2013年3月31日日曜日

街は、人工的には作りえない!

半年間のマンション探しの過程に於いては、都心部に限らず、東京近郊の住宅地もいくつかは見て回りました。
その内の一つが、千葉県の海浜幕張エリア。

東京までは、京葉線で直通30分なので、まあ、通勤圏かと思い、ある日の週末、当地を訪問し、
現地の不動産会社に、いくつかの物件を見せてもらいました。
この時、物件自体は、悪いとは思わなかったのですが、異様な違和感を感じたのは事実です。

その時は、この気味の悪さが理解できなかったのですが、要は、「人気が無さすぎ!」と言う事に、家に帰ってから、気が付きました。
そんな中ですが、つい最近、当地について書かれていた、ブログ記事を発見しました。
これです。 → http://blog.livedoor.jp/taipon777/archives/7766630.html
記事では、「ゴーストタウン」と書かれております。

確かに、誇張ではなく、天気の良い休日の昼下がりで、あの人気の無さは異常だと思った。
異様な安さの新築物件に心が惹かれたのも事実だが、あの街は、街づくりに失敗しましたねえ。

そう思っていたら、つい先日、日経電子版に、海浜幕張の特集記事まで組まれていましたねえ。

>オフィスビルや高層マンションが立ち並ぶ幕張新都心。一見華やかだが、よくみると様々
>な事業が頓挫しかけている。高度なインフラを整えても、増えない利用者に悩まされる。
>91年に稼働した「ゴミ空気輸送システム」事業もきしんでいる。
>洗練されたデザインのマンションが立ち並ぶ「幕張ベイタウン」(千葉市美浜区)。
>おしゃれな石畳の歩道、電線の地中化など美しい景観を意識して開発された。
>家庭ごみは地下パイプの空気の流れで自動的に送る「空気輸送システム」で収集し、
>ごみ集積所や収集車を必要としない。
>1995年の入居開始以来「住みたい街」として人気の高いベイタウン。ところが今、
>景観や住環境を揺るがしかねない事態が起きている。
>行政が財政難のため、高水準のインフラの運営が難しくなってきたのだ。

筑波学園都市、多摩ニュータウン、大宮新都心、埼玉の志木ニュータウンとかもそうだが、街は人工的には作りえないと言う事かも知れません。
それと、郊外の大規模開発と言うのが、人口減少期を迎えた我が国では、時代遅れなのかもしれませんねえ。

マンション探しで、重きを置いたのは、「数年後に、それなりの値段で、売れるか否か?」だけです。
「値段が、数年後に1割とか2割、下がるのは、まあしょうがない。ただ、幾ら値段を下げても売れないというのは、最悪!」と考えて、マンション選びをしました。
そうすると、貴公子の場合は、必然的に、都心部になってしまいましたが。

兎に角、海浜幕張は、ちょっと酷いですね。
20年数年前のバブル期に、大開発されたエリアだが、今頃になって、バブル崩壊の影響が、出始めてしまいましたねえ。
千葉市は、あの街を、どうするつもりだろうか???

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