2011年2月11日金曜日

サムソン電子からの島国企業へのメッセージ!


「内側から見たサムソン電子の強さ」と言う記事が、読売新聞のサイトに載っております。
書いているのは、東大教授で、サムスン本社の役員を10年間務めていた、吉川良三氏です。

http://www.yomiuri.co.jp/net/global/20110203p01.htm


とても勉強になる記事で、大変、面白いので、一読して見てください。
下記は、貴公子のコメントです。

>日本企業トップとの面談や、企業での講演を通して、吉川さんが日々、痛切に感じているのが、
>多くの日本企業トップがグローバル化という言葉の意味を全く理解していないことだ。

その通り。
未だに、どこの企業人と話しても、「グローバル化しても、日本人とか日本企業が、デフォルトで
優位に立ち、指導的立場に自動的に立てると無邪気に考えている」としか思えないと痛感する
事が多い。
グローバル化したら、英語もロクに話せず、島国根性で環境に適応できない日本人は、2流ビジネスマンの価値しかないと言うのがなぜか皆、全く理解できていない。

と言うと、すぐ、「TOEICで800点突破を目指して、英語の勉強を頑張ろう!」とか、下らないことを言って、目を輝かせる「純粋まっすぐ君」が多いから、嫌になっちゃうんですがねえ。(笑)
MLB(メジャーリーグベースボール)で戦わざる得ないのに、未だに高校野球球児の、お友達意識と甘さから抜け出ていないのが今の日本企業の実態であると思う。

>10年前と比較すると市場だけでなく、競争も調達もR&D(研究開発)も、企業を取り巻くすべてが>グローバル化している。
>産業構造が変化しているのだ。
>一部には気付いている経営層もいるようだ。
>環境の変化に気づいてはいる。だが、何をしていいのかわからない。
>「だから、今どき、全国から社員を集めながらも『グローバル化だ、がんばれ』という訓辞しかでき>ないのだろう」

まあ、そんなモンでしょう。
高校球児ですからね。
まず、貴公子ブログの「激闘マニラの4年間」を読むところから、グローバル化を勉強したほうがいいなあ。。。。

>1997年のアジア通貨危機の時、サムスン電子も窮地に陥った。このとき李健熙会長は幹部
>社員を飛行機のせ、世界を見せながら、「このままではサムスン電子はつぶれるぞ。サムスン
>電子がつぶれたら韓国もつぶれるぞ。そうならないためにも女房と子供以外はすべて
>取り替えるつもりで事業に取り組め」と危機感をあおった。

さすが、サムスンの李健熙会長!
日本の島国経営者には皆無な、良い意味での「えげつなさ」と根性が感じられます。
最近は、すっかり李健熙会長のファンになっており、李健熙会長に関する書籍も読んでおります。
貴公子もサムスンで働きたくなった。。。。

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