2012年8月31日金曜日

幼児化する日本!


週刊新潮の今週号の目次です。

http://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/newest/

>テレビも新聞も雑誌も御用メディアになり下がった!
>誰も批判しないAKB48「前田敦子」卒業バカ騒ぎ

全く、その通りですね。
最近の我が国は、幼児化しておりますね。

2~3ヶ月前ですが、久しぶりに早く帰宅し、ゴールデンタイムに何となく、普段は見ない日本の民放テレビを付けていたら、「AKB総選挙LIVE」とか言って、2時間もアイドルグループの内輪受けゲームを、垂れ流していた。(フジテレビでした。)
目を疑いましたねえ。

更に、衝撃的だったのが、翌日の主要紙(日経も含めた)の見出し記事が、「AKB総選挙では、○○が一位だった。」とかを、まじめに記事にしていた事。
別に、「国際政治や経済と言った時事問題のみを、常に報道すべきだ。」なんて余裕の無いことは言いませんが、あまりにも、低レベルと言うか、幼稚すぎる。
こんなアイドル話は、ワイドショーの芸能コーナーで、ダイジェストで流す様なシロモノだし、スポーツ新聞の芸能欄で、軽く触れる様なことだ。

一言、断っておきますが、アイドルの存在自身を否定している訳では勿論、ありません。
私の世代では、子供のころは、ピンクレディー、その後、松田聖子、オニャン子クラブ等のアイドルは常に存在していたし、彼らは、小中学生にとって、本当にアイドルであった。
しかし、高校生位になってから、周りで話題になる事もなくなり、大学生になってからは、貴公子も含めて、周りは完全に無関心になりましたねえ。
勿論、マスコミも芸能ニュースとか、芸能系週刊誌、スポーツ新聞以外は、一切、アイドルの話を俎上に載せませんでした。

誤解を恐れずに言えば、アイドルと言うのは、その程度の存在です。
現在のAKBブームは、その意味で狂っている。
大人の世界では、せいぜい、「この前、テレビをつけていたら、AKBとか言うアイドルグループが歌を歌ってたけど、元気一杯で、良かったなあ。。。。」程度の話でしかるべきの筈です。
大の大人が、「僕は、今回のAKB総選挙では、○○ちゃんに入れました。」とテレビで堂々と、くっちゃべっているは、どうみても異常だし、気持ち悪いと言っても良いと思う。

思想漫画家で小林よしのりと言う人がおります。
我々の世代から下は、小林氏が十数年前に描いた代表作、「戦争論」に衝撃を受けました世代です。
貴公子も、当時、勿論読んで、彼の主張に対しては、賛同する所も、「ちょっと違うのでは?」と思うところもあったが、一方で、認めざるを得なかったのは、「小林氏は、精密に資料分析をし、自分の意見を、タブーとされている事象に対して、堂々と主張した」と言うことです。

その意味で、良くも悪くも、気に掛けていた人物ではあるが、最近、還暦近い彼が、AKBの事ばかり話題に上げております。
「わしは、あっちゃんのファンだ。」とか、「AKBの優子ちゃんと会って、感動した。」とか、「評論家の××氏と、AKBに関する座談会をした。」とかの馬鹿話を永遠と、思想漫画やブログでやっております。

曰く、「AKBは、日本の伝統文化の象徴で、AKBを理解できない奴は、日本人の心がない。」との事の様です。情けなくなると言うか、気色悪く感じるし、「この程度の人物だったのかあ!」と残念にも思います。


小林よしのりさん!
戦争問題、天皇制、沖縄問題と言った、非常にハードな問題に、ある意味、真正面から
ぶつかっている貴方が、突然、どうしたのですか??
一方で硬派を語り、もう一方でAKBを語る自分を、お茶目だとか思っていませんか?
そんな風に、普通の大人は考えませんよ。
あそこまでのAKBに対する思い入れは、「ロリコンの変態オヤジ」としか映りません。
第一、数年前は韓流ドラマに嵌っている我が国の中高年の御婦人を、あれだけ、「意識レベルが低い!」とか言って、貶していましたよねえ。矛盾しておりませんか???


兎に角、マスコミも知識人も、幼児化して馬鹿騒ぎしている中で、昨夜、帰りの電車の中で目に入った、冒頭の週刊新潮の記事に、一服の安堵感を感じました。
やはり、異常だと思う人は、いる訳ですね。
良かった(笑)!!!

もう一度言いますが、アイドル自体は否定しません。
AKBには、頑張って貰い、小中学生の子供に、夢を与え続けてほしい。

0 件のコメント:

コメントを投稿