厳しい情勢ですね。
明るい話題がありませんからね。

まあ、現社長は兎も角、直近のここ10年位の社長の質が、低過ぎたのが、悔やまれます。
とは言いつつも、選んだのは、パナの社員なのであり、自業自得ですがね。
「上がダメだと、中間以下は腐る。」と言う典型例として、10年後の経営学の本に載りそうな事例だと思います。
貴公子が、持っている株はどうしましょうかねえ。。。(笑)

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