2011年9月23日金曜日

【週刊貴公子】 理想主義の終焉!

EU崩壊の危機ですね。

EUと言うのは、理想主義的なユートピア発想に基づいた巨大な社会実験であったと思う。
「文化や宗教、歴史の異なる国々が、経済的かつ政治的に結びつくことができるのか???」
と言う疑念が、1980年代のEC時代から延々と議論されてきました。
2002年のユーロ通貨導入と言う、EC時代には現実離れした夢想でしかなかった通貨統合が
実現された時は、誰もが狂喜した。
(貴公子も、ユーロ通貨を購入した。)

あれから、10年も経たず、巨大な社会実験と、極端な理想主義は、崩壊寸前に来てますなあ。。。
ギリシャの様な、ふざけた怠惰な国が、EU財政基準を満たすために、10年間、嘘の財政状況を報告し続け、「粉飾決算」と言う詐欺行為を国家ぐるみで行った事が、今回の危機の直接的な原因であるが、その犯罪行為を検出できなかった、EUの中央銀行やEUの官僚組織も、甘すぎると言わざる得ない。

「ドイツの様な勤勉な国が働き、蓄積した富を、ギリシャの様なならず者が簒奪する。」と言う図式が発生することを、なぜ予測できなかったのか???
「皆が勤勉に働き、皆で富を共有する。」と言う理想主義の脆弱性は、ソ連流の共産主義崩壊で、実証済であるのに、その理想主義が、形を変えて、ヨーロッパに伝播して、また失敗したというのが今回の結論であるのか???

現実社会は、必ずしも美しくないと言うことを、いい加減、学んで欲しい!

http://www.nytimes.com/2011/09/22/world/europe/greece-sets-new-austerity-measures.html?_r=1&ref=global-home

(以下、引用)
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Greece’s so-called troika of foreign lenders — the European Central Bank,European Commission andInternational Monetary Fund — have required the measures as a condition for releasing the next installment of $11 billion in aid that the country needs to meet expenses starting in mid-October. Fears of a Greek default have shaken world markets and revealed deep fissures in the European Union.
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